JPH0537707Y2 - - Google Patents

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JPH0537707Y2
JPH0537707Y2 JP1988106259U JP10625988U JPH0537707Y2 JP H0537707 Y2 JPH0537707 Y2 JP H0537707Y2 JP 1988106259 U JP1988106259 U JP 1988106259U JP 10625988 U JP10625988 U JP 10625988U JP H0537707 Y2 JPH0537707 Y2 JP H0537707Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は貨物車両等の車両に設けられ、該車両
の荷受面と地上、プラツトフオーム等間で荷物の
積卸を行うことのできる車両の荷受台昇降装置に
おいて、該荷受台の着地時に該荷受台を下向きに
傾動させて荷物の積卸に便ならしめるようにした
荷受台傾動装置に関するものである。
(2) 従来の技術 上記荷受台傾動装置としては、例えば特公昭55
−34004号公報に開示されるように、車体フレー
ムと、これに回転自在に横架したトルク軸との間
に、該軸を強制回動させる駆動装置を介装し、そ
のトルク軸の両端に対をなす圧縮リンクアームを
それぞれ固着し、その各圧縮リンクアームに圧縮
リンクをそれぞれ上下に屈折可能に枢支連結して
それらにより一対の屈折圧縮リンクを構成し、車
体フレームには、各圧縮リンクと略同方向に延び
る一対の引張リンクの基端をそれぞれ枢支連結す
ると共にそれらの先端部に荷受台を起伏自在に軸
支し、その荷受台にそれぞれ枢支連結した一対の
連結リンクと一対の圧縮リンクの先部との間をそ
れぞれ枢支連結して、連結リンク、屈折圧縮リン
ク、引張リンク及び車体フレームにより、トルク
軸の回転に連動して荷受台を水平状態のまま昇降
させるための二組の平行リンク機構を構成し、各
屈折圧縮リンクの圧縮リンクアームと圧縮リンク
との間には、所定のロツク位置とロツク解除位置
との間を移動可能であり且つそのロツク位置側に
偏倚力を常に受けるセフテイレバーを有する安全
ロツク機構を設け、その各安全ロツク機構は、セ
フテイレバーがロツク位置に在る時には対応する
平行リンク機構が有効に機能するようにその屈折
圧縮リンクの屈折を拘束し、また同レバーがロツ
ク解除位置に在る時には同屈折圧縮リンクの屈折
を許容することにより荷受台の下向き傾斜を可能
とするようにした形式のものが既に提案されてい
る。
(3) 考案が解決しようとする課題 ところで斯かる従来公知の荷受台昇降装置を用
いて荷物の積卸を行う場合には、荷受台を地上に
接地させて荷受台の傾動を行うほか、荷受台の昇
降途中においてもプラツトフオーム等上に荷物の
積卸を行うべく荷受台を傾動させることも可能で
あるが、このような場合に、従来のものでは互い
に離隔した位置に在る一対の上記安全ロツク機構
のセフテイレバーに対してロツク解除操作を作業
員が別々に行わなければならず、その作業が面倒
であるばかりでなく、一対のセフテイレバーに対
するロツク解除操作を同時に行うことができない
ために、その片側だけのロツク解除状態で荷受台
昇降装置の一部に一時的に無理な力がかゝる等の
問題がある。
尚、これらの問題を解決するために、上記一対
のセフテイレバーを、その両者間に亘つて設けた
連動機構により同時的にロツク解除できるように
することが考えられるが、その連動機構は、互い
に離隔した一対のセフテイレバー間を連係させる
関係で比較的長くなり、それが外部に剥き出しに
置かれるとそれだけ装置の占有スペースが大きく
なるばかりか、該連動機構に他物が引つ掛かり易
くなつて、その引つ掛かりにより安全ロツク機構
