JPH0537472Y2 - - Google Patents

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JPH0537472Y2
JPH0537472Y2 JP16327188U JP16327188U JPH0537472Y2 JP H0537472 Y2 JPH0537472 Y2 JP H0537472Y2 JP 16327188 U JP16327188 U JP 16327188U JP 16327188 U JP16327188 U JP 16327188U JP H0537472 Y2 JPH0537472 Y2 JP H0537472Y2
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、広いウエハー面のエツチングを行う
場合に、ウエハー面の上面の揮発性のエツチング
液の攪拌を行い良好なエツチングを行う事がで
き、耐腐蝕性の良いエツチング装置の改善に関す
るものである。
〈従来の技術〉 第2図は従来より一般に使用されている従来例
の構成説明図である。
図において、 1は揮発性エツチング液2の収納される容器で
ある。
3は容器1に配置されウエハー4が置かれるエ
ツチング台である。
5はエツチング台3の上方に配置された攪拌子
である。
6は攪拌子5に一端が取付けられた回転軸であ
る。
7は容器1の蓋である。
8は蓋7に取付けられた回転軸6の他端が固定
されるモータである。
9は容器1が載せられたヒータである。
以上の構成において、エツチング液2は攪拌子
5により攪拌され、ウエハー4はエツチングが行
なわれる。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、この様な装置においては、回転
軸6は蓋7を貫通しているので、回転軸6と蓋7
との間には隙間を生じ、揮発性エツチング液2の
成分が蒸発し、揮発性エツチング液2の成分が変
化する恐れがあり、かつ、揮発性エツチング液2
によりモータ8が腐蝕される恐れがある。
また、密閉構造にすれば、気化したエツチング
液2により、容器1内の圧力が上昇して危険であ
る。
また、モータ8を容器1内に入れればよいが、
モータ8が侵されてしまう。
本考案は、この問題点を解決するものである。
本考案の目的は、広いウエハー面のエツチング
を行う場合に、ウエハー面の上面の揮発性のエツ
チング液の攪拌を行い良好なエツチングを行う事
ができ、耐腐蝕性がよく、複雑なシール構造を必
要としないので安価にできるエツチング装置を提
供するにある。
〈課題を解決するための手段〉 この目的を達成するために、本考案は、揮発性
エツチング液の収納される容器と、該容器に配置
されウエハーが置かれるエツチング台と、該エツ
チング台の上方に配置された攪拌子と、該攪拌子
の外周に取付けられたマグネツトと、前記攪拌子
に一端が取付けられた回転軸と、前記容器と第1
室を構成し該回転軸の他端を軸支する隔壁と、該
隔壁に設けられた気体出口と、前記隔壁と第2室
を構成する蓋と、該蓋に一端が取付けられた環流
搭と、該環流搭の他端に取付けられた冷却水出口
と、前記蓋の環流搭の取付け位置の反対側に取付
けられた冷却水入口と、前記第2室に満たされた
冷却水と、前記気体出口に一端が取付けられ前記
環流搭を貫通し他端が大気開放される冷却チユー
ブと、前記容器の外周面に前記マグネツトに対向
して取付けられた複数対の電磁石とを具備してな
るエツチング装置を構成したものである。
〈作用〉 以上の構成において、容器の外側に設けられた
複数対の電磁石を順次励磁することにより攪拌子
を回転させる。エツチング液は攪拌子により攪拌
され、ウエハーはエツチングが行なわれる。
この結果、第1室は密閉構造となつているの
で、揮発性エツチング液の成分が蒸発し、揮発性
エツチング液の成分が変化する恐れがなく、良好
なエツチングが出来る。
また、気化したエツチング液は、気体出口から
冷却チユーブに流れ、環流搭で最終的に液化し第
1室に戻るので、第1室の圧力の上昇の恐れはな
く、また、揮発性エツチング液の成分が変化する
恐れもない。
また、電磁石は容器外に取付けられているの
で、腐蝕する事がなく、複雑なシール構造を必要
としないので安価にでき、攪拌子の回転速度は、
電磁石の励磁速度を変える事により、容易に制御
出来る。
以下、実施例に基づき詳細に説明する。
〈実施例〉 第1図は本考案の一実施例の要部構成説明図で
ある。
図において、 11は揮発性エツチング液1にの収納される容
器である。
13は容器11に配置されウエハー14が置か
れるエツチング台である。
15はエツチング台13の上方に配置された攪
拌子である。
16は攪拌子15に一端が取付けられた第1回
転軸である。
17は攪拌子15の外周に取付けられたマグネ
ツトである。
なお、攪拌子15、第1回転軸16、マグネツ
ト板17は4ふつかエチレン等でコーテイングさ
れれば耐腐蝕性が向上したものが得られる。
20は容器11と第1室21を構成する隔壁で
ある。
201は隔壁20に設けられた気体出口であ
る。
30は、隔壁20と第2室31を構成する蓋で
ある。
32は蓋30に一端が取付けられた環流搭であ
る。
33は環流搭32の他端に取付けられた冷却水
出口である。
34は蓋30の環流搭32の取付け位置の反対
側に取付けられた冷却水入口である。
35は第2室31に満たされた冷却水である。
36は気体出口33に一端が取付けられ環流搭
32を貫通し他端が大気開放される冷却チユーブ
である。
37は容器11の外周面にマグネツト17に対
向して取付けられた複数対の電磁石である。
40は容器11が載せられたヒータである。
以上の構成において、容器11の外側に設けら
れた複数対の電磁石37を順次励磁することによ
り攪拌子15を回転させる。エツチング液12は
攪拌子15により攪拌され、ウエハー14はエツ
