JP2002102198A - Mr装置 - Google Patents

Mr装置

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JP2002102198A
JP2002102198A JP2000288444A JP2000288444A JP2002102198A JP 2002102198 A JP2002102198 A JP 2002102198A JP 2000288444 A JP2000288444 A JP 2000288444A JP 2000288444 A JP2000288444 A JP 2000288444A JP 2002102198 A JP2002102198 A JP 2002102198A
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JP
Japan
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magnet
container
cooling medium
exhaust port
superconducting coil
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JP2000288444A
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Inventor
Kazuhiko Sato
和彦 佐藤
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GE Medical Systems Global Technology Co LLC
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GE Medical Systems Global Technology Co LLC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査の自由度が向上するMR装置を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 容器内の液体冷却媒体に浸漬された超電
導コイルにより均一静磁場空間を発生させるマグネット
を有したMR装置において、マグネット101を回転可
能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器内の液体冷却
媒体に浸漬された超電導コイル(coil)により均一
静磁場空間を発生させるマグネット(magnet)を
有したMR(Magnetic Resonance)
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MR装置で均一静磁場空間を発生するマ
グネットは、床面に対して固定されている。
【0003】マグネットの形状としては、図8(a)に
示すような円筒形のマグネット1がある。このマグネッ
ト1の内部は、図8(b)に示すように、円筒形の容器
3内に蒸発潜熱の大きな冷却媒体、例えば、液体ヘリウ
ム(helium)5が貯留され、液体ヘリウム5に超
電導コイル7が浸積され、超電導コイル7内に矢印方向
の静磁場空間が発生する。
【0004】超電導コイル7を冷却することにより、液
体ヘリウム5は徐々に気化し、ヘリウムガス(heli
um gass)9となる。気化したヘリウムガス9に
よる容器3内の圧力上昇を防止するために、ヘリウムガ
ス9を容器3より排気する排気口11が容器3の上方に
設けられている。
【0005】また、図9(a)に示すような開放型のマ
グネット11もある。このマグネット11の内部は、図
9(b)に示すように、容器23内に蒸発潜熱の大きな
冷却媒体、例えば、液体ヘリウム25が貯留され、対向
する二つの超電導コイル27が液体ヘリウム25に浸積
され、超電導コイル27間に矢印方向の静磁場空間が発
生する。
【0006】気化したヘリウムガス29による容器23
内の圧力上昇を防止するために、ヘリウムガス29を容
器23より排気する排気口31が容器23の上方に設け
られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のマグネ
ット1,11は固定であるので、検査の自由度が無い問
題点がある。
【0008】すなわち、マグネット1,11内に載置さ
れた被検体が、その体の一部を動かしてその様子を検査
する際に制限がある。例えば、開放型マグネット11に
おいて、図9に示す状態においては、側面方向には超電
導コイル27があるので、その方向への自由度が制限さ
れる。
【0009】また、術者のマグネット11内の被検体へ
のアクセスもしにくい。本発明は、上記問題点に鑑みて
なされたもので、その課題は、検査の自由度が向上する
MR装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、容器内の液体冷却媒体に浸漬された
超電導コイルにより均一静磁場空間を発生させるMR装
置において、前記マグネットを回転可能としたことを特
徴とするMR装置である。
【0011】マグネットを回転可能としたことにより、
検査の自由度が向上する。請求項2記載の発明は、請求
項1記載の発明の前記容器に設けられる冷却媒体の排気
口が、常に前記容器内の冷却媒体の気相部分に接するよ
うにしたことを特徴とするMR装置である。
【0012】冷却媒体の排気口が、常に前記容器内の冷
却媒体の気相部分に接することにより、マグネットを回
転しても気化した冷却媒体の排気が可能となる。請求項
3記載の発明は、請求項2記載の発明の前記排気口は複
数設けられることを特徴とするMR装置である。
【0013】排気口を複数設けることにより、冷却媒体
が容器内にいっぱい入っており、気相の体積が少ない場
合でも、気化した冷却媒体の排気が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態例を説明する。 (第1の実施の形態例)第1の実施の形態例の斜視図で
ある図1において、開放型のマグネット101は、軸1
02が設けられ、この軸102は、C字形の支持腕10
3の両端部に設けられた軸受け104にて回転可能に支
持されている。
【0015】さらに、軸102には、大ギア(gea
r)106が設けられ、この大ギア106にモータ(m
otor)107の出力軸107aに取り付けられたピ
ニオン(pinion)108が噛合し、マグネット1
01は矢印方向に回転駆動され、図2(a)に示すよう
な超電導コイル127が水平な状態、図2(b)に示す
ような超電導コイル127が垂直な状態をとることが可
能となっている。
【0016】マグネット101の内部は、図2に示すよ