が不用意にロツク解除されたり或いは該連動機構
自体が変形破損したりする虞れがある等の問題が
ある。
本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、上
記問題を全て解決することができる構造簡単な、
車両の荷受台昇降装置における荷受台傾動装置を
提供することを目的とする。
B 考案の構成 (1) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案は、前記形式
の車両の荷受台昇降装置における荷受台傾動装置
において、トルク軸を中空に形成して、その中空
部を貫通する連結ロツドを該トルク軸に回動自在
に支承し、各セフテイレバーに係合してそれをロ
ツク解除位置に保持する第1位置と、同セフテイ
レバーのロツク位置への復帰を許容する第2位置
との間を選択的に回動可能な一対のロツクレバー
を、それらが第2位置から第1位置まで同時に回
動し得るように、連結ロツドの両外端にそれぞれ
一体に設けたことを特徴とする。
(2) 作用 上記構成によれば、荷受台昇降機構のトルク軸
を貫通する連絡ロツドを介してその両外端の一対
のロツクレバーを第2位置から第1位置まで同時
に回動操作することができ、その同時回動操作に
より一対の屈折圧縮リンクの屈折をそれぞれ拘束
している一対の安全ロツク機構の各セフテイレバ
ーを同時にロツク解除操作することができるか
ら、一対の平行リンク機構における各屈折圧縮リ
ンクの屈折が同時に許容され、これにより、荷受
台昇降機構の一部に無理な荷重を作用させること
なく荷受台を下向きに傾動させることができる。
また互いに離隔した一対のセフテイレバー間を
連係させる関係で上記連結ロツドが比較的長くな
つても、該連結ロツドはトルク軸により覆われて
いて他物に引つ掛けられることが無い。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の実施例について説明
する。第1図には本考案荷受台昇降装置を備えた
貨物車両Vの側面図が示される。前記車両Vの車
体フレーム1上には荷箱2が搭載され、該荷箱2
の開口後面はテールゲートを兼ねる荷受台3によ
つて開閉され、この荷受台3は後に詳述する荷受
台昇降装置Eによつて略水平に保持されたまま昇
降される。
次に前記荷受台昇降装置Eの構成を第1〜5図
を参照して説明する。車体フレーム1の後端部下
面には、後方に向かつて延びる左右一対の取付ブ
ラケツト4,4の後端部上面が溶接され、これら
取付ブラケツト4,4の先部同士は、その両ブラ
ケツト4,4相互間を互いに補強するための連結
軸5により一体に連結され、その連結軸5の中間
部は、車体フレーム1の後端部より一体に垂設さ
れた支持杆50により一体的に支持されている。
また一対の取付ブラケツト4,4の基部には、左
右軸受部6、6が一体に設けられ、これらの軸受
部6,6には第4図に示すようにトルク軸7が回
動自在に横架支持される。
第4図に示すようにトルク軸7の左右方向中央
部には揺動アーム8が固着され、このアーム8の
先部と車体フレーム1間には、駆動装置としての
荷受台昇降シリンダC1が連結されており、該シ
リンダ1の伸長作動により前記アーム8を介して
トルク軸7を回転駆動できるようになつている。
また前記トルク軸7の両端には、前記取付ブラケ
ツト4,4に近接して圧縮リンクアーム9,9が
それぞれ固着される。そして各圧縮リンクアーム
9には連結ピン13をもつて圧縮リンク10の基
端が回動自在に連結されている。そして前記圧縮
リンクアーム9と圧縮リンク10とで屈折圧縮リ
ンク11を構成している。
その各屈折圧縮リンク11の圧縮リンクアーム
9と圧縮リンク10間には、該屈折圧縮リンク1
1を屈折しないように拘束し、あるいはその拘束
