JPH053770U - 配管の支持構造 - Google Patents

配管の支持構造

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JPH053770U
JPH053770U JP5786691U JP5786691U JPH053770U JP H053770 U JPH053770 U JP H053770U JP 5786691 U JP5786691 U JP 5786691U JP 5786691 U JP5786691 U JP 5786691U JP H053770 U JPH053770 U JP H053770U
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JP
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pipe
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metal
curable resin
woven
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Application number
JP5786691U
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English (en)
Inventor
光範 岡田
謙介 梅山
秀行 本宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管やこの管を載せる架台の防食,磨耗防止に
適する配管の支持構造を提供すること。 【構成】 金属線又は金属条を網状若しくは格子状に組
み合わせた芯材、あるいは金属製ラス若しくは金属製多
孔板からなる芯材を、織布又は不織布に含浸させた硬化
性樹脂層で被覆して補強具を構成し、この補強具を介し
て配管を架台上に支持させる。補強具の芯材は、配管の
長手方向に沿う多数の金属線又は金属条から構成されて
いてもよい。また、補強具の芯材の少なくとも下面側の
硬化性樹脂層には、前記織布又は不織布の下側にガラス
繊維の層を設けるのが好ましい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、架台上における配管の支持構造に関するものであり、気温の変化や 内部流体の温度の変化に伴う配管の伸縮により、配管と架台との動摩擦で配管が 摩耗ないし破損するのを防止したり、あるいは、配管の腐食を防止するのに適し 、かつ、主として化学プラントなどの配管系に適する配管の支持構造に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の配管の支持構造には、例えば実公平1−37270号公報に記 載されたものがある。 前記公報で提案されている配管の支持構造は、図5で示すように、上面に耐食 性接着層30(耐熱性の繊維にアルキルド系樹脂などを含浸させたもの)を形成 したステンレスなどの耐蝕性金属版3を配管2の下面に接着させ、この配管2を U字金具4とナット40,40とにより、例えば炭素鋼などで製造された架台1 の上に固定している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前述した従来の配管支持構造は、配管の作業性もよくその目的を一応達成でき るものであるが、架台1は多くの場合前述のように炭素鋼で製造されており、こ れにステンレスなどの耐蝕性金属板3が接触しているので、架台1と金属板3と の接触部分に水が溜まると、異種金属接触による電食が発生する欠点があるほか 、配管の伸縮による応力が金属版3と耐蝕性接着層30との接着界面に作用する ことによって、長期間使用すると接着層30と金属版3とが剥離し易くなるため に、接着層30には相当強固な接着力が必要であった。 本考案の目的は、このような欠点を解消することができる配管の支持構造を提 供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る配管の支持構造は、前述の目的を達成するため、金属線又は金属 条を網状若しくは格子状に組み合わせた芯材、あるいは金属製ラス若しくは金属 製多孔板からなる芯材を、織布又は不織布に含浸させた硬化性樹脂層で被覆して 補強具を構成し、この補強具を介して架台上に配管を支持させている。 前記補強具の芯材は、多数の金属線又は金属条を配管の長手方向に沿わせた状 態のものでも実施できる。 前記芯材の少なくとも下面側の硬化性樹脂層には、織布又は不織布の下側にガ ラス繊維の層を設けるのが好ましい。
【0005】 前記のような補強具は、低粘度に調製した硬化性樹脂液を織布又は不織布に含 浸させた二つの硬化性樹脂層の間に芯材を挟み、両樹脂層を加圧して圧着させる ことによって容易に製造される。このように両樹脂層間で芯材を加圧することに より、芯材は当該芯材の隙間及び外周の部分で互いに密着一体化した状態の硬化 性樹脂層で被覆される。 あるいは、芯材を織布又は不織布で挟んだ状態で、当該織布又は不織布相互を 部分的に融着若しくは縫合し、その全体に硬化性樹脂液を含浸させても補強具を 製造することができる。
【0006】 補強具において、金属線や金属条を網状又は格子状に組み合わせたものを芯材 とする場合のメッシュの密度は、当該金属線や金属条の径,配管の径や内部流体 を含む配管の重量によって適宜設定され、配管の径や重量が大ければ、径の大き い金属線や金属条を使用して相対的に小さいメッシュにする。
【0007】
【作用】
本考案に係る配管の支持構造によれば、配管が伸縮するとき補強具の下面が架 台とスリップし、このときの管軸方向の力は主として芯材が受け、補強具自体の 破損を防止する。架台とのスリップ面は前述のような硬化性樹脂層であるから、 磨耗しにくいとともに、金属製の芯材と金属製の架台との界面は生じない。した がって、両者間で電食は起こらない。 補強具における金属製の芯材と硬化性樹脂層との接着界面は極めて小さいから 、芯材と硬化性樹脂層との剥離は生じない。
【0008】
【実施例】
図1は本考案に係る実施例の配管支持構造を示す断面図、図2は図1の支持構 造で使用した補強具の拡大断面図、図3は補強具の変形例を示す断面図、図4は 補強具のさらに他の変形例を示す断面図である。
【0009】 図1において、炭素鋼で製造された架台1の上には、補強具5を下面に接着し た配管2が載せられ、この配管2は両先端がボルト状に形成されたU字金具4と ナット40,40とによって架台1に固定されている。補強具5は、配管2の下 面だけでなく、U字金具4と配管2の上面との間に介在させることもある。
【0010】 この実施例の配管の支持構造において、補強具5は図2のように、ステンレス 線を編んだ金網からなる芯材50と、この芯材50に被覆した硬化性樹脂層51 から構成されており、硬化性樹脂層51は織布又は不織布52に硬化性樹脂を含 浸させることによって構成される。
【0011】 この補強具5は、ポリエステル繊維からなる不織布52に、粘度900ないし 1000CPS程度に調製したアクリル系樹脂液を塗布した硬化性樹脂層51を 二枚作成し、二枚の硬化性樹脂層51,51の間に芯材50を挟み込み、両樹脂 層51,51を加圧しながら、厚み5mm程度で断面円弧状のシ−トに成形したも のである。 上下の硬化性樹脂層51,51は、加圧により芯材50の網目の部分と外周の 部分で連続一体化している。
【0012】 図1のような配管状態において、配管2が外気温度や内部流体の温度の変化に よって伸縮するとき、補強具5の下面が架台1の上面とスリップする。このスリ ップ時の管軸方向の力は主として芯材50が受け、補強具5の破損を防止する。 補強具5の芯材50には隙間が多く、芯材50と硬化性樹脂層51との接着界 面は僅かであるから、配管2が温度変化で伸縮しても芯材50と硬化性樹脂層5 1とは剥離しない。 架台1との接触面は不織布52で補強された硬化性樹脂層51であるから、耐 磨耗性に富み、かつ、金属製の芯材50と架台1との界面は形成されないので電 食も生じない。 また、配管2の補修などの場合でも、配管2の下面に接着するだけであるから 作業性が良い。
【0013】 口径の大きい配管用の補強具5を製造するときは、前述のように製造するのに 代えて、芯材50を二枚の織布又は不織布52,52で挟み、両方の織布又は不 織布52を芯材50の隙間の部分で相互に熱融着するか、あるいは縫合し、その 後前述のように調製した硬化性樹脂液を全体に含浸させて一体化するのが好まし い。
【0014】 芯材50は、金属線又は金属条を金網のように編むことに代えて、例えば図5 のように、金属線又は金属条を縦横に並べて重ね、縦横の金属線又は金属条相互 を交差部分で溶接したものでも実施することができる。また、芯材50には、図 示されていない金属板に多数の切れ目を形成して引き延ばしたラス、金属製の多 孔板、あるいは、前述のように多数の金属線又は金属条を配管2の軸方向に沿わ せて配置したものなどを使用することができる。すなわち、これらの芯材でも、 スリップ時の管軸方向への力を受けて配管補強具5の破損を防止することができ 、かつ、芯材50の両側の硬化性樹脂層51を部分的に連続一体化した状態に製 造することができるからである。
【0015】 図4にはさらに強化された補強具5の変形例が示されており、芯材50の下側 の硬化性樹脂層51’は、織られたガラス繊維の層53の上にポリエステル繊維 からなる織布又は不織布52を重ね、これに前述のような硬化性樹脂液を含浸さ せており、硬化性樹脂層51,51’間に芯材50を挟み、両者を圧着して図示 のように成形している。
【0016】 図4の補強具5は、図1の架台と硬化性樹脂層51’がスリップするとき、含 浸した硬化性樹脂が磨耗してもガラス繊維53が露出して摩擦を受けるので、耐 磨耗性がより高くなっている。図4の補強具の他の作用や効果は、前述した他の 例のものと同様であるのでそれらの説明は省略する。
【0017】 本考案に係る配管の支持構造は前述の実施例のみに限定されず、実用新案登録 請求の範囲内において、主要でない構成部分を変更ないし置換したり、あるいは 他の要素を付加して実施する場合も含まれるものである。
【0018】
【考案の効果】
本考案によれば、補強具を使用したことによって、耐磨耗性に富むとともに、 架台との間の電食を防止することができる配管の支持構造が得られる。 また、補強具は芯材の網み目ないし隙間を通じて芯材の両面の硬化性樹脂層が 相互に一体化しているために、配管の伸縮による応力に充分耐え得るばかりでな く、芯材と硬化性樹脂層との剥離は生ぜず配管に対し充分な保護機能を発揮する ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る配管の支持構造の一例を示す断面
図である。
【図2】図1の実施例で使用されている補強具の拡大断
面図である。
【図3】補強具の変形例を示す断面図である。
【図4】補強具のさらに他の変形例を示す断面図であ
る。
【図5】従来の配管の支持構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 架台 2 配管 4 U字金具 40 ナット 5 配管補強具 50 芯材 51,51’ 硬化性樹脂層 52 織布又は不織布 53 ガラス繊維

