JPH0537847A - テレビジヨン画像の位置決め装置 - Google Patents
テレビジヨン画像の位置決め装置Info
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- JPH0537847A JPH0537847A JP3185082A JP18508291A JPH0537847A JP H0537847 A JPH0537847 A JP H0537847A JP 3185082 A JP3185082 A JP 3185082A JP 18508291 A JP18508291 A JP 18508291A JP H0537847 A JPH0537847 A JP H0537847A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】傾斜角センサ等が不要で、かつ簡単な操作によ
り画像を見ながら調整することができ、個人間の誤差も
少なく、再現性の良いテレビジョン画像の位置決め装置
を提供する。 【構成】撮像素子からの出力信号の一部の指定領域をス
イッチ回路22により1フィールド期間ずつ交互に表示
する。これにより指定された指定領域内の画像は、通常
の画像が表示されるフレーム期間と、左右反転画像が表
示される次のフレーム期間とが交互に現れるフリッカ現
象となって見える。
り画像を見ながら調整することができ、個人間の誤差も
少なく、再現性の良いテレビジョン画像の位置決め装置
を提供する。 【構成】撮像素子からの出力信号の一部の指定領域をス
イッチ回路22により1フィールド期間ずつ交互に表示
する。これにより指定された指定領域内の画像は、通常
の画像が表示されるフレーム期間と、左右反転画像が表
示される次のフレーム期間とが交互に現れるフリッカ現
象となって見える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば被写体撮像時
に画像の位置決めを行うときに用いる装置におけるテレ
ビジョン画像の位置決め装置に関する。
に画像の位置決めを行うときに用いる装置におけるテレ
ビジョン画像の位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のテレビジョン画像の位置決
め装置の例を、図4を参照しながら詳細に説明する。
め装置の例を、図4を参照しながら詳細に説明する。
【0003】電荷結合撮像素子(以下CCD撮像素子と
記す)を中心とした固体撮像素子の発達により、小型の
テレビジョンカメラが民生用途、産業用途等種々の分野
で広く使われている。
記す)を中心とした固体撮像素子の発達により、小型の
テレビジョンカメラが民生用途、産業用途等種々の分野
で広く使われている。
【0004】民生用途ではテレビジョンカメラとビデオ
・テープ・レコーダ(以下VTRと記す)が一体化され
た、いわゆるムービーが広く普及している。しかし操作
に熟練している使用者はそれほど多くはなく、図4に示
すように画像の天地方向が傾いて撮像されてしまい見苦
しい画像となることが多かった。
・テープ・レコーダ(以下VTRと記す)が一体化され
た、いわゆるムービーが広く普及している。しかし操作
に熟練している使用者はそれほど多くはなく、図4に示
すように画像の天地方向が傾いて撮像されてしまい見苦
しい画像となることが多かった。
【0005】産業用途でもテレビジョンカメラは監視
用、各種画像情報入力装置、ロボットの視覚センサ等に
広く使われている。これらの用途でも、例えば移動可能
なロボットの視覚センサとして使われる場合、ロボット
本体の空間的位置が常に正常に保たれている場合は良い
が、そのときの場所の制約上ロボット本体が傾いてしま
う場合は、やはり画像の天地方向が傾いて撮像されてし
まい見苦しい画像となっていた。
用、各種画像情報入力装置、ロボットの視覚センサ等に
広く使われている。これらの用途でも、例えば移動可能
なロボットの視覚センサとして使われる場合、ロボット
本体の空間的位置が常に正常に保たれている場合は良い
が、そのときの場所の制約上ロボット本体が傾いてしま
う場合は、やはり画像の天地方向が傾いて撮像されてし
まい見苦しい画像となっていた。
【0006】上記のようなことを簡易に防ぐ為、ムービ
ー等では水準器の装備された三脚を用いるなどの手法し
かとられていなかった。しかし実際問題としてこのよう
