JP4226017B2 - 車両用荷役装置の荷積みプラットフォーム開閉装置 - Google Patents

車両用荷役装置の荷積みプラットフォーム開閉装置 Download PDF

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Description

この発明は、荷物を載せて昇降する荷積みプラットフォームを備えた車両用荷役装置において、上記荷積みプラットフォームを不使用時には閉作動させて垂直姿勢に保持する一方、使用時には開作動させて水平姿勢に保持する荷積みプラットフォーム開閉装置の改良に関するものである。
本出願人は、車両用荷役装置の荷積みプラットフォーム開閉装置として、荷積みプラットフォーム基部両端を一対の昇降フレームに軸着する支持軸にリンク部材を回動可能に連結するとともに、流体圧シリンダの一端を荷積みプラットフォームの側部に、他端をリンク部材の基端にそれぞれ軸着し、かつ上記昇降フレームの支持軸近傍にストッパ部材を設け、上記荷積みプラットフォームを不使用時には垂直姿勢に格納すべく水平姿勢から閉作動させるとともにこの閉作動により荷積みプラットフォーム基端近傍に内装されたトーションバーに捻り力を蓄える一方、上記荷積みプラットフォームを使用時には水平姿勢に保持すべく格納状態の垂直姿勢から開作動させるとともに上記トーションバーの捻り力により荷積みプラットフォームの開作動を助勢するように構成された荷積みプラットフォーム開閉装置を開発して既に特許出願している(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−289099号公報(第5,6頁、図5,6)
ところで、荷積みプラットフォームが不使用時の垂直姿勢にあるときには、リンク部材と荷積みプラットフォームとは閉作動により蓄えられたトーションバーの捻り力により互いに逆向きに付勢されている。この際、上記リンク部材及び荷積みプラットフォームの動きを規制しているのは、流体圧でロックされた流体圧シリンダである。そして、荷積みプラットフォームを使用時の水平姿勢に開作動させるために上記流体圧シリンダの流体圧ロックを解除すると、荷積みプラットフォームに比べて操作力が軽いリンク部材が一足早く回動し、荷積みプラットフォームが傾動するよりも一足早くリンク部材がストッパ部材から離間してしまう。そして、この状態から荷積みプラットフォームがトーションバーの捻り力で開作動すると、上記リンク部材がストッパ部材に当接するまでの間、荷積みプラットフォームが勢いよく倒れ込むため、危険な事態が生ずることが懸念される。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、荷積みプラットフォームの開作動初期段階において荷積みプラットフォームが勢いよく倒れ込まないようにすることである。
上記の目的を達成するため、この発明は、荷積みプラットフォームの開作動初期段階でリンク部材がストッパ部材から離間しないようにしたことを特徴とする。
具体的には、この発明は、荷積みプラットフォーム基部両端が支持軸で回動可能に軸着された一対の昇降フレームを車体固定側の一対の支柱に上下方向に案内することにより、荷積みプラットフォームを水平姿勢に保持した状態で地面と荷台床面高さとの間で垂直に昇降させる車両用荷役装置において、上記荷積みプラットフォームを不使用時には垂直姿勢に格納すべく水平姿勢から閉作動させるとともにこの閉作動により荷積みプラットフォーム基端近傍に設けられた助勢手段に助勢力を蓄える一方、上記荷積みプラットフォームを使用時には水平姿勢に保持すべく格納状態の垂直姿勢から開作動させるとともに上記助勢手段の助勢力により荷積みプラットフォームの開作動を助勢するように構成された荷積みプラットフォーム開閉装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、先端近傍に被掛止部が設けられるとともに中程が上記支持軸に回動可能に連結されたリンク部材と、一端が上記荷積みプラットフォームの側部に、他端が上記リンク部材の基端にそれぞれ連結軸で回動可能に軸着された流体圧シリンダと、上記昇降フレームの支持軸近傍に設けられたストッパ部材と、先端に掛止部が設けられるとともに中程が上記昇降フレームの支持軸近傍に回動軸で回動可能に軸着されたロック部材とを備え、上記荷積みプラットフォームが上記流体圧シリンダの収縮作動により不使用時の垂直姿勢から傾斜姿勢に開作動して上記リンク部材の先端がストッパ部材に当接する力が発生するまでの間、上記リンク部材の先端を上記ストッパ部材に当接させた状態で上記ロック部材の掛止部をリンク部材の被掛止部に掛止させて該リンク部材の動きを規制するようにしていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、荷積みプラットフォームが水平姿勢に保持された時点で、リンク部材を助勢手段の助勢力により支持軸回りに回動させてその先端をストッパ部材から離間させ、該離間動作により流体圧シリンダを収縮作動させて上記リンク部材及び流体圧シリンダを荷積みプラットフォーム裏面から突出しないように荷積みプラットフォーム内に納めるように構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、流体圧シリンダをリンク部材に軸着する連結軸には、荷積みプラットフォームが水平姿勢で下降して地面に接近した際、地面と当接して上記リンク部材及び流体圧シリンダを荷積みプラットフォーム裏面から突出しないように荷積みプラットフォーム内に強制的に納める強制収納手段が設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明において、荷積みプラットフォーム基部近傍に設けられた規制部材を備え、該規制部材でロック部材を押圧してその掛止部をリンク部材の被掛止部に掛止させるようにしていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、ロック部材は荷積みプラットフォームの開作動に連動して規制部材の押圧力から解放され、自重により掛止部がリンク部材の被掛止部から離間するようになっていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、規制部材は、荷積みプラットフォームが少なくとも垂直姿勢及び水平姿勢にあるときにはロック部材を押圧しており、荷積みプラットフォームの開作動に連動して上記ロック部材を掛止部がリンク部材の被掛止部から離間するように回動軸回りに強制的に回動させるようになっていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、荷積みプラットフォームが不使用時の垂直姿勢にあるとき、リンク部材はロック部材により動きが規制されているので、荷積みプラットフォームを使用時の水平姿勢に開作動させるために流体圧シリンダの流体圧ロックを解除しても、荷積みプラットフォームの流体圧シリンダの収縮作動による開作動初期段階でリンク部材はストッパ部材から離間せず、この状態で荷積みプラットフォームが傾斜姿勢になってリンク部材の先端がストッパ部材に当接する力が発生する。したがって、この間に、リンク部材がストッパ部材から離間していることに起因する荷積みプラットフォームの急激な倒れ込みによる危険な事態を回避することができる。そして、その後、荷積みプラットフォームが開作動しても、リンク部材の先端はストッパ部材に当接していて離間しないため、荷積みプラットフォームは助勢手段の助勢力により開作動が助勢されながら水平姿勢になる。
請求項2に係る発明によれば、荷積みプラットフォームが水平姿勢に保持された時点で、リンク部材が助勢手段の助勢力により回動してリンク部材及び流体圧シリンダが荷積みプラットフォーム裏面から突出しないように荷積みプラットフォーム内に納まるので、突出しない分だけ荷積みプラットフォームを薄くすることができる。また、荷積みプラットフォームを水平姿勢のままで接地させることができるので、接地時にチルトさせる必要がない。
