JPH053792A - 3−メチル−n−(2−フエニルエチル)−ブタン酸アミドの製造方法及びそれに用いる微生物 - Google Patents
3−メチル−n−(2−フエニルエチル)−ブタン酸アミドの製造方法及びそれに用いる微生物Info
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- JPH053792A JPH053792A JP18167591A JP18167591A JPH053792A JP H053792 A JPH053792 A JP H053792A JP 18167591 A JP18167591 A JP 18167591A JP 18167591 A JP18167591 A JP 18167591A JP H053792 A JPH053792 A JP H053792A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 バチルス属に属し、3−メチル−N−(2−
フェニルエチル)−ブタン酸アミドを生産する能力を有
する微生物を培養し、培養物から3−メチル−N−(2
−フェニルエチル)−ブタン酸アミドを採取することを
特徴とする3−メチル−N−(2−フェニルエチル)−
ブタン酸アミドの製造方法及び3−メチル−N−(2−
フェニルエチル)−ブタン酸アミドを生産する能力を有
するバチルス属細菌BN−1株。 【効果】 本発明によれば、イソキノリン誘導体や各種
医薬,農薬の合成原料として有用な3−メチル−N−
(2−フェニルエチル)−ブタン酸アミドを発酵法によ
り効率よく、かつ安価に製造することができる。
フェニルエチル)−ブタン酸アミドを生産する能力を有
する微生物を培養し、培養物から3−メチル−N−(2
−フェニルエチル)−ブタン酸アミドを採取することを
特徴とする3−メチル−N−(2−フェニルエチル)−
ブタン酸アミドの製造方法及び3−メチル−N−(2−
フェニルエチル)−ブタン酸アミドを生産する能力を有
するバチルス属細菌BN−1株。 【効果】 本発明によれば、イソキノリン誘導体や各種
医薬,農薬の合成原料として有用な3−メチル−N−
(2−フェニルエチル)−ブタン酸アミドを発酵法によ
り効率よく、かつ安価に製造することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3−メチル−N−(2
−フェニルエチル)−ブタン酸アミドの製造方法、特に
微生物を用いて該化合物を製造する方法及びそれに用い
る微生物に関する。
−フェニルエチル)−ブタン酸アミドの製造方法、特に
微生物を用いて該化合物を製造する方法及びそれに用い
る微生物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】3−メ
チル−N−(2−フェニルエチル)−ブタン酸アミド
(通俗名:N−フェネチルイソバレロアミド)は、医
薬,農薬等の合成原料として有用な化合物である。従
来、この化合物は、合成法により製造されており、例え
ばアミン部分(フェネチルアミン)と酸部分(イソ吉草
酸)とから公知の方法により容易に合成されるが、この
反応に用いる上記原料はいずれも稀少で、入手が困難、
かつ高価であるという欠点がある。しかも、合成途中に
有害なハロゲン化合物や脱水試薬を要するという問題も
ある。また、縮合による合成反応は、複雑な工程を要
し、実用的でない。
チル−N−(2−フェニルエチル)−ブタン酸アミド
(通俗名:N−フェネチルイソバレロアミド)は、医
薬,農薬等の合成原料として有用な化合物である。従
来、この化合物は、合成法により製造されており、例え
ばアミン部分(フェネチルアミン)と酸部分(イソ吉草
酸)とから公知の方法により容易に合成されるが、この
反応に用いる上記原料はいずれも稀少で、入手が困難、
かつ高価であるという欠点がある。しかも、合成途中に
有害なハロゲン化合物や脱水試薬を要するという問題も
ある。また、縮合による合成反応は、複雑な工程を要
し、実用的でない。
【0003】これに対し、発酵法による有用物質の製造
は、一般的に上記のような欠点はないが、3−メチル−
N−(2−フェニルエチル)−ブタン酸アミドを発酵法
で製造する方法については、これまでに全く報告されて
いなない。本発明の目的は、該化合物を発酵法により簡
便、かつ効率よく製造する方法を提供することである。
は、一般的に上記のような欠点はないが、3−メチル−
N−(2−フェニルエチル)−ブタン酸アミドを発酵法