な三脚を常に保有していることは少なく、多くの場合は
画像を見ながら傾きがだいたい正常になるようにカメラ
の位置を補正することぐらいしかしていなかった。この
ため個人間の誤差も大きく、さらには同一の個人でも再
現性が乏しかった。
ー等では水準器の装備された三脚を用いるなどの手法し
かとられていなかった。しかし実際問題としてこのよう
な三脚を常に保有していることは少なく、多くの場合は
画像を見ながら傾きがだいたい正常になるようにカメラ
の位置を補正することぐらいしかしていなかった。この
ため個人間の誤差も大きく、さらには同一の個人でも再
現性が乏しかった。
【0007】また、産業用途の高級システムでは、内蔵
された傾斜角センサ等からの情報により、傾斜の度合い
をテレビジョンカメラのビューファインダやテレビジョ
ン受像機上に表示して撮影者にカメラの傾斜角情報を与
えたり、テレビジョンカメラの保持機構を制御して画像
の傾きが正常になるようにテレビジョンカメラの空間的
位置を戻していた。
された傾斜角センサ等からの情報により、傾斜の度合い
をテレビジョンカメラのビューファインダやテレビジョ
ン受像機上に表示して撮影者にカメラの傾斜角情報を与
えたり、テレビジョンカメラの保持機構を制御して画像
の傾きが正常になるようにテレビジョンカメラの空間的
位置を戻していた。
【0008】しかし、システム全体が複雑で高価なもの
になり、民生用途では採用し難いという問題点もあっ
た。また、撮像時における手揺れが原因である画面の揺
れを自動的に補正する機能のあるムービーもあるが、画
面の天地方向の傾きまでは補正することができなかっ
た。
になり、民生用途では採用し難いという問題点もあっ
た。また、撮像時における手揺れが原因である画面の揺
れを自動的に補正する機能のあるムービーもあるが、画
面の天地方向の傾きまでは補正することができなかっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の装置
においては、民生用途では水準器の装備された三脚を用
いなければならず、また、産業用途では傾斜角センサ等
を備える必要があり、システム全体が複雑で高価なもの
になってしまっていた。
においては、民生用途では水準器の装備された三脚を用
いなければならず、また、産業用途では傾斜角センサ等
を備える必要があり、システム全体が複雑で高価なもの
になってしまっていた。
【0010】この発明は上記のような従来技術の欠点を
除去し、傾斜角センサ等が不要で、かつ簡単な操作によ
り画像を見ながら調整することができ、個人間の誤差も
少なく、再現性の良いテレビジョン画像の位置決め装置
を提供することを目的とする。
除去し、傾斜角センサ等が不要で、かつ簡単な操作によ
り画像を見ながら調整することができ、個人間の誤差も
少なく、再現性の良いテレビジョン画像の位置決め装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明においては、撮像装置により撮像された
画像信号を出力する画像信号供給手段と、この画像信号
の所定の領域を指定する領域指定手段と、この領域指定
手段により指定された前記所定の領域について、所定の
軸を中心にして反転した前記画像信号を出力する反転画
像手段と、前記領域指定手段により指定された前記所定
の領域について、前記画像信号供給手段の出力と反転画
像手段の出力とを所定の間隔で交互に表示する表示手段
とを備えたことを特徴とするテレビジョン画像の位置決
め装置を提供する。
めに、この発明においては、撮像装置により撮像された
画像信号を出力する画像信号供給手段と、この画像信号
の所定の領域を指定する領域指定手段と、この領域指定
手段により指定された前記所定の領域について、所定の
軸を中心にして反転した前記画像信号を出力する反転画
像手段と、前記領域指定手段により指定された前記所定
の領域について、前記画像信号供給手段の出力と反転画
像手段の出力とを所定の間隔で交互に表示する表示手段
とを備えたことを特徴とするテレビジョン画像の位置決
め装置を提供する。
【0012】また、前記表示手段によって得られる画像
の所定の部分が重なるように前記画像信号を所定の方向
に回転させる回転手段と、回転手段により回転された前
記画像信号の端部が欠けないようッズーム処理を行うズ
ーム手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のテ
