JPH0537288Y2 - - Google Patents

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JPH0537288Y2
JPH0537288Y2 JP16999286U JP16999286U JPH0537288Y2 JP H0537288 Y2 JPH0537288 Y2 JP H0537288Y2 JP 16999286 U JP16999286 U JP 16999286U JP 16999286 U JP16999286 U JP 16999286U JP H0537288 Y2 JPH0537288 Y2 JP H0537288Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、定電圧電源回路における過電流保護
回路に関するものである。
(従来の技術) 定電圧電源回路における過電流保護回路とし
て、第3図に示すような構成のものが三菱電機(株)
発行「三菱電機汎用リニアICM52XXシリーズユ
ーザーズマニアル」(昭和59年11月30日発行)の
第1−14〜15頁に開示されている。
これは、入出力端子1,2間に接続された第1
トランジスタ3と、出力電圧の変動を制御回路4
で検出して、この出力電圧が一定となるように第
1トランジスタ3を駆動する第2トランジスタ5
と、第1トランジスタ3と直列に接続された抵抗
4と、出力電圧を抵抗7,8により分圧する分圧
回路9と、抵抗6の両端電圧から分圧回路9の一
方の抵抗7の両端電圧を差し引いた電圧により駆
動され、出力電流が一定値以上(過電流)となつ
た時に第1トランジスタ3へのベース電流を分流
させる第3トランジスタ10とを備えたものであ
る。
これは、負荷短絡等によつて生じる過大電流を
瞬時に減少させる働きを有し、出力電圧と出力電
流とが第4図に示すような関係となるところから
フの字型過電流保護回路と称されている。
(考案が解決しようとする問題点) 従来のこの種の回路では、出力電圧が可変式
(例えば出力電圧が12V〜24Vの範囲で使用され
るもの)の場合、出力電圧と出力電流との関係
が、第4図に示す通りであるため、出力電圧によ
つて過電流保護の効き始める点(A,A′,A”)
の電流が一定しないという問題がある。
即ち、保護開始点は、第3トランジスタ10の
ベース・エミツタ間電圧VBEが約0.6Vに達した時
点となる。しかし、これは抵抗6の両端電圧(出
力電流に比例)から抵抗7の両端電圧を差し引い
た電圧であり、しかも、抵抗7の両端電圧は出力
電圧と比例する関係にある。従つて、出力電圧を
可変式とする場合、出力電圧が高いほど保護開始
点の電流が大きくなり、保護開始点を同一点にも
つてくることは不可能である。
そこで、出力電圧可変式の定電圧電源回路にお
いては、電流が一定となる垂直型の過電流保護回
路が一般に用いられている(前記文献参照)。し
かし、これでは、負荷短絡時に電源回路での半導
体素子の損失が大きくなり、寸法の大型化、コス
ト高を招く欠点がある。
本考案は、このような従来の問題点に鑑み、出
力電圧可変式の場合にも保護開始点の電流を常に
一定にできるようにすることを目的とするもので
ある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、入出力端子11,12間に直列に接
続された第1半導体素子13と、出力電圧の変動
を検出して該出力電圧が一定となるように第1半
導体素子13を駆動する第2半導体素子20と、
第1半導体素子13と直列に接続された抵抗14
と、出力電圧を分圧する分圧回路21と、前記抵
抗14の両端電圧から分圧回路21の一方の抵抗
22の両端電圧を引いた電圧により駆動され、出
力電流が一定値以上となつた時に第1半導体素子
13への駆動電流を分流させる第3半導体素子2
7とを備えた定電圧電源回路における過電流保護
回路において、分圧回路21の抵抗22に、出力
電流が一定値以上となつた時にオン状態を保持す
るスイツチ素子25を直列に接続すると共に、こ
れら抵抗22とスイツチ素子25とに並列に定電
圧素子26を接続したものである。
(作用) 分圧回路15の可変抵抗16を調節すると、出
力電圧が変化し、出力電圧を所定の定電圧に制御
できる。出力電圧が変動すれば、抵抗17の両端
電圧を基準電圧と比較し、オペアンプ18の出力
に変動分に応じた信号が現れる。そして、この出
力信号によつて第2トランジスタ20を駆動し、
第1トランジスタ13のベース電流を変えるの
で、第1トランジスタ13の導通度が変化し、出
力電圧が一定になるようにフイードバツク制御す
ることにより、出力電圧の定電圧化を図る。この
時、オペアンプ18の信号によつて第4トランジ
スタ28がオンするため、第5トランジスタ29
がオフし、発光ダイオード30は発光しない。
負荷短絡等によつて過大電流が流れると、第3
トランジスタ27のベース・エミツタ間電圧が約
0.6Vとなつた時に、この第3トランジスタ27
が導通し、第1トランジスタ1のベース電流を減
らすように動作し、過電流を制限する。
この時の過電流保護開始点の電流ILPは、抵抗
14の抵抗値をR、定電圧ダイオード26のツエ
ナー電圧をVZDとすると、 (ILP・R)−VZD=VBE ∴ILP=VBE+VBE/R となる。従つて、出力電圧の影響を全く受けず
