JPH0537810Y2 - - Google Patents

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JPH0537810Y2
JPH0537810Y2 JP1990089147U JP8914790U JPH0537810Y2 JP H0537810 Y2 JPH0537810 Y2 JP H0537810Y2 JP 1990089147 U JP1990089147 U JP 1990089147U JP 8914790 U JP8914790 U JP 8914790U JP H0537810 Y2 JPH0537810 Y2 JP H0537810Y2
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armrest
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seat
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bush
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は対座シートのような車両用シートのア
ームレスト構造に関するものである。
《従来の技術》 従来のこの種の車両用シートのアームレスト構
造としては、実開昭56−113767号公報に開示され
たものがある。この開示技術は、第8図及び第9
図に示すように折り畳み椅子の支持脚50にピン
51を取付け、アームレスト55の基部に取付け
た筒52の下端部に90度位相をずらせて係合溝5
3,54を形成し、この筒52を支持脚50に回
転可能に取付け、このアームレスト55の格納位
置で、ピン51を一方の係合溝53に係合し、ア
ームレスト55を回動しての使用状態では、他方
の係合溝54にピン51を係合させてその位置を
保持するようにしたものである。
しかしながら、従来例にあつては、アームレス
ト55の基部には筒52が取付けてあり、この筒
52を支持脚50に嵌めてアームレスト55を支
持脚50に回転可能に取付けるという構造をとる
ために、折り畳み椅子を組立てた後では、これの
支持脚50にアームレスト55を取付けることが
できず、その組立性が悪かつた。
このような不具合を解消するために、本出願人
は、バツクシートとクツシヨンシートとより成る
シート部を支持する支持部材に、アームレストの
基部側の枢支片部と取付用ブラケツトの枢支片部
とを沿わせ、取付用ブラケツトをアームレストに
螺子部材で締着して、両枢支片部で支持部材を回
転可能に挟持し、支持部材に、両枢支片部を上下
から挟んだ状態でアームレスト保持部材を溶着し
たアームレスト構造を提唱した。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、アームレストを支持部材に取付
けるにあたつて、アームレストの枢支片部と取付
用ブラケツトの枢支片部とを直接に支持部材に接
触させているために、部品精度等によるばらつき
によるガタツキが大きく、また、組付けも困難で
あるなどの問題点があつた。
本考案は、上記の問題点に着目してなされたも
のであつて、その目的とするところは、部品精度
等によるばらつきによるガタツキや組付け時にガ
タツキを吸収することができて、その組付けを簡
単にしかも部品精度を気にすることなく行なうこ
とができる車両用シートのアームレスト構造を提
供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記の目的を達成するために、本考案は、バツ
クシートとクツシヨンシートとより成るシート部
を支持する支持部材に、クツシヨン性を有するブ
ツシユを嵌め、この支持部材にアームレストの基
部側の枢支片部と取付用ブラケツトの枢支片部と
を前記ブツシユの上から沿わせ、取付用ブラケツ
トをアームレストに螺子部材で締着して、両枢支
片部で支持部材を回転可能に挟持し、支持部材
に、両枢支片部を上下から挟んだ状態でアームレ
スト保持部材を溶着した構成にしてある。
そして、ブツシユは、その周部に長手方向に沿
う割部を形成した合成樹脂製の円筒体であり、こ
のブツシユには長手方向に沿う空間部が周方向に
多数形成してあつて、これらの空間部は一方向に
傾斜した断面形状を成しその隣り合うものの端部
が互いにオーバーラツプさせてある。
《作用》 かかる構成にすることにより、部品精度等によ
るばらつきによるガタツキや組付け時にガタツキ
を吸収することができて、その組付けを簡単にし
かも部品精度を気にすることなく行なうことがで
きる。
《実施例》 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。第1図は本考案に係るアームレスト構造の
備えた車両用シートの斜視図である。この車両用
シートは車室内のフロアに立設された支持部材1
を備えており、この支持部材1の左右の支持脚2
は、その中間部において屈曲されていて下部2a
に対して上部2bが後方に位置している。左右の
支持脚2の下部2aの上側には回動支点である支
点ピン3が設けてある。シート部Sはクツシヨン
シート4とバツクシート5とこれらシート4,5
を連結する左右のブラケツト6とクツシヨンシー
ト4の下面部に格納可能に設けられたレツグ4a
とより成る。すなわち、ブラケツト6は正面L字
形状に屈曲されていて、その側面部6aに突片7
が突設されており、この突片7にピン孔8が設け
てある。また、側面部6aの上部にピン孔9が設
けてある。そして、ブラケツト6には、クツシヨ
ンシート4の後部の両側が固着してあり、また、
バツクシート5の下部の両側に設けた回動支点で
ある支点ピン10がピン孔9に挿入されて、バツ
クシート5がブラケツト6に取付けてある。この
ように構成されたシート部Sは、左右のブラケツ
ト6の突片7のピン孔8に支点ピン3を挿入して
支持部材1に取付けてあり、バツクシート5は支
点ピン3を支点にして回動し、レツグ4aを開い
て、これをフロアに接してクツシヨンシート4を
