JPH053731Y2 - - Google Patents

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JPH053731Y2
JPH053731Y2 JP1985027620U JP2762085U JPH053731Y2 JP H053731 Y2 JPH053731 Y2 JP H053731Y2 JP 1985027620 U JP1985027620 U JP 1985027620U JP 2762085 U JP2762085 U JP 2762085U JP H053731 Y2 JPH053731 Y2 JP H053731Y2
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diaphragm
valve
exhaust gas
gas recirculation
heat shield
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内燃機関の排気ガスの一部を吸気側
に戻す排気ガス還流(以下「EGR」と記す。)装
置に関する。
〔従来の技術〕
従来排気ガスの一部を吸気側に戻すEGR装置
は排気ガス規制が強まる中で次第に増加する傾向
にある。第5図は従来のEGR装置の構造を示す
縦断面図である。図中、1は内燃機関の吸気通路
と排気通路を連通する排気ガス還流通路であり、
該排気ガス還流通路1には還流通路1を開放した
り閉じたりする排気還流バルブ2及び該排気還流
バルブ2を作動するダイヤフラム装置3が設けら
れている。排気還流バルブ2は、バルブ21,バ
ルブ本体22,バルブガイド23,バルブステム
24等から構成され、ダイヤフラム装置3は、ダ
イヤフラムホルダ31,ダイヤフラム32,スプ
リング33,シート34,負圧室ケーシング35
等から構成される。バルブステム24の後端はダ
イヤフラム装置3のシート34に固着され、ダイ
ヤフラム32の偏位によりバルブ21がバルブシ
ート25から離間したり当接したりする。なお、
図中4は負圧入口であり、該負圧入口4からダイ
ヤフラム装置3に負圧を印加することによりダイ
ヤフラム32は上方に変位し、バルブ21を引つ
張りバルブ21のシート面をバルブシート25か
ら離間させる。
上記構成において、負圧入口4より負圧を印加
し、ダイヤフラム32の上方への変位により、バ
ルブ21のシート面がバルブシート25より離間
し排気ガスが排気通路から吸気通路に矢印Aのよ
うに流れる。なお、内燃機関の排気ガス還流装置
としては、特開昭54−49420号公報がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記構造の排気ガス還流装置に
おいては、排気ガス還流通路1の内部を高温
(700〜800℃)の排気ガスが通るため、この熱に
より排気還流バルブ2のバルブ本体22等が加熱
され、さらに該熱がダイヤフラム装置3に熱伝
導、熱対流、熱輻射により伝わる。特に、バルブ
本体22からダイヤフラムホルダ31に伝導した
熱の輻射熱が該ダイヤフラムホルダ31の中のダ
イヤフラム32に強く影響する。また、エンジン
の振動がダイヤフラムに伝わり共振作用を発生す
る。このため、ダイヤフラム32が劣化しあるい
は亀裂が発生し、ダイヤフラム装置3の寿命を短
くするという欠点があつた。
本考案は上述に鑑みてなされたもので、排気還
流バルブからダイヤフラム装置に伝わる熱と振動
を遮断し、ダイヤフラム装置の耐久性を向上させ
た内燃機関の排気ガス還流装置を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため本考案は、内燃機関
の吸気通路と排気通路とを連通する排気ガス還流
通路中1に、内部に吸気側と排気側を接続する通
路が形成されたバルブ本体22と該通路を開閉す
るバルブ21を具備する排気還流バルブ2を設
け、該バルブ本体22に取付けられたダイヤフラ
ムホルダ31内にダイヤフラム32を収容してな
るダイヤフラム装置3の該ダイヤフラム32の動
きに連動して動くバルブステム24により、バル
ブ21を動作するように構成した内燃機関の排気
ガス還流装置において、ダイヤフラムホルダ31
内で且つダイヤフラム32から排気還流バルブ2
側に、該ダイヤフラムホルダ31内空間を通つて
バルブ22側からダイヤフラム32に伝達される