を解除するための安全ロツク機構Sが設けられて
いる。次にこの安全ロツク機構Sの構造を第2〜
5図を参照して説明すると、圧縮リンクアーム9
にはボルトよりなるストツパ12が螺着され、こ
のストツパ12は圧縮リンク10の基部に係合し
て、圧縮リンク10の、圧縮リンクアーム9に対
する下向きの屈折が抑止されるように構成され
る。またトルク軸7の近傍において圧縮リンク1
0には、セフテイレバー33の中間ボス部33a
がシーソ状に揺動自在に軸支34されており、こ
れによりセフテイレバー33は、その先端を圧縮
リンク10の基部上面の係止片35と係止して屈
折圧縮リンク11の上向きの屈折を拘束するロツ
ド位置X(第5図実線位置)と、同係止片35か
ら離脱して屈折圧縮リンク11の上向きの屈折を
許容するロツド解除位置(第5図鎖線位置)との
間を選択的に揺動することができる。セフテイレ
バー33の一側と圧縮リンクアーム9間には、ロ
ツクばね36が張架され、このロツクばね36の
弾発力はセフテイレバー33を前記ロツク位置X
側へ常時偏倚させるように働く。而して安全ロツ
ク機構Sは、上記セフテイレバー33、ストツパ
12、ロツクばね36及び係止片35より構成さ
れるものであつて、該機構Sは、セフテイレバー
33が前記ロツク位置Xにある時には後述する平
行リンク機構Lが有効に機能するように屈折圧縮
リンク11の屈折を拘束し、またセフテイレバー
33が前記ロツク解除位置X′に在る時には該屈
折圧縮リンク11の上向きの屈折を許容すること
により、後述する如く荷受台3の下向き傾斜を可
能とするように作動する。
また、左、右の取付ブラケツト4,4と、これ
に固着される軸受けアーム14,14には枢支軸
15,15をもつて引張リンク16、16の基端
がそれぞれ上下に揺動自在に枢支連結される。前
記圧縮リンク10と引張リンク16は共に同方向
に延長されて前記荷箱2の後端部に達する長さを
有する。
第2図に明瞭に示すように前記各引張リンク1
6の先端部161は、上向きに略鉛直に屈曲され、
その先端の軸受部162に支持軸17が支承され、
この支持軸17に前記荷受台3の基端が、そこに
一体に固着されるブラケツト18を介して上下に
回動自在に軸支されている。また前記支持軸17
には連結リンク19の一端が回動自在に軸支さ
れ、この連結リンク19の自由下端に前記圧縮リ
ンク10の自由端に設けた軸受部101が連結ピ
ン20をもつて回動自在に連結されている。前記
連結ピン20の一側には、第2、3図に明瞭に示
すように圧縮リンク10の軸受部101よりも大
径の転動ローラ21が回転自在に支承され、この
転動ローラ21は、圧縮リンク10の地上Laも
しくはプラツトフオームP(第6図)への接地時
に、接地して該リンク10の摩耗を防止し得るよ
うに作用する。
而して安全ロツク機構Sにより屈折が拘束され
た状態の屈折圧縮リンク11と、引張リンク16
と、車体フレーム1と一体の取付ブラケツト4
と、連結リンク19とは相互間がピボツト連結さ
れていて、互いに協働して本考案の平行リンク機
構Lを構成しており、この平行リンク機構Lは、
前記荷受台昇降シリンダCrを伸縮させてトルク
軸7を強制回動した時にその先端部の連結リンク
19、延いては荷受台3をその姿勢を変えずに昇
降させることができるようになつている。尚、第
1図に示すように荷箱2の後縁下端にはストツパ
23が固着され、このストツパ23に引張リンク
16の先部が係合して、平行リンク機構L、従つ
て荷受台昇降装置Eの上限位置が規制されてい
る。
前記圧縮リンク10の外側面には、荷受台3
を、上昇位置すなわち使用位置(第1図ロ位置)
から格納位置(第1図ハ位置)へ回動するための
荷受台格納機構Aが設けられる。次に該機構Aの
構成を主に第2,3図を参照して説明すると、前
記圧縮リンク10の側部には支持ピン24を以て
荷受台格納用単動シリンダC2のバレル部251
