JPH0537445Y2 - - Google Patents

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JPH0537445Y2
JPH0537445Y2 JP1988160560U JP16056088U JPH0537445Y2 JP H0537445 Y2 JPH0537445 Y2 JP H0537445Y2 JP 1988160560 U JP1988160560 U JP 1988160560U JP 16056088 U JP16056088 U JP 16056088U JP H0537445 Y2 JPH0537445 Y2 JP H0537445Y2
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terminal
coil
wire
wires
peeled
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コイル装置に関し、特に、コイル端
末線がターミナルラグに巻きからげられているコ
イル装置に係り、例えば、磁石発電機の発電子に
おけるエキサイタコイルに利用して有効なコイル
装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、小型2輪車および汎用エンジンにはフ
ライホイール形の磁石発電機が使用されており、
この発電機の発電子に用いられるエキサイタコイ
ルにおいては、第4図に示されているような端末
処理がなされている。すなわち、絶縁性の樹脂か
ら成るボビン1に埋め込まれたターミナルラグ2
にエキサイタコイル3の端末線4が巻きからげら
れた後、はんだ付け処理されている。端末線4は
冷熱サイクルによる線膨張と収縮での断線を防ぐ
ため弛みを設けて導かれ、また、ターミナルラグ
2には端末線4が容易に巻きからげられるように
凹部5が設けられている。そして、端末線4をタ
ーミナルラグ2に接続するに際しては、撚線で構
成された端末線4の端部をほぐしてから、端末線
4の端部の絶縁被膜を剥離する。その後、端末線
4の端部を再び撚つて撚線とし、この撚線を凹部
5に巻きからげてから、はんだ付けするようにな
つている。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかし、このようなコイル装置においては、タ
ーミナルラグ2に単一の凹部5が形成されている
だけなので、巻きからげ時に、撚線で構成された
端末線4の被膜剥離のために端末線4をほぐさな
ければならない。さらに、端末線4の被膜の剥離
長さを一定に保つことが困難なため、、剥離長さ
がながい場合には、エキサイタコイル3とターミ
ナルラグ2間の渡り線部に端末線4の剥離部が残
る状態となり、はんだ付け時に渡り線部に残つた
端末線の剥離部にははんだ材料が流れて渡り線部
の柔軟性が損なわれ、外部振動等によつてコイル
端末線4が断線する。また、逆に、剥離長さが短
い場合には、ターミナルラグ2に巻からげられた
コイル端末線4に未剥離部分が残り、はんだ付け
が不充分となる。
本考案の目的は、渡り線部の柔軟性を維持し
て、確実に端末線をターミナルラグに電気的に接
続することができるコイル装置を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係るコイル装置は、導体に絶縁被膜が
被着されているコイル線材15,25の端末線1
6,26が複数本に束ねられて撚られているとと
もに、この撚られた端末線16,26の一部16
a,26aは絶縁被膜を剥離されており、この端
末線16,26の絶縁被膜剥離部16a,26a
がターミナルラグ17,27の先端部に巻きから
げられて、はんだ付けされているコイル装置にお
いて、 前記ターミナルラグ17,27の先端部に一対
の凹部18,19,28,29が長さ方向に離隔
されてそれぞれ没設されており、 先端側の凹部18,28に前記端末線16,2
6における絶縁被膜剥離16a,26aが巻きか
らげられているとともに、はんだ付けされてお
り、 他方の凹部19,29に前記端末線16,26
における絶縁被膜剥離部16b,26bが巻きか
らげられている。
〔作用〕
前記した手段によれば、ターミナルラグには複
数個の凹部が軸方向に離隔されて没設されている
ため、一の凹部に被膜が未剥離のコイル端末線を
巻装するとができ、他の凹部には被膜が剥離処理
されたコイル端末線を巻装して固着することがで
