JPH0537173A - 電子機器の電磁波防止構造 - Google Patents
電子機器の電磁波防止構造Info
- Publication number
- JPH0537173A JPH0537173A JP19204391A JP19204391A JPH0537173A JP H0537173 A JPH0537173 A JP H0537173A JP 19204391 A JP19204391 A JP 19204391A JP 19204391 A JP19204391 A JP 19204391A JP H0537173 A JPH0537173 A JP H0537173A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electromagnetic wave
- connector
- power cable
- main body
- electronic apparatuses
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】外観を損ねることなく、また固定のために特別
な部品を要せず、電磁波対策に効果的な位置に対策部品
を固定できる電子機器の電磁波防止構造を提供する。 【構成】フエライト・コア20等の電磁波対策部品を電
源ケーブル30のコネクタ11の前に固定する固定手段
を設けるようにし、コネクタ11の接続で電源ケーブル
30が上記対策部品の中を通るようにする。
な部品を要せず、電磁波対策に効果的な位置に対策部品
を固定できる電子機器の電磁波防止構造を提供する。 【構成】フエライト・コア20等の電磁波対策部品を電
源ケーブル30のコネクタ11の前に固定する固定手段
を設けるようにし、コネクタ11の接続で電源ケーブル
30が上記対策部品の中を通るようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器に関するもので
ある。
ある。
【0002】
【従来の技術】デジタル機器が世の中に氾濫するにつれ
て、電磁波障害(EMI;Electro Magne
tic Interference)は世界中で社会全
体の問題として大きく取り上げられている。それはデジ
タル機器がEMIノイズを受けて誤動作しやすいからで
ある。更にデジタル機器自身は多くの高調波成分を含む
方形波で動作しているため、この高調波によりデジタル
機器から電磁波を発生し、他の機器に影響を及ぼす場合
がある。このため機器から放射されるEMIノイズに対
し規制が設けられ、その規制値も日増しに厳しくなる方
向にある。
て、電磁波障害(EMI;Electro Magne
tic Interference)は世界中で社会全
体の問題として大きく取り上げられている。それはデジ
タル機器がEMIノイズを受けて誤動作しやすいからで
ある。更にデジタル機器自身は多くの高調波成分を含む
方形波で動作しているため、この高調波によりデジタル
機器から電磁波を発生し、他の機器に影響を及ぼす場合
がある。このため機器から放射されるEMIノイズに対
し規制が設けられ、その規制値も日増しに厳しくなる方
向にある。
【0003】放射ノイズの発生しやすい部分の一つに電
源ケーブルがある。電源ケーブルの中を流れる電流はそ
の回りに磁界を発生させ、電流の持つエネルギーの一部
はその磁界から電磁波として外部に放出される。
源ケーブルがある。電源ケーブルの中を流れる電流はそ
の回りに磁界を発生させ、電流の持つエネルギーの一部
はその磁界から電磁波として外部に放出される。
【0004】図4は、電磁波対策の例で、ここでは電子
機器本体に電力を供給している場合を示している。同図
で、電子機器本体310に電源ケーブル330を、本体
コネクタ(インレツト)311と電源コネクタ331で
接続した場合、電子機器本体310で発生した高調波成
分が電源ケーブル330を流れ、電磁波を発生する。こ
のため、本体コネクタ311に近い部分の電源ケーブル
330にフエライト・コア320を入れている。電源ケ
ーブル330をフエライト・コア320の中を通すこと
により、今まで空間にできていた磁界がフエライトの磁
束を集める効果によりフエライト内に集められ、損失の
原理によって不要な高周波エネルギーだけが磁気エネル
ギーを経て熱エネルギーへと変換される。従って、フエ
ライト・コア320を通過した後では、放射性のEMI
ノイズが減衰し除去されると共に、電源ケーブル330
を流れる高調波成分を減衰させるため、電源ケーブル3
30からの放射ノイズが減衰する。
機器本体に電力を供給している場合を示している。同図
で、電子機器本体310に電源ケーブル330を、本体
コネクタ(インレツト)311と電源コネクタ331で
接続した場合、電子機器本体310で発生した高調波成
分が電源ケーブル330を流れ、電磁波を発生する。こ
のため、本体コネクタ311に近い部分の電源ケーブル
330にフエライト・コア320を入れている。電源ケ
ーブル330をフエライト・コア320の中を通すこと
により、今まで空間にできていた磁界がフエライトの磁
束を集める効果によりフエライト内に集められ、損失の