基端が回動可能に連結される。前記単動シリンダ
C2は圧縮リンク10に沿つてのびており、この
ピストンロツド部252の先端にスプリングホル
ダ26を介してプツシユロツド27が一体に連結
されている。このプツシユロツド27の先端は、
荷受台3の基部外側に一体に設けたブラケツト2
8に連結ピン29を以て連結されている。そして
前記支持ピン24とスプリングホルダ26間に
は、前記単動シリンダC2のバレル部251および
ピストンロツド部252の外周を囲繞する圧縮コ
イルばねよりなる戻しばね30の両端が連結され
ており、この戻しばね30の弾発力は前記単動シ
リンダC2を常時収縮する方向に付勢している。
従つて荷受台格納用単動シリンダC2を伸長させ
ると、荷受台3は、前記支持軸17まわりに第2
図矢印a方向に回動して荷受台3を略水平な上昇
位置、すなわち使用位置ロから略鉛直な格納位置
ハ(第1,2図実線位置)まで起立回動させるこ
とができる。この際前記戻しばね30は、前記単
動シリンダC2の、伸長するピストンロツド部2
2の外周を囲繞して該ピストンロツド部252
障害物から保護することができる。またバレル部
251と戻しばね30との連結部は該バレル部2
1に設けたプロテクタ31で保護されている。
単動シリンダC2をフリーにすると、前記戻し
ばね30の弾発力は該単動シリンダC2を常に収
縮方向に付勢して荷受台3を格納位置ハから使用
位置ロへと強制的に回動させ以後該戻しばね30
の弾発力と荷受台3の自重とで該荷受台3は使用
位置ロへと回動する。前記単動シリンダC2のピ
ストンロツド部25が所定の収縮限界位置で収縮
を停止すると、これに応じて荷受台3も水平な使
用位置ロに停止し、同位置よりも下方への更なる
回動が該シリンダC2によつて確実に規制される。
而して荷受台3がこの使用位置ロに保持された状
態では、単動シリンダC2のピストンロツド部2
5と、荷受台3のブラケツト28との間を回動自
在に枢支連結する連結ピン29の位置が第2図鎖
線からも明らかなように、平行リンク機構Lの連
結リンク19と圧縮リンク10との連結軸線と同
軸関係に在るため、単動シリンダC2のピストン
ロツド部25が所定の収縮限界位置に保持される
限りは、平行リンク機構Lの昇降作動位置の如何
に関係なく上記同軸関係が常に維持される。従つ
て、単動シリンダC2のピストンロツド部25を
所定の収縮限界位置に保持した状態で、前述の如
く荷受台昇降シリンダC1を伸縮させてトルク軸
7を強制回動した時には、平行リンク機構Lの先
端部の連結リンク19をその姿勢を変えずに昇降
させることができると同時に、これに倣つて荷受
台3も同様にその水平姿勢を変えることなく昇降
して、第1図一点鎖線位置イに示す下降位置と、
同図二点鎖線位置ロに示す上昇位置との間を移動
することができる。
尚、前述戻しばね30は、単動シリンダC2
バレル部251基端、もしくはピストンロツド部
先端の連結部の何れか一方を外すことにより簡単
に交換が可能である。
第1図に示すように荷箱2の左右後縁と荷受台
3の左右間には、前記荷受台3を格納位置に係止
するための従来公知の係止機構32が設けられて
いる。
第4図に明瞭に示すようにトルク軸7な中空に
形成されると共に該軸7内には、連結ロツド38
が挿通され、この連結ロツド38の両端はトルク
軸7の両端に固着した左、右軸受プレート39,
40に回転自在に支承される。連結ロツド38の
左側外端には、U字状に屈曲した左側ロツクレバ
ー41が一体に形成され、またその右側外端に
は、把手を兼ねるコ字状の右側ロツクレバー42
が一体に設けられる。左側ロツクレバー41の先
端は、第2,4図に示すように左側のセフテイレ
バー33の基部上に係合し得るように、該セフテ
イレバー33上に延びている。また右側ロツクレ
バー42の一端は第4,5図に示すように前記右