きる。これにより、ターミナルラグの上部のコイ
ル端末線を電気的に接続することが可能になると
ともに、ターミナルラグの下部のコイル端末線を
未剥離状態で残すことができる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例であるコイル装置を
示す拡大部分斜視図、第2図はそれに使用されて
いるターミナルラグを示す斜視図である。
本実施例において、本考案に係るコイル装置は
磁石発電機の発電子10におけるエキサイタコイ
ルに適用されている。この発電子10は磁性材料
からなる薄板が複数枚積層されて一体化されてい
るコア11を備えており、このコア11には究極
部12が複数極(1極のみが図示されている。)、
放射状に配されて形成されている。これら究極部
12には合成樹脂により成形されたコイルボビン
13が外装されており、これら突極部12のうち
1極にエキサイタコイル14が装着されている。
エキサイタコイル14はコイル線材15が多数
回、コイルボビン13に巻回されており、コイル
線材15は線径の細い導体の表面にエナメル等の
ような絶縁被膜(図示せず)を被着されている。
そして、エキサイタコイル14のコイル線材15
における巻き始めと巻き終りの端末線16,16
は折り返されて複数本に束ねられた上で撚られ、
撚線構造に形成されている。
コイル装置としてのエキサイタコイル14は一
対のターミナルラグ17,17を備えており、両
ターミナルラグ17,17はコア11上に形成さ
れたコイルボビン13におけるエキサイタコイル
14の近傍において垂直に配されて、互いに、か
つ、コア11と電気的に非接続になるようにそれ
ぞれ植設されている。ターミナルラグ17は銅合
金等のような導電性を有する金属材料を用いられ
て、プレス加工等のような適当な手段により、略
矩形の平板形状に形成されている。ターミナルラ
グ17の両端辺には複数個の凹部18,19が上
下に配されて没設されている。すなわち、凹部1
8と19は軸方向に離隔して配設されている。
第2図に示されているように、各ターミナルラ
グ17において、上下の凹部18,19にはコイ
ル端末線16が下側の凹部19から上側の凹部1
8へ順次巻きからげられている。そして、上下の
凹部18,19のうち上側の凹部18に巻きから
げられた端末線16の部分16aは絶縁被膜が剥
離処理され、下側の凹部19に巻きからげられた
端末線16の部分16bには絶縁被膜が未剥離の
まま残されている。
次に作用を説明する。
コイル線材15のコイル端末線16の端末処理
を行う場合、まず、撚線で構成されたコイル端末
線16を撚線状態のまま、ターミナルラグ17の
凹部18,19に下側から上側へと順次巻きから
げる。すなわち、コイル端末線16の撚りをほど
かずにそのまま、ターミナルラグ17の凹部1
8,19に巻きからげる。
その後、ターミナルラグ17に巻きからげられ
たコイル端末線16の先端側、すなわち、上側の
凹部18に巻きからげられたコイル端末線16の
部分16aのみが剥離液内に浸漬されて絶縁被膜
が除去される。
次いで、絶縁被膜が剥離されたコイル端末線部
分16aにはんだ付け処理が実施され、上側の凹
部18に巻装されたコイル端末線部分16aがタ
ーミナルラグ17に溶着されて、電気的かつ機械
的に接続される。
このとき、はんだ材料がターミナルラグ17の
底部側に流れても、底部側に位置するコイル端末
線部分16bの絶縁被膜は未剥離状態にあるた
め、はんだが固着せず、したがつて、柔軟性が損
なわれることはなく、コイル端末線16の断面線
を防止することができる。
本実施例によれば、コイル端末線16をほぐす
ことなく、ターミナルラグ17に電気的に接続す
ることができるため、作業工数の低減を図ること
ができる。さらに、コイル端末線16の絶縁被膜
の剥離長さが長からず、短からず、適正な一定長
さとなるため、コイル端末線16をターミナルラ
グ17に適正かつ確実に接続することができる。
第3図a〜dは本考案の他の実施例であるパル
サの製造工程の一部を示す各一部省略正面図であ
る。
本実施例2において、本考案に係るコイル装置
は磁石発電機において点火信号を発生するパルサ
に適用されている。パルサ20は磁性材料から丸
棒形状に形成されたコア21を備えており、この
コア21はコイルボビン23の筒心に挿入されて
いる。コイルボビン23にはコイル線材25が巻
回されており、このコイル線材25の端末線26
は撚線構造(図示省略)に形成されている。コイ
ル装置としてのパルサ20は一対のターミナルラ
