JP2004343476A - 撮像装置、撮像結果の処理装置及び撮像結果の処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、静止画像の取得時、この静止画像の傾きを検出し、この検出した傾きの情報を静止画像と共に記録媒体7に記録する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置、撮像結果の処理装置及び撮像結果の処理方法に関し、例えば電子スチルカメラに適用することができる。本発明は、静止画像の取得時、この静止画像の傾きを検出し、この検出した傾きの情報を静止画像と共に記録媒体に記録することにより、必要に応じて後処理により静止画像の傾きを補正できるようにし、これによりユーザーの意図を正しく反映して撮像結果の傾きを補正することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子スチルカメラにおいては、小型化、軽量化が進み、種々の場所に携帯して使用できるようになされ、さらには携帯電話にも電子スチルカメラの機能が組み込まれるようになされている。
【0003】
これに対して同種の撮像装置であるビデオカメラにおいては、小型化、軽量化によって必ずしも安定した姿勢で撮像するとは限られないことにより、例えば特開2002−64738号公報、特開平7−95466号公報等においては、装置の傾きを検出して撮像結果の傾きを自動的に補正することにより、ユーザーの使い勝手を向上する方法が提案されるようになされている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−64738号公報
【特許文献2】
特開平7−95466号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで電子スチルカメラにおいても、小型化、軽量化によって必ずしも安定した姿勢で撮像するとは限られないことにより、例えば特開2002−64738号公報、特開平7−95466号公報等に提案されている手法を適用して、自動的に撮像結果の傾きを補正して記録することにより、使い勝手を向上できると考えられる。
【0006】
しかしながら電子スチルカメラにおいては、テレビジョン受像機による撮像結果の表示を前提としたビデオカメラとは異なり、意図的に傾いた構図により撮像する場合もある。また縦長の構図により撮像する場合もある。
【0007】
これにより電子スチルカメラにおいて、単に撮像結果の傾きを自動的に補正したのでは、却ってユーザーの使い勝手が悪くなる問題がある。しかして電子スチルカメラにおけるこのような傾きの補正については、ユーザーの意図を正しく反映することが必要と考えられる。
【0008】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、ユーザーの意図を正しく反映して撮像結果の傾きを補正することができる撮像装置、撮像結果の処理装置及び撮像結果の処理方法を提案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため請求項1の発明においては、静止画像を取得して記録媒体に記録する撮像装置に適用して、傾きを検出する傾き検出手段を有し、静止画像の取得時に傾き検出手段で検出される傾きの情報を、該静止画像と共に記録媒体に記録する。
【0010】
また請求項8の発明においては、記録媒体に記録された静止画像による撮像結果を処理する撮像結果の処理装置に適用して、記録媒体に記録した静止画像の傾きを、該静止画像と共に記録した傾きの情報により補正して出力する。
【0011】
また請求項10の発明においては、撮像結果の処理方法に適用して、静止画像の取得時、静止画像の傾きを検出し、該検出した傾きの情報を静止画像と共に記録媒体に記録する。
【0012】
請求項1の構成により、静止画像を取得して記録媒体に記録する撮像装置に適用して、傾きを検出する傾き検出手段を有し、静止画像の取得時に傾き検出手段で検出される傾きの情報を、該静止画像と共に記録媒体に記録すれば、後処理において、この記録媒体に記録された傾きの情報により、必要に応じて傾きを補正し得、これによりユーザーの意図を正しく反映して撮像結果の傾きを補正することができる。
【0013】
また請求項8の構成により、記録媒体に記録された静止画像による撮像結果を処理する撮像結果の処理装置に適用して、記録媒体に記録した静止画像の傾きを、該静止画像と共に記録した傾きの情報により補正して出力すれば、必要に応じて傾きを補正して撮像結果を出力し得、これによりユーザーの意図を正しく反映して撮像結果の傾きを補正することができる。
【0014】
また請求項10の構成により、撮像結果の処理方法に適用して、静止画像の取得時、静止画像の傾きを検出し、該検出した傾きの情報を静止画像と共に記録媒体に記録すれば、後処理において、この記録媒体に記録された傾きの情報により、必要に応じて傾きを補正し得、これによりユーザーの意図を正しく反映して撮像結果の傾きを補正することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。
