JPH0538328Y2 - - Google Patents

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JPH0538328Y2
JPH0538328Y2 JP15856787U JP15856787U JPH0538328Y2 JP H0538328 Y2 JPH0538328 Y2 JP H0538328Y2 JP 15856787 U JP15856787 U JP 15856787U JP 15856787 U JP15856787 U JP 15856787U JP H0538328 Y2 JPH0538328 Y2 JP H0538328Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、光半導体素子と光フアイバとを球レ
ンズを介して結合する光半導体結合器に関するも
のである。
(従来の技術) 光通信装置等に用いられる発光ダイオードやフ
オトダイオード等の光半導体素子と、伝送媒体で
ある光フアイバとの結合は、通常レンズを介して
光学的に結合され、このような結合を行うものが
光半導体結合器である。使用するレンズは、微小
な球レンズ、集束性ロツドレンズ等が一般的であ
る。比較的安価な球レンズを用いる場合、球レン
ズのままでは取り扱いにくいため、通常は球レン
ズホルダに固定のうえ、その球レンズに無反射コ
ート等の処理を行つた後、該球レンズホルダを接
着剤ないしネジロツク接着剤を用いたネジ締結に
より光半導体結合器筐体に実装し、光半導体素子
と光フアイバとの光学的調整を行つて固定してい
る。
従来、この種の光半導体結合器として、例えば
実願昭59−58532号(実開昭60−172109号)明細
書に記載されるものがあつた。以下、その構成を
図を用いて説明する。
第2図は従来の光半導体結合器の一構成例を示
す断面図である。
この光半導体結合器は、光半導体素子部材10
と光フアイバ20の端末とを球レンズ30を介し
て結合するものであり、結合器筐体40と、光半
導体素子部材10及び球レンズ30を収容してそ
れらを結合器筐体10に結合するための固定部材
50と、光フアイバ20の端末を結合器筐体40
に着脱自在に結合するための結合部材60とで構
成されている。
光半導体素子部材10は、光半導体素子11を
有し、その光半導体素子11がベース12上に搭
載され、そのベース12に、光透過部13aを有
するキヤン13が取付けられて半導体素子11が
密封されている。固定部材50は内部に第1,第
2の収容部51,52を有すると共に、外部に結
合器筐体40と螺合するネジ部53を有してお
り、その第1の収容部51内に球レンズ30が圧
入固定され、さらにその第2の収容部52内に光
半導体素子部材10が固定されている。結合部材
60は、光フアイバ20の端末を固定するプラグ
61と、このプラグ61を結合器筐体40と固定
する袋ナツト62とで構成されている。
以上のように構成される光半導体結合器を用い
て光半導体素子部材10と光フアイバ20とを結
合するには、先ず光フアイバ20の端末をプラグ
61に固定し、そのプラグ61を袋ナツト62を
用いて結合器筐体40に結合すると共に、球レン
ズ30を第1の収容部51内に圧入固定した固定
部材50のネジ部53を結合器筐体40に螺入し
て固定する。この際、予めネジ部53には、螺合
結合の強度を増して長時間安定的な結合を維持す
るためにネジロツク用接着剤54が塗布されてい
る。次に、固定部材50の第2の収容部52に、
光半導体素子部材10を挿入し、光フアイバ20
と光半導体素子11の光学的位置を調整しながら
その両者の結合度が最高となる所で、例えば
Sn63%−Pb37%からなる半田55を用いてキヤ
ン13を固定部材50に固定すれば、結合作業が
終了する。
このようにして光半導体素子11と光フアイバ
20とを結合すれば、例えば発光ダイオードから
なる光半導体素子11に印加した所定電圧により
その光半導体素子11が発光し、その光がキヤン
13の光透過部13aを通して球レンズ30で収
束された後、光フアイバ20に入射される。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記構成の光半導体結合器で
は、次のような問題点があつた。
球レンズ30を固定した固定部材50と結合器
筐体40とをネジ部53を介して螺合締結し、強
度を増すためにそのネジ部53に塗布したネジロ
ツク用接着剤54で固定するようにしているが、
接着剤54を乾燥させるために以後の工程を行う
までの間、例えば1時間程度の放置時間を必要と
し、それによつて作業時間が長びくという問題点
があつた。さらに、半田55の溶融温度は例えば
183℃程度あり、そのような半田55を用いて、
キヤン13を固定部材50に固定する場合、固定
部材50は通常220℃前後に加熱され、それによ