請求項3に係る発明によれば、荷積みプラットフォームが水平姿勢に保持された時点で、リンク部材が何らかの事情で回動しなかったり回動不十分で、リンク部材及び流体圧シリンダが荷積みプラットフォーム裏面から突出していても、強制収納手段が地面に当接することで、上記リンク部材及び流体圧シリンダを荷積みプラットフォーム内に確実に納めることができる。
請求項4に係る発明によれば、荷積みプラットフォーム基部近傍に規制部材を設ける簡素な構造で、ロック部材によるリンク部材の動き規制を確実に行うことができる。
請求項5に係る発明によれば、ロック部材によるリンク部材の動き規制を荷積みプラットフォームの開作動により解除できるため、ロック部材を作動させる専用の作動手段がいらず、製作費を廉価にすることができる。
請求項6に係る発明によれば、ロック部材が錆付いていたり、あるいは車両が傾斜地に停止していても、ロック部材の掛止部をリンク部材の被掛止部から確実に離間させることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図8は車両としてのバン車Aを示し、このバン車Aの車幅方向両側で車体前後方向に延びるシャーシフレーム(図示せず)には、後端に観音開きの2枚の扉b1を備えた箱形の荷台Bが搭載されている。この荷台B後端には、荷積みプラットフォーム1を備えた荷役装置Cが装備されている。この荷役装置Cは、車体固定側である荷台B後端の車幅方向両端に立設された一対の支柱3を備え、これら支柱3には一対の昇降フレーム5が図示しない昇降装置の作動により上下方向に案内されるようになっている。上記各昇降フレーム5下端にはブラケット7が接続部材9を介して一体に接続され、上記ブラケット7は横断面コの字形をしていて(図5参照)、図1〜7に示すように、支持軸11がブラケット7下端に車幅方向へ延びるように固着され、この両支持軸11で上記荷積みプラットフォーム1基部両端が一対の昇降フレーム5に回動可能に軸着されている。また、上記各昇降フレーム5下部(本例では下端)には、ボルトからなる当て部材13が垂設されている。そして、昇降装置の作動により上記一対の昇降フレーム5を一対の支柱3に上下方向に案内することにより、上記荷積みプラットフォーム1基端部(後述するバー材1a基部)を昇降フレーム5下端の当て部材13に下方から当接させて荷積みプラットフォーム1を水平姿勢に保持し、この状態で荷積みプラットフォーム1を地面Dと荷台床面高さとの間で垂直に昇降させるようになっている。図1、図3、図4、図6及び図7に荷台床面を符号b2を付して示す。
上記荷積みプラットフォーム1の両側部には、この発明の一実施形態に係る荷積みプラットフォーム開閉装置15が設置されている。なお、この荷積みプラットフォーム開閉装置15は車種によっては荷積みプラットフォーム1の一方の側部にだけ設置してもよい。この荷積みプラットフォーム開閉装置15は、図1〜7に示すように、上記荷積みプラットフォーム1の側面に設けられたバー材1a内側に取付部材17を介して取り付けられている。具体的には、荷積みプラットフォーム開閉装置15は、荷積みプラットフォーム1基端側にシリンダチューブ19aを向けるとともに荷積みプラットフォーム1先端側にピストンロッド19bを向けた流体圧シリンダ19と、先端近傍にピン状の被掛止部21が水平に突設されるとともに中程が上記支持軸11に回動可能に連結された略J字形のリンク部材23とを備え、上記流体圧シリンダ19のピストンロッド19b先端の連結部19cが上記取付部材17に連結軸25で回動可能に軸着されている。なお、図1、図3、図4、図6及び図7では取付部材17を省略している。上記リンク部材23下端には二股に分岐した分岐部23aが形成され、この両分岐部23a間に上記流体圧シリンダ19のシリンダチューブ19a基端の連結部19dが挿入されて該連結軸29で分岐部23aに回動可能に軸着されている。また、上記シリンダチューブ19a基端の連結部19dと分岐部23aとの間には、強制収納手段としての円板状の強制収納プレート27が連結軸29に支持されて介在されている。