で製造する方法については、これまでに全く報告されて
いなない。本発明の目的は、該化合物を発酵法により簡
便、かつ効率よく製造する方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、バチルス属に
属し、3−メチル−N−(2−フェニルエチル)−ブタ
ン酸アミドを生産する能力を有する微生物を培養し、培
養物から3−メチル−N−(2−フェニルエチル)−ブ
タン酸アミドを採取することを特徴とする3−メチル−
N−(2−フェニルエチル)−ブタン酸アミドの製造方
法並びに該化合物を生産する能力を有するバチルス属細
菌BN−1株に関する。
属し、3−メチル−N−(2−フェニルエチル)−ブタ
ン酸アミドを生産する能力を有する微生物を培養し、培
養物から3−メチル−N−(2−フェニルエチル)−ブ
タン酸アミドを採取することを特徴とする3−メチル−
N−(2−フェニルエチル)−ブタン酸アミドの製造方
法並びに該化合物を生産する能力を有するバチルス属細
菌BN−1株に関する。
【0005】本発明において使用するバチルス属に属
し、3−メチル−N−(2−フェニルエチル)−ブタン
酸アミドを生産する能力を有する微生物としては、本発
明者らが新たに土壌から分離したバチルス属細菌、バチ
ルス・エスピーBN−1株がある。本菌は、工業技術院
微生物工業技術研究所に寄託されており、その受託番号
はFERM P−12299である。本菌の菌学的性質
は以下の通りである。
し、3−メチル−N−(2−フェニルエチル)−ブタン
酸アミドを生産する能力を有する微生物としては、本発
明者らが新たに土壌から分離したバチルス属細菌、バチ
ルス・エスピーBN−1株がある。本菌は、工業技術院
微生物工業技術研究所に寄託されており、その受託番号
はFERM P−12299である。本菌の菌学的性質
は以下の通りである。
【0006】1)形態学的特徴
グラム陽性桿菌(0.7〜1.2×3〜5μm)で、内生胞
子を形成する。 2)各種培地における生育状態 肉汁寒天平板培養では、不透明で白色乃至淡黄色のコロ
ニーを形成する。サブロー寒天平板上で良好な生育を示
し、食塩濃度7%での生育は認められない。
子を形成する。 2)各種培地における生育状態 肉汁寒天平板培養では、不透明で白色乃至淡黄色のコロ
ニーを形成する。サブロー寒天平板上で良好な生育を示
し、食塩濃度7%での生育は認められない。
【0007】3)生理学的特徴
硝酸塩を唯一の窒素源とする培地での生育 −
アンモニウム塩を唯一の窒素源とする培地での生育
− カタラーゼ + O−Fテスト 発酵的 VPテスト + 生育温度 5〜45℃ 生育pH 4.5〜9.5 酸素に対する態度 通性嫌気的 硝酸塩の還元 + 尿素分解 − インドールの生成 − 糖類からの酸及びガスの生成 酸の生成 ガスの生成 ──────────────────────────── キシロース − − アラビノース − − グルコース + − フルクトース + − マンノース − − ガラクトース − − スクロース + − ラクトース − − マルトース + − トレハロース + − マンニトール − − ソルビトール − − イノシトール − − ────────────────────────────
− カタラーゼ + O−Fテスト 発酵的 VPテスト + 生育温度 5〜45℃ 生育pH 4.5〜9.5 酸素に対する態度 通性嫌気的 硝酸塩の還元 + 尿素分解 − インドールの生成 − 糖類からの酸及びガスの生成 酸の生成 ガスの生成 ──────────────────────────── キシロース − − アラビノース − − グルコース + − フルクトース + − マンノース − − ガラクトース − − スクロース + − ラクトース − − マルトース + − トレハロース + − マンニトール − − ソルビトール − − イノシトール − − ────────────────────────────
【0008】炭素源の利用性
デンプン +
グルコース +
フルクトース +
ガラクトース −
スクロース +
ラクトース −
マルトース +
ソルビトール −
マンニトール −
グリセロール +
コハク酸 −
グルタミン酸 +
クエン酸 −
【0009】以上の菌学的性質から、本菌はバチルス属
に属するものと認められ、公知のバチルス・コアギュラ
ンスと性質が似ている。しかし、バチルス・コアギュラ
ンスは55〜60℃までの比較的高温度条件で生育可能
