JPH0538290U - 電動式巻上戸 - Google Patents
電動式巻上戸Info
- Publication number
- JPH0538290U JPH0538290U JP9417491U JP9417491U JPH0538290U JP H0538290 U JPH0538290 U JP H0538290U JP 9417491 U JP9417491 U JP 9417491U JP 9417491 U JP9417491 U JP 9417491U JP H0538290 U JPH0538290 U JP H0538290U
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- electric motor
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- Pending
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- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】窓障子が開いたままスラットを下降させる事
で、窓障子とスラットとが衝突し、スラットを動かせな
くなる事を防止する。 【構成】窓障子が開放状態にある事をセンサで検出す
る。窓障子が開放状態にある場合には、スラット駆動用
の電動モータへの通電を不能とする。
で、窓障子とスラットとが衝突し、スラットを動かせな
くなる事を防止する。 【構成】窓障子が開放状態にある事をセンサで検出す
る。窓障子が開放状態にある場合には、スラット駆動用
の電動モータへの通電を不能とする。
Description
【0001】
本考案は、一般家屋の窓開口部に設置してこの窓開口を開閉する電動式巻上戸 の改良に関し、窓開口の内側に設けた窓障子を開放した状態のままスラットを下 降させる事で、このスラットが動かなくなるのを防止するものである。
【0002】
近年、一般家庭の窓開口(掃き出し窓並びに腰窓を含む。)を開閉する為、例 えば特公平2−5874号公報に記載されている様な巻上戸を使用する事が行な われており、又、この巻上戸の開閉を電動により行なう事も、例えば特開平2− 183081号公報に記載されている様に、従来から行なわれている。
【0003】 この様な電動式巻上戸は、例えば図5に示す様に構成されている。窓開口の周 囲を囲む窓枠1の上端部に固定したカバー2内には、横軸を中心として回転する 巻き取りドラム3、並びにこの巻き取りドラム3を両方向に回転駆動する為の電 動モータ4を設けている。一方、上記窓枠1の左右両側には、鉛直方向に亙って 案内レール5、5を設け、この案内レール5、5に、スラット7の左右両端縁部 を係合させている。このスラット7は、それぞれが水平方向に長い多数の板片6 a、6bを、互いに揺動自在に連結して成るもので、その上端部は上記巻き取り ドラム3の外周面に係止している。
【0004】 尚、図示の例では、上記スラット7を、スリット状の通孔10、10を形成し た板片6a、6aと無孔の板片6b、6bとを、互いの揺動と共に幅方向(上下 方向)に亙る若干の変位自在に組み合わせる事により、構成している。
【0005】 又、家屋の内壁面で、上述の様に構成される電動式巻上戸を設置した窓開口の 近傍位置には、上記電動モータ4の回転制御を行なう為、図6に示す様な制御盤 8と、停電時に手動により上記巻き取りドラム3を回転させ、上記スラット7を 昇降させる為のハンドル9とを設けている。
【0006】 上述の様に構成される電動式巻上戸を開放する場合、上記制御盤8に設けたス イッチ11a、11bの内、何れかのスイッチ11aを押す事で、上記巻き取り ドラム3を図5の矢印a方向に回転させる。この結果、それ迄前記窓枠1の内側 を覆っていたスラット7が上記巻き取りドラム3に巻き取られる事で上昇し、窓 開口が開放される。反対に電動式巻上戸を閉鎖する場合には、別のスイッチ11 bを押し、上記巻き取りドラム3を図5の矢印b方向に回転させて、上記スラッ ト7を下方に向け送り出す。
【0007】 前述の様に上記スラット7は、通孔10、10を形成した板片6a、6aと無 孔の板片6b、6bとを、互いに揺動と共に幅方向に亙る変位自在に組み合わせ て成る為、スラット7が完全に下降し切った状態では、図7の下部に示す様に、 上記通孔10、10が露出せず、スラット7を通じての採光並びに通風は不能と なる。但し、スラット7を下降し切った状態から上記巻き取りドラム3に巻き取 ると、同図に示す様に、このスラット7の上部から通孔10、10が露出し始め 、或る程度スラット7を上記巻き取りドラム3に巻き取ると、図8に示す様に、 総ての通孔10、10が露出して、上記スラット7を通じての採光並びに通風が 可能となる。
【0008】 上記スラット7が上端位置に迄上昇し切った事と、下端位置に迄下降し切った 事とは、例えば図9に示す様な検知機構により検知自在としている。外周面に雄 螺子を形成した螺子杆12は、前記巻き取りドラム3と同期して回転する。この 螺子杆12にはトラベルナット13を螺合させている。このトラベルナット13 は、上記螺子杆12に沿った平行移動のみ自在(螺子杆12の周囲での回転不能 )とされている。従って、上記トラベルナット13は、上記巻き取りドラム3の 回転に伴ない、上記螺子杆12に沿って平行移動する。