【0016】
(1)第1の実施の形態
(1−1)第1の実施の形態の構成
図1は、本発明の実施の形態に係る電子スチルカメラを示すブロック図である。この電子スチルカメラ1において、撮像素子2は、CCD(Charge Coupled Device )固体撮像素子により形成され、図示しない光学系によって撮像面に形成された画像による撮像結果を光電変換して出力する。撮像素子2は、所定のタイミング制御回路から出力されるタイミング信号により動作してこのような撮像結果を動画により出力し、ユーザーがシャッターの操作子を操作すると、システム制御回路3による制御により、タイミング制御回路から出力されるタイミング信号が切り換えられ、これによりそれまでの動画による撮像結果に比して解像度の高い静止画による撮像結果を出力する。
【0017】
電子スチルカメラ1は、このようにして撮像素子2から出力される撮像結果を相関二重サンプリング処理し、これにより撮像素子2の撮像面に設けられたカラーフィルタの配列に対応する色信号により撮像結果を変換する。アナログディジタル変換回路(A/D)4は、この色信号をアナログディジタル変換処理して出力する。
【0018】
画像処理回路5は、このアナログディジタル変換回路4から出力される色信号をマトリックス演算処理して赤色、青色、緑色の色信号による画像データを生成する。画像処理回路5は、この色信号による画像データをガンマ処理等してバスBUSに出力する。
【0019】
表示部6は、例えば液晶表示パネルとこの液晶表示パネルを駆動する駆動回路等により構成され、システム制御回路3の制御によりバスBUSに出力される画像データによる画像を表示する。
【0020】
圧縮伸長回路8は、システム制御回路3の制御により、メモリカード7に記録する静止画像による画像データを所定フォーマットによりデータ圧縮してバスBUSに出力する。またこれとは逆にこのようにしてデータ圧縮してメモリカード7に記録された画像データをデータ伸長して出力する。この実施の形態では、このデータ圧縮のフォーマットにJPEG(Joint Photographic Coding Experts Group )のフォーマットが適用されるようになされている。
【0021】
インターフェース(I/F)9は、システム制御回路3の制御によりバスBUSに出力される画像データ等をメモリカード7に記録し、またこれとは逆にメモリカード7に記録された画像データ等を再生してバスBUSに出力する。ここでメモリカード7は、集積回路によるメモリを用いた記録媒体であり、着脱可能にこの電子スチルカメラ1に保持されるようになされている。これによりこの電子スチルカメラ1では、静止画による撮像結果をメモリカード7に記録し、またこのメモリカード7に記録した静止画像を表示部6で確認できるようになされている。
【0022】
メモリ制御回路11は、システム制御回路3の制御により、画像メモリ12の動作を制御し、画像メモリ12は、このメモリ制御回路11による制御により、画像処理回路5、圧縮伸長回路8、インターフェース9における処理の際に、バスBUSに出力される画像データを一時記録して保持する。
【0023】
これらによりこの電子スチルカメラ1では、撮像素子2で動画による撮像結果を取得して画像処理回路5で処理した後、表示部6で表示してシャッターチャンスを確認できるようになされている。またユーザーによるシャッター操作により、動画による撮像結果に代えて静止画による撮像結果を撮像素子2で取得し、この撮像結果を画像処理回路5で処理して画像メモリ12に一時保持し、この画像メモリ12に保持した撮像結果を表示部6で確認できるようになされている。またユーザーにより確認が得られると、このようにして画像メモリ12に保持した撮像結果を圧縮伸長回路8によりデータ圧縮してメモリカード7に記録するようになされている。またこのようにしてメモリカード7に記録した撮像結果等による静止画像について、ユーザーの指示により圧縮伸長回路8でデータ伸長して画像メモリ12に保持し、この画像メモリ12に保持した画像データを表示部6で表示して確認できるようになされている。
【0024】
傾き検出センサ14は、この電子スチルカメラ1の傾きを検出して検出結果をシステム制御回路3に出力する。この電子スチルカメラ1において、この傾き検出センサ14は、撮像素子2の水平方向及び垂直方向にそれぞれ傾き検出の基準軸を有する1組のセンサにより構成される。より具体的には、それぞれ水平方向及び垂直方向への加速度を検出する1対の加速度センサの組み合わせによる2軸の加速度センサにより構成される。
【0025】
すなわち図2(A)に示すように、この電子スチルカメラ1は、正面より見て全体が横長に形成され、この横長の状態で撮像素子2により横長の撮像結果を取得できるようになされている。これによりこの電子スチルカメラ1は、この図2(A)に示すように、横長に保持した状態で、この横長の方向がX方向に設定され、このX方向に直交する方向がY方向に設定されるようになされている。なおこの図2において、符号15Aは、シャッターの操作子である。
【0026】