上記昇降フレーム5下端側(ブラケット7)の支持軸11近傍(本例では上方)には、ブロック状のストッパ部材31が固着されている。また、上記荷積みプラットフォーム1基端近傍には助勢手段としてのトーションバー33が内装され、該トーションバー33の一方の折曲端部が上記リンク部材23に取付部材35を介して固定されているとともに、他方の折曲端部が荷積みプラットフォーム1内に配置された図示しない固定プレートに固定され、このトーションバー33は荷積みプラットフォーム1の水平姿勢から垂直姿勢への閉作動により捻られて捻り力(助勢力)を蓄える一方、荷積みプラットフォーム1の垂直姿勢から水平姿勢への開作動時に上記捻り力により荷積みプラットフォーム1の開作動を助勢するようになっている。なお、助勢手段として、トーションバー33の代わりにコイルバネを用いてもよい。
上記ストッパ部材31には、先端にフック状の掛止部37aを有するロック部材37の中程が上記掛止部37aを荷積みプラットフォーム1基端側に向けて回動軸39で回動可能に軸着され、該ロック部材37は自重により回動軸39を支点に掛止部37aを上方に向けた斜め姿勢をとるようになっている。
上記荷積みプラットフォーム1基部近傍における取付部材17には、ピン状の規制部材41が水平に突設され、荷積みプラットフォーム1を不使用時に垂直姿勢で格納した状態で、上記規制部材41で上記ロック部材37先端を上方から押圧してその掛止部37aを上記リンク部材23の被掛止部21に掛止させるようにしている(図1及び図2参照)。
上記規制部材41は、荷積みプラットフォーム1の開作動初期段階で、つまり荷積みプラットフォーム1が流体圧シリンダ19の収縮作動により不使用時の垂直姿勢から傾斜姿勢に開作動して上記リンク部材23の先端がストッパ部材31に当接する力が発生するまでの間(図1の状態から図3の状態に移行する間)、ロック部材37を先端から基端側にかけて摺動しながら上方から押圧しており、これにより、リンク部材23の先端をストッパ部材31に当接させた状態でロック部材37の掛止部37aをリンク部材23の被掛止部21に掛止させて該リンク部材23の動きを規制するようにしている。このことをこの発明の最大の特徴としている。
そして、上記規制部材41は、荷積みプラットフォーム1が図3のように傾斜姿勢に開作動して上記リンク部材23の先端がストッパ部材31に当接する力が発生すると、ロック部材37から離間する。これにより、該ロック部材37は荷積みプラットフォーム1の開作動に連動して規制部材41の押圧力から解放され、自重により掛止部37aがリンク部材23の被掛止部21から離間するようになっている。
また、図4に示すように、荷積みプラットフォーム1がさらに開作動して水平姿勢に保持された時点では、トーションバー33には閉作動時の捻り力が残存しており、上記リンク部材23は上記トーションバー33の捻り力により支持軸11回りに回動し、図6及び図7に示すように、その先端がストッパ部材31から離間する。そして、該離間動作により流体圧シリンダ19が収縮作動し、上記リンク部材23及び流体圧シリンダ19が荷積みプラットフォーム1裏面から突出しないように荷積みプラットフォーム1内に納められるようになっている。この際、リンク部材23が何らかの事情で回動しなかったり回動不十分で、リンク部材23及び流体圧シリンダ19が荷積みプラットフォーム1裏面から突出していても、その後、荷積みプラットフォーム1が水平姿勢で下降して地面Dに接近した際、上記強制収納プレート27が地面Dと当接して上記リンク部材23及び流体圧シリンダ19を荷積みプラットフォーム1裏面から突出しないように荷積みプラットフォーム1内に強制的に納めるようになっている。したがって、上記の如き不慮な事態が発生していても、リンク部材23及び流体圧シリンダ19を荷積みプラットフォーム1内に確実に納めることができる。
このように構成された荷積みプラットフォーム開閉装置15により、荷積みプラットフォーム1を不使用時には垂直姿勢に格納すべく水平姿勢から閉作動させる一方、使用時には水平姿勢に保持すべく格納状態の垂直姿勢から開作動させるようになっている。次に、その開閉作動を説明する。