【0009】 上記螺子杆12の近傍で、互いに離隔した2個所位置には、1対のリミットス イッチ14a、14bを設け、各リミットスイッチ14a、14bのレバー15 a、15bと、上記トラベルナット13とを衝合自在としている。上記巻き取り ドラム3の回転に伴なって前記スラット7が上端位置に迄巻き上げられると、上 記トラベルナット13が何れか一方のリミットスイッチ14aのレバー15aを 押し、このリミットスイッチ14aを閉じて(或は開いて)、前記電動モータ4 への通電を停止する。巻き取りドラム3の反対方向への回転に伴なって、上記ス ラット7が下端位置に迄下降すると、上記トラベルナット13が反対側のリミッ トスイッチ14bのレバー15bを押し、やはり前記電動モータ4への通電を停 止する。
【0010】
ところで、上述の様な電動式巻上戸を、開放時に屋外側に突出する窓障子を建 て込んだ窓開口部分に設置した場合、次に述べる様な問題を生じる。
【0011】 即ち、竪軸を中心として回転する事で開口部の開閉を行なう開き戸、或は横軸 を中心として回転する事で開口部の開閉を行なう滑り出し窓の様に、開放時に屋 外側に突出する窓障子を建て込んだ窓開口部分に電動式巻上戸を設置した場合、 スラット7を完全に巻き上げ、上記窓開口を開放した状態で窓障子を開き、その ままスラット7を下降させると、このスラット7の下端縁が窓障子の上端部に衝 突してしまう。
【0012】 前記電動モータ4の制御回路には、スラット7の下端部が障害物に衝突した場 合に、この電動モータ4への通電を停止する機構が組み込まれている為、スラッ ト7の下端縁と窓障子の上端部とが衝突した場合でも、スラット7や窓障子が破 損する事はな13いが、スラット7がそのままの状態で動かなくなってしまう。
【0013】 即ち、スラット7を巻き上げた場合、前述の様にトラベルナット13がリミッ トスイッチ14aのレバー15aを押す事で、電動モータ4への通電を停止する が、この状態からこの電動モータ4を逆方向に回転させた場合でも、上記リミッ トスイッチ14aの断接状態が直ちに切り換わる事はない。従って、スラット7 を完全に上昇させた後、このスラット7を少しだけ下降させた状態では、制御器 には未だスラット7が上端位置にある事を示す信号が送り込まれる。この状態で は、制御盤8のスイッチ11aを押してスラット7を上昇させようとしても、電 動モータ4への通電が行なわれず、スラット7を上昇させる事は出来ない。
【0014】 従って、窓障子を開放したままスラット7を下降させる事により、このスラッ ト7の下降開始直後に、このスラット7の下端縁と窓障子の上端部とが衝突した 場合には、スラット7を下降させる事も上昇させる事も出来なくなる。勿論、こ の状態で窓障子を閉鎖出来れば、上記スラット7を下降させられる様になるが、 窓障子とスラット7との食い込み等により、窓障子を閉鎖出来ない場合には、前 記手動用のハンドル9によりスラット7を上昇させるか、或はカバー2(図5) を開けて巻き取りドラム3を回転させるしか、修復の方法がなくなる。
【0015】 本考案の電動式巻上戸は、上述の様な不都合を解消するものである。
【0016】
本考案の電動式巻上戸は、前述した従来の電動式巻上戸と同様、例えば図5に 示す様に、窓開口の上端部に設けられ、電動モータ4により横軸を中心として回 転する巻き取りドラム3と、この巻き取りドラム3の回転に伴なって上記窓開口 を開閉するスラット7とを備える。
【0017】 更に、本考案の電動式巻上戸に於いては、図1に示す様に、上記窓開口の内側 に開閉自在に設けられ、且つ、開放時にこの窓開口から屋外側に突出する窓障子 の開閉状態を検知するセンサ16と、このセンサ16からの信号に基づき、上記 窓障子が開放状態にある場合に、上記電動モータ4への通電を不能とする制御器 17とを備えた事を特徴としている。
【0018】
【作用】 上述の様に構成される本考案の電動式巻上戸の場合、図2に示す様に、窓障子 が開いている場合には電動モータ4への通電を不能として、スラット7を下降し ない様にする。そして、窓障子が閉じている場合には、電動モータ4への通電を 可能として、必要に応じてスラット7を下降させられる様にする。この為、窓障 子を開放した状態のまま、過ってスラット7を下降させ、このスラット7の下端 縁と窓障子の上端部とを衝突させ、スラット7を動かせなくなる事がなくなる。
【0019】
図3〜4は、実際の電動式巻上戸を構成する場合に於ける、制御回路の作用を 示す、フローチャートである。この図3〜4に記載されたAは、図3中央左部の Aに通じる。又、図3左下端部のBは図4左上端部のBに通じる。更に、図4中 央上端部のC及び右上端部のDは、図3中央下端部のC及び右下端部のDに通じ る。
【0020】 この図3〜4に示したフローチャートは、通常のスラット7の昇降機能、並び に窓障子開放時に電動モータ4への通電を不能とする機能の他、火災発生時にス ラット7を上昇させる機能(図3のイ部)、スラット7を図8に示す様な状態と して、窓開口を閉じたまま、室内への採光を確保する機能(図3、4のロ部)、 朝になると自動的にスラット7を図8に示す様な状態として、室内への採光を確 保する採光予約機能(図3、4のハ部)を備えている。
