JPH0538144Y2 - - Google Patents

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JPH0538144Y2
JPH0538144Y2 JP6085088U JP6085088U JPH0538144Y2 JP H0538144 Y2 JPH0538144 Y2 JP H0538144Y2 JP 6085088 U JP6085088 U JP 6085088U JP 6085088 U JP6085088 U JP 6085088U JP H0538144 Y2 JPH0538144 Y2 JP H0538144Y2
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piping
floor
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hole
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、主に研究室や実験室或いは医療室等
の床に埋設されて、該床下からの給湯・給水・燃
料ガス用或いは排水やその他の電気配線用などの
各種配管を行なうために利用される浅底形配管用
床埋め込み式ボツクスに関する。
(従来の技術) 一般に、実験室等への各種配管は床貫通配管方
式即ち、床を上下に貫通して配管する方式が、他
の配管方式に比して工事費が易く且つ配管変更が
容易などの理由から多用されている。しかしなが
ら、その床貫通配管方式では、床面の防水性を損
うと共に、配管本数を増減する場合に改めて床ス
ラブに孔あけしたり埋め戻したりすると言つた工
事手間がかかる不都合あつた。
こうした問題を解消すべく、近年ではバンネ
(本出願人の登録商標)と称される配管用床埋め
込み式ボツクスが開発されて、その利用が進んで
来た。
この配管用床埋め込み式ボツスクは従来第4図
に示す如き構成で、図中1は床Aのスラブコンク
リートa中に埋設固定される鋳鉄製等の上面開放
した有底箱状をなすボツクス本体を示し、このボ
ツクス本体1の底部1aにそれぞれ雌ねじ2aを
切つた筒状の複数の配管用穴2が設けられてい
る。これら配管用穴2は不要時には鍔付きプラグ
3が個々に上方からねじ込まれて閉塞されてい
る。また床下から下部配管4を立上げるときに
は、前記プラグ3を抜き取つて配管用穴2に上方
から個々にガスケツト5を介して鍔付きスリーブ
6をねじ込み嵌合し、このスリーブ6内に貫挿す
るようにして該下部配管4を通し、且つその各ス
リーブ4の上端にゴムパツキン7を介在させて穴
開きキヤツプ状のナツト8を被嵌するように螺合
締付けて、該下部配管4をシール状態に保持する
ようにしている。なおその下部配管4の上端には
ジヨイントバルブ(ボールバルブ)9が螺着さ
れ、且つこの上部に沈み込みプラグ10が嵌めら
れている。このプラグ10を抜き外すことで上部
配管(図示せず)が接続し得るようになつてい
る。
なお、その他の構成として、前記ボツクス本体
1の周側壁1bの外側にはアンカーボルト11が
突設され、更に上端フランジ部上にはパツキン1
2を介して断面Z形の目地枠13がビス止めによ
り取付けられ、その目地枠13の上端外側に見切
縁14が固定されていると共に、上面部にはU字
状パツキン15を介して断面L字形状の水返し1
6が不使用時には逆さにして設けられ、その上に
全体を覆う蓋17がねじ止め等により脱着可能に
取付けられている。
こうした配管用床埋め込み式ボツクスを予め床
Aに埋設施工しておけば、床下から室内への配管
が簡単にでき、その配管を複数本に増やしたい場
合でも、その都度個々に床Aに穴をあける必要が
無く、また逆に不要になつた配管を取り去つて
も、床に穴が残ることがなく、配管の増減・変更
が簡便となると共に、床の防水性を損うことが無
く、しかも不使用時には床面と面一となる平坦な
蓋ができて安全性が図れるなど多くの効果が得ら
れる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上述した従来の配管用床埋め込み式
ボツクスでは、ボツクス本体1内底部に配管4を
貫挿してシール状態に保持するために、該底部1
aにそれぞれ雌ねじ2aを切つた筒状をなす配管
用穴2を形成し、この配管用穴2に背の高いスリ
ーブ6を螺嵌してキヤツプ状ナツト8を被嵌して
いることから、ボツクス本体1の底部からスリー
ブ6上のナツト8上面までの高さ寸法hが大き
い。更にその上方に背の高いジヨイントバルブ9
を設けているので、それらが蓋16下側に完全に
納まるようにするには、ボツクス本体1をかなり
深底のものとする必要があると共に、この上に更
に高く突出するように目地枠13を取付ける必要
ある。従つてボツクス本体1の底部から蓋16上