まず、荷積みプラットフォーム1を不使用時の垂直姿勢から使用時の水平姿勢に開作動させるには、流体圧シリンダ19の流体圧ロックを解除して流体圧シリンダ19の作動室から流体圧を排出し、流体圧シリンダ19を収縮作動させる。これにより、荷積みプラットフォーム1が支持軸11回りに下方へ回動し、図1の垂直姿勢で格納された状態から図3の状態になる。この際、荷積みプラットフォーム1に比べて操作力が軽いリンク部材23が一足早く回動しようとするが、この図3に移行する前段階では、規制部材41が荷積みプラットフォーム1の開作動に伴ってロック部材37の上辺を摺動しながら該ロック部材37を上方から押さえ込んでいるので、掛止部37aがリンク部材23の被掛止部21に掛止したままでリンク部材23の動きが規制されている。
因みに、上記ロック部材37及び規制部材41がないと、図10〜12に比較例として示すように、荷積みプラットフォーム1が傾動するよりも一足早くリンク部材23がストッパ部材31から離間してしまう(図11の状態)が、本実施形態では、上述の如くリンク部材23はロック部材37により動きが規制されているので、荷積みプラットフォーム1の流体圧シリンダ19の収縮作動による開作動初期段階でリンク部材23はストッパ部材31から離間せず、この状態で荷積みプラットフォーム1が傾斜姿勢になってリンク部材23の先端がストッパ部材31に当接する力が発生する。
したがって、この間に、リンク部材23がストッパ部材31から離間していることに起因する荷積みプラットフォーム1の急激な倒れ込みによる危険な事態(図12の状態)を回避することができる。
また、荷積みプラットフォーム1基部近傍に規制部材41を設ける簡素な構造で、ロック部材37によるリンク部材23の動き規制を確実に行うことができる。
さらに、ロック部材37によるリンク部材23の動き規制を荷積みプラットフォーム1の開作動により解除できるため、ロック部材37を作動させる専用の作動手段がいらず、製作費を廉価にすることができる。
次いで、図3に示すように、荷積みプラットフォーム1の開作動が進むと、規制部材41がロック部材37の上辺をさらに基端側へと摺動してロック部材37から離間する。ロック部材37は自重により図3時計回りに回動して掛止部37aを上方に上げ、該掛止部37aが被掛止部21から離脱するが、この段階では上述の如く既にリンク部材23の先端がストッパ部材31に当接する力が発生しているので、リンク部材23の先端はストッパ部材31に当接していて離間しない。
その後、図4に示すように、流体圧シリンダ19の作動室から流体圧を排出させる状態を保持すると、荷積みプラットフォーム1は開作動が進み、荷積みプラットフォーム1の閉作動時に蓄えられたトーションバー33の捻り力により流体圧シリンダ19が収縮作動し、つまり荷積みプラットフォーム1は開作動が助勢されて水平姿勢になり、バー材1aが当て部材13に下方から当接して荷積みプラットフォーム1が水平姿勢に保持される。この段階ではリンク部材23及び流体圧シリンダ19は荷積みプラットフォーム1裏面から下方に突出しているが、上述の如くバー材1aが当て部材13に当接することで、トーションバー33の捻り力がリンク部材23をストッパ部材31から離間させる方向に作用し、これによりリンク部材23がトーションバー33の捻り力により回動して流体圧シリンダ19がさらに収縮作動し、図6に示すように、リンク部材23及び流体圧シリンダ19が荷積みプラットフォーム1裏面から突出しないよう荷積みプラットフォーム1内に納まるので、突出しない分だけ荷積みプラットフォーム1を薄くすることができる。
しかる後、昇降装置を下降作動させて荷積みプラットフォーム1を下降させ、荷積みプラットフォーム1下面全体を地面Dに水平姿勢で接地させる。したがって、荷積みプラットフォーム1を基部が接地した後にチルトさせる必要がない。