グ27,27(一方の図示は省略されている。)
を備えており、各ターミナルラグ27はコイルボ
ビン23のフランジ部に形成された取付孔に挿入
されるようになつている。そして、各ターミナル
ラグ27の上端部には2個の凹部28,29がそ
の両側端辺において上下に配されてそれぞれ没設
されている。
次に、このコイル装置としてのパルサ20にお
けるコイル端末線26についての端末処理を自動
化する場合につき説明する。
まず、第3図aに示されているように、コイル
端末線26がターミナルラグ27の両凹部28,
29に下から上に順次巻きからげられる。
その後、第3図bに示されているように、上側
の凹部28に巻装されたコイル端末線26aのみ
が剥離液中に浸漬されて絶縁被膜(図示せず)が
剥離される。
次いで、第3図cに示されているように、絶縁
被膜が剥離されたコイル端末線部分26aにはん
だ付け処理が実施される。このとき、端末線26
のうち下側の凹部29に巻きからげられた端末線
部分26bには絶縁被膜が被着されているため、
はんだ材料が下側の部分26bまで流れ出すこと
はない。
その後、第3図dに示されているように、ター
ミナルラグ26がボビン23内に没入される。
このような工程が実施されることにより、コイ
ル端末線26の端末処理が自動化されることにな
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、ターミ
ナルラグに複数個の凹部を軸心方向に離して没設
することにより、一の凹部に絶縁被膜が未処理の
コイル端末線を巻装し、他の凹部に絶縁被膜が剥
離処理されたコイル端末線を固着することができ
るため、コイル端末線をほぐすことなくターミナ
ルラグに電気的に接続することができ、作業工数
を低減することができる。また、絶縁被膜の剥離
長さが常に適正になるので、コイル端末線をター
ミナルラグに適正かつ確実に固着することができ
る。さらに、はんだ材料がコイル端末線の渡り線
部に流れても、渡り線部に剥離されたコイル端末
線が残ることがないので、流れ込んだはんだ材料
によつてコイル端末線の柔軟性が損なわれること
はなく、コイル端末線の断線を未然に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるコイル装置を
示す拡大部分斜視図、第2図はそれに使用されて
いるターミナルラグを示す斜視図である。第3図
a〜dは本考案の他の実施例であるパルサの製造
工程の一部を示す各一部省略正面図である。第4
図は従来例を示す部分斜視図である。 13,23……コイルボビン、15,25……
コイル線材、16,26……コイル端末線、1
7,27……ターミナルラグ、18,28……上
側の凹部、19,29……下側の凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 導体に絶縁被膜が被着されているコイル線材1
    5,25の端末線16,26が複数本に束ねられ
    て撚られているとともに、この撚られた端末線1
    6,26の一部16a,26aは絶縁被膜を剥離
    されており、この端末線16,26の絶縁被膜剥
    離部16a,26aがターミナルラグ17,27
    の先端部に巻きからげられて、はんだ付けされて
    いるコイル装置において、 前記ターミナルラグ17,27の先端部に一対
    の凹部18,19,28,29が長さ方向に離隔
    されてそれぞれ没設されており、 先端側の凹部18,28に前記端末線16,2
    6における絶縁被膜剥離部16a,26aが巻き
    からげられているとともに、はんだ付けされてお
    り、 他方の凹部19,29に前記端末線16,26
    における絶縁被膜未剥離部16b,26bが巻き
    からげられていることを特徴とするコイル装置。
JP1988160560U 1988-12-09 1988-12-09 Expired - Lifetime JPH0537445Y2 (ja)

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JPH0281005U JPH0281005U (ja) 1990-06-22
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Families Citing this family (4)

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