面までの全高寸法Hが非常に大きくなつている。
このために、第4図のように床Aのスラブコン
クリートaを厚くした建築物の場合であれば問題
ないが、しかし近年の高層建築などでは床の厚さ
を薄くする傾向が強く、こうした場合には上下ど
ちらかにはみ出してしまう問題が生じる。また床
に波形等のデツキプレートを使用する場合が多
く、この場合にはデツキプレート上に単に載せる
と床上方に大きくはみ出すので、該デツキプレー
トにボツクス本体1全体が嵌るような大きな穴を
開けて施工する必要が有り、その分、施工作業が
面倒となると共に、デツキプレートの強度低下を
招くなどの問題があつた。
本考案は前記事情に鑑みなされ、ボツクス本体
内底部に配管を貫挿してシール状態に確実に保持
することができる上に、ボツクス本体の浅底化が
図れて、薄い床に埋設したり床のデツキプレート
上に載せて埋設しても上下にはみ出すような不都
合が解消できる薄形な浅底形配管用床埋め込み式
ボツクスを提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案の浅底形配管用床埋め込み式ボツクス
は、前記目的を達成するために、床に埋設される
上面開放した有底箱状をなすボツクス本体の底部
に複数の配管用穴を開口し、且つこの配管用穴に
貫挿される配管を取囲む弾性リングを該配管用穴
の周縁部上に配設すると共に、この弾性リングを
上側から押し付けることで前記配管を配管用穴に
シール状態に保持させる押し輪をボツクス本体内
底部に締付け可能に設けて構成したことを特徴と
する。
(作用) 前記構成により、本考案の浅底形配管用床埋め
込み式ボツクスでは、ボツクス本体の底部の配管
用穴が単なる開口であると共に、この配管用穴の
周縁部上に直接弾性リングを配し、これを上側か
ら押し輪により押し付けることで該配管用穴に貫
挿される配管をシール状態に保持するようにした
ので、従来の如くボツクス本体底部にねじ切りし
た背の高い筒状の配管用穴やこれに螺合する背の
高いスリーブが無くなり、配管をシール保持する
ために必要な高さ寸法がOリングのような弾性リ
ングとこれを押え付ける偏平な押え輪の厚みだけ
で低くて済む。これにてボツクス本体の有底化が
図れて、底部から蓋上面までの全高寸法が小さい
薄形な配管用床埋め込み式ボツクスが得られるよ
うになり、薄い床に埋設したり床のデツキプレー
ト上に載せて埋設しても上下にはみ出す不都合を
解消できるようになる。
(実施例) 以下本考案の一実施例を第1図乃至第3図によ
り説明する。
図中21は床Bの波形デツキプレートC上に載
せられてその上のスラブコンクリートb中に埋設
固定されるボツクス本体で、これは鋳鉄製等の上
面開放した有底箱状をなす浅底形のものである。
このボツクス本体21の底部21aには複数個の
配管用穴22が単に開口する状態に形成されてい
ると共に、そのボツクス本体21の底部21a上
面には前記各配管用穴22の周囲を取囲むよう低
い土手状の環状リブ21bがそれぞれ形成されて
いる。
また前記ボツクス本体21の周側壁21cは従
来品より背が低く、この上端フランジ部21d下
側の周方向に適当間隔を存した複数箇所の肉厚部
にそれぞれアンカーボルト23が螺着して外側に
突設されている。またその周側壁21cは略下半
部が内側に屈曲されて段部21eが形成され、こ
の段部21eの同じく周方向に適当間隔を存した
複数箇所の肉厚部にねじ穴24がそれぞれ形成さ
れている。更にボツクス本体21の内底面上には
前記各配管用穴22の両側方に位置して盛上がつ
た受け段部21fがそれぞれ形成され、この各受
け段部21fにそれぞれねじ穴25が形成されて
いる。
こうしたボツクス本体21底部の前記各配管用
穴22の周縁部上に直接ゴム製Oリング状の弾性
リング26がそれぞれ前記環状リブ23の内側に
納まるようにして設けられて、該配管用穴22に
貫挿される下部配管27を取囲むようになつてい
る。またその各弾性リング26を上側から押し付
けることで前記下部配管27を配管用穴22にシ
ール状態に保持させる押し輪28がそれぞれ配設
されている。この各押し輪28は全体がダクタイ
ル鋳鉄製のもので、中央に前記配管27が貫挿で
きる穴28aを有し且つ下面に前記弾性リング2
6を外に逃がさず押し付け得るように凹部28b
を有した中間環状板部28cと、この両外側部か
ら一段高く立上つてから翼状に前記両側受け段部
21f上に延出した両側鍔板部28d,28dと
からなる。その両側鍔板部28dには締付穴28
eがそれぞれ形成され、この両側の締付穴28e
に六角穴付きスタツドボルトである締付けボルト
29がそれぞれ差し込まれて、これを前記両側受
け段部21fのねじ穴25に締め込むことで、該
押し輪28をボツスク本体21に締付け固定でき
るようになつている。
なお下部配管27を貫挿していない不使用状態