傾き検出センサ14は、これらX方向及びY方向にそれぞれ傾き検出の基準軸が設定される。すなわち正面より見て光学系の光軸を中心にして電子スチルカメラ1を反時計回りに回転させて、図3(A)及び(B)に、それぞれX方向及びY方向にそれぞれ傾き検出の基準軸を有してなる傾き検出結果を示すように、傾き検出センサ14において、X方向に傾き検出の基準軸が設定されてなるセンサにおいては、正弦波状に出力信号レベルが変化し、図2(A)に対応する横長に保持した状態、この図2(A)に示す状態より180度回転した状態で、出力信号レベルが0レベルになり、またこの図2(B)に示す状態より90度回転した図2(B)に示す状態で出力信号レベルが最も大きくなり、これよりさらに180度回転した状態で出力信号レベルが最も小さくなるようになされている。なおこの図3(A)及び(B)においては、出力信号レベルの最大値及び最小値を値1により正規化して示すものである。
【0027】
これに対してY軸方向に基準軸を有するセンサにおいては、図3(B)に示すように、X軸に基準軸を有するセンサに対して、出力信号レベルが90度だけ異なる位相により出力されるようになされている。
【0028】
これによりこの実施の形態では、この2種類のセンサの出力信号レベルの比により、電子スチルカメラ1が種々の向きに傾けられた場合でも、光軸回りの傾きを検出できるようになされている。
【0029】
操作子15は、この電子スチルカメラ1のシャッター、メニュー操作ボタン等により構成され、図示しないインターフェースを介してユーザーによる操作がシステム制御回路3に通知されるようになされている。
【0030】
システム制御回路3は、図示しないメモリに記録された所定の処理プログラムを実行することにより、この電子スチルカメラ1の全体の動作を制御するコンピュータである。システム制御回路3は、ユーザーによる電源の操作子15の操作により、各部の動作を立ち上げ、撮像素子2により動画による撮像結果を取得して表示部6で表示する。
【0031】
この処理において、システム制御回路3は、傾き検出センサ14による傾き検出結果に基づいて、撮像結果の傾きを表示部6で表示する。またこの傾きの表示においては、傾き検出センサ14の出力信号により、縦長の構図による撮像結果か、横長の構図による撮像結果かを判定し、これら縦長及び横長の構図に対応するように表示を切り換えて、傾きを表示する。
【0032】
すなわちシステム制御回路3においては、X軸方向及びY軸方向に基準軸を設定してなるセンサ出力を絶対値化して比較することにより、これら2つのセンサ出力の振幅を比較する。ここでX軸方向に基準軸を設定してなるセンサ出力の振幅の方が大きいとの判定結果が得られた場合、図2(A)との対比により図4(A)に電子スチルカメラ1を背面より見て示すように、横長の構図による撮像結果と判定し、この状態における表示部6による表示画面の下側に、棒状の表示6Aを形成する。また水平方向に対するX軸方向の傾きを検出し、この棒状の表示6A上の中央を傾き0の位置に設定して、この傾き検出結果に対応する位置にマーカー6Bを表示する。しかしてこの場合、この棒状の表示6Aにおいては、水準器のように電子スチルカメラ1の傾きに応じてマーカー6Bが左右に移動することになる。
【0033】
これに対してY軸方向の基準軸を設定してなるセンサ出力の振幅の方が大きいとの判定結果が得られた場合、図2(B)との対比により図4(B)に電子スチルカメラ1を背面より見て示すように、縦長の構図による撮像結果と判定し、この状態における表示部6による表示画面の下側に、棒状の表示6Aを形成する。また水平方向に対するY軸方向の傾きを検出し、この棒状の表示6A上の中央を傾き0の位置に設定して、この傾き検出結果に対応する位置にマーカー6Bを表示する。しかしてこの場合も、この棒状の表示6Aにおいては、水準器のように電子スチルカメラ1の傾きに応じてマーカー6Bが左右に移動することになる。
【0034】
またこれらによりそれぞれ図4(A)及び(B)に示す状態より、電子スチルカメラ1が上下逆向きに保持されている場合には、それぞれ表示画面の上側に棒状の表示6Aが形成されることになる。なおこの場合に、表示箇所を下側に切り換えるようにしてもよい。
【0035】
これによりこの電子スチルカメラ1では、この棒状の表示6Aにより電子スチルカメラ1の傾きを確認して、所望の構図により撮像結果を取得できるようになされている。また傾き検出センサ14の検出結果により撮像結果の構図を判定し、この構図の判定により棒状の表示6Aによる横長の構図と縦長の構図とで傾き検出結果の表示箇所を切り換えるようになされている。
【0036】
電子スチルカメラ1において、システム制御回路3は、このようにして傾き検出結果と共に動画による撮像結果を表示した状態で、ユーザーによりシャッターの操作子15Aが操作されると、撮像素子2の動作を切り換え、動画による撮像結果に代えて、高解像度の静止画による撮像結果を取得し、この撮像結果を画像メモリ12に保持し、また表示部6に表示する。またこのようにして静止画像による撮像結果を取得するタイミングで、傾き検出センサ14による傾き検出結果をメモリに一時保持する。
【0037】