り接着剤54が劣化して長時間安定に螺合締結を
維持することが困難となり、光半導体素子11と
光フアイバ20との結合が不安定となるおそれが
あつた。
本考案は前記従来技術が持つていた問題点とし
て、作業時間が長くかかる点と、接着剤劣化によ
る結合の不安定性の点について解決した光半導体
結合器を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前記問題点を解決するために、光半導
体素子を収容した光半導体素子部材、及び球レン
ズを固定する結合器筐体と、光フアイバの端末を
前記結合器筐体に結合する結合部材とを備えた光
半導体結合器において、前記結合器筐体に、球レ
ンズ固定部材収納用の第2の収容部と光半導体素
子部材収納用の第1収容部とを同軸上に設け、前
記球レンズを圧入固定した球レンズ固定部材を前
記第1の収容部に圧入固定すると共に、前記光半
導体素子部材を前記第2の収容部に固定したもの
である。
(作用) 本考案によれば、以上のように光半導体結合器
を構成したので、内部に球レンズを固定した球レ
ンズ固定部材を第1の収容部に圧入して固定する
ことにより、接着剤を用いることなく、球レンズ
固定部材を結合器筐体に強固に固定しうる。これ
により、結合作業時間の短縮化と、結合状態の安
定性の向上が図れる。従つて前記問題点を除去で
きるのである。
(実施例) 第1図は本考案の実施例を示す光半導体結合器
の断面図である。
この半導体結合器は、従来と同様に光半導体素
子部材110と光フアイバ120の端末とを球レ
ンズ130を介して結合するものであり、結合器
筐体140を有し、その結合器筐体140内には
同軸上にプラグ挿入孔141、高精度に加工され
た球レンズ固定部材収納用の第1の収容部14
2、及び光半導体素子部材収納用の第2の収容部
143が形成されている。第1の収容部142内
には、外形が高精度に加工された筒状の球レンズ
固定部材150が圧入固定されており、さらにそ
の球レンズ固定部材150内に球レンズ130が
圧入固定されている。球レンズ130の表面に
は、例えば無反射コート130aが蒸着されてい
る。
結合器筐体140の第2の収容部142内に
は、光半導体素子部材110が第1図の矢印A方
向から挿入され、その光半導体素子110が例え
ばSn63%−Pb37%からなる半田155で第2の
収容部142に固定されている。光半導体素子部
材110は、従来と同様に、発光ダイオードやフ
オトダイオード等の光半導体素子111と、この
光半導体素子111を固定するベース112と、
光透過部113aを有し光半導体素子111を密
封するためにベース112に取付けられたキヤン
113とで構成されている。
また、結合器筐体140のプラグ挿入孔141
側には、光フアイバ120の端末をその結合器筐
体140に着脱自体に結合するための係合部16
0が取付けられている。この結合部材160は、
光フアイバ120の端末を固定して一端がプラグ
挿入孔141内に挿入されるプラグ161と、こ
のプラグ161を結合器筐体140と固定する袋
ナツト162とで構成されている。
以上のような光半導体結合器を用いて光半導体
素子部材110と光フアイバ120とを結合する
方法について説明する。先ず、表面に無反射コー
ト130aを蒸着した球レンズ130を球レンズ
固定部材150内に圧入して固定した後、その球
レンズ固定部材150を第1図の矢印A方向から
結合器筐体140内の第1の収容部142へ圧入
して固定する。さらに、光フアイバ120の端末
をプラグ160に固定し、そのプラグ160の一
端を結合器筐体140のプラグ挿入孔141内に
挿入した後、袋ナツト162を結合器筐体140
に螺合してプラグ160をその結合器筐体140
に接続する。次に、予め形成しておいた光半導体
素子部材110のキヤン113を第1図の矢印A
方向から結合器筐体140内の第2の収容部14
3へ挿入し、光フアイバ120と光半導体素子1
11の光学的位置を調整しながら、その両者の結
合度が最高となるところで、半田155を用いて
キヤン113を結合器筐体140に固定すれば、
接合作業が終了する。
このようにして光半導体素子111と光フアイ
バ120とを結合すれば、例えば光半導体素子1
11がホトダイオードで構成される場合、光フア
イバ120中を伝播してきた光は、球レンズ13
0でによつて光半導体素子111に集光する光線
に変換された後、キヤン113の光透過部113
aを通して光半導体素子111で電気信号に変換
される。
本実施例の光半導体結合器において、球レンズ
固定部材150を結合器筐体140内の第1の収
容部142に圧入固定した試料を用いて、−40℃
と80℃の温度に設定された雰囲気に交互に放置す
る熱衝撃試験200サイクルを行つた結果、球レン
ズ固定部材150の保持強度に変化がないこと、
さらに球レンズ130に異常がないことがそれぞ
れ確認されている。