側のセフテイレバー33の基部上に係合し得るよ
うに該セフテイレバー33上に延びており、さら
に右側ロツクレバー42の他端には、第4,5図
に示すように中空のロツクピン43が出没自在に
嵌合されるとともにこのロツクピン43を突出す
るように付勢する突出ばね44が設けられてい
る。一方、右軸受プレート40にはロツクピン4
3が選択的に嵌入し得る2つの第1、第2ピン孔
46,47が穿設されている。
第5図鎖線に示すようにロツクピン43が第1
ピン孔47に嵌入されている時には、左右のロツ
クレバー41,42を、対応するセフテイレバー
33,33に係合してそれを前記ロツク解除位置
X′に保持する第1位置Y′に固定することができ
る。一方、把手を兼ねる右側ロツクレバー42を
把持してロツクピン43を突出ばね44の弾発力
に抗して抜取ると同時に連結ロツド38を回転さ
せて第5図実線に示すように該ロツクピン43を
第2ピン孔46に嵌入させると、左右のロツクレ
バー41,42を、対応するセフテイレバー3
3,33を開放してそれの前記ロツク位置Xへの
自動復帰を許容する第2位置Yに保持することが
できる。
而して連結ロツド38を介して左,右ロツクレ
バー41,42を同時に前記第2位置Yから第1
位置Y′まで回動操作すれば、左、右セフテイレ
バー33,33をロツクばね36,36の弾発力
に抗して前記ロツク位置Xからロツク解除位置
X′まで反時計方向に同時に強制回動させること
ができ、これにより左右の平行リンク機構Lにお
ける各屈折圧縮リンク11はその拘束が同時に解
除され、その圧縮リンク10,10は圧縮リンク
アーム9,9に対して第5図矢印b方向への回動
が可能になり、後述するように荷受台3の傾動が
可能になる。
次に第8図を参照して前記荷受台昇降シリンダ
C1および荷受台格納用単動シリンダC2と、これ
らを作動させる油圧回路を説明する。
モータMによつて駆動されるポンプPoは、吸
込側が油溜Tに接続され、吐出側は電磁切換弁
V0を介して昇降用油圧ラインl1および格納用油圧
ラインl2に接続されている。また、前記ポンプPo
の吐出側はリリーフ弁VRを介して前記油溜Tに
も接続されている。また一端側が前記油溜Tに接
続され途中に固定オリフイスOrを介在した戻り
油ラインl0の他端側は前記電磁切換弁V0を介して
前記昇降用油圧ラインl1および格納用油圧ライン
l2に接続されている。そして、前記電磁切換弁V0
は常時中立位置(第8図に示した位置)に保持さ
れている。そしてソレノイドSlを励磁したときは
電磁切換弁V0は左位置に切換わり前記ポンプPo
の吐出側を前記昇降用油圧ラインl1に接続し、戻
り油ラインl0を格納用油圧ラインl2に接続する第
1位置に保持される。またソレノイドSrを励磁
したときは前記切換弁V0は右位置に切換わり前
記ポンプPoの吐出側を格納用油圧ラインl2に接続
し、前記昇降用油圧ラインl1を戻り油ラインl0
接続する第2位置に保持されるようになつてい
る。
前記昇降用油圧ラインl1には、逆止弁付電磁切
換弁V1が設けられている。この逆止弁付電磁切
換弁V1はその非励時には前記電磁切換弁V0から
の作動油を、内蔵する逆止弁を介して荷受台昇降
シリンダC1に供給する第1の位置に保持されて
おり、その励磁時には第8図中左位置に移動し
て、荷受台昇降シリンダC1からの作動油を三方
電磁切換弁V0に戻す第2の位置に保持されるよ
うになつている。
前記格納用油圧ラインl2には、逆止弁付電磁切
換弁V2が設けられている。この逆止弁付電磁切
換弁V2はその非励時には前記電磁切換弁V0から
の作動油を、内蔵する逆止弁を介して荷受台格納
用単動シリンダC2に供給する第1の位置に保持
されており、励磁時には第8図中右位置に切換わ
つて、荷受台格納用単動シリンダC2からの作動
油を電磁切換弁V0に戻す第2の位置に保持され
