JPH053757A - 使用済み粕漬用かすを混和した発酵飼料の製造法 - Google Patents

使用済み粕漬用かすを混和した発酵飼料の製造法

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JPH053757A
JPH053757A JP3250170A JP25017091A JPH053757A JP H053757 A JPH053757 A JP H053757A JP 3250170 A JP3250170 A JP 3250170A JP 25017091 A JP25017091 A JP 25017091A JP H053757 A JPH053757 A JP H053757A
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JP
Japan
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lactic acid
lees
mixture
fermented feed
spent
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Pending
Application number
JP3250170A
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English (en)
Inventor
Hiroo Mizui
啓雄 水井
Osamu Yamaguchi
修 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IIDA SHOJI KK
Original Assignee
IIDA SHOJI KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/80Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
    • Y02P60/87Re-use of by-products of food processing for fodder production

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  • Fodder In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 穀類及び食品製造副産物の混合物、或いは、
これと牧草類等の混合物に対し、使用済み粕漬用かすを
約50%以下の割合で混和し、含有水分を約18%以上
に調整した後、袋体に詰めて密封し、常温下において7
日間以上貯蔵し、密封袋体内で乳酸発酵を終了させるこ
とを特徴とする。 【効果】 新たに乳酸菌や乳酸発酵促進剤、或いは水分
を添加することを必要とせずに安定した乳酸発酵が得ら
れ、密封袋体内で乳酸発酵させることから、外気の影響
を受けることがなく、製品を長期にわたって安定した状
態に維持することができ、経済的に有利であり、且つ公
害防止に関連するものとして有益である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、奈良漬等の粕漬の漬け
込みに用いられ、産業廃棄物として処分されていた使用
済み粕漬用かすを再利用した発酵飼料の製造法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、奈良漬等の粕漬の使用済みかす
は、塩を多く塗して漬け込んだシロウリ等の野菜類から
多くの塩分や水分が滲出されているため、塩分を13〜
17%、水分を65%以上含有しているのが通常であ
り、適切な利用方法が見当らないことから、単に産業廃
棄物として処理されてきたが、地中に埋設した場合には
大量の塩分が地中に滲出して地下水に悪影響を及ぼす
等、使用済み粕漬用かすの処理については既に社会問題
化しているのである。
【0003】ところで、従来における発酵飼料の製造法
としては、飼料、若しくは飼料となる主体を、細菌、か
び、ないしは酵母等によって発酵させることにより、そ
の飼料の貯蔵、或いは風味の増進等に有利なものとする
例えばサイレージに代表される自然発酵方式、並びに、
飼料となる主体に、水及び水に混和した乳酸菌、又は乳
酸発酵促進剤を添加して乳酸発酵させ、或いは、これと
同様に処理された飼料を醗酵槽に入れて撹拌、加温して
乳酸発酵させる強制発酵方式があった。
【0004】しかしながら、自然発酵方式の場合は水分
の均一化、及び乳酸菌の均一化を図ることが困難であ
り、このため、発酵の進行度に差異が生じ、全体として
の発酵速度が遅くなるばかりでなく、開放された雰囲気
下での発酵の場合には、外気との接触部位において腐敗
を生じる等の多くの欠点を有するものであった。
【0005】しかも、サイレージに代表されるサイロで
飼料を自然発酵させる場合には、均一に乳酸発酵するこ
とがないことから、乳酸菌の添加、及び発酵の均一化を
図るための食塩添加の工程が必要となり、また、生成し
た乳酸が酢酸から酪酸へと変化し、蛋白質が分解されて
アミノ酸やアミンアンモニア化が起こり、pHが上昇し
て品質が低下し、安定した製品を得ることが困難であっ
た。
【0006】次いで強制発酵方式の場合には、飼料とな
る主体に水分を均一に吸水させるのが困難であり、水分
含有率の不均一によって乳酸菌の繁殖条件に差異が生
じ、乳酸の生成量が不安定となり、安定した製品が得ら
れないばかりでなく、添加する乳酸菌及び乳酸発酵促進
剤が高価であり、また、機械装置やこれの稼働費などの
ランニングコストが割高となり、乾燥や袋づめ作業にも
手数を要する等、経済面で多くの欠点を有していた。
【0007】更に、現在製造され市販されている発酵飼
料においては、水分含有率が60%以上ときわめて高い
ばかりでなく、乳酸菌が添加されていないことから発酵
速度がきわめて遅く、空気との接触部位において腐敗を
生じるため、均一な製品が得にくく、しかも、袋詰めし
た後においても脱気を図る必要上、ポリエチレン製の袋
体に空気孔を穿設する処置を採っていたが、製品の抗菌
性が低いことから空気孔を介して空中落下菌が入り込
み、空気孔に接する部位に腐敗を生じ、製品の在庫期間
を極端に短くする等の欠点を有していた。
【0008】そこで、奈良漬等の粕漬の漬け込みに用い
られた使用済み粕漬用かすには、乳酸発酵を休止した乳
酸菌、並びに漬け込んだシロウリ等の野菜類からの滲出