水平に保つ。したがつて、バツクシート5をクツ
シヨンシート4に重ね、このまま上方に回動させ
ることにより、両シート4,5を格納することが
できる。
前記支持部材1の右側の支持脚2の上部2bに
は取付機構13を介してアームレスト11が水平
状態で回動可能に取付けてあり、また、アームレ
スト11は、その回動をバツクシート5の前面位
置から90度手前の位置までに規制される。
すなわち、アームレスト11はその基端部にお
いて、平面円形状の枢支片部14を備えており、
アームレスト11の基部には2個の螺子孔15が
設けてある。取付用ブラケツト16は、その先端
に平面半円形状の枢支片部17を備えており、取
付用ブラケツト16の面部には2個の螺子挿入孔
44が設けてある。そして、取付用ブラケツト1
6の端部には切り起しによるストツパ用突起18
が形成してある。また、19はアームレスト保持
部材であり、アームレスト保持部材19は側面コ
字形状を成し、その上下の折曲部20,21の端
縁部は円弧状になされている。また、アームレス
ト保持部材19の面部の端縁部には切欠部22が
形成してあり、この切欠部22の端縁部がストツ
パ部23になされている。
第5図及び第6図の示すものはブツシユ24で
あり、このブツシユ24は、周部に一側に長手方
向に沿う割部25を形成した、合成樹脂製の円筒
体であり、このブツシユ24には長手方向に沿う
空間部26が周方向に多数形成してある。これら
の空間部26の隣り合うものの端部27は互いに
オーバーラツプ状態になつていて、ブツシユ24
が径方向に圧縮されたとき空間部26の端部27
は重なり合うものである。
そして、支持脚2にブツシユ24を嵌め、アー
ムレスト11の枢支片部14をブツシユ24に当
て、また、これの反対側から取付用ブラケツト1
6の枢支片部17をブツシユ24に当てて、取付
用ブラケツト16の螺子挿入孔44に挿通した螺
子15aをアームレスト11の螺子孔15に螺合
して螺子15aを締め付けて、両枢支片部14,
17をブツシユ24を介して支持脚2に挟みつ
け、枢支片部14,17を挟んだ状態でアームレ
スト保持部材19の上下の折曲部20,21を支
持脚2に当てて溶着してこのアームレスト保持部
材19が支持脚2に取付けてある。
したがつて、アームレスト保持体19によつて
アームレスト11は上下方向に移動が規制されて
おり、水平方向の回動は両枢支片部14,17で
なされる。この場合、アームレスト11の枢支片
部14に設けたストツパ用突起18はアームレス
ト保持体19の切欠部23内に位置している。そ
して、アームレスト11が格納状態にあるとき、
ストツパ用突起18は切欠部22内にあつてもス
トツパ用突起23に干渉していないが、アームレ
スト11を90度回動させて使用状態とすると、ス
トツパ用突起18がストツパ部23に干渉して90
度以上の回動が規制される。
そして、前記螺子15aの締め付け力を調整す
ることにより枢支片部14,17の支持脚2への
圧接力が調整されて、アームレスト11の操作力
の調整が可能になる。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案は、バツクシート
とクツシヨンシートとより成るシート部を支持す
る支持部材に、クツシヨン性を有するブツシユを
嵌め、この支持部材にアームレストの基部側の枢
支片部と取付用ブラケツトの枢支片部とを前記ブ
ツシユの上から沿わせ、取付用ブラケツトをアー
ムレストに螺子部材で締着して、両枢支片部で支
持部材を回転可能に挟持し、支持部材に、両枢支
片部を上下から挟んだ状態でアームレスト保持部
材を溶着したから、部品精度等によるばらつきに
よるガタツキや組付け時にガタツキを吸収するこ
とができて、その組付けを簡単にしかも部品精度
を気にすることなく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るアームレスト構造を備え
た車両用シートの斜視図、第2図はシート部の一
部省略した分解斜視図、第3図はアームレスト取
付機構の斜視図、第4図は同平面図、第5図はブ
ツシユの斜視図、第6図は同断面図、第7図は締
付け状態のブツシユの平面図、第8図は従来のア
ームレスト構造を備えた車両用シートの斜視図、
第9図はアームレスト取付機構の斜視図である。 1……支持部材、4……クツシヨンシート、5
……バツクシート、11……アームレスト、16
……取付用ブラケツト、14,17……枢支片
部、19……アームレスト保持部材、24……ブ
ツシユ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) バツクシートとクツシヨンシートとより成る
    シート部を支持する支持部材に、クツシヨン性
    を有するブツシユを嵌め、この支持部材にアー
    ムレストの基部側の枢支片部と取付用ブラケツ
    トの枢支片部とを前記ブツシユの上から沿わ
    せ、取付用ブラケツトをアームレストに螺子部
    材で締着して、両枢支片部で支持部材を回転可
    能に挟持し、支持部材に、両枢支片部を上下か
    ら挟んだ状態でアームレスト保持部材を溶着し
    たことを特徴とする車両用シートのアームレス
    ト構造。 (2) ブツシユは、その周部に長手方向に沿う割部
    を形成した合成樹脂製の円筒体であり、このブ
    ツシユには長手方向に沿う空間部が周方向に多
    数形成してあつて、これらの空間部は一方向に
    傾斜した断面形状を成しその隣り合うものの端
    部が互いにオーバーラツプしている請求項(1)記
    載の車両用シートのアームレスト構造。
JP1990089147U 1990-08-28 1990-08-28 Expired - Lifetime JPH0537810Y2 (ja)

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JPH0446861U JPH0446861U (ja) 1992-04-21
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