一方、荷積みプラットフォーム1を使用時の水平姿勢から不使用時の垂直姿勢に閉作動させるには、まず、荷台Bの扉b1を閉じ、昇降装置を上昇作動させる。これにより、地面Dに接地している荷積みプラットフォーム1を図6に示すように、荷台床面高さに上昇させる。
その後、流体圧シリンダ19の作動室に流体圧を供給して流体圧シリンダ19を伸長作動させる。これにより、図4のようにリンク部材23の下端が支持軸11回りに下方へ回動し、その先端がストッパ部材31に当接する。さらに、流体圧シリンダ19を伸長作動させると、荷積みプラットフォーム1が支持軸11回りに上方へ回動し、図3に示すような傾斜姿勢を経て図1に示すように垂直姿勢に保持されて格納される。この間にロック部材37が規制部材41で押圧され、掛止部37aがリンク部材23の被掛止部21に掛止し、リンク部材23がストッパ部材31から離間しないようにその動きが規制される。また、トーションバー33が捻られて捻り力が蓄えられる。
図9は荷積みプラットフォーム開閉装置15の変形例を示す。この変形例では、ロック部材37の基端に延出部37bを設け、荷積みプラットフォーム1が垂直姿勢にあるときだけでなく、水平姿勢になった状態でも上記延出部37bを規制部材41が押圧するようにしている。つまり、規制部材41は荷積みプラットフォーム1が開閉作動する過程で、ロック部材37の上辺を摺動してロック部材37を常時押圧しており、荷積みプラットフォーム1の開作動に連動してロック部材37を掛止部37aがリンク部材23の被掛止部21から離間するように回動軸39回りに強制的に回動させ、荷積みプラットフォーム1が水平姿勢になった後も規制部材41はロック部材37の延出部37bを押圧している。なお、図示しないが、規制部材41は、荷積みプラットフォーム1が少なくとも垂直姿勢及び水平姿勢にあるときにロック部材37を押圧しておればよく、垂直姿勢から水平姿勢に移行する過程でロック部材37から離れていてもよい。
したがって、ロック部材37が錆付いていたり、あるいはバン車Aが傾斜地に停止していても、ロック部材37の掛止部37aをリンク部材23の被掛止部21から確実に離間させることができる。
この発明は、荷物を載せて昇降する荷積みプラットフォームを備えた車両用荷役装置において、荷積みプラットフォームを不使用時には閉作動させて垂直姿勢に保持する一方、使用時には開作動させて水平姿勢に保持する荷積みプラットフォーム開閉装置として有用である。
荷台床面高さで垂直姿勢で格納された状態の荷積みプラットフォームの側面図である。 図1における荷積みプラットフォーム開閉装置の斜視図である。 荷台床面高さで垂直姿勢から傾斜姿勢に開作動した状態の荷積みプラットフォームの側面図である。 荷台床面高さで水平姿勢をとっている荷積みプラットフォームの側面図である。 図4における荷積みプラットフォーム開閉装置の斜視図である。 図4の状態からリンク部材及び流体圧シリンダが荷積みプラットフォーム内に納められた荷積みプラットフォームの側面図である。 図6において荷積みプラットフォームの基端側を拡大して示す側面図である。 荷積みプラットフォームを接地させた状態のバン車を後方から見た斜視図である。 変形例の図7相当図である。 比較例の図1相当図である。 図10の状態から流体圧シリンダの収縮作動によりリンク部材の先端がストッパ部材から離間した状態を示す荷積みプラットフォームの側面図である。 図11の状態から荷積みプラットフォームが倒れ込んだ状態を示す荷積みプラットフォームの側面図である。
符号の説明
1 荷積みプラットフォーム
3 支柱
5 昇降フレーム
9 接続部材
11 支持軸
15 荷積みプラットフォーム開閉装置
19 流体圧シリンダ
21 被掛止部
23 リンク部材
25,29 連結軸
27 強制収納プレート(強制収納手段)
31 ストッパ部材
33 トーションバー(助勢手段)
37 ロック部材
37a 掛止部
39 回動軸
41 規制部材
B 荷台(車体固定側)
b2 荷台床面
C 荷役装置
D 地面

Claims (6)