であるのに対し、本菌は45℃までの温度条件で生育可
能である点が相違することから、本菌を新菌株と認め、
本発明者らはバチルス・エスピーBN−1株と命名し
た。
に属するものと認められ、公知のバチルス・コアギュラ
ンスと性質が似ている。しかし、バチルス・コアギュラ
ンスは55〜60℃までの比較的高温度条件で生育可能
であるのに対し、本菌は45℃までの温度条件で生育可
能である点が相違することから、本菌を新菌株と認め、
本発明者らはバチルス・エスピーBN−1株と命名し
た。
【0010】本発明では、上記菌株の他、バチルス属に
属し、3−メチル−N−(2−フェニルエチル)−ブタ
ン酸アミドを生産する能力を有する微生物も使用するこ
とができる。
属し、3−メチル−N−(2−フェニルエチル)−ブタ
ン酸アミドを生産する能力を有する微生物も使用するこ
とができる。
【0011】3−メチル−N−(2−フェニルエチル)
−ブタン酸アミドは、バチルス属に属し、3−メチル−
N−(2−フェニルエチル)−ブタン酸アミドを生産す
る能力を有する微生物を培養することにより製造するこ
とができる。該微生物を培養するために用いる培地とし
ては、上記微生物が生育し得る培地、例えばペプトン,
肉エキス,酵母エキス等の有機態窒素を含む培地などが
ある。培地には、炭素源としてグルコース,デンプン等
を添加してもよく、窒素源としてアミノ酸,カゼイン加
水分解物等を添加してもい。その他、必要に応じて無機
塩類,ビタミンなどを適宜添加することができる。
−ブタン酸アミドは、バチルス属に属し、3−メチル−
N−(2−フェニルエチル)−ブタン酸アミドを生産す
る能力を有する微生物を培養することにより製造するこ
とができる。該微生物を培養するために用いる培地とし
ては、上記微生物が生育し得る培地、例えばペプトン,
肉エキス,酵母エキス等の有機態窒素を含む培地などが
ある。培地には、炭素源としてグルコース,デンプン等
を添加してもよく、窒素源としてアミノ酸,カゼイン加
水分解物等を添加してもい。その他、必要に応じて無機
塩類,ビタミンなどを適宜添加することができる。
【0012】培養は、通常の振盪式培養装置,攪拌式培
養槽,エアリフト式培養槽などを用いて好気的条件下で
5〜45℃、好ましくは30〜40℃にて1〜5日間、
好ましくは2〜4日間行い、目的物の生成が最大になっ
たことを確認した段階で終了する。
養槽,エアリフト式培養槽などを用いて好気的条件下で
5〜45℃、好ましくは30〜40℃にて1〜5日間、
好ましくは2〜4日間行い、目的物の生成が最大になっ
たことを確認した段階で終了する。
【0013】培養物からの3−メチル−N−(2−フェ
ニルエチル)−ブタン酸アミドの回収は、既知の手法に
よればよく、例えば全培養物,その乾燥物あるいは培養
中に生じた凝集物や微生物菌体を分離して得た固形物お
よび適当な有機溶媒(酢酸エチル,ヘキサン,イソオク
タン,石油エーテル,クロロホルム,ジエチルエーテル
等)にて抽出し、抽出液から溶媒を留去することによっ
て、粗抽出物が得られる。次いで、所望により、再結晶
法,シリカゲルカラムクロマトグラフィー等を適用して
精製することができる。
ニルエチル)−ブタン酸アミドの回収は、既知の手法に
よればよく、例えば全培養物,その乾燥物あるいは培養
中に生じた凝集物や微生物菌体を分離して得た固形物お
よび適当な有機溶媒(酢酸エチル,ヘキサン,イソオク
タン,石油エーテル,クロロホルム,ジエチルエーテル
等)にて抽出し、抽出液から溶媒を留去することによっ
て、粗抽出物が得られる。次いで、所望により、再結晶
法,シリカゲルカラムクロマトグラフィー等を適用して
精製することができる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明を実施例により詳しく説明す
る。 実施例1 300ml容三角フラスコにL−培地(ペプトン10g
/l,酵母エキス5g/l,NaCl 5g/l)を50m
l入れて滅菌処理を行い、これに寒天平板上に生育した
バチルス・エスピーBN−1株(FERM P-12299) を1白
金耳植菌し、37℃で一晩振盪培養した。このものを種
培養液とする。
る。 実施例1 300ml容三角フラスコにL−培地(ペプトン10g
/l,酵母エキス5g/l,NaCl 5g/l)を50m
l入れて滅菌処理を行い、これに寒天平板上に生育した
バチルス・エスピーBN−1株(FERM P-12299) を1白
金耳植菌し、37℃で一晩振盪培養した。このものを種