この撮像結果の表示において、ユーザーによるメニューの選択により、事前に傾き補正を指示する動作モードが選択されている場合、メモリに一時記録した傾き検出センサ14による傾き検出結果に基づいてメモリ制御回路11による画像メモリ12のアドレス制御を制御し、画像メモリ12に記録された静止画像より、傾き検出結果に対応して傾いた矩形領域の撮像結果を切り出して表示部6に表示する。これによりシステム制御回路3は、傾きが0になるように撮像結果の傾きを補正して表示するようになされている。
【0038】
またこのときシステム制御回路3は、水平方向及び垂直方向に対して傾きが所定のしきい値より小さい場合についてのみ、撮像結果の傾きを補正して表示し、これによりユーザーが意図して傾いた構図による撮像結果については、傾きを補正しないようになされている。
【0039】
また傾き検出センサ14による検出結果に基づいて天地を判定し、それぞれ横長及び縦長の構図による撮像結果において、この電子スチルカメラ1におけるシャッターの操作子15Aが所定の位置になるように電子スチルカメラ1を保持した状態で、撮像結果の天地が正しく表示されるように、撮像結果の天地を補正して表示する。具体的に、システム制御回路3は、横長の構図においては、棒状の表示6A側が撮像結果の下側となるように、すなわちシャッターの操作子15Aが上側となるように電子スチルカメラ1を保持した状態で、正しく天地を表示するように撮像結果の天地を補正して表示する。また縦長の構図においても、同様に棒状の表示6A側が撮像結果の下側となるように、すなわちシャッターの操作子15Aが下側となるように電子スチルカメラ1を保持した状態で、正しく天地を表示するように撮像結果の天地を補正して表示する。なおこのような天地の判定においては、それぞれX軸方向及びY軸方向に基準軸を有するセンサ出力の正負の判定により実行することができる。
【0040】
これに対してユーザーがこのような傾きの補正を指示していない場合、システム制御回路3は、何ら傾き、天地を補正することなく、棒状の表示6Aと共に撮像結果を表示部6に表示する。
【0041】
このようにして撮像結果を表示して、ユーザーにより確認の操作子15が操作されると、システム制御回路3は、この画像メモリ12に保持した画像データを圧縮伸長回路8によりデータ圧縮してメモリカード7に記録する。このときシステム制御回路3は、ユーザーにより傾き補正が指示されている場合には、表示部6への表示に対応するように、傾き、天地を補正するように画像メモリ12に保持された画像データを順次圧縮伸長回路8に転送してデータ圧縮し、このデータ圧縮された画像データをメモリカード7に記録する。
【0042】
これに対してユーザーにより傾き補正が指示されていない場合には、画像メモリ12に取り込んだ画像データを順次圧縮伸長回路8に転送してデータ圧縮し、メモリカード7に記録する。またこのとき、この画像データの記録に供するファイル名と対応付けて、この画像データによる静止画像の傾き検出結果Dθをメモリカード7に記録する。具体的に、システム制御回路3は、傾き検出センサによるX軸が水平方向に保持されてなる状態を基準にして、図3(A)及び(B)について上述した反時計回りの角度により撮像結果の傾きをメモリカード7に記録する。これによりこの実施の形態では、横長の構図、縦長の構図についてそれぞれ傾き、天地の情報をメモリカード7に記録するようになされている。すなわちこのようにX軸が水平方向に保持されてなる状態を基準にして、傾きが180度前後の場合、傾きが0度の場合に対して天地が逆転していると判断することができる。また同様にして傾きが270度前後の場合、傾き90度による縦長の構図に対して、天地が逆転していると判断することができ、これらにより電子スチルカメラ1では、単に角度により傾きを記録して併せて天地の情報を記録することができるようになされている。
【0043】
なおシステム制御回路3は、この傾きの情報を、静止画像の付加情報として、例えばシャッター速度、絞り等の静止画取得時の条件と共に、静止画像のファイル名と同一のファイル名であって、付加情報であることを示す拡張子の設定によるファイル形式により記録するようになされている。なおこのようなX軸が水平方向に保持されてなる状態を基準にした角度による傾き、天地の情報の記録に代えて、傾き検出結果により判断される天地の情報と、この天地に対する傾きを記録するようにしてもよい。
【0044】
これによりこの実施の形態においては、このようにして撮像結果と共に傾き検出結果を記録することにより、後処理において、このメモリカード7による記録媒体に記録された傾きの情報に基づいて、必要に応じて傾きを補正し得、これによりユーザーの意図を正しく反映して撮像結果の傾きを補正することができるようになされている。
【0045】
なおシステム制御回路3は、傾き、天地を補正してなる静止画像の記録においては、この付加情報として記録する傾き情報について、横長の構図については傾きを0度に設定し、また縦長の構図については傾きを90度に設定し、これにより傾き補正しない場合と同様に処理できるようになされている。なおこの場合に、傾き、天地を補正していることを示すフラグ等をこの付加情報に設定し、後処理に役立てることが考えられる。またユーザーが傾き補正を指示したものの、垂直方向及び水平方向に対して上述したしきい値以上に撮像結果が大きく傾いており、傾き補正しない場合には、ユーザーが傾き補正を指示していない場合と同様に、付加情報により傾きを記録する。
