JP2007259311A - 撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学式観察装置を用いて撮影した画像のアジマスずれを補正しアジマスずれのない画像を記録できる撮影装置を提供する。
【解決手段】撮影範囲を観察するための観察光学系32と、撮影光学系31によって結像された被写体像を電気的な画像データとして出力する撮像素子20と、撮像素子20からの画像データを記録する画像記録手段41と、観察光学系32の視野を用いて被写体の水平又は垂直を決定し撮影した基準画像から撮像素子20と観察光学系32との間のアジマス補正量を算出するアジマス情報算出手段42と、算出されたアジマス補正量をアジマス情報として記憶するアジマス情報記憶手段43と、アジマス補正量を用いて撮影画像のアジマスを補正する画像処理手段44と、画像処理手段44によるアジマス補正処理を実行するか否かを選択すると共に、アジマスを補正した画像データを画像記録手段41に記録する記録制御を行う制御手段45とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は観察光学系を備えた撮影装置に関するものである。
撮影装置であるカメラには、銀塩フィルムを用いるものと、銀塩フィルムを用いないで撮影画像や映像を電子的・磁気的に記録保存できるデジタルカメラがある。
ところで、デジタルカメラによるデジタル画像の撮影時に撮影範囲を決定する方法としては、撮像素子の出力を撮影装置背面の液晶モニターなどに表示し直接観察する方式や、小型の液晶モニターなどの表示をレンズで拡大観察する所謂EVF(Electric View Finder)方式などの表示装置を利用する方法が一般的である。
しかしながら、前者は、明るい屋外では表示が見え難い、カメラを顔から離して保持することになるため手ぶれが発生しやすいといった欠点がある。また後者は、装置が大型化して携帯性が悪化すると共に、コストが高くなるといった欠点がある。
また両者に共通の欠点として消費電力が大きいため電池の消耗が早く、撮影枚数が減少してしまうことが挙げられる。このため、銀塩フイルムカメラで撮影する場合と同様に、実像式や逆ガリレオ式などの所謂光学式観察光学系を用いて撮影したいというユーザの要求が少なからず存在するのが実情であった。
なお、特許文献1〜3には対物レンズを撮影光学系と共用する方式の観察光学系において、観察光学系視野内にカメラ本体の撮影レンズの光軸回りでの姿勢を表示することを特徴とする発明が開示されている。しかしながら、特許文献1、2は、撮影前にユーザに対して情報を提示するだけであり、撮影結果の画像データを補正するものではない。また特許文献3はカメラ本体の傾きを振動により撮影者に警告するものであり、撮影結果を補正するものではない。
また特許文献4には、観察光学系の視野のアスペクト比の変更を撮影画像に反映させることにより、観察光学系の観察範囲に合わせて撮影結果の画像データを加工する技術が開示されている。また特許文献5には、撮影結果の画像データを見ながら撮影範囲内でアスペクト比の変更やトリミングを行う技術が開示されている。これら特許文献4、5は何れも観察光学系の視野と撮影データの変更に関する技術であるが、観察光学系と撮像素子間のアジマスずれには言及していない。
さらに特許文献6には、撮影範囲と観察光学系の視野範囲を一致させる技術が開示されているが、被写体までの距離情報に応じて観察光学系の視野範囲を変える所謂パララックス(視差)補正であり、観察光学系と撮像素子間のアジマスずれには言及していない。
特許文献7には、観察光学系と撮像素子間のアジマスずれを修正する技術が開示されているが、撮影装置の製造時に観察光学系内の視野枠を調整する技術であり、撮影後の画像データを補正するものではなかった。
特開平11−352570号公報 特開平04−125532号公報 特開平11−338037号公報 特開2004−163934公報 特開2004−166271公報 特開2003−222937公報 特開2003−098573公報
しかしながら、現在の小型化された撮影装置に内蔵された光学式観察光学系の場合、撮像素子に対する光学式観察光学系のアジマスは、部品の公差や組立のばらつきのため保証されているとは言い難い。また光学式観察光学系内の視野枠の姿勢を調整しアジマスを合わせる場合でも、ユーザがアジマスずれを感じない程度に調整を追い込むことは至難の業であり現実的でなかった。
