JPH0538481A - セメント製屋根材の化粧方法 - Google Patents

セメント製屋根材の化粧方法

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Publication number
JPH0538481A
JPH0538481A JP22212291A JP22212291A JPH0538481A JP H0538481 A JPH0538481 A JP H0538481A JP 22212291 A JP22212291 A JP 22212291A JP 22212291 A JP22212291 A JP 22212291A JP H0538481 A JPH0538481 A JP H0538481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cement
weight
curing
roll
blend
Prior art date
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Pending
Application number
JP22212291A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Asagi
典生 浅儀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH0538481A publication Critical patent/JPH0538481A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ロール圧を十分に高くしても着色層の白色化
が全く生じることが無く、しかも着色層の基材に対する
密着性も非常に高くでき、もって鮮やかな濃淡着色模様
も容易に付することのできるセメント製屋根材の化粧方
法を提供する。 【構成】 成形ベルト上に乾燥した粉状セメント配合物
を層状に供給すると共に硬化に必要な水分を供給しロー
ルで圧縮して製板した板状成形体表面に、セメント50〜
60重量%、微粉珪砂30〜40重量%、補強繊維4〜10重量
%、骨材8〜12重量%よりなるセメント配合物 100重量
部に対し6〜10重量部の所望色彩の顔料を添加した着色
セメント配合物を1〜2箇所以上の散布装置から散布
し、圧縮ロールで圧縮して密着させ、ついで必要なクリ
ヤー塗装を行い養生する工程よりなり、粒度の非常に小
さいセメントを材料とすることにより粒子の圧壊を防止
し白色化を無くすと共に化粧層の基材に対する密着性を
良くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はセメント製屋根材の化
粧方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋根瓦として繊維補強セメント製
のスレート屋根瓦が非常に広く使用されている。この種
平板状をなす屋根瓦は軽量かつ安価であり、広大な面積
の屋根面を覆う屋根材として非常に有利である利点を有
する。しかし、セメント製屋根材はそのままであると素
材色彩が灰白色〜灰黒色の無彩色で意匠性に乏しく、ま
た素地が吸水性を有するので耐吸水性付与を兼ねて各種
彩色の表面塗装をするのが普通である。この表面化粧手
段として従来では着色珪砂を成形ベルト上の未硬化セメ
ント板上に散布し、ロールにより押圧して密着させ下地
着色を行い、一時養生後さらに表面に透明クリヤー塗装
を行ってオートクレーブなどにより最終養生を行い製品
とされていた。
【0003】
【従来技術の問題点】しかしながら、上記化粧手段にお
いて着色珪砂は、粒状をなすので着色効果を増すため多
量に撒くとロール圧縮の際圧壊されて白色化してしま
い、折角の化粧の目的が失われてしまう問題があった。
特に、このような問題は彩色による濃淡模様を描く場合
に著しく、薄く撒く部分では彩色の白色化が無いのに対
し、彩色を濃くするため厚く撒く部分では圧壊による白
色化が生じ折角の着色珪砂の散布が生かされないといっ
た欠点があった。またこのような問題を解消するためロ
ール圧を弱く調整し白色化を防止することが考えられる
が、ロール圧を低くすると珪砂の密着性が低下し、製品
とした後に砂粒が剥離しやすくなる欠点が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記欠点に
鑑み、ロール圧を十分に高くしても着色層の白色化が全
く生じることが無く、しかも着色層の基材に対する密着
性も非常に高くでき、もって鮮やかな濃淡着色模様も容
易に付することのできるセメント製屋根材の化粧方法を
提供することを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決する技術】即ち、この発明のセメント製屋
根材の化粧方法は、成形ベルト上に乾燥した粉状セメン
ト配合物を層状に供給すると共に硬化に必要な水分を供
給しロールで圧縮して製板した板状成形体表面に、セメ
ント50〜60重量%、微粉珪砂30〜40重量%、補強繊維4
〜10重量%、骨材8〜12重量%よりなるセメント配合物
100重量部に対し6〜10重量部の所望色彩の顔料を添加
した着色セメント配合物を1〜2箇所以上の散布装置か
ら散布し、圧縮ロールで圧縮して密着させ、ついで必要
なクリヤー塗装を行い養生することを特徴とするもので
ある。
【0006】