【0046】
しかしてシステム制御回路3は、このようにして撮像結果をメモリカード7に記録すると、続いて静止画により撮像結果を取得できるように、元の動画による撮像結果を表示するように全体の動作を切り換えるようになされている。
【0047】
これに対してユーザーによるメニューの選択により、メモリカード7に記録された静止画像の表示が指示されると、システム制御回路3は、メモリカード7に記録された静止画像を順次表示部6に表示する。この表示において、システム制御回路3は、表示に供する画像データをメモリカード7からロードして圧縮伸長回路8によりデータ伸長した後、画像メモリ12に保持し、表示部6で表示する。このときシステム制御回路3は、ユーザーにより事前に傾き補正の動作モードが選択されている場合には、付加情報として記録した傾きの情報Dθにより、ユーザーにより事前に傾き補正が指示されている状態で撮像素子2で取得した撮像結果を表示する場合と同様に、傾き、天地を補正して表示する。これによりこの電子スチルカメラ1では、傾き、天地を補正しないで、同種の付加情報を記録する電子スチルカメラでメモリカード7に記録した静止画像について、傾き、天地を補正して表示するようになされ、その分、使い勝手を向上するようになされている。
【0048】
これに対してユーザーにより傾き補正が指示されていない場合、システム制御回路3は、ユーザーにより傾き補正が指示されていない状態で、撮像素子2で取得した撮像結果を表示する場合と同様に、画像メモリ12にロードした画像データによる撮像結果を棒上の表示6Aと共に表示する。
【0049】
(1−2)第1の実施の形態の動作
以上の構成において、この電子スチルカメラ1では(図1)、撮像素子2で動画による撮像結果が取得され、この撮像結果が画像処理回路5で処理されて表示部6で表示され、これによりこの表示部6の表示を確認してシャッターチャンスを確認することができるようになされている。電子スチルカメラ1では、このようにして動画による撮像結果を表示した状態で、ユーザーによりシャッターの操作子15Aが操作されると、高解像度の静止画像による撮像結果が撮像素子2で取得され、この撮像結果が画像処理回路5で処理された後、画像メモリ12に保持され、また表示部6で表示される。またこのようにして取得した静止画像を表示してユーザーにより確認が得られると、画像メモリ12に記録された画像データが圧縮伸長回路8によりデータ圧縮されてメモリカード7に記録される。
【0050】
電子スチルカメラ1では、傾き検出センサ14により光学系の光軸を中心にした傾きが検出され(図2及び図3)、動画による撮像結果を表示している際に、この傾き検出結果が表示部6に併せて表示される(図4)。これによりこの電子スチルカメラ1では、この表示部6における傾き検出結果の表示に基づいて全体の傾きを補正してシャッターの操作子15Aを押圧操作することにより、傾いた構図による撮像結果の取得を防止することができ、その分、ユーザーによる使い勝手を向上することができる。
【0051】
このようにして傾きを検出するにつき、この実施の形態では、撮像素子2における撮像面の水平方向及び垂直方向に対応するX方向及びY方向にそれぞれ傾き検出の基準軸を有してなる1組のセンサにより傾きが検出されることにより、これら2つのセンサ出力に基づいて、ユーザーが横長の構図を選択した場合、ユーザーが縦長の構図を選択した場合のそれぞれについて、傾きを検出することができ、またこのような各構図における撮像結果の天地をも検出することができる。
【0052】
これによりこの電子スチルカメラ1では、ユーザーによる動作モードの選択により、このようにして検出される傾き、天地により静止画による撮像結果が補正されて表示部6で表示され、またメモリカード7に記録される。これによりこの電子スチルカメラ1では、表示部6における棒状による傾きの表示6Aにより画面を水平に保とうと努力したにも係わらず、傾いた構図により被写体を撮像した場合等に、このような傾きを補正してなる撮像結果を得ることができ、またこのような傾きを補正してなる撮像結果をメモリカード7に記録することができる。従って電子スチルカメラ1では、極端な話、何ら傾きを気にすることなく撮影して、正しく水平に保持されてなる横長、縦長による撮像結果を得ることができ、これにより使い勝手を向上することができる。
【0053】
このようにして傾きを補正する際に、この電子スチルカメラ1では、水平方向及び垂直方向に大きく傾いている場合、この場合にはユーザーが意図して斜めに傾いた構図により被写体を撮影したと考えられることにより、傾きの補正を中止して撮像結果を表示し、またメモリカード7に記録する。
【0054】
これらの場合において、電子スチルカメラ1では、このようにしてメモリカード7に記録してなる撮像結果について、傾きの情報、天地の情報が所定の基準方向を基準にした電子スチルカメラ1の傾きにより静止画像と共にメモリカード7に記録される。これによりこの電子スチルカメラ1では、ユーザーが意図して傾けた構図による撮像結果と判断した場合にあっても、この傾き、天地の情報により後処理において傾きを補正することができ、その分、使い勝手を向上することができるようになされている。