液、或いは大量の塩分が残存することに着目し、使用済
み粕漬用かすを混和することによって安定した発酵飼料
を得ようとするのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の発酵飼料の製造法においては、全体として
の製造工程が複雑であること、並びに安定した製品が得
られないことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、穀類及び食品
製造副産物の混合物、或いは、これと牧草類等の混合物
に対し、使用済み粕漬用かすを約50%以下の割合で混
和し、含有水分を約18%以上に調整した後、袋体に詰
めて密封し、常温下において7日間以上貯蔵し、密封袋
体内で乳酸発酵を終了させることを特徴とするのであ
る。
【0011】
【作用】而して、乳酸発酵を休止している乳酸菌、並び
に塩を多く塗して漬け込まれていたシロウリ等の野菜類
からの滲出液、或いは大量の塩分を含んだ使用済み粕漬
用かすを、穀類及び食品製造副産物等と混和して水分の
均一化を図り、適度の空間を与えて乳酸発酵に適した条
件とすることによって、使用済み粕漬用かすに新たな糖
分と適度の空気が補給され、乳酸菌の活性化により乳酸
発酵が再開される。そして、この乳酸発酵は密封袋体内
で外気の影響を受けることなく安定した状態で行なわれ
るのである。
【0012】
【実施例】ビールかす、メイズ、圧ぺん大麦、或いはヘ
イキューブ等の穀類、食品製造副産物、並びに牧草類等
の混合物に、水分66%、及び100g当り120mg
の乳酸を夫々含有する使用済み粕漬用かすを約6.5%
の割合で混和し、充分に混ぜ合わせて適度の空間の作成
と水分の均一化を図り、含有水分を約31.5%に調整
した後、ポリエチレン製袋体に詰めて密封し、常温下に
おいて7日間貯蔵し、密封袋体内で使用済み粕漬用かす
に含有される乳酸菌、並びにシロウリ等の野菜類からの
滲出液によって乳酸発酵させた結果、100g当り84
0mgの乳酸を含有する製品を得た。
【0013】また、穀類、食品製造副産物、或いは牧草
類等に限らずペレッ卜化された配合飼料や、カルシュウ
ム等の補強剤を添加してもよいことは当然である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における使
用済み粕漬用かすは、元来乳酸菌を含有することから、
新たに乳酸菌や乳酸発酵促進剤、或いは水分を添加する
ことを必要とせずに安定した乳酸発酵が行われる。ま
た、使用済み粕漬用かすは、水分を多量に含有した粘度
の高い液状であるため、穀類、食品製造副産物、或いは
牧草類等に付着しやすく、水分の配分の均一化を容易に
図れるのである。
【0015】更に、使用済み粕漬用かすは、穀類、食品
製造副産物、或いは牧草類等に混和の後、密封袋体内で
乳酸発酵させることから、外気の影響を受けることが全
くなく、安定した状況下で乳酸が得られると共に、製品
の腐敗や劣化、或いは乳酸の変化も防止できる。しか
も、使用済み粕漬用かすには、大量の塩分とアルコール
を含有することから、一般腐敗菌の繁殖を抑制すること
ができ、発酵終了後、密封袋体に空気孔が穿設されたと
しても、製品に腐敗を生じるおそれはなく、製品を長期
にわたって安定した状態に維持することができる。
【0016】また、従来、単に産業廃棄物として処理さ
れ、社会問題化していた使用済み粕漬用かすを穀類、食
品製造副産物、或いは牧草類等に混和して、TDN、D
CPの高い飼料として有効に再利用できることから、経
済的に有利であり、且つ公害防止に関連するものとして
極めて有益である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 穀類及び食品製造副産物の混合物、或い
    は、これと牧草類等の混合物に対し、使用済み粕漬用か
    すを約50%以下の割合で混和し、含有水分を約18%
    以上に調整した後、袋体に詰めて密封し、常温下におい
    て7日間以上貯蔵し、密封袋体内で乳酸発酵を終了させ
    ることを特徴とする使用済み粕漬用かすを混和した発酵
    飼料の製造法。
JP3250170A 1991-06-25 1991-06-25 使用済み粕漬用かすを混和した発酵飼料の製造法 Pending JPH053757A (ja)

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JP3250170A JPH053757A (ja) 1991-06-25 1991-06-25 使用済み粕漬用かすを混和した発酵飼料の製造法

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JP3250170A JPH053757A (ja) 1991-06-25 1991-06-25 使用済み粕漬用かすを混和した発酵飼料の製造法

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JPH053757A true JPH053757A (ja) 1993-01-14

Family

ID=17203865

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JP3250170A Pending JPH053757A (ja) 1991-06-25 1991-06-25 使用済み粕漬用かすを混和した発酵飼料の製造法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003000069A1 (en) * 2001-06-22 2003-01-03 Suk-Min Lee Method for manufacturing animal food and plastic bag type air-tight fermentation container suitable for the same
CN105231016A (zh) * 2015-11-20 2016-01-13 务川县仡山草原畜牧养殖场 用于添加到饲料中的发酵酒糟及其制备方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6274252A (ja) * 1985-09-30 1987-04-06 Koyo Sangyo Kk 畜牛の成育法

Patent Citations (1)

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