本実施例の利点をまとめれば、次のようにな
る。
(a) 球レンズ130を固定した球レンズ固定部剤
150を結合器筐体140内の第1の収容部1
42に圧入して固定したので、従来のような接
着剤の乾燥時間、例えば1時間程度のタクトタ
イムを省略できるため、接合作業の短時間化が
可能になると共に、半田155によるキヤン1
13の固定作業時において接着剤の劣化のおそ
れがなくなり、長時間安定な光フアイバ120
と光半導体素子111との結合が可能となる。
(b) 従来では球レンズ30を取付けた固定部材5
0に光半導体素子部材10を固定するようにし
ているので、固定部材50は光半導体素子部材
10が発生する熱に対して放熱効果が大きく、
しかも機械的強度の大きい材料、例えば金属材
料を使用しなければならず、材料面での制約が
あつた。これに対して本実施例では、光半導体
素子部材110を結合器筐体140に直接固定
するようにしたので、球レンズ固定部材150
は球レンズ130を確実に保持できる材料であ
ればよく、金属、硬質樹脂、セミツク等の種々
の材料が使用可能となる。
なお、本考案は図示の実施例に限定されず、
種々の変形が可能である。その変形例としては、
例えば次のようなものがある。
(i) 結合器筐体140は第1図のような鍔部分を
除去した形状にしたり、その第1の収容部14
2内に球レンズ固定部材150を係止するため
の段部や凹凸等を設けたり、あるいは第2の収
容部143に光半導体素子部材110に対する
挿入案内用のガイド部等を設けてもよい。同様
に、光半導体素子部材110を他の形状や構造
に変形したり、あるいは結合部材160を構成
するプラグ161及び袋ナツト160を他の構
造や形状に変形してもよい。
(ii) 光半導体素子部材110と結合器筐体140
とを、半田155以外に抵抗溶接やレーザ接続
等で結合するようにしてもよい。
(iii) 上記実施例は球レンズ固定装置に関するもの
であるが、同じように球レンズを用いて光学的
結合を行つている光合分波器、光カプラ等の他
の光結合器にも適用可能である。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案によれば、
球レンズを固定した球レンズ固定部材を結合器筐
体の第1の収容部内に圧入して固定するようにし
たので、従来のような接着剤を乾燥するための時
間を省略でき、それによつて接合作業時間を短く
できる。さらに接着剤を用いていないので、接着
剤劣化による結合状態の不安定性を除去でき、そ
れによつて長時間安定した結合状態を保持でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す光半導体結合器
の断面図、第2図は従来の光半導体結合器の断面
図である。 110……光半導体素子部材、111……光半
導体素子、120……光フアイバ、130……球
レンズ、140……結合器筐体、142,143
……第1,第2の収容部、150……球レンズ固
定部材、155……半田、160……結合部材、
161……プラグ、162……袋ナツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 光半導体素子を収容した光半導体素子部材、及
    び球レンズを固定する結合器筐体と、光フアイバ
    の端末を前記結合器筐体に結合する結合部材とを
    備えた光半導体結合器において、 前記結合器筐体に、球レンズ固定部材収納用の
    第1の収容部と光半導体素子部材収納用の第2の
    収容部とを同軸上に設け、 前記球レンズを圧入固定した球レンズ固定部材
    を前記第1の収容部に圧入固定すると共に、前記
    光半導体素子部材を前記第2の収容部に固定した
    ことを特徴とする光半導体結合器。
JP15856787U 1987-10-16 1987-10-16 Expired - Lifetime JPH0538328Y2 (ja)

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JP15856787U JPH0538328Y2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16

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JP15856787U JPH0538328Y2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16

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JPH0162517U JPH0162517U (ja) 1989-04-21
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