また、JIS B7101で規定される付属品取付座に代表される付属品取り付け装置を利用して取り付ける単体の光学式観察光学系を用いる場合は、言うまでも無く内蔵の光学式観察光学系を用いる場合以上にアジマスずれが発生する可能性が大きくなってしまう。
このため、液晶モニターやEVFなどの表示装置の使用せずに、アジマスがずれた光学式観察光学系を用いて撮影を行うと、全ての撮影画像のアジマスがずれてしまうという問題点があった。
本発明では、光学式観察装置を用いて撮影した画像のアジマスずれを補正し、アジマスずれのない画像を記録することができる撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、撮影範囲を観察するための観察光学系と、撮影光学系によって結像された被写体像を電気的な画像データとして出力する撮像素子と、該撮像素子から出力された画像データを記録する画像記録手段と、前記観察光学系の視野を用いて被写体の水平又は垂直を決定し撮影した基準画像から前記撮像素子と前記観察光学系との間のアジマス補正量を算出する算出手段と、前記算出手段により算出されたアジマス補正量をアジマス情報として記憶する記憶手段と、前記算出手段又は前記記憶手段から得たアジマス補正量を用いて撮影画像のアジマスを補正する画像処理手段と、前記画像処理手段によるアジマス補正処理を実行するか否かを選択する選択手段と、前記画像処理手段によりアジマスを補正した画像データを前記画像記録手段に記録する記録制御を行う制御手段と、を備えた撮影装置を特徴とする。
また請求項2に記載の発明は、前記算出手段は、複数枚の前記基準画像からアジマス補正量の平均値を算出することを特徴とする。
また請求項3に記載の発明は、前記記憶手段は、複数個のアジマス情報を記憶することが可能であることを特徴とする。
また請求項4に記載の発明は、前記記憶手段は、記憶される個々の前記アジマス情報に関連付けて他の補助データを記憶可能であることを特徴とする。
また請求項5に記載の発明は、前記補助データに記憶されている項目が変化した際には、前記記憶手段に予め記憶してある補助データを利用して複数のアジマス情報の中からアジマス情報を自動的にあるいは外部から選択可能に構成したことを特徴とする。
また請求項6に記載の発明は、前記補助データは、前記撮影光学系の焦点距離情報であることを特徴とする。
また請求項7に記載の発明は、前記補助データは、前記観察光学系の個体情報であることを特徴とする。
また請求項8に記載の発明は、前記制御手段は、前記画像記録手段に前記アジマス情報によりアジマスを補正した画像データと、前記アジマスを補正する前の元画像データとを記録する制御を行うことを特徴とする。
また請求項9に記載の発明は、前記制御手段は、前記画像記録手段に前記画像処理手段によりアジマスを補正した画像データを記録するデータ領域又はアジマス補正前の元画像データを記録するデータ領域にアジマス補正量を付加して記録する制御を行うことを特徴とする。
また請求項10に記載の発明は、前記観察光学系は、内蔵された内蔵観察光学系、または外付け可能な単体観察光学系であることを特徴とする。
本発明によれば、撮像素子に対してアジマスがずれた観察光学系を用いて撮影した場合でも自動でアジマスを補正することができるため、常にアジマスずれの無い画像を記録することが可能となる。
以下、本発明の撮影装置の実施形態について説明する。
図1は、本発明の撮影装置の実施形態であるデジタルカメラの外観を示した図であり、(a)は正面図、(b)は背面図である。
この図1(a)に示すように、デジタルカメラ1の前面には、撮影光学系を構成する撮影レンズ2、内蔵された図示しない観察光学系の対物窓3、及びフラッシュ窓4等が設けられている。また、デジタルカメラ1の上面には外付け観察光学系を取り付けるためのアクセサリーシュー5、及びシャッターボタン6が設けられている。
また図1(b)に示すようにデジタルカメラ1の背面には、ユーザが内蔵されている観察光学系を介して撮影範囲を観察するための接眼窓11、LCD等の表示装置12、及び操作ボタン13が設けられている。
図2は、本実施形態のデジタルカメラの撮像素子と観察光学系のアジマス関係を示した図であり、図2(a)は撮像素子と内蔵観察光学系のアジマス関係を示した図、図2(b)は撮像素子と外付け観察光学系のアジマス関係を示した図である。また図3は観察光学系の視野と撮影画像の一例を示した図であり、図3(a)は観察光学系の視野枠画像を示した図、(b)は撮影画像を示した図である。