【0021】 尚、本考案の電動式巻上戸に組み込んで使用されるセンサ16は、近接スイッ チ、磁力により開閉するリードスイッチ等、従来から知られている各種センサを 使用出来る。例えば、従来から防犯用として広く知られている様に、窓障子の框 に磁石を固定すると共に、窓枠の一部で、窓障子の閉鎖時にこの磁石と対向する 位置にリードスイッチを設け、このリードスイッチの開閉を表わす信号を前記制 御器17に入力する事で、本考案の電動式巻上戸を構成出来る。
【0022】
【考案の効果】 本考案の電動式巻上戸は、以上に述べた通り構成され作用する為、窓障子の開 放時に過ってスラットを下降させる事で、このスラットを動かせなくなる事を防 止出来る。
【図1】本考案の電動式巻上戸の制御部を示すブロック
図。
図。
【図2】制御部の動作を示すフローチャート。
【図3】より具体的な制御の一部を示すフローチャー
ト。
ト。
【図4】同じく残部を示すフローチャート。
【図5】本考案の対象となる電動式巻上戸の1例を示す
斜視図。
斜視図。
【図6】屋内側に設けるハンドルと制御盤とを示す斜視
図。
図。
【図7】スラットを少しだけ上昇させ、一部の通孔のみ
を露出させた状態を示す正面図。
を露出させた状態を示す正面図。
【図8】同じくスラットをより上昇させて、全部の通孔
を露出させた状態を示す正面図。
を露出させた状態を示す正面図。
【図9】スラットの移動限界位置を検出する機構を示す
正面図。
正面図。
1 窓枠 2 カバー 3 巻き取りドラム 4 電動モータ 5 案内レール 6a 板片 6b 板片 7 スラット 8 制御盤 9 ハンドル 10 通孔 11a スイッチ 11b スイッチ 12 螺子杆 13 トラベルナット 14a リミットスイッチ 14b リミットスイッチ 15a レバー 15b レバー 16 センサ 17 制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E06B 9/80 7238−2E E06B 9/204 D
Claims (1)
- 【請求項1】 窓開口の上端部に設けられ、電動モータ
により横軸を中心として回転する巻き取りドラムと、こ
の巻き取りドラムの回転に伴なって上記窓開口を開閉す
るスラットとを備えた電動式巻上戸に於いて、上記窓開
口の内側に開閉自在に設けられ、且つ、開放時にこの窓
開口から屋外側に突出する窓障子の開閉状態を検知する
センサと、このセンサからの信号に基づき、上記窓障子
が開放状態にある場合に上記電動モータへの通電を不能
とする制御器とを備えた事を特徴とする電動式巻上戸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9417491U JPH0538290U (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 電動式巻上戸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9417491U JPH0538290U (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 電動式巻上戸 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0538290U true JPH0538290U (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=14102979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9417491U Pending JPH0538290U (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 電動式巻上戸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0538290U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021014715A (ja) * | 2019-07-11 | 2021-02-12 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 制御システムおよびプログラム |
JP2021147835A (ja) * | 2020-03-18 | 2021-09-27 | 株式会社Lixil | 電動シャッター |
-
1991
- 1991-10-22 JP JP9417491U patent/JPH0538290U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021014715A (ja) * | 2019-07-11 | 2021-02-12 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 制御システムおよびプログラム |
JP2021147835A (ja) * | 2020-03-18 | 2021-09-27 | 株式会社Lixil | 電動シャッター |
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