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属線又は金属条を網状若しくは格子状
    に組み合わせた芯材、あるいは金属製ラス若しくは金属
    製多孔板からなる芯材を、織布又は不織布に含浸させた
    硬化性樹脂層で被覆して補強具を構成し、この補強具を
    介して架台上に配管を支持させたことを特徴とする、配
    管の支持構造。
  2. 【請求項2】 配管の長手方向に沿う多数の金属線又は
    金属条からなる芯材を、織布又は不織布に含浸させた硬
    化性樹脂層で被覆して補強具を構成し、この補強具を介
    して架台上に配管を支持させたことを特徴とする、配管
    の支持構造。
  3. 【請求項3】 前記補強具における芯材の少なくとも下
    面側の硬化性樹脂層は、前記織布又は不織布の下側にガ
    ラス繊維の層を有する、請求項1又は2に記載の配管の
    支持構造。
JP5786691U 1991-06-28 1991-06-28 配管の支持構造 Pending JPH053770U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5737012A (en) * 1980-08-11 1982-03-01 Nissan Motor Co Ltd Structure of a quarter window
JPS58190130A (ja) * 1982-04-21 1983-11-07 イフム、エレクトローニク、ゲゼルシヤフト、ミツト、ベシユレンクテル、ハフツング 無接触動作する電子スイッチ装置

Patent Citations (2)

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