に、抵抗14の抵抗値Rと定電圧ダイオード26
のツエナー電圧VZDにより任意に設定することが
できる。
一方、過電流保護動作の開始後は、オペアンプ
18の出力はほぼ0Vとなるため、第4トランジ
スタ28が不導通となり、第5トランジスタ29
が導通してフオトカプラー24の発光ダイオード
25が通電されて発光する。従つて、フオトトラ
ンジスタ25が導通し、第3トランジスタ27の
ベース電位は、出力電圧を抵抗22,23で分圧
して得た抵抗22の両端電圧を抵抗14の両端電
圧から差し引いた値となる。但し、抵抗22の両
端電圧が定電圧ダイオード26のツエナー電圧よ
り常に小さくなるように、抵抗22の値を選ぶこ
とが必要である。
以後の動作は、従来のフの字型の過電流保護回
路の動作と同様である。従つて、過電流保護動作
は、第2図に矢印で示すように進行し、短絡時の
出力電流はIscとなる。即ち、A点で過電流保護
の動作を開始すると、瞬間的にB点へ戻り、これ
は出力電圧を変化させた場合(A′→B′,A”→
B”)にも同様であるので、過電流保護の動作開
始点の電流値は常に一定となる。
(実施例) 以下、図示の実施例に基づいて本考案を詳述す
ると、第1図において、11は入力端子、12は
出力端子である。13は入出力端子11,12間
に接続された第1トランジスタ(第1半導体素
子)で、これに直列に抵抗14が接続される。1
5は出力電圧を分圧する分圧回路で、抵抗16,
17により構成される。18はオペアンプで、分
圧回路15の抵抗17の両端電圧と基準電源19
の基準電圧とを比較して、出力電圧の変動を検出
するように構成されている。20は第2トランジ
スタ(第2半導体素子)で、オペアンプ18の出
力により駆動され、出力電圧が一定となるように
第1トランジスタ13にベース電流を流すもので
ある。21は出力電圧を分圧する分圧回路で、抵
抗22,23により構成され、その抵抗22には
フオトカプラー24のフオトトランジスタ(スイ
ツチ素子)25が直列に接続される。26は定電
圧ダイオード(定電圧素子)で、抵抗22とフオ
トトランジスタ25との直列回路に並列に接続さ
れている。27は第3トランジスタ(第3半導体
素子)で、保護動作開始時には抵抗14の両端電
圧から定電圧ダイオード26の電圧を差し引いた
電圧によつて駆動され、第2トランジスタ20か
ら第1トランジスタ13に流れるベース電流を分
流するようになつている。28は第4トランジス
タで、出力端子12の短絡時にオペアンプ18の
信号によつて導通し、第5トランジスタ29をオ
ンさせるべく構成されている。第5トランジスタ
29には、フオトカプラー24の発光ダイオード
30が接続されている。
なお、実施例では、各半導体素子としてトラン
ジスタを用いたが、これ以外のものであつても良
い。またスイツチ素子は、フオトトランジスタで
なくても良い。
(考案の効果) このように本考案によれば、過電流保護の動作
開始の前後において、従来回路とは異なり、二つ
のモードを切替えて使用するようにしているの
で、過電流保護の動作開始時点の電流を常に一定
にすることができ、従来回路の欠点を解消した理
想的な過電流保護回路を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回路図、第2
図はその動作特性図、第3図は従来例を示す回路
図、第4図はその動作特性図である。 11……入力端子、12……出力端子、13…
…第1トランジスタ(第1半導体素子)、18…
…オペアンプ、20……第2トランジスタ(第2
半導体素子)、21……分圧回路、24……フオ
トカプラ、25……フオトダイオード(スイツチ
素子)、26……定電圧ダイオード(定電圧素
子)、14,22……抵抗、30……発光ダイオ
ード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入出力端子11,12間に直列に接続された第
    1半導体素子13と、出力電圧の変動を検出して
    該出力電圧が一定となるように第1半導体素子1
    3を駆動する第2半導体素子20と、第1半導体
    素子13と直列に接続された抵抗14と、出力電
    圧を分圧する分圧回路21と、前記抵抗14の両
    端電圧から分圧回路21の一方の抵抗22の両端
    電圧を引いた電圧により駆動され、出力電流が一
    定値以上となつた時に第1半導体素子13への駆
    動電流を分流させる第3半導体素子27とを備え
    た定電圧電源回路における過電流保護回路におい
    て、分圧回路21の抵抗22に、出力電流が一定
    値以上となつた時にオン状態を保持するスイツチ
    素子25を直列に接続すると共に、これら抵抗2
    2とスイツチ素子25とに並列に定電圧素子26
    を接続したことを特徴とする定電圧電源回路にお
    ける過電流保護回路。
JP16999286U 1986-11-05 1986-11-05 Expired - Lifetime JPH0537288Y2 (ja)

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JPS6376922U JPS6376922U (ja) 1988-05-21
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