培養液とする。
【0015】2リットル容攪拌式培養槽にL培地1.2
リットルを入れて滅菌処理を行い、これに上記種培養液
50mlを植菌し、通気,攪拌しながら37℃で30時
間培養して前培養液を得た。この培養液を遠心分離(5
000rpm,10分間) して湿菌体を得た。
リットルを入れて滅菌処理を行い、これに上記種培養液
50mlを植菌し、通気,攪拌しながら37℃で30時
間培養して前培養液を得た。この培養液を遠心分離(5
000rpm,10分間) して湿菌体を得た。
【0016】2リットル容攪拌式培養槽にYG培地(酵
母エキス5g/l,グルコース2g/l,MgSO4 ・7H2O
0.25g/l)1.2リットルを入れて滅菌処理を行
い、これに前培養の湿菌体を2.0g/l加え、分散さ
せた後、通気,攪拌しながら37℃で50時間培養して
目的物を生成、蓄積させた。なお、50時間培養後の菌
体量は7.0g/lであった。
母エキス5g/l,グルコース2g/l,MgSO4 ・7H2O
0.25g/l)1.2リットルを入れて滅菌処理を行
い、これに前培養の湿菌体を2.0g/l加え、分散さ
せた後、通気,攪拌しながら37℃で50時間培養して
目的物を生成、蓄積させた。なお、50時間培養後の菌
体量は7.0g/lであった。
【0017】上記培養液100mlを取り、酢酸エチル
50mlずつ用いて3回抽出して得た粗抽出液を気液ク
ロマトグラフィー(OV−17カラム)により分析し、
定量した結果、収量は0.82g/lであった。なお、生
成物を合成標品(3−メチル−N−(2−フェニルエチ
ル)−ブタン酸アミド)と比較したところ、GC保持時
間,1H-NMRスペクトル,13C-NMRスペクトル,IRスペク
トル,MSスペクトルのすべてが同一であった。
50mlずつ用いて3回抽出して得た粗抽出液を気液ク
ロマトグラフィー(OV−17カラム)により分析し、
定量した結果、収量は0.82g/lであった。なお、生
成物を合成標品(3−メチル−N−(2−フェニルエチ
ル)−ブタン酸アミド)と比較したところ、GC保持時
間,1H-NMRスペクトル,13C-NMRスペクトル,IRスペク
トル,MSスペクトルのすべてが同一であった。
【0018】実施例2
表1に示した種々の培地50mlを300ml容三角フ
ラスコに入れ、滅菌処理後、バチルス・エスピーBN−
1株(FERM P-12299) を1白金耳接種し、37℃で24
時間振盪培養した後、培養物50mlに35%塩酸0.5
mlを加え、次いで酢酸エチル50mlずつ用いて3回
抽出し、抽出物中の3−メチル−N−(2−フェニルエ
チル)−ブタン酸アミドの量をガスクロマトグラフィー
により定量した。また、それぞれの培養物から高速遠心
分離機を用い、5000 rpm,10分間の遠心分離を行
って上清液を除去して得た湿菌体および湿菌体を105
℃で10時間乾燥して得た乾燥菌体の重量を測定した。
これらの結果を表2に示す。
ラスコに入れ、滅菌処理後、バチルス・エスピーBN−
1株(FERM P-12299) を1白金耳接種し、37℃で24
時間振盪培養した後、培養物50mlに35%塩酸0.5
mlを加え、次いで酢酸エチル50mlずつ用いて3回
抽出し、抽出物中の3−メチル−N−(2−フェニルエ
チル)−ブタン酸アミドの量をガスクロマトグラフィー
により定量した。また、それぞれの培養物から高速遠心
分離機を用い、5000 rpm,10分間の遠心分離を行
って上清液を除去して得た湿菌体および湿菌体を105
℃で10時間乾燥して得た乾燥菌体の重量を測定した。
これらの結果を表2に示す。
【0019】
【表1】
表 1
────────────────────────────────────
培地1
トリプトン 10.0 g/l
酵母エキス 5.0 g/l
塩化ナトリウム 5.0 g/l
培地2
酵母エキス 10.0 g/l
グルコース 2.5 g/l
硫酸マグネシウム七水塩 0.2 g/l
培地3
グルコース 2.0 g/l
グルタミン酸ナトリウム 2.0 g/l
リン酸水素二カリウム 0.5 g/l
硫酸マグネシウム七水塩 0.2 g/l
硫酸鉄(II)七水塩 0.01g/l
培地4
デンプン 20.0 g/l
酵母エキス 5.0 g/l
リン酸水素二カリウム 1.0 g/l
培地5
グルタミン酸ナトリウム 5.0 g/l
グリセロール 5.0 g/l
酵母エキス 1.0 g/l
────────────────────────────────────