るようになつている。
前述の構成をそなえた本考案の実施例は、電磁
切換弁V0を第1の位置に保持し、且つ逆止弁付
電磁切換弁V1を第1の位置に保持した状態でポ
ンプPoを作動させると、荷受台昇降シリンダC1
が伸長する。このとき、前記トルク軸7は該回転
軸7上に固設されたアーム8とともに第1図およ
び第2図において時計方向に回動する。このと
き、平行リンク機構Lの引張リンク16および拘
束状態の屈折圧縮リンク11は、共に上向きに回
動してそれらの先端部は上昇し、前記荷受台3は
第1図二点鎖線に示した上昇位置ロに保持され
る。このように荷受台3が上昇位置ロにあるとき
に、電磁切換弁V0のみを第2位置に切り換えて、
逆止弁付電磁切換弁V2を第1位置(図示位置)
に保持すると、第8図から明らかなように荷受台
格納用単動シリンダC2内に作動油が供給される。
そして、荷受台格納用単動シリンダC2が伸長す
る。このとき、第1図実線で示すように荷受台3
は支持軸17廻りに回転して、鉛直な格納位置ハ
に保持される。
次に、電磁切換弁V0を第1位置に保持し、か
つ逆止弁付電磁切換弁V2を励磁して第2位置に
保持する。そうすると、前記戻しばね30の弾発
力により、格納用単動シリンダC2は収縮方向の
力をうけるため、該シリンダC2内の作動油は、
格納用油圧ラインl2の逆止弁付電磁切換弁V2、電
磁切換弁V0および戻り油ラインl0を通つて油溜T
に戻る。そうすると、荷受台格納用単動シリンダ
C2は収縮し、荷受台3は支持軸17の廻りに鉛
直な格納位置ハから水平な使用位置ロに向かつて
回転し始める。荷受台3が鉛直な位置から傾斜し
た位置まで回転すると、荷受台3には自重による
回転モーメントが作用する。したがつて、これ以
後は前記回転モーメントおよび前記戻しばね30
の作用により、荷受台格納用単動シリンダC2
所定の収縮限界位置まで収縮して荷受台3を水平
な使用位置ロに保持する。
ところで前述のように車両Vの荷箱2の開口後
面は格納位置にある荷受台3すなわちテールゲー
トによつて閉じられ、この状態では第2,3図に
示すように格納用単動シリンダC2は伸長状態に
あり、該シリンダC2のバレル部251とピストン
ロツド部252間に連結される戻しばね30も伸
長し、該ばね30は露出状態の伸長したピストン
ロツド部252の外周を囲繞することができる。
従つて車両Vの走行時等において、荷受台3すな
わちテールゲートを格納位置に保持している格納
用単動シリンダC2の、露出しているピストンロ
ツド部252は、戻しばね30によつてその外周
を飛石等の障害物から保護することができる。
次に荷受台3を昇降して荷物の積卸作業を行う
に際して第6図ニに示すように荷受台3を地上
Laに接地させ、あるいは第6図ホに示すように
荷受台3の昇降途中で、これをプラツトフオーム
P上に接地させてから該荷受台3を前下りに傾斜
させてその先端を地上Laあるいはプラツトフオ
ームP上に着地させて荷物の積卸作業が容易に行
なえるようにしたい場合があるが、かゝる場合に
は、前記荷受台昇降装置Eに付設される左右の安
全ロツク機構S,Sのセフテイレバー33,33
を同時に前記ロツク位置Xからロツク解除位置
X′まで移動させる必要がある。かゝる場合には、
第4図において、把手を兼ねて右側ロツクレバー
42を把持してロツクピン43を第2ピン孔46
から抜き出しつつ連結ロツド38を回動して前記
ロツクピン43を第1ピン孔47(第5図)に嵌
入すれば、連結ロツド38の左右両端の左、右ロ
ツクレバー41,42が同時に前記第2位置Yか
ら第1位置Y′まで回動させることができて、左
右の安全ロツク機構S,Sのセフテイレバー3
3,33を同時に前記ロツク位置Xからロツク解
除位置X′まで移動させることができ、これによ
り左右の屈折圧縮リンク11,11は何れも屈折
可能となる。この状態から荷受台3が地上Laも