【0055】
これに対してユーザーにより何ら傾きの補正が指示されていない場合、この電子スチルカメラ1では、傾き検出センサ14で検出された傾きと共に、撮像結果がメモリカード7に記録される。また何ら傾き、天地を補正することなく表示部6にて撮像結果が表示される。
【0056】
これによりこの電子スチルカメラ1においては、このようにして記録した傾きの情報、天地の情報により、後処理において、必要に応じて傾き、天地を補正することができる。この場合に、例えばパーソナルコンピュータによりこのような撮像結果を処理して印刷する場合にあっては、ユーザーにより一枚一枚撮像結果を確認して傾きを補正することができ、これによりユーザーの意図を正しく反映して撮像結果の傾きを補正することができる。
【0057】
電子スチルカメラ1では、このようにして傾きの情報が記録されてなるメモリカード7について、ユーザーにより撮像結果の表示が指示されると、メモリカード7に記録された対応する画像データが圧縮伸長回路8によりデータ伸長されて画像メモリ12に保持され、またこの画像メモリ12に保持された画像データが表示部6により表示される。
【0058】
この場合において、電子スチルカメラ1では、撮像素子2より取得した撮像結果を表示部6で表示する場合と同様に、ユーザーの事前の選択により、傾き、天地を補正して表示し、また何ら傾き、天地を補正することなく表示する。これによりこの電子スチルカメラ1では、同種の他の電子スチルカメラによる撮像結果について、必要に応じて傾きを補正して表示し、ユーザーによる使い勝手を向上するようになされている。
【0059】
(1−3)第1の実施の形態の効果
以上の構成によれば、静止画像の取得時、この静止画像の傾きを検出し、この検出した傾きの情報を静止画像と共に記録媒体に記録することにより、必要に応じて後処理により静止画像の傾きを補正し得、これによりユーザーの意図を正しく反映して撮像結果の傾きを補正することができる。
【0060】
また傾き検出手段で検出される傾きを、表示手段である表示部6で表示することにより、この表示を基準にして傾きを補正して撮像することができ、その分、使い勝手を向上することができる。
【0061】
またこのようにして記録媒体に記録した静止画像の傾きを、該静止画像と共に記録した傾きの情報により補正して表示手段で表示することにより、他電子スチルカメラで撮像した撮像結果等についても、必要に応じて簡易に傾き補正することができる。
【0062】
またこの傾き検出手段による検出結果に基づいて、静止画像における天地の情報を併せて記録媒体に記録することにより、電子スチルカメラの上下方向を種々に異ならせて撮影した場合にあっても、一方向に天地を設定して表示することができ、その分、使い勝手を向上することができる。
【0063】
すなわちこのような天地の情報に基づいて、記録媒体に記録した静止画像の天地を補正して表示手段で表示することにより、使い勝手を向上することができる。
【0064】
またこの傾き検出手段が、静止画像の水平方向及び垂直方向にそれぞれ傾き検出の基準軸を有する1組のセンサにより形成されていることにより、それぞれ横長、縦長の構図による撮像結果において、傾き、構図の向きを確実に検出することができる。
【0065】
(2)第2の実施の形態
図5は、第2の実施の形態に係る撮像結果の処理装置を示すブロック図である。この処理装置21は、例えばいわゆるラボに設置されて、第1の実施の形態について上述したメモリカード7に記録された撮像結果を印刷の形式により出力する。
【0066】
すなわちこの処理装置21においては、メモリカード7を着脱可能に保持し、インターフェース(I/F)22を介してこのメモリカード7に記録された静止画像を、対応する傾きの情報と共にロードする。
【0067】
伸長回路23は、このようにしてメモリカード7から読み出される画像データをデータ伸長して出力し、画像メモリ24は、メモリ制御回路25の制御によりこのようにしてデータ伸長してなる画像データを記録して保持し、また保持した画像データをメモリ制御回路25の制御により出力する。
【0068】
メモリ制御回路25は、この画像メモリ24の動作を制御するコントローラであり、書き込み時においては、伸長回路23から出力される画像データを順次画像メモリ24に記録するように、画像メモリ24をアドレス制御するのに対し、読み出し時においては、システム制御回路28の指示により、傾き、天地を補正するように、又は記録順に順次画像データを出力するように、画像メモリ24をアドレス制御する。
【0069】
インターフェース(I/F)26は、このようにして画像メモリ24から出力される画像データをプリンタ27に出力し、プリンタ27においては、この画像データによる静止画像を印刷して出力する。
【0070】
システム制御回路28は、この処理装置21の動作を制御するコンピュータであり、オペレータが傾き補正による印刷のモードを指示した場合、第1の実施の形態に上述したと同様にして、メモリカード7に記録された傾きの情報により撮像結果の傾き、天地を補正するようにメモリ制御回路25の動作を制御する。これによりこの処理装置21では、正しく水平が設定されて、かつそれぞれ横長及び縦長の構図において、一定の向きに保持してなる印刷結果を出力するようになされている。