【0020】
【表2】
表 2
────────────────────────────────────
培地 湿菌体収量(g/l) 乾燥菌体収量(g/l) 生成物量(mg/l)
────────────────────────────────────
培地1 16.8 2.4 17
培地2 13.8 2.1 210
培地3 4.3 0.5 8
培地4 23.1 3.4 30
培地5 3.2 0.4 28
────────────────────────────────────
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、イソキノリン誘導体や
各種医薬,農薬の合成原料として有用な3−メチル−N
−(2−フェニルエチル)−ブタン酸アミドを発酵法に
より効率よく、かつ安価に製造することができる。
各種医薬,農薬の合成原料として有用な3−メチル−N
−(2−フェニルエチル)−ブタン酸アミドを発酵法に
より効率よく、かつ安価に製造することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 バチルス属に属し、3−メチル−N−
(2−フェニルエチル)−ブタン酸アミドを生産する能
力を有する微生物を培養し、培養物から3−メチル−N
−(2−フェニルエチル)−ブタン酸アミドを採取する
ことを特徴とする3−メチル−N−(2−フェニルエチ
ル)−ブタン酸アミドの製造方法。 - 【請求項2】 3−メチル−N−(2−フェニルエチ
ル)−ブタン酸アミドを生産する能力を有するバチルス
属細菌BN−1株。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18167591A JPH053792A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 3−メチル−n−(2−フエニルエチル)−ブタン酸アミドの製造方法及びそれに用いる微生物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18167591A JPH053792A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 3−メチル−n−(2−フエニルエチル)−ブタン酸アミドの製造方法及びそれに用いる微生物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH053792A true JPH053792A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=16104910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18167591A Withdrawn JPH053792A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 3−メチル−n−(2−フエニルエチル)−ブタン酸アミドの製造方法及びそれに用いる微生物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH053792A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8257478B2 (en) * | 2004-12-16 | 2012-09-04 | The Hong Kong University Of Science And Technology | Use of marine fungus originated compounds as antifouling agents |
-
1991
- 1991-06-27 JP JP18167591A patent/JPH053792A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8257478B2 (en) * | 2004-12-16 | 2012-09-04 | The Hong Kong University Of Science And Technology | Use of marine fungus originated compounds as antifouling agents |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980903 |