  1. 荷積みプラットフォーム基部両端が支持軸で回動可能に軸着された一対の昇降フレームを車体固定側の一対の支柱に上下方向に案内することにより、荷積みプラットフォームを水平姿勢に保持した状態で地面と荷台床面高さとの間で垂直に昇降させる車両用荷役装置において、上記荷積みプラットフォームを不使用時には垂直姿勢に格納すべく水平姿勢から閉作動させるとともにこの閉作動により荷積みプラットフォーム基端近傍に設けられた助勢手段に助勢力を蓄える一方、上記荷積みプラットフォームを使用時には水平姿勢に保持すべく格納状態の垂直姿勢から開作動させるとともに上記助勢手段の助勢力により荷積みプラットフォームの開作動を助勢するように構成された荷積みプラットフォーム開閉装置であって、
    先端近傍に被掛止部が設けられるとともに中程が上記支持軸に回動可能に連結されたリンク部材と、
    一端が上記荷積みプラットフォームの側部に、他端が上記リンク部材の基端にそれぞれ連結軸で回動可能に軸着された流体圧シリンダと、
    上記昇降フレームの支持軸近傍に設けられたストッパ部材と、
    先端に掛止部が設けられるとともに中程が上記昇降フレームの支持軸近傍に回動軸で回動可能に軸着されたロック部材とを備え、
    上記荷積みプラットフォームが上記流体圧シリンダの収縮作動により不使用時の垂直姿勢から傾斜姿勢に開作動して上記リンク部材の先端がストッパ部材に当接する力が発生するまでの間、上記リンク部材の先端を上記ストッパ部材に当接させた状態で上記ロック部材の掛止部をリンク部材の被掛止部に掛止させて該リンク部材の動きを規制するようにしていることを特徴とする車両用荷役装置の荷積みプラットフォーム開閉装置。
  2. 請求項1に記載の車両用荷役装置の荷積みプラットフォーム開閉装置において、
    荷積みプラットフォームが水平姿勢に保持された時点で、リンク部材を助勢手段の助勢力により支持軸回りに回動させてその先端をストッパ部材から離間させ、該離間動作により流体圧シリンダを収縮作動させて上記リンク部材及び流体圧シリンダを荷積みプラットフォーム裏面から突出しないように荷積みプラットフォーム内に納めるように構成されていることを特徴とする車両用荷役装置の荷積みプラットフォーム開閉装置。
  3. 請求項2に記載の車両用荷役装置の荷積みプラットフォーム開閉装置において、
    流体圧シリンダをリンク部材に軸着する連結軸には、荷積みプラットフォームが水平姿勢で下降して地面に接近した際、地面と当接して上記リンク部材及び流体圧シリンダを荷積みプラットフォーム裏面から突出しないように荷積みプラットフォーム内に強制的に納める強制収納手段が設けられていることを特徴とする車両用荷役装置の荷積みプラットフォーム開閉装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用荷役装置の荷積みプラットフォーム開閉装置において、
    荷積みプラットフォーム基部近傍に設けられた規制部材を備え、
    該規制部材でロック部材を押圧してその掛止部をリンク部材の被掛止部に掛止させるようにしていることを特徴とする車両用荷役装置の荷積みプラットフォーム開閉装置。
  5. 請求項4に記載の車両用荷役装置の荷積みプラットフォーム開閉装置において、
    ロック部材は荷積みプラットフォームの開作動に連動して規制部材の押圧力から解放され、自重により掛止部がリンク部材の被掛止部から離間するようになっていることを特徴とする車両用荷役装置の荷積みプラットフォーム開閉装置。
  6. 請求項4に記載の車両用荷役装置の荷積みプラットフォーム開閉装置において、
    規制部材は、荷積みプラットフォームが少なくとも垂直姿勢及び水平姿勢にあるときにはロック部材を押圧しており、荷積みプラットフォームの開作動に連動して上記ロック部材を掛止部がリンク部材の被掛止部から離間するように回動軸回りに強制的に回動させるようになっていることを特徴とする車両用荷役装置の荷積みプラットフォーム開閉装置。
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