【0071】
これに対してオペレータが傾きを補正しない印刷のモードを指示した場合、システム制御回路28は、記録順に順次画像データを出力するようにメモリ制御回路25の動作を指示する。また1枚毎に傾き補正の有無を指示する印刷のモードをオペレータが指示した場合、図示しないモニタ装置に静止画を表示し、この表示によるオペレータの指示に応じて、傾き、天地補正するように、又はこのような補正をしないように、メモリ制御回路25の動作を制御する。
【0072】
この実施の形態のように、メモリカードによる記録媒体に記録された静止画像を出力する際に、併せて記録された傾きの情報により補正して出力することにより、またオペレータの指示によりこのような補正の処理を実行することにより、ユーザーの意図を反映して傾きを補正することができる。
【0073】
(3)第3の実施の形態
この実施の形態においては、銀塩カメラのシステムに本発明を適用して、傾き情報をフィルムに記録する。なおこの実施の形態に係る銀塩カメラにおいては、傾きセンサにより傾きを検出する点においては、第1の実施の形態と同一に構成され、またこのような傾き情報等を記録する点を除いて、従来の銀塩方式によるカメラと同一に構成される。
【0074】
この銀塩カメラにおいては、図6に示すように、フィルム31におけるコマ32間のスペースに、傾き情報、シャッター速度、絞り等の付加情報を光学的に記録する。このためこの銀塩カメラにおいては、微小な発光ダイオードがフィルム31を横切るように並んで配列され、この発光ダイオードの並びをコマ32間のスペースが横切るタイミンングで、又はこの発光ダイオードの並びの下にコマ32間のスペースが配置されるタイミングで、これら発光ダイオードを点灯して付加情報を記録するようになされている。
【0075】
またラボにおける処理装置においては、プリントする際に、第2の実施の形態について上述したと同様に、オペレータの指示に応じて、このようにして記録された付加情報による傾きの情報に基づいて、露光に供する光学系の光軸を中心にして印画紙とフィルムとの相対的な位置関係を傾けて印画紙を露光することにより、撮像結果の傾きを補正してプリントを作成する。また天地の情報によりそれぞれ横長及び縦長の撮像結果について天地の向きを一方向に整列させてプリントを出力する。
【0076】
この実施の形態においては、銀塩写真のシステムに適用しても、第1及び第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0077】
(4)第4の実施の形態
この実施の形態においては、第1の実施の形態に係る電子スチルカメラ1によりメモリカード7に記録された撮像結果をパーソナルコンピュータに取り込んで、第2の実施の形態について上述したと同様に印刷することにより、個人的に撮像結果を出力する。この処理において、この実施の形態においては、メモリカード7に記録された静止画像をサムネイル画像による一覧形式により表示し、この表示におけるユーザーの指示により対応する撮像結果を印刷する。またこのときユーザーによる指示に応じて、対応する傾きの情報により傾きを補正する。
【0078】
この実施の形態においては、このようにして静止画像をサムネイル画像により一覧表示する際に、メモリカード7に記録された傾きによる天地の情報により、天地を補正して一覧表示する。またこの表示において、縦長の構図による静止画像については縦長に表示し、また横長の構図による静止画像については、横長に表示し、これらにより撮像結果の向きを整えて表示する。なおこの実施の形態においては、このような傾き、天地の補正による一覧表示以外については、通常の画像処理プログラムによるパーソナルコンピュータと同一に構成される。
【0079】
この実施の形態のようにパーソナルコンピュータにより個人的に撮像結果を出力する場合にあっても、第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0080】
またこのようなパーソナルコンピュータの処理における静止画像の一覧表示において、傾きによる天地の情報に基づいて向きを整えて表示することにより、一段とユーザーの使い勝手を向上することができる。
【0081】
(5)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、メモリカードによる記録媒体に撮像結果を記録する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光ディスク、磁気ディスク等、種々の記録媒体に撮像結果を記録する場合に広く適用することができる。
【0082】
また上述の実施の形態においては、X方向及びY方向に基準軸を有する2軸の加速度センサにより傾きを検出する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これに加えて光軸方向であるZ軸方向に基準軸を有する3軸の加速度センサにより傾きを検出するようにしてもよい。なおこのようにすれば、水平方向に対して光軸の傾きであるいわゆる仰角の変化による傾き検出精度の劣化を防止することができる。