熱を遮蔽する遮熱板7,8を設け、該遮熱板7,
8には環状段部7a,8bが形成されていること
を特徴とする。
〔作用〕 上記のような構造とすることにより、排気ガス
で加熱されたバルブ本体22等の熱の多く、特に
ダイヤフラムホルダ31の輻射熱が遮熱板7,8
により遮断されるので、ダイヤフラム装置3のダ
イヤフラム32が加熱されることなく、ダイヤフ
ラム装置3の耐久性が向上する。また、遮熱板
7,8に環状段部7a,8aを設けていることに
より、該遮熱板7,8がエンジンの振動に共振し
て振動し騒音を発生するのを防止する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は、本考案に係る内燃機関の排気ガス還
流装置の構造を示す図で、同図aは平面図、同図
bは同図aのF−F線上断面図である。図示する
ように、排気ガス還流通路1が内燃機関の吸気通
路と排気通路を連通している。該排気ガス還流通
路1には還流通路1を開放したり閉じたりする排
気還流バルブ2及び該排気還流バルブ2を作動す
るダイヤフラム装置3が設けられいる。排気還流
バルブ2は、バルブ21,バルブ本体22,バル
ブガイド23,バルブステム24等から構成さ
れ、ダイヤフラム装置3は、ダイヤフラムホルダ
31,ダイヤフラム32,スプリング33,シー
ト34,負圧室ケーシング35等から構成され
る。ダイヤフラムホルダ31をバルブ本体22に
ネジ6で締め付け固定することにより、ダイヤフ
ラム装置3はバルブ本体22に固定されている。
バルブステム24の後端はダイヤフラム装置3の
シート34に固着され、ダイヤフラム32の偏位
によりバルブ21がバルブシート25から離間し
たり当接したりする。
なお、図中4は負圧入口であり、該負圧入口4
からダイヤフラム装置3に負圧を印加することに
よりダイヤフラム32は上方に変位し、バルブ2
1を引つ張りバルブ21のシート21のシート面
をバルブシート25から離間させる。ダイヤフラ
ム32の上方への変位により、バルブ21のシー
ト面がバルブシート25より離間し排気ガスが排
気通路から吸気通路に矢印Aのように流れる。
ダイヤフラムホルダ31内のダイヤフラム32
の下部にステンレス材等からなる遮熱板7を設け
る。該遮熱板7はダイヤフラムホルダ31内に圧
入固定する構造であり、また環状段部7aを備え
ている。また、前記遮熱板7は前記ダイヤフラム
32から排気還流バルブ2側において前記ダイヤ
フラム32に接近して配置されている。
上記構造することにより、排気通路から吸気通
路への排気ガス還流通路1を通つて流れる高温の
排気ガスにより、バルブ本体22等が加熱され、
ここからダイヤフラムホルダ31内を通つてダイ
ヤフラム32に輻射させる熱及びダイヤフラムホ
ルダ31の下部から対流によりダイヤフラム32
に伝達される熱の多くは、遮熱板7によつて阻止
されるためダイヤフラム32は高温度に加熱され
ることなく、耐久性が向上する。遮熱板7に環状
段部7aが存在するので、該遮熱板7の断熱性能
を向上すると共に、その強度も増大し該遮熱板7
がエンジンの振動に共振して振動し騒音を発生す
るのを防止する。
第2図は、本考案に係る他の内燃機関の排気ガ
ス還流装置の構造を示す図で、同図aは平面図、
同図bは同図aのG−G線上断面図である。図示
するように、ダイヤフラムホルダ31のダイヤフ
ラム32の下部で、かつバルブステム24と一体
的にステンレス材等からなる遮熱板8を、例えば
締まりバメ等の手段により設ける。該遮熱板8は
環状段部8aを備えている。また、前記遮熱板8
は前記ダイヤフラム32から排気還流バルブ2側
において前記ダイヤフラム32に接近して配置さ
れている。
上記構造にすることにより、ダイヤフラムホル
ダ下部から放射される熱およびガスシール9から
対流する熱の多くが遮熱板8により阻止されるた
めダイヤフラム32は高温度に加熱されること無
く、耐久性が向上する。また、遮熱板8に環状段
部8aを備えたことにより、該遮熱板8の強度と
断熱性能を向上するばかりでなく、該遮熱板8が
エンジンの振動に共振して振動し騒音を発生する
のを防止する。
第3図は、本考案に係る他の内燃機関の排気ガ
ス還流装置の構造を示す図で、同図aは平面図、
同図bは同図aのH−H線上断面図である。図示
するように、バルブ本体22とダイヤフラムホル
ダ31の間に遮熱板5を設け、さらにダイヤフラ
ムホルダ31内のダイヤフラム32の下部に第1