レビジョン画像の位置決め装置を提供する。
の所定の部分が重なるように前記画像信号を所定の方向
に回転させる回転手段と、回転手段により回転された前
記画像信号の端部が欠けないようッズーム処理を行うズ
ーム手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のテ
レビジョン画像の位置決め装置を提供する。
【0013】
【作用】このように構成されたものにおいては、まずユ
ーザがテレビジョン画像内の一部の領域を指定し、この
指定領域内の画像に関し、通常の画像と左右反転画像と
を、テレビジョンの1フィールド期間の整数倍の期間
(例えば1フレーム期間)ずつ交互に表示する。これに
より指定された指定領域内の画像は、通常の画像が表示
されるフレーム期間と、左右反転画像が表示される次の
フレーム期間とが交互に現れるフリッカ現象となって見
える。そして画像の水平方向の線を重ねることにより、
天地方向の傾きを正常にすることができる。
ーザがテレビジョン画像内の一部の領域を指定し、この
指定領域内の画像に関し、通常の画像と左右反転画像と
を、テレビジョンの1フィールド期間の整数倍の期間
(例えば1フレーム期間)ずつ交互に表示する。これに
より指定された指定領域内の画像は、通常の画像が表示
されるフレーム期間と、左右反転画像が表示される次の
フレーム期間とが交互に現れるフリッカ現象となって見
える。そして画像の水平方向の線を重ねることにより、
天地方向の傾きを正常にすることができる。
【0014】したがって例えばテレビジョンカメラ撮像
時には、ビューファインダやテレビジョン受像機の画像
のみを見ながら、上記の線が両フレーム間で重なるよう
にテレビジョンカメラの位置を回転、調整すれば良い。
時には、ビューファインダやテレビジョン受像機の画像
のみを見ながら、上記の線が両フレーム間で重なるよう
にテレビジョンカメラの位置を回転、調整すれば良い。
【0015】また、回転手段により所定領域内の画像の
所定の部分が重なるように画像信号を所定の方向に回転
させることにより、ユーザは指定領域を指定するだけで
カメラの傾きを自動修正することができる。
所定の部分が重なるように画像信号を所定の方向に回転
させることにより、ユーザは指定領域を指定するだけで
カメラの傾きを自動修正することができる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図1から
図3を参照して詳細に説明する。図1はこの発明に係る
一実施例の構成を示すブロック図である。
図3を参照して詳細に説明する。図1はこの発明に係る
一実施例の構成を示すブロック図である。
【0017】図1において、端子10にはテレビジョン
カメラの撮像素子からの出力信号が供給される。端子1
0に供給された撮像素子からの出力信号は、プリアンプ
11にて所定のレベルに増幅され、アナログ−ディジタ
ル変換器(以下A/D変換器)12にてディジタル信号
に変換され、プロセス回路13にてγ補正等の非線形処
理が施された後、2H(1H:水平走査期間)遅延線1
4と加算器26に供給される。
カメラの撮像素子からの出力信号が供給される。端子1
0に供給された撮像素子からの出力信号は、プリアンプ
11にて所定のレベルに増幅され、アナログ−ディジタ
ル変換器(以下A/D変換器)12にてディジタル信号
に変換され、プロセス回路13にてγ補正等の非線形処
理が施された後、2H(1H:水平走査期間)遅延線1
4と加算器26に供給される。
【0018】2H遅延線14に供給された信号は、現信
号,1H遅延信号,2H遅延信号の3H分の信号とな
り、それぞれ水平輪郭補正信号発生回路15および垂直
輪郭補正信号発生回路16に供給され、さらに2H遅延
信号はスイッチ回路22の一方の端子21に供給され
る。ここで2H遅延信号が選ばれているのは、2Hメモ
リ19の出力信号との位相を合わせるためである。水平
輪郭補正信号発生回路15は、供給された3H分の信号
を演算し、水平輪郭補正信号を加算器17に供給する。
垂直輪郭補正信号発生回路16は、供給された3H分の
信号を演算し、垂直輪郭補正信号を加算器17および2
Hメモリ19に供給する。これら水平輪郭補正信号発生
回路15および垂直輪郭補正信号発生回路16から供給
された信号は加算器17により混合され、ノイズ抑圧回
路18により不要なノイズ成分を抑圧され加算器26に