うに、容器123内に蒸発潜熱の大きな冷却媒体、例え
ば、液体ヘリウム125が貯留され、対向する二つの超
電導コイル127が液体ヘリウム125に浸積され、超
電導コイル127間に静磁場空間が発生する。
【0017】図1に戻って、気化したヘリウムガス12
9による容器123内の圧力上昇を防止するために、ヘ
リウムガス129を容器23より排気する排気口131
が容器123の上面に、排気口133が容器123の上
方側部に設けられている。
【0018】排気口131と排気口133とはY字形の
可撓配管141によって集合され、さらに、可撓配管1
41には所定の圧力になると破壊される破壊板143が
設けられ、耐圧性が十分あるジョイント(joint)
145を介して室外に排気を導く排気配管147に接続
される。
【0019】なお、マグネット101の容器123内に
不要な熱侵入を防止するために、可撓配管141まで、
またはジョイント145までは、室内にあることが好ま
しい。
【0020】上記構成によれば、以下のような効果を得
ることができる。 (1)マグネット101を回転可能としたことにより、
図3に示すように、検査の自由度が向上する。
【0021】図3(a)では、超電導コイル127が水
平な状態で、クレードル200に被検体が載置された状
態で検査を行っている。この時、被検体は水平方向の自
由度が大きい。
【0022】図3(b)では、超電導コイル127が垂
直な状態で、クレードル200に被検体が載置された状
態で検査を行っている。この時、被検体は垂直方向の自
由度が大きく、また、術者も被検体へアクセスが容易と
なる。
【0023】図3(c)では、超電導コイル127が垂
直な状態で、マグネット101内にいす201を設け、
被検体が着座した状態で検査を行っている。図3(d)
では、超電導コイル127が垂直な状態で、マグネット
101外にいす201を設け、被検体が着座した状態
で’検査を行っている。
【0024】(2)排気口131を容器123の上面
に、排気口133を容器123の上方側部にそれぞれ設
けたことにより、図2(a)および図2(b)に示すよ
うに、マグネット101を回転させても、排気口13
1、133のうち必ずどちらか一方は、容器123内の
液体ヘリウム125の気相であるヘリウムガス129に
接している。
【0025】また、二つの排気口131、133を設け
たことで、容器123内に液体ヘリウム125がいっぱ
い入っており、気相であるヘリウムガス129の体積が
小さな場合でも、ヘリウムガス129の排気が可能であ
る。
【0026】なお、本発明は、上記実施の形態例に限定
するものではない。上記実施の形態例では、排気口を二
つ設けたが、図4(a)に示すように、マグネット10
1′の上面と側面との角部に排気口231を設けてもよ
い。
【0027】図4(a)、図4(b)に示すように、マ
グネット101′を回転させても排気口231は常にヘ
リウムガス(気相)129に接し、ヘリウムガス129
の排気が可能である。
【0028】また、図5(a)に示すような円筒形のマ
グネット301にも適用できる。図において、マグネッ
ト301の内部は、円筒形の容器303内に液体ヘリウ
ム305が貯留され、液体ヘリウム305に超電導コイ
ル307が浸積されている。
【0029】マグネット301の上面と上部側面には、
ヘリウムガス309を容器303より排気する排気口3
11、313が設けられている。排気口311と排気口
313とはY字形の可撓配管315によって集合されて
いる。
【0030】このような構成においても、図5(a)お
よび図5(b)に示すように、マグネット301を回転
させても排気口311、313は常にヘリウムガス(気
相)309に接し、ヘリウムガス309の排気が可能で
ある。
【0031】このような円筒形のマグネット301を回
転可能としたことにより、図6に示すように、検査の自
由度が向上する。図6(a)では、マグネット301の
穴301aが水平な状態で、クレードル200に被検体
が載置された状態で検査を行っている。
【0032】図6(b)では、マグネット301の穴3
01aが垂直な状態で、マグネット301内にいす20
1を設け、被検体が着座した状態で検査を行っている。
さらに、図7(a)に示すようなマグネット301′の
上面と側面との角部に排気口411を設けてもよい。
【0033】図7(a)、図7(b)に示すように、マ
グネット301′を回転させても排気口411は常にヘ
リウムガス(気相)309に接し、ヘリウムガス309
の排気が可能である。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、マグ
ネットを回転可能としたことにより、検査の自由度が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態例の斜視図である。
【図2】図1の動作を説明する図である。
【図3】第1の実施の形態例の効果を説明する図であ
る。
【図4】他の実施の形態例を説明する図である。
【図5】他の実施の形態例を説明する図である。
【図6】他の実施の形態例の効果を説明する図である。
【図7】他の実施の形態例を説明する図である。
【図8】従来例を説明する図である。
【図9】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
101 マグネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 和彦 東京都日野市旭が丘四丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C096 AA01 AB36 AB47 AD08 CA02 CA15 CA16 CA17 CA18 CA58 CA70 4M114 AA02 AA27 AA31 BB04 CC03 CC16 DA03 DA23 DA25

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内の液体冷却媒体に浸漬された超電
    導コイルにより均一静磁場空間を発生させるマグネット
    を有したMR装置において、 前記マグネットを回転可能としたことを特徴とするMR
    装置。
  2. 【請求項2】 前記容器に設けられる冷却媒体の排気口
    が、常に前記容器内の冷却媒体の気相部分に接するよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載のMR装置。
  3. 【請求項3】 前記排気口は複数設けられることを特徴
    とする請求項2記載のMR装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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