図に示す遮熱板7と同じ構造の環状段部7aを持
つた遮熱板7が設けられている。前記遮熱板5
は、ステンレス製の上板51と下板52の間にア
スベスト等の断熱材からなる断熱層53をサンド
イツチ状に形成した構造であり、ネジ6でダイヤ
フラム32と共締に締め付けることにより、バル
ブ本体22とダイヤフラムホルダ31の間に挟持
固定する。
上記構造にすることにより、遮熱板5と遮熱板
7との熱遮断作用が重畳されることになり遮熱効
果が向上するから、ダイヤフラム32の耐久性が
更に向上する。
第4図は、本考案に係る他の内燃機関の排気ガ
ス還流装置の構造を示す図で、同図aは平面図、
同図bは同図aの−線上断面図である。図示
するように、バルブ本体22とダイヤフラムホル
ダ31の間に第3図の遮熱板5と同じ構造の遮熱
板5を設け、更に、ダイヤフラムホルダ31内の
ダイヤフラム32の下部でバルブステル24と一
体的に第2図に示す遮熱板8と同じ構造の環状部
8aを持つた遮熱板8を設ける。
上記構造にすることにより、遮熱板5と遮熱板
8との熱遮断作用が重畳されることにより遮熱効
果が向上するから、ダイヤフラム32の耐久性が
更に向上する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、ダイヤ
フラムホルダ内で且つダイヤフラムから排気還流
バルブ側に環状段部を備えた遮熱板を設け、且つ
ダイヤフラムを密閉室の中に配置しているので、
下記のような優れた効果が得られる。
(1) 排気ガス還流通路を流れる排気ガスから放射
される熱、特にダイヤフラムホルダからの輻射
熱がダイヤフラムに作用するのを遮熱板により
遮熱するので、ダイヤフラムが高温度に加熱さ
れること無く、ダイヤフラムの耐久性が向上す
る。
(2) 遮熱板はダイヤフラムホルダ内に配置される
から、長期にわたつて使用しても、従来のよう
に、走行中の水と熱により遮熱板が腐食するこ
とが無い。
(3) 遮熱板に環状段部を設けたので、該遮熱板が
エンジンの振動に共振して騒音を発生すること
が無い。
【図面の簡単な説明】
第1図a、b〜第4図a,bは本考案に係る内
燃機関の排気ガス還流装置の構造を示す図で、各
図のaは平面図、bは断面図、第5図は従来の内
燃機関の排気ガス還流装置の構造を示す断面図で
ある。 1……排気ガス還流装置、2……排気還流バル
ブ、3……ダイヤフラム装置、5,,7,8……
遮熱板、7a,8a……環状段部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内燃機関の吸気通路と排気通路とを連通する排
    気ガス還流通路中1に、内部に吸気側と排気側を
    接続する通路が形成されたバルブ本体22と該通
    路を開閉するバルブ21を具備する排気還流バル
    ブ2を設け、該バルブ本体22に取付けられたダ
    イヤフラムホルダ31内にダイヤフラム32を収
    容してなるダイヤフラム装置3の該ダイヤフラム
    32の動きに連動して動くバルブステム24によ
    り、前記バルブ21を動作するように構成した内
    燃機関の排気ガス還流装置において、 前記ダイヤフラムホルダ31内で且つ前記ダイ
    ヤフラム32から排気還流バルブ2側に、該ダイ
    ヤフラムホルダ31内空間を通つてバルブ本体2
    2側から前記ダイヤフラム32に伝達される熱を
    遮蔽する遮熱板7,8を設け、該遮熱板7,8に
    は環状段部7a,8bが形成されていることを特
    徴とする内燃機関の排気ガス還流装置。
JP1985027620U 1985-02-27 1985-02-27 Expired - Lifetime JPH053731Y2 (ja)

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JP1985027620U JPH053731Y2 (ja) 1985-02-27 1985-02-27

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52122725A (en) * 1976-04-09 1977-10-15 Hitachi Ltd Circulating exhaust gas valve

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