供給される。
号,1H遅延信号,2H遅延信号の3H分の信号とな
り、それぞれ水平輪郭補正信号発生回路15および垂直
輪郭補正信号発生回路16に供給され、さらに2H遅延
信号はスイッチ回路22の一方の端子21に供給され
る。ここで2H遅延信号が選ばれているのは、2Hメモ
リ19の出力信号との位相を合わせるためである。水平
輪郭補正信号発生回路15は、供給された3H分の信号
を演算し、水平輪郭補正信号を加算器17に供給する。
垂直輪郭補正信号発生回路16は、供給された3H分の
信号を演算し、垂直輪郭補正信号を加算器17および2
Hメモリ19に供給する。これら水平輪郭補正信号発生
回路15および垂直輪郭補正信号発生回路16から供給
された信号は加算器17により混合され、ノイズ抑圧回
路18により不要なノイズ成分を抑圧され加算器26に
供給される。
【0019】加算器26にはプロセス回路13とノイズ
抑圧回路18との出力が供給され、これらを加算した輪
郭補正が施された画像信号はフレームメモリ27にて書
込まれ、回転・ズーム処理回路28にて電子的に回転処
理およびズーム処理が行われ、ディジタル−アナログ
(D/A)変換器29によりアナログ信号に変換され出
力端30に供給される。回転・ズーム処理回路28は、
単に回転処理のみだと画像の端部が欠落することがある
ので、必要があればズーム処理を行い端部の欠落を防ぐ
ため画像の中央部分が画面全体となるように拡大および
補間を行う。
抑圧回路18との出力が供給され、これらを加算した輪
郭補正が施された画像信号はフレームメモリ27にて書
込まれ、回転・ズーム処理回路28にて電子的に回転処
理およびズーム処理が行われ、ディジタル−アナログ
(D/A)変換器29によりアナログ信号に変換され出
力端30に供給される。回転・ズーム処理回路28は、
単に回転処理のみだと画像の端部が欠落することがある
ので、必要があればズーム処理を行い端部の欠落を防ぐ
ため画像の中央部分が画面全体となるように拡大および
補間を行う。
【0020】一方、ユーザにより指定された画像の位置
決め表示の指定領域は、端子23を介して指定領域検出
回路24に供給される。指定領域検出回路24は端子2
3からの情報に基づいて、画像の一部(または全部)の
位置決め表示の指定領域を指定したときに、この指定領
域の位置情報(例えば矩形上の互いに対角上にある2つ
の頂点の座標値)を検出して記憶する機能を有してい
る。そしてこの指定領域の位置情報をテレビジョンカメ
ラの撮像素子またはフレームメモリ27の水平および垂
直方向の画素位置に換算し、後述する読出し制御信号を
2Hメモリ19へ、スイッチ制御信号をスイッチ回路2
2へ供給する。
決め表示の指定領域は、端子23を介して指定領域検出
回路24に供給される。指定領域検出回路24は端子2
3からの情報に基づいて、画像の一部(または全部)の
位置決め表示の指定領域を指定したときに、この指定領
域の位置情報(例えば矩形上の互いに対角上にある2つ
の頂点の座標値)を検出して記憶する機能を有してい
る。そしてこの指定領域の位置情報をテレビジョンカメ
ラの撮像素子またはフレームメモリ27の水平および垂
直方向の画素位置に換算し、後述する読出し制御信号を
2Hメモリ19へ、スイッチ制御信号をスイッチ回路2
2へ供給する。
【0021】垂直輪郭補正信号は、画像信号の時間方向
の順序に従い2Hメモリ19に次々と書込まれていき、
指定領域検出回路24からの読出し制御信号により読出
されスイッチ回路22のもう一方の端子20に供給され
る。スイッチ22は指定領域検出回路24からのスイッ
チ制御信号により制御され、画像の位置決め表示の指定
領域では端子20を選択し、また、これ以外の領域では
端子21を選択して表示装置25へ供給する。表示装置
25はスイッチ22を介して供給された信号を画像表示
する。以下、図2を参照してスイッチ回路22および2
Hメモリ19をより詳しく説明する。図2(a)では、
画像全体の画枠41内の中心に画像の位置決め表示の指
定領域42が設定されている。
の順序に従い2Hメモリ19に次々と書込まれていき、
指定領域検出回路24からの読出し制御信号により読出
されスイッチ回路22のもう一方の端子20に供給され
る。スイッチ22は指定領域検出回路24からのスイッ
チ制御信号により制御され、画像の位置決め表示の指定
領域では端子20を選択し、また、これ以外の領域では