【0083】
また上述の実施の形態においては、棒状の表示により表示部6で傾きを表示する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図7に示すように、この棒状の表示を円弧形状により表示するようにしてもよく、傾き角度により表示するようにしてもよい。また撮像結果と同時に確認可能に、表示部6に近接して別途設けられた表示手段で表示するようにしてもよい。
【0084】
また上述の実施の形態においては、本発明を専用の撮像装置である電子スチルカメラ等に適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば撮像機能を有してなる携帯電話、PDA(Personal Digital Assisiants )、パーソナルコンピュータ等、撮像装置として機能する種々の装置、この装置によるシステムに広く適用することができる。
【0085】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、静止画像の取得時、この静止画像の傾きを検出し、この検出した傾きの情報を静止画像と共に記録媒体に記録することにより、必要に応じて後処理により静止画像の傾きを補正することができ、これによりユーザーの意図を正しく反映して撮像結果の傾きを補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電子スチルカメラを示すブロック図である。
【図2】図1の電子スチルカメラにおける傾き検出センサの説明に供する平面図である。
【図3】図2の傾き検出センサの出力を示す特性曲線図である。
【図4】図1の電子スチルカメラにおける表示部6の表示を示す背面図である。
【図5】第2の実施の形態に係る処理装置を示すブロック図である。
【図6】第3の実施の形態に係る付加情報の記録の説明に供する平面図である。
【図7】他の実施の形態に係る傾きの表示を示す背面図である。
【符号の説明】
1……電子スチルカメラ、2……撮像素子、3、28……システム制御回路、6……表示部、7……メモリカード、12、24……画像メモリ、14……傾き検出センサ、21……処理装置
Claims (11)
- 静止画像を取得して記録媒体に記録する撮像装置において、
傾きを検出する傾き検出手段を有し、
前記静止画像の取得時に前記傾き検出手段で検出される傾きの情報を、該静止画像と共に前記記録媒体に記録する
ことを特徴とする撮像装置。 - 前記傾き検出手段で検出される傾きを、表示手段で表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記記録媒体に記録した前記静止画像の傾きを、該静止画像と共に記録した前記傾きの情報により補正して表示手段で表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記傾き検出手段による検出結果に基づいて、前記静止画像における天地を検出し、該検出結果による天地の情報を併せて前記記録媒体に記録する
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記天地の情報に基づいて、前記記録媒体に記録した前記静止画像の天地を補正して表示手段で表示する
ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。 - 前記傾き検出手段が、
前記静止画像の水平方向及び垂直方向にそれぞれ傾き検出の基準軸を有する1組のセンサにより形成された
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記1組のセンサが、
2軸加速度センサである
ことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。 - 記録媒体に記録された静止画像による撮像結果を処理する撮像結果の処理装置において、
前記記録媒体には、前記静止画像と、該静止画像の撮像時に検出された前記静止画像の傾きの情報とが記録され、
前記撮像結果の処理装置は、
前記記録媒体に記録した前記静止画像の傾きを、該静止画像と共に記録した前記傾きの情報により補正して出力する
ことを特徴とする撮像結果の処理装置。 - 前記記録媒体には、
前記傾きの情報の取得時に併せて検出された前記静止画像の天地の情報が記録され、
前記撮像結果の処理装置は、
前記記録媒体に記録した前記静止画像の天地を、前記天地の情報により補正して出力する
ことを特徴とする請求項8に記載の撮像結果の処理装置。 - 静止画像の取得時、前記静止画像の傾きを検出し、該検出した傾きの情報を前記静止画像と共に記録媒体に記録する
ことを特徴とする撮像結果の処理方法。 - 前記記録媒体に記録した前記静止画像を出力する際に、前記静止画像と共に記録した前記傾きの情報により、前記静止画像の傾きを補正する
ことを特徴とする請求項10に記載の撮像結果の処理方法。
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