しくはプラツトフオームP上に接地し、その先端
に下向きの荷重fが作用すれば、第7図に示すよ
うに圧縮リンクアーム9および圧縮リンク10よ
りなる屈折圧縮リンク11は前記連結リンク19
を支持軸17回りに揺動させつつ下向きに凸に屈
折し荷受台3を第7図鎖線に示すように前下りに
傾動させることができる。この場合圧縮リンク1
0の先端は地上LaもしくはプラツトフオームP
上を前後に移動するが、圧縮リンク10の先端に
は転動ローラ21が軸支されているので、該転動
ローラ21が転動することにより荷受台3の移動
がスムーズに行えるとともに圧縮リンク10の摩
耗が防止される。
第9,10図には、本考案の第2実施例を示さ
れる。
この第2実施例は連結ロツド38の右側外端に
固着される右側ロツクレバー(第9図右端)の構
造が前記第1実施例と相違しているだけで他の部
分の構成は前記第1実施例と同じであり、第1実
施例と同一部材には同一符号が付される。
前記連結ロツド38の右側外端には略L字状に
屈曲し、把手を兼ねる右側ロツクレバー142が
一体に設けられる。該右側ロツクレバー142の
灣曲先端はセフテイレバー33と係合し得るよう
にその上方に延びており、また前記ロツクレバー
142の直状の基端には突出ばね144を介して
ロツクピン143が出没可能に嵌合される。また
トルク軸7の右端には支持プレート145が固着
され、該支持プレート145には、第1、第2ピ
ン孔146,147が穿設され、ロツクピン14
3が第9、第10図実線に示すように第2ピン孔
146に嵌入しているときセフテイレバー33は
ロツクばね36により係止片35に係合するロツ
ク位置Xに保持され、またロツクピン143を第
10図鎖線に示すように第1ピン孔147に嵌入
するときセフテイレバー33はロツクレバー42
に押されて第10図反時計方向に回動されて係止
片35から離脱したロツク解除位置X′に保持さ
れる。
而してこの第2実施例も把手を兼ねる右側ロツ
クレバー142を第1位置Y′と第2位置Y間で
回動制御することにより前記第1実施例と同等の
作用効果を奏する。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、荷受台昇降機構
のトルク軸を貫通する連結ロツドを介してその両
外端の一対のロツクレバーを第2位置から第1位
置まで同時に回動操作することができ、その同時
回動操作により一対の屈折圧縮リンクの屈折をそ
れぞれ拘束している一対の安全ロツク機構の各セ
フテイレバーを同時にロツク解除操作することが
できるから、一対の平行リンク機構における各屈
折圧縮リンクの屈折を同時に許容して、荷受台を
下向きに傾動させることができ、従つて地上、プ
ラツトフオーム等上での荷受台の傾動操作を容易
迅速に行うことができて荷物の積卸作業性を向上
させることができ、しかも両屈折圧縮リンクを同
時に屈折させることができるから荷受台昇降機構
の一部に無理な力がかゝることもない。
また特に荷受台昇降機構のトルク軸を中空に形
成して、その中空部を上記連結ロツドの収容空間
として有効に利用することができるから、それだ
け装置全体を小型化してその占有スペースを小さ
くすることができ、また互いに離隔した一対のセ
フテイレバー間を連係させる関係で上記連結ロツ
ドが比較的長くなつても、該連結ロツドはトルク
軸により覆われていて他物に引つ掛けられること
が無いから、その引つ掛かりに困る偶発的なロツ
ク解除や該ロツド自体の変形破損を未然に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜8図は本考案の第1実施例を示すもの
で、第1図は本考案装置の一部破断全体側面図、
第2図は荷受台昇降機構の側面図、第3図は、第
2図線矢視図、第4図は、第1図−線に沿
う荷受台昇降機構の拡大背面図、第5図は、第4