の配管用穴22は、この上の弾性リング26と押
え輪28との間に薄い仮蓋30を介在して閉塞さ
れている。
また前記下部配管27の上端には背の低いソケ
ツト31が設けられ、この上部に沈み込みプラグ
32が嵌め込まれ、このプラグ32を抜き外すこ
とで上部配管(図示せず)の接続を可能としてい
る。
更に前述のように浅底としたボツクス本体21
内に断面コ字形状の目地取付枠33が収納され、
この上部外周に固着して断面逆L字形状の目地3
4が取付けられ、この目地34の上部水平鍔部が
前記ボツクス本体21の上端フランジ部21d上
面に床Bの仕上シートcを挟み込むように乗るよ
うになつている。なおその目地34が浮き上がら
ないように、前記目地取付枠33の下部が前記ボ
ツクス本体21内の段部21eの各ねじ穴24に
螺合する複数の六角穴付きアンカーボルトである
止めボルト35により締付け固定されている。ま
たその目地取付枠33の上面に皿頭小ねじ36に
よりクロロプレーンシートなどのパツキン37を
介在して蓋38が設けられている。つまり蓋38
や目地34などがボツクス本体21上に高く突き
出ない状態に設けられている。
而して、上述した構成の浅底形配管用床埋め込
み式ボツクスでは、ボツクス本体21の底部21
aの各配管用穴22が単なる開口であると共に、
この配管用穴22の周縁部上に直接弾性リング2
6を配し、これを上側から押し輪28により押し
付けることで該配管用穴22に貫挿される下部配
管27をシール状態に保持することができる。こ
の為に従来の如くボツクス本体底部にねじ切りし
た背の高い筒状の配管穴やこれに螺合する背の高
いスリーブが無くなり、配管27をシール保持す
るために必要な高さ寸法h1がOリングのような弾
性リング26とこれを押え付ける偏平な押え輪2
8の中間環状板部28cの厚みだけで低くて済
む。これにてボツクス本体21の浅底化が図れる
ことになる。
更には下部配管27上端に従来のような背の高
いジヨイントバルブを設けずに背の低いソケツト
31を設けることで、ボツクス本体21を浅底化
しても該ソケツト31まで完全に内部に収めるこ
とが可能となり、これで目地取付枠33や目地3
4及び蓋38をボツクス本体21上に高く立上げ
る必要もなくなる。従つてボツクス本体21底部
から蓋38上面までの全高寸法H1が大幅に小さ
い薄形なものとなる。
こうした薄形な浅底形配管用床埋め込み式ボツ
クスであれば、薄い床に埋設したり、或いは第1
図に示す如く床BのデツキプレートC上に載せて
埋設しても、上下にはみ出す不都合がなくなる。
これにて該デツキプレートCには配管を通す小さ
な穴を開けるだけで済み、従来のようにボツクス
本体が嵌るような大きな穴を開ける必要がなく、
そのデツキプレートCの強度低下をまぬがれる。
こうした浅底形配管用床埋め込み式ボツクスを
予め床Bに埋設施工しておけば、床下から室内へ
の配管が簡単にでき、その配管を複数本に増やし
たい場合でも、その都度個々に床スラブAに孔を
あける必要が無く、また逆に不要となつた配管を
取り去つても、床に孔が残ることがなく、配管の
増減・変更が簡便となる。
〔考案の効果〕
本考案は前述した如くなしたから、ボツクス本
体内底部に配管を貫挿してシール状態に確実に保
持することができる上に、ボツクス本体の浅底化
が図れて、薄い床に埋設したり床のデツキプレー
ト上に載せて埋設しても上下にはみ出すような不
都合が解消できる薄形な浅底形配管用床埋め込み
式ボツクスが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図は断面図、第2図は第1図の一部切
欠した平面図、第3図は第2図の−線に沿う
断面図、第4図は従来例を示す断面図である。 21……ボツクス本体、21a……底部、22
……配管用穴、26……弾性リング、27……配
管、28……押え輪、16……締付けボルト、B
……床、C……デツキプレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 床に埋設される上面開放した有底箱状をなすボ
    ツクス本体の底部に複数の配管用穴を開口し、且
    つこの配管用穴に貫挿される配管を取囲む弾性リ
    ングを該配管用穴の周縁部上に配設すると共に、
    この弾性リングを上側から押し付けることで前記
    配管を配管用穴にシール状態に保持させる押し輪
    をボツクス本体内底部に締付け可能に設けて構成
    したことを特徴とする浅底形配管用床埋め込み式
    ボツクス。
JP6085088U 1988-05-09 1988-05-09 Expired - Lifetime JPH0538144Y2 (ja)

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