【作用】この発明においてセメント製屋根材の製造手段
は成形ベルト上に粉状セメント配合物を層状に散布し必
要な水を散布してロール圧縮して製板する、いわゆる乾
式法を前提としており、この乾式法にて製板した未硬化
の板材の上に、セメント50〜60重量%、微粉珪砂30〜40
重量%、補強繊維4〜10重量%、骨材8〜12重量%より
なるセメント配合物 100重量部に対し6〜10重量部の所
望色彩の顔料を添加した着色セメント配合物を散布装置
から散布して着色を行う。このセメント配合物にて着色
を行うのは、セメント粒子が珪砂粒子に比べ比較になら
ない程微粉状をなすためで有って、ロール圧縮力を受け
ても破壊により白色化をさせないためである。この着色
原料のセメント配合は、セメントマトリックス強度を得
るために採用される常識的配合であり特に記する点はな
い。
【0007】このセメント配合において、所望の着色顔
料をセメント配合物 100重量部に対し、6〜10重量部添
加するのは、6重量部より少ないと発色が十分でなく着
色の目的が達成されないからであり、また10重量部より
多くすると着色濃度の点では好都合であるが、セメント
硬化反応に影響が生じ着色層の膜強度が低下するからで
ある。上記着色セメント配合物を成形ベルト上の板状成
形体の上に散布するが、その散布状態としては一種の散
布装置により均一散布の他、二種以上の散布装置により
同一色のものを濃淡状に散布したりあるいは異なる彩色
のものを散布することにより任意の着色模様とすること
ができる。この散布着色層はロールプレスにより基材に
密着されるが、着色層の層厚にむらがあっても記述のよ
うに着色材料の粒度が非常に細かいため均一厚さにまで
協力に圧縮しても白色化は生じない。
【0008】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。いわゆ
る乾式製法により製板される厚さ4.5mm 幅90cmの帯状板
の表面に表1配合の着色セメント配合物をA、B二種、
表2に示す条件で散布した。次いで、ロールにより線圧
400kg/cm で圧縮し散布着色層を均一厚さに圧縮する
と共に基材セメント層に密着させた。ついでクリヤーエ
マルジョンを塗装すると共に一時養生し、再度クリヤー
塗装を行ってオートクレーブにより養生硬化した。
【0009】その発色性は表2下欄に示す通りであっ
た。なお表2において比較例は従来の着色珪砂を使用し
て着色を行ったものである。
【0010】
【表1】
【0011】
【表2】
【0012】表2より明らかなように、この発明の方法
で化粧したものはロール圧縮にも係わらず白色化したも
のは全く無く、実施例1は鮮やかな黒色、実施例2は斑
に入り交じった赤、黒の着色模様が、また実施例3は鮮
やかな赤色の発色性を呈していたが、従来の着色珪砂に
よる着色の場合は珪砂層が厚くなる部分がぼんやりと白
色化しているのが観察され目的とする鮮明な発色とされ
ていなかった。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の化粧方
法によればロールによる圧縮にも係わらず鮮やかな彩色
の化粧層とすることができ、また少々ロール圧を高くし
ても彩色の白色化が生じないので化粧層と基材との密着
強度もあげることができ耐候性に優れる化粧層ともでき
るなどの効果を有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形ベルト上に乾燥した粉状セメント配
    合物を層状に供給すると共に硬化に必要な水分を供給し
    ロールで圧縮して製板した板状成形体表面に、セメント
    50〜60重量%、微粉珪砂30〜40重量%、補強繊維4〜10
    重量%、骨材8〜12重量%よりなるセメント配合物 100
    重量部に対し6〜10重量部の所望色彩の顔料を添加した
    着色セメント配合物を1〜2箇所以上の散布装置から散
    布し、圧縮ロールで圧縮して密着させ、ついで必要なク
    リヤー塗装を行い養生することを特徴とするセメント製
    屋根材の化粧方法。
JP22212291A 1991-08-06 1991-08-06 セメント製屋根材の化粧方法 Pending JPH0538481A (ja)

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JPH0538481A true JPH0538481A (ja) 1993-02-19

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7111944B2 (en) 2003-09-09 2006-09-26 Funai Electric Co., Ltd. Image projector

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58118206A (ja) * 1981-12-31 1983-07-14 松下電工株式会社 化粧方法
JPS60137880A (ja) * 1983-12-23 1985-07-22 株式会社クボタ 無機質板材の着色方法

Patent Citations (2)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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