量産された製品では、図2(a)に示すように内蔵観察光学系のアジマスが撮像素子20のアジマスに対してずれている場合や、図2(b)に示すように外付け観察装置21の観察光学系のアジマスと撮像素子20のアジマスがずれている場合が少なくない。
このような場合、観察光学系を用いて撮影すると、本来、図3(a)に示すような観察光学系の視野枠に相当する撮影画像が得たいにも関わらず、図3(b)に示すような傾いた撮影画面が記録されてしまう。即ち、撮影画面のアジマスと被写体のアジマスが一致した(水平が出た)画像を得たいにも関わらず、図3(b)に示すような撮影画面のアジマスと被写体のアジマスが一致しない(水平が出ていない)画像が記録されてしまうことになる。
そこで、本実施形態のデジタルカメラ1では、撮像素子20と観察光学糸とのアジマスのズレを補正できるように構成されている。
撮像素子20と観察光学糸とのアジマスのズレを補正する際には、先ず、図4(a)に示すように観察光学系の視野枠あるいはAFのターゲットマーク22などの水平・垂直の基準となりうる指標と、水平や垂直成分がはっきりした被写体のアジマスを合わせてフレーミングして撮影を行うことにより、図4(b)に示すような基準画像を得るようにする。次に、得られた基準画像を画像処理することにより、図4(c)に示すように観察光学系の視野枠に対する被写体の傾き量θ1、θ2を算出する。図4(c)では、抽出された直線A、B、Cと画像の外郭四辺とのなす角度は、観察光学系と撮像素子間のアジマスずれ量に他ならない。
具体的な算出方法の流れとしては、まずエッジ強調や白黒2値化などの画像処理を行う。次に処理された画像から直線や矩形などの特徴点・形状を抽出する。その後特徴点の座標や形状の傾きから画像に対する傾きを算出するという流れになる。
ここで挙げた画像処理や特徴点抽出の手法は、特開2005−278160公報や、特開2005−122326公報、特開2005−122323公報などにエッジ画像に含まれる直線を抽出する方法や矩形形状を抽出する方法など種々の手法が開示されている。
基準画像では被写体平面と撮像素子平面とが相対し平行であることが望ましいが、両者が角度を持つ場合は図4(d)に示すように抽出した直線E、Dから異なる角度θ4、θ3を持つ為それらの直線のなす角を2等分する直線Fを算出し用いることによりアジマスずれ量θ5を得ることができる。
図4(e)は、図3(b)に示した画像を基準画像として画像処理により矩形の形状を抽出した例である。この場合も以後同様にアジマスずれ量θを得ることができる。
撮像素子と被写体のアジマスのずれ量が算出できると、画像処理手段でそのアジマスずれ量を逆補正することによりアジマスがずれた画像を補正することが可能となる。画像処理手段での補正処理については、特許第2829006号公報や特許第3303246号公報のほか特開平08−161424号公報など多くの公知例があり一例では座標変換を利用することで容易に可能である。
図5は、本実施形態のデジタルカメラの構成を示したブロック図である。
この図5に示す本実施形態のデジタルカメラ1は撮影系ブロック30と、アジマス処理ブロック40とから構成される。
撮影系ブロック30は、撮影光学系31と、撮影範囲を観察するための観察光学系32と、撮影光学系31によって結像された被写体像を電気的な画像データとして出力する撮像素子20とから構成される。
アジマス処理ブロック40は、撮像素子20から出力された画像データを記録する画像記録手段41と、観察光学系の視野を用いて被写体の水平又は垂直を決定し撮影した基準画像から撮像素子20と観察光学系32との間のアジマス補正量を算出するアジマス情報算出手段42とを備える。また、アジマス情報算出手段42により算出されたアジマス補正量をアジマス情報として記憶するアジマス情報記憶手段43と、アジマス情報算出手段42又はアジマス情報記憶手段43から得たアジマス補正量を用いて撮影画像のアジマスを補正する画像処理手段44とを備える。さらに画像処理手段44によるアジマス補正処理を実行するかどうかを選択制御や、画像処理手段44によりアジマスを補正した画像データを画像記録手段41に記録するための記録制御を行う制御手段45と、撮影光学系31の焦点距離情報や、観察光学系32の個体情報である補助データを入力する補助情報入力手段46等を備えて構成される。なお、アジマス情報記憶手段43は例えば不揮発性の半導体メモリにより構成することが望ましい。