チングが行なわれる。
この結果、第1室21は密閉構造となつている
ので、揮発性エツチング液12の成分が蒸発し、
揮発性エツチング液12の成分が変化する恐れが
なく、良好なエツチングが出来る。
また、気化したエツチング液12は、気体出口
201から冷却チユーブ36に流れ、環流搭32
で最終的に液化し第1室21に戻るので、第1室
21の圧力の上昇の恐れはなく、また、揮発性エ
ツチング液12の成分が変化する恐れもない。
また、電磁石37は容器11外に取付けられて
いるので、腐蝕する事がなく、複雑なシール構造
を必要としないので安価にでき、攪拌子15の回
転速度は、電磁石37の励磁速度を変える事によ
り、容易に制御出来る。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案は、揮発性エツチ
ング液の収納される容器と、該容器に配置されウ
エハーが置かれるエツチング台と、該エツチング
台の上方に配置された攪拌子と、該攪拌子の外周
に取付けられたマグネツトと、前記攪拌子に一端
が取付けられた回転軸と、前記容器と第1室を構
成し該回転軸の他端を軸支する隔壁と、該隔壁に
設けられた気体出口と、前記隔壁と第2室を構成
する蓋と、該蓋に一端が取付けられた環流搭と、
該環流搭の他端に取付けられた冷却水出口と、前
記蓋の環流搭の取付け位置の反対側に取付けられ
た冷却水入口と、前記第2室に満たされた冷却水
と、前記気体出口に一端が取付けられ前記環流搭
を貫通し他端が大気開放される冷却チユーブと、
前記容器の外周面に前記マグネツトに対向して取
付けられた複数対の電磁石とを具備してなるエツ
チング装置を構成した。
この結果、第1室は密閉構造となつているの
で、揮発性エツチング液の成分が蒸発し、揮発性
エツチング液の成分が変化する恐れがなく、良好
なエツチングが出来る。
また、気化したエツチング液は、気体出口から
冷却チユーブに流れ、環流搭で最終的に液化し第
1室に戻るので、第1室の圧力の上昇の恐れはな
く、また、揮発性エツチング液の成分が変化する
恐れもない。
また、電磁石は容器外に取付けられているの
で、腐蝕する事がなく、複雑なシール構造を必要
としないので安価にでき、攪拌子の回転速度は、
電磁石の励磁速度を変える事により、容易に制御
出来る。
従つて、本考案によれば、広いウエハー面のエ
ツチングを行う場合に、ウエハー面の上面の揮発
性のエツチング液の攪拌を行い良好なエツチング
を行う事ができ、耐腐蝕性がよく、複雑なシール
構造を必要としないので安価にできるエツチング
装置を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部構成説明図、
第2図は従来より一般に使用されている従来例の
構成説明図である。 11……容器、12……エツチング液、13…
…エツチング台、14……ウエハー、15……攪
拌子、16……回転軸、17……マグネツト、2
0……隔壁、201……気体出口、21……第1
室、30……蓋、31……第2室、32……環流
搭、33……冷却水出口、34……冷却水入口、
35……冷却水、36……冷却チユーブ、37…
…電磁石、40……ヒータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 揮発性エツチング液の収納される容器と、該容
    器に配置されウエハーが置かれるエツチング台
    と、該エツチング台の上方に配置された攪拌子
    と、該攪拌子の外周に取付けられたマグネツト
    と、前記攪拌子に一端が取付けられた回転軸と、
    前記容器と第1室を構成し該回転軸の他端を軸支
    する隔壁と、該隔壁に設けられた気体出口と、前
    記隔壁と第2室を構成する蓋と、該蓋に一端が取
    付けられた環流搭と、該環流搭の他端に取付けら
    れた冷却水出口と、前記蓋の環流搭の取付け位置
    の反対側に取付けられた冷却水入口と、前記第2
    室に満たされた冷却水と、前記気体出口に一端が
    取付けられ前記環流搭を貫通し他端が大気開放さ
    れる冷却チユーブと、前記容器の外周面に前記マ
    グネツトに対向して取付けられた複数対の電磁石
    とを具備してなるエツチング装置。
JP16327188U 1988-12-16 1988-12-16 Expired - Lifetime JPH0537472Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16327188U JPH0537472Y2 (ja) 1988-12-16 1988-12-16

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JP16327188U JPH0537472Y2 (ja) 1988-12-16 1988-12-16

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Publication Number Publication Date
JPH0284325U JPH0284325U (ja) 1990-06-29
JPH0537472Y2 true JPH0537472Y2 (ja) 1993-09-22

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JP16327188U Expired - Lifetime JPH0537472Y2 (ja) 1988-12-16 1988-12-16

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JPH0284325U (ja) 1990-06-29

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