端子21を選択して表示装置25へ供給する。表示装置
25はスイッチ22を介して供給された信号を画像表示
する。以下、図2を参照してスイッチ回路22および2
Hメモリ19をより詳しく説明する。図2(a)では、
画像全体の画枠41内の中心に画像の位置決め表示の指
定領域42が設定されている。
【0022】このとき画像全体の画枠41を垂直方向で
指定領域42の存在する部分と存在しない部分とに分け
るとA,B,Cの3つの部分に分けることができ、指定
領域42はB部分にのみ存在する。このB部分について
更に水平方向で指定領域42の存在する部分と存在しな
い部分とに分けるとB1,B2,B3の3つの部分に分
けることができ、指定領域42はB2部分にのみ存在す
る。そして、スイッチ回路22は読出し制御信号により
指定領域42のB2部分以外の領域では端子21を選択
し通常の画像信号を得る。
指定領域42の存在する部分と存在しない部分とに分け
るとA,B,Cの3つの部分に分けることができ、指定
領域42はB部分にのみ存在する。このB部分について
更に水平方向で指定領域42の存在する部分と存在しな
い部分とに分けるとB1,B2,B3の3つの部分に分
けることができ、指定領域42はB2部分にのみ存在す
る。そして、スイッチ回路22は読出し制御信号により
指定領域42のB2部分以外の領域では端子21を選択
し通常の画像信号を得る。
【0023】また、スイッチ回路22は読出し制御信号
により指定領域42のB2部分についてはもう一方の端
子20を選択する。この2Hメモリ19の読みだし制御
信号は第1フレームと、これに続く第2フレームとで読
出す方向が異なる。すなわち同図(b)に示すように1
H分のメモリM1,M2という2H分のメモリがあり、
書込みに関しては画像信号通りにM1,M2,M1,M
2、…と次々に書込んでいく。また読出しに関してはM
2に書込んでいるときはM1から読出し、M1に書込ん
でいるときはM2から読出しすという形で、特に指定領
域42であるB2部分に関しては次のように読出す。ま
ず、第1フレームでは書込みと同じ順番で画素43から
画素44の方向に読出し、これに続く第2フレームでは
書込みと逆の順番で画素44から画素43の方向に読出
す。
により指定領域42のB2部分についてはもう一方の端
子20を選択する。この2Hメモリ19の読みだし制御
信号は第1フレームと、これに続く第2フレームとで読
出す方向が異なる。すなわち同図(b)に示すように1
H分のメモリM1,M2という2H分のメモリがあり、
書込みに関しては画像信号通りにM1,M2,M1,M
2、…と次々に書込んでいく。また読出しに関してはM
2に書込んでいるときはM1から読出し、M1に書込ん
でいるときはM2から読出しすという形で、特に指定領
域42であるB2部分に関しては次のように読出す。ま
ず、第1フレームでは書込みと同じ順番で画素43から
画素44の方向に読出し、これに続く第2フレームでは
書込みと逆の順番で画素44から画素43の方向に読出
す。
【0024】この動作により、指定領域42のB2部分
の画像のみ通常の画像とは異なり、垂直輪郭補正信号の
みが、第1フレームと第2フレームとで通常画像と左右
反転画像とが交互に現れるフリッカ現象となって見える
画像信号が得られる。以下図3を参照し、ユーザがテレ
ビジョン画像の位置決め装置を用いて、画像の位置決め
を行う方法を説明する。図3(a)はテレビジョンカメ
ラを通してテレビジョンカメラのビューファインダやテ
レビジョン受像機に写っている天地方向が傾いた画像で
ある。
の画像のみ通常の画像とは異なり、垂直輪郭補正信号の
みが、第1フレームと第2フレームとで通常画像と左右
反転画像とが交互に現れるフリッカ現象となって見える
画像信号が得られる。以下図3を参照し、ユーザがテレ
ビジョン画像の位置決め装置を用いて、画像の位置決め
を行う方法を説明する。図3(a)はテレビジョンカメ
ラを通してテレビジョンカメラのビューファインダやテ
レビジョン受像機に写っている天地方向が傾いた画像で
ある。
【0025】まず、ユーザは水平であるべき画像である
指定領域51を指定する。するとこの指定領域51の画
像は同図(b)に示すように通常画像と左右反転画像が
1フレーム期間ずつ交互に表示され、斜めの線がクロス
した画像となる。ここでユーザは同図(c)となるよう
にカメラ本体を回転することにより結果として天地方向
の傾きが正常となった画像が、図1のD/A変換器29