このように構成される本実施形態のデジタルカメラ1のアジマス処理ブロック40では、撮像素子20から基準画像の出力を受けたアジマス情報算出手段42は撮像素子20と観察光学系32のアジマス補正量を前述の手法で算出し、そのアジマス情報をアジマス情報記憶手段43に記憶させる。その際、アジマス情報記憶手段43には、補助情報を関連付けて他の補助情報を同時に記憶させることも可能である。またアジマス情報記憶手段43は、複数個のアジマス情報を記憶することが可能とされる。
画像処理手段44はアジマス情報記憶手段43からアジマス情報を受信した画像を補正して画像記録手段41に出力する。なお、画像処理手段44では、画像の補正を行わずにアジマス情報の付加のみを行うようにしても良い。
制御手段45は、画像処理手段44により画像処理を施した画像データを画像記録手段41に記録する制御や、補正前の画像を画像記録手段41に対して記録する記録制御等を行う。図6はアジマス情報記憶手段へ記憶する情報の一例を示した図である。
図7は本実施形態のデジタルカメラ1においてアジマス補正量を算出する際の処理の流れを示したフローチャートである。なお、以下に説明するアジマス補正量の算出処理は制御手段45が処理を実行することにより実現されるものである。
アジマス補正量を取得するための所要の操作が行われると、制御手段45は、平均モードが選択(ON)されたか否かの判別を行う(S1)。平均モードとは、基準画像を複数回撮影したときの平均値から補正量を求めるモードであり、補正量を1枚の基準画像より得る場合は平均モードが非選択(OFF)となる。
ここで、平均モードがONであると判別した場合は、撮影枚数(撮影回数)n回の選択と入力のための処理を行う(S2)。次に、変数iを「1」にセットした後(S3)、変数iがnの値より小さいか否かの判別を行い(S4)、変数iがnの値より小さい場合は、基準画像の撮影を行い(S5)、撮影した基準画像の出力データを画像記録手段41に一旦記録した後(S6)、アジマス情報算出手段42によりアジマス補正量を算出する(S7)。そして、変数iに「1」を加算した後(S8)、ステップS4に戻り、変数iが設定した撮影回数nになるまでステップS5〜S7の処理を繰り返し行う。そして、ステップS4において肯定結果が得られた時に、つまりi≧nに達したら、ステップS9に移行してアジマス補正量の平均値を算出する。
一方、ステップS1において、平均モードがOFFである判別した場合(S1でN)、基準画像の撮影を行い(S10)、撮影した基準画像の出力データを画像記録手段41に一旦記録した後(S11)、アジマス補正量を算出する(S12)。
ステップS13においては、補助情報モードが選択(ON)しているか否かの判別を行い、補助情報モードが選択(ON)された場合は補助情報の選択と入力のための処理を行う(S14)、そして、続くステップS15においてアジマス情報記憶手段43にアジマス補正量と共に記憶する。一方、補助情報モードが未選択(OFF)の場合は(S13でN)、アジマス情報記憶手段43にアジマス補正量のみが記憶される。
次に、本実施形態のデジタルカメラにおける撮影処理の流れを説明する。
図8は本実施形態のデジタルカメラにおける撮影処理の流れを示したフローチャートである。なお、以下に説明する撮影処理は、制御手段45が処理を実行することにより実現されるものである。
この場合は、先ず、制御手段45は、補正モードが選択(ON)されているか否かの判別を行い(S21)、補正モードがONであると判別した場合(S21でY)、アジマス情報記憶手段43よりアジマス補正量を呼び出した後(S22)、撮影を行う(S23)。次に、アジマス補正前の出力画像を画像記録手段41に記録した後(S24)、アジマス補正処理を実行する(S25)。次いでアジマス補助情報モードが選択(ON)されているか否かの判別を行い、アジマス補助情報モードがONの場合は(S26Y)、ステップS27においてアジマス補助情報の選択と入力が行われる。なお、アジマス補助情報モードが未選択(OFF)の場合は(S26でN)、ステップS27の処理を行うことなく、ステップS28に進む。
次に、ステップS28において、アジマス補正前の画像を消去するか否かの判別を行う、消去する場合は(S28でY)、続くステップS29において補正前の画像を消去した後、アジマス補正画像を記録する(S30)。