図線矢視図、第6図は荷受台昇降機構の昇降作
動状態を示す側面図、第7図は安全ロツク機構の
アンロツク時における荷受台の移動状態を示す側
面図、第8図は油圧回路図、第9,10図は本考
案の第2実施例を示すもので第9図は第4図と同
じ背面図、第10図は、第9図X線矢視図であ
る。 C1……駆動装置としての荷受台昇降シリンダ、
L……平行リンク機構、S……安全ロツク機構、
X……ロツク位置、X′……ロツク解除位置、Y
……第2位置、Y′……第1位置、1……車体フ
レーム、3……荷受台、7……トルク軸、9……
圧縮リンクアーム、10……圧縮リンク、11…
…屈折圧縮リンク、16……引張リンク、161
……先端部、33……セフテイレバー、38……
連結ロツド、41……左側ロツクレバー、42…
…右側ロツクレバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体フレーム1と、これに回転自在に横架した
    トルク軸7との間に、該軸7を強制回動させる駆
    動装置C1を介装し、そのトルク軸7の両端に対
    をなす圧縮リンクアーム9をそれぞれ固着し、そ
    の各圧縮リンクアーム9に圧縮リンク10をそれ
    ぞれ上下に屈折可能に枢支連結してそれらにより
    一対の屈折圧縮リンク11を構成し、車体フレー
    ム1には、各圧縮リンク10と略同方向に延びる
    一対の引張リンク16の基端をそれぞれ枢支連結
    すると共にそれらの先端部161に荷受台3を起
    伏自在に軸支し、その荷受台3にそれぞれ枢支連
    結した一対の連結リンク19と一対の圧縮リンク
    10の先部との間をそれぞれ枢支連結して、連結
    リンク19、屈折圧縮リンク11、引張リンク1
    6及び車体フレーム1により、トルク軸7の回転
    に連動して荷受台3を水平状態のまま昇降させる
    ための二組の平行リンク機構Lを構成し、各屈折
    圧縮リンク11の圧縮リンクアーム9と圧縮リン
    ク10との間には、所定のロツク位置Xとロツク
    解除位置X′との間を移動可能であり且つそのロ
    ツク位置X側に偏倚力を常に受けるセフテイレバ
    ー33を有する安全ロツク機構Sを設け、その各
    安全ロツク機構Sは、セフテイレバー33がロツ
    ク位置Xに在る時には対応する平行リンク機構L
    が有効に機能するようにその屈折圧縮リンク11
    の屈折を拘束し、また同レバー33がロツク解除
    位置X′に在る時には同屈折圧縮リンク11の屈
    折を許容することにより荷受台3の下向き傾斜を
    可能とするようにした、車両の荷受台昇降装置に
    おける荷受台傾動装置において、トルク軸7を中
    空に形成して、その中空部を貫通する連結ロツド
    38を該トルク軸7に回動自在に支承し、各セフ
    テイレバー33に係合してそれをロツク解除位置
    X′に保持する第1位置Y′と、同セフテイレバー
    33のロツク位置Xへの復帰を許容する第2位置
    Yとの間を選択的に回動可能な一対のロツクレバ
    ー41,42,142を、それらが第2位置Yか
    ら第1位置Y′まで同時に回動し得るように、連
    結ロツド38の両外端にそれぞれ一体に設けたこ
    とを特徴とする、車両の荷受台昇降装置における
    荷受台傾動装置。
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JP5809924B2 (ja) * 2011-10-20 2015-11-11 カヤバ システム マシナリー株式会社 スロープ装置

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