を介して端子30から得られる。
指定領域51を指定する。するとこの指定領域51の画
像は同図(b)に示すように通常画像と左右反転画像が
1フレーム期間ずつ交互に表示され、斜めの線がクロス
した画像となる。ここでユーザは同図(c)となるよう
にカメラ本体を回転することにより結果として天地方向
の傾きが正常となった画像が、図1のD/A変換器29
を介して端子30から得られる。
【0026】従って、例えばテレビジョンカメラ撮像時
に、ビューファインダやテレビジョン受像機の画像のみ
を見ることにより天地方向の傾きが正常になったこと
を、誰もが簡単に、個人間の誤差が少なく、しかも再現
性よく判断することができる。また、高価な傾斜角セン
サ等を使わずに済むので、システム全体が小型で安価に
できる。
に、ビューファインダやテレビジョン受像機の画像のみ
を見ることにより天地方向の傾きが正常になったこと
を、誰もが簡単に、個人間の誤差が少なく、しかも再現
性よく判断することができる。また、高価な傾斜角セン
サ等を使わずに済むので、システム全体が小型で安価に
できる。
【0027】また、この実施例では指定領域に表示する
画像を垂直輪郭補正信号としたが、これは天地方向の傾
きを判断するのに不必要な情報の少ない垂直輪郭画像の
方が判断しやすいからである。しかしこれに限るもので
はなく通常の画像(および左右反転画像)を指定領域に
表示してもよい。
画像を垂直輪郭補正信号としたが、これは天地方向の傾
きを判断するのに不必要な情報の少ない垂直輪郭画像の
方が判断しやすいからである。しかしこれに限るもので
はなく通常の画像(および左右反転画像)を指定領域に
表示してもよい。
【0028】また、この発明ではテレビジョンカメラの
場合はその空間的位置を調整することにより、図1の端
子10に天地方向の傾きが修正された画像信号を供給す
ることができる。また、VTR等からの画像の場合は空
間的位置を変えることができないので、画像の回転およ
びズーミング処理を図1の回転・ズーム処理回路28に
て行ってもよい。こうすることでユーザは指定領域を指
定するだけでカメラの傾きを自動修正することが可能で
ある。
場合はその空間的位置を調整することにより、図1の端
子10に天地方向の傾きが修正された画像信号を供給す
ることができる。また、VTR等からの画像の場合は空
間的位置を変えることができないので、画像の回転およ
びズーミング処理を図1の回転・ズーム処理回路28に
て行ってもよい。こうすることでユーザは指定領域を指
定するだけでカメラの傾きを自動修正することが可能で
ある。
【0029】また、この実施例では指定範囲を通常の画
像と左右反転画像とを交互に表示したが、左右反転画像
に限定せずに上下反転等所定の方向に回転させた画像と
を交互に表示するようにしてもよい。
像と左右反転画像とを交互に表示したが、左右反転画像
に限定せずに上下反転等所定の方向に回転させた画像と
を交互に表示するようにしてもよい。
【0030】また、この実施例では特に色の種類を指定
していなかったが、カラー画像として考える場合には
R,G,B信号のそれぞれで先の実施例と同一の処理を
行えばよい。また、この発明はレンズや色分解プリズム
などの光学系に対する撮像素子の空間的位置を決めると
きなどの分野にも応用することができる。
していなかったが、カラー画像として考える場合には
R,G,B信号のそれぞれで先の実施例と同一の処理を
行えばよい。また、この発明はレンズや色分解プリズム
などの光学系に対する撮像素子の空間的位置を決めると
きなどの分野にも応用することができる。
【0031】
【発明の効果】この発明によれば、ユーザがテレビジョ
ン画像内の一部の領域を指定し、この指定領域内の画像
に関し、通常の画像と左右反転画像とを、テレビジョン
の1フィールド期間の整数倍の期間(例えば1フレーム
期間)ずつ交互に表示するので、ビューファインダやテ
レビジョン受像機の画像のみを見ることにより天地方向
の傾きが正常になったことを、誰もが簡単に、個人間の
誤差が少なく、しかも再現性よく判断することができ
る。また、高価な傾斜角センサ等を使わずに済むのでシ
ステム全体が小型で安価にすることができる。
ン画像内の一部の領域を指定し、この指定領域内の画像
に関し、通常の画像と左右反転画像とを、テレビジョン
の1フィールド期間の整数倍の期間(例えば1フレーム
期間)ずつ交互に表示するので、ビューファインダやテ