一方、ステップS28において否定結果が得られた場合(S28でN)、ステップS29において補正前の画像を消去することなく、元画像のデータ領域にアジマス情報を付加することによりアジマス補正画像を記録する(S30)。
なお、ステップS21において、補正モードが非選択(OFF)であると判別した場合(S21でN)は、アジマス補正量を呼び出すことなく、撮影を行い(S31)、出力画像を画像記録手段41に記録する(S32)。
このように本実施形態のデジタルカメラ1においては、アジマス情報記憶手段43にアジマス補正量を記憶しておくようにしたので、撮像素子20に対してアジマスがずれた観察光学系32を用いて撮影した場合でも、自動でアジマスを補正することができ、常にアジマスずれの無い画像を記録することが可能となる。
またアジマス情報算出手段42に複数枚の基準画像からアジマス補正量の平均値を算出する機能を設けたことでアジマス補正量を得るための基準画像撮影時のばらつきを排除し、より妥当なアジマス補正量を得ることが可能になる。
またアジマス情報記憶手段43は、複数個のアジマス情報を記憶可能に構成したことで、例えば内蔵の観察光学系32が変倍機構をもつ場合や、あるいは外付けの単体観察光学系を複数個使用する場合など、アジマスずれの条件が変化し、且つ各条件が繰りかえし使われる場合においても、一度登録したアジマス情報を呼び出すことによりアジマスずれの条件の変化に対応することが可能となる。これにより、何度もアジマス補正量を得る操作をする必要が無くなることにより簡便にアジマスずれの無い画像を得ることが可能となる。
またアジマス情報記憶手段43に記憶される個々のアジマス情報に関連付けて他の補助情報を同時に記憶可能に構成したことで、補助情報を利用することにより複数のアジマス情報が管理し易くなると共に、アジマス情報の変更が必要な場合に選択し易くなるため、アジマスずれの条件が変化した場合においてもより簡単にアジマスずれの無い画像を得ることが可能となる。
また本実施形態のデジタルカメラ1においては、デジタルカメラ1の状態変更により補助情報として記憶している項目が変化した際には、予め記憶してある補助情報を利用して複数のアジマス情報中より最適なアジマス情報を自動的にあるいは撮影者の意志により選択し画像処理に使用するようにしている。
これにより、撮影装置の条件が変わるに伴いアジマスずれの条件が変わった場合でも、自動的に或いは手動で適切なアジマス情報が選択可能となるため、常にアジマスずれの無い画像を得ることが可能となる。
また補助情報を撮影光学系31の焦点距離情報とすると、撮影光学系を変倍するに伴い変倍し変化した観察光学系32のアジマスずれ量に対応したアジマス情報を呼び出し利用することが容易になり、常にアジマスずれの無い画像を得ることが可能となる。また外付けの単体観察光学系を変倍した場合や交換した場合などは、撮影者の意思によりアジマス情報を選択変更できるため、やはりアジマスずれの無い画像を得ることが可能となる。
さらに補助情報を外付けの単体観察光学系の個体情報とすると、外付けの単体観察光学系を変更した場合においてもアジマス情報の変更が容易となりアジマスずれの無い画像を得ることが可能となる。
また本実施形態のデジタルカメラ1においては、画像記録手段41に対してアジマス情報によりアジマスを補正した画像を記録するのと同時にアジマスを補正する前の元画像も記録することが選択により可能になるため、撮影者は補正後の画像だけを記録し撮影可能枚数を優先することと、アジマス補正前後の画像を記録することにより万一の誤補正などに備え元画像を保存することの双方の使用方法を選択利用することが可能となる。
また画像記録手段41は、画像処理手段44によりアジマスを補正した画像又はアジマス補正をする前の元画像のデータ領域にアジマス情報を付加して記録すると、アジマスが補正されて記録された画像からその補正量を知ることが可能となる。
さらに元画像を後日PC上でアジマス補正する場合においてもExifなどのデータ領域に記録されたアジマス情報を参照して補正を行うことが可能となる。
これにより、本実施の形態のデジタルカメラ1においては、自動露出やオートフォーカスまたは手ぶれ補正といった機能を利用しつつ、アジマスずれが補正された画像を得ることが可能となる。