レビジョン受像機の画像のみを見ることにより天地方向
の傾きが正常になったことを、誰もが簡単に、個人間の
誤差が少なく、しかも再現性よく判断することができ
る。また、高価な傾斜角センサ等を使わずに済むのでシ
ステム全体が小型で安価にすることができる。
【図1】この発明に係るテレビジョン画像の位置決め装
置の一実施例のブロック図である。
置の一実施例のブロック図である。
【図2】この発明の一実施例のスイッチ回路および2H
メモリの説明図である。
メモリの説明図である。
【図3】画像の位置決めを行う方法の説明図である。
【図4】天地方向が傾いた画像の図である。
14 2H遅延線
15 水平輪郭補正信号発生回路
16 垂直輪郭補正信号発生回路
17 加算器
18 ノイズ抑圧回路
19 2Hメモリ
20,21,23 端子
22 スイッチ回路
24 指定領域検出回路
25 表示装置
26 加算器
27 フレームメモリ
28 回転・ズーム処理回路
Claims (2)
- 【請求項1】 撮像装置により撮像された画像信号を出
力する画像信号供給手段と、 この画像信号の所定の領域を指定する領域指定手段と、 この領域指定手段により指定された前記所定の領域につ
いて、所定の軸を中心にして反転した前記画像信号を出
力する反転画像手段と、 前記領域指定手段により指定された前記所定の領域につ
いて、前記画像信号供給手段の出力と反転画像手段の出
力とを所定の間隔で交互に表示する表示手段とを備えた
ことを特徴とするテレビジョン画像の位置決め装置。 - 【請求項2】 前記表示手段によって得られる画像の所
定の部分が重なるように前記画像信号を所定の方向に回
転させる回転手段と、 回転手段により回転された前記画像信号の端部が欠けな
いようッズーム処理を行うズーム手段とを備えたことを
特徴とする請求項1記載のテレビジョン画像の位置決め
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3185082A JPH0537847A (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | テレビジヨン画像の位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3185082A JPH0537847A (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | テレビジヨン画像の位置決め装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0537847A true JPH0537847A (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=16164511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3185082A Pending JPH0537847A (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | テレビジヨン画像の位置決め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0537847A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007259311A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Ricoh Co Ltd | 撮影装置 |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP3185082A patent/JPH0537847A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007259311A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Ricoh Co Ltd | 撮影装置 |
JP4685677B2 (ja) * | 2006-03-24 | 2011-05-18 | 株式会社リコー | 撮影装置 |
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