本発明の撮影装置の実施形態であるデジタルカメラの外観を示した図。 本実施形態のデジタルカメラの撮像素子と観察光学系のアジマス関係を示した前面図。 観察光学系の視野枠視野と撮影画像の一例を示した図。 基準画像取得のために撮影する被写体の一例を示した図。 本実施形態のデジタルカメラの構成を示したブロック図。 アジマス情報記憶手段へ記憶する情報の一例を示した図。 本実施形態のデジタルカメラにおけるアジマス補正量を算出する際の処理の流れを示したフローチャート。 本実施形態のデジタルカメラにおける撮影処理の流れを示したフローチャート。
符号の説明
1…デジタルカメラ、2…撮影レンズ、3…対物窓、4…フラッシュ窓、5…アクセサリーシュー、6…シャッターボタン、11…接眼窓、12…表示装置、13…操作ボタン、20…撮像素子、21…外付け観察装置、22…ターゲットマーク、30…撮影系ブロック、31…撮影光学系、32…観察光学系40…アジマス処理ブロック、41…画像記録手段、42…アジマス情報算出手段、43…アジマス情報記憶手段、44…画像処理手段、45…制御手段、46…補助情報入力手段

Claims (10)

  1. 撮影範囲を観察するための観察光学系と、
    撮影光学系によって結像された被写体像を電気的な画像データとして出力する撮像素子と、
    該撮像素子から出力された画像データを記録する画像記録手段と、
    前記観察光学系の視野を用いて被写体の水平又は垂直を決定し撮影した基準画像から前記撮像素子と前記観察光学系との間のアジマス補正量を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出されたアジマス補正量をアジマス情報として記憶する記憶手段と、
    前記算出手段又は前記記憶手段から得たアジマス補正量を用いて撮影画像のアジマスを補正する画像処理手段と、
    前記画像処理手段によるアジマス補正処理を実行するか否かを選択する選択手段と、
    前記画像処理手段によりアジマスを補正した画像データを前記画像記録手段に記録する記録制御を行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とする撮影装置。
  2. 前記算出手段は、複数枚の前記基準画像からアジマス補正量の平均値を算出することを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記記憶手段は、複数個のアジマス情報を記憶することが可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮影装置。
  4. 前記記憶手段は、記憶される個々の前記アジマス情報に関連付けて他の補助データを記憶可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の撮影装置。
  5. 前記補助データに記憶されている項目が変化した際には、前記記憶手段に予め記憶してある補助データを利用して複数のアジマス情報の中からアジマス情報を自動的にあるいは外部から選択可能に構成したことを特徴とする請求項4に記載の撮影装置。
  6. 前記補助データは、前記撮影光学系の焦点距離情報であることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の撮影装置。
  7. 前記補助データは、前記観察光学系の個体情報であることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の撮影装置。
  8. 前記制御手段は、前記画像記録手段に前記アジマス情報によりアジマスを補正した画像データと、前記アジマスを補正する前の元画像データとを記録する制御を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の撮影装置。
  9. 前記制御手段は、前記画像記録手段に前記画像処理手段によりアジマスを補正した画像データを記録するデータ領域又はアジマス補正前の元画像データを記録するデータ領域にアジマス補正量を付加して記録する制御を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の撮影装置。
  10. 前記観察光学系は、内蔵された内蔵観察光学系、または外付け可能な単体観察光学系であることを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の撮影装置。
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