原理によって不要な高周波エネルギーだけが磁気エネル
ギーを経て熱エネルギーへと変換される。従って、フエ
ライト・コア320を通過した後では、放射性のEMI
ノイズが減衰し除去されると共に、電源ケーブル330
を流れる高調波成分を減衰させるため、電源ケーブル3
30からの放射ノイズが減衰する。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、電
源ケーブルにフエライト・コアを取り付けた場合、通常
外観を損ね商品価値を落とす。更に、フエライト・コア
はノイズの発生源の近くに固定させなければ電磁波対策
の効果がないので、例えばチユーブの使用等の電源ケー
ブルに固定する手段を講じなければならず、コストアツ
プになるという欠点があった。
源ケーブルにフエライト・コアを取り付けた場合、通常
外観を損ね商品価値を落とす。更に、フエライト・コア
はノイズの発生源の近くに固定させなければ電磁波対策
の効果がないので、例えばチユーブの使用等の電源ケー
ブルに固定する手段を講じなければならず、コストアツ
プになるという欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によれ
ば、電子機器においてフエライト・コア等の電磁波対策
部品を電源ケーブルのコネクタの前に固定する固定手段
を設け、コネクタの接続で電源ケーブルがその対策部品
の中を通るようにすることにより、外観を損ねることな
く、また固定のために特別な部品を必要とすることもな
く、電磁波対策に最も効果的な位置に容易に対策部品を
固定でき、従来と同等の電磁波対策を可能としたもので
ある。
ば、電子機器においてフエライト・コア等の電磁波対策
部品を電源ケーブルのコネクタの前に固定する固定手段
を設け、コネクタの接続で電源ケーブルがその対策部品
の中を通るようにすることにより、外観を損ねることな
く、また固定のために特別な部品を必要とすることもな
く、電磁波対策に最も効果的な位置に容易に対策部品を
固定でき、従来と同等の電磁波対策を可能としたもので
ある。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明の代表
的な実施例を詳細に説明する。
的な実施例を詳細に説明する。
【0008】図1は本発明の特徴を最も良く表す図面
で、同図において10は電子機器、例えばパーソナル・
コンピユータ本体(以下、本体と略す)である。11は
電源用の本体コネクタ(インレツト)、20はフエライ
ト・コア、30は電源ケーブル、31は電源コネクタ、
12はフロツピー・デイスク・ドライブ、13は外部用
コネクタである。
で、同図において10は電子機器、例えばパーソナル・
コンピユータ本体(以下、本体と略す)である。11は
電源用の本体コネクタ(インレツト)、20はフエライ
ト・コア、30は電源ケーブル、31は電源コネクタ、
12はフロツピー・デイスク・ドライブ、13は外部用
コネクタである。
【0009】図2に本体10の本体コネクタ11部の詳
細を示す。ここで、本体コネクタ11は可動性の爪11
1により本体10に固定されているものとし、線材11
2によって電源部(図示せず)と電気的につながってい
るものとする。また、フエライト・コア20は本体コネ
クタ11に隣接する位置で上下ケース101及び102
には挟まれ保持固定されているものとする。
細を示す。ここで、本体コネクタ11は可動性の爪11
1により本体10に固定されているものとし、線材11
2によって電源部(図示せず)と電気的につながってい
るものとする。また、フエライト・コア20は本体コネ
クタ11に隣接する位置で上下ケース101及び102
には挟まれ保持固定されているものとする。
【0010】図3(A)には電源コネクタ31が接続さ
れる前の状態を示してあり、図3(B)に示すように電
源コネクタ31を本体コネクタ11に接続させると電源
コネクタ31は必然的にフエライト・コア20の中を通
過することになる。したがって、本体10で発生した高
調波成分の放射ノイズは減衰し、かつフエライト・コア
20が見えないため外観を損ねることはない更に、フエ
ライト・コア20はノイズ発生源の出口に固定されたこ
とになる。
れる前の状態を示してあり、図3(B)に示すように電
源コネクタ31を本体コネクタ11に接続させると電源
コネクタ31は必然的にフエライト・コア20の中を通
過することになる。したがって、本体10で発生した高
調波成分の放射ノイズは減衰し、かつフエライト・コア
20が見えないため外観を損ねることはない更に、フエ
ライト・コア20はノイズ発生源の出口に固定されたこ
とになる。
【0011】(他の実施例)ここで図5(A)に示すよ
うに、本体コネクタ11及び電源コネクタ31を用いる
ことなくブツシング40で電源ケーブル30を直接本体
10に固定するようにしたとしても、図5(B)に示す
ように2分割されたフエライト・コア21及び22を用
い、あらかじめ上下ケース101及び102の爪部10
1a及び102aに仮止めして組込み性の改善を図った
としても、また本体コネクタ11が電力を受ける側(イ
ンレツト)ではなく、送る側(アウトレツト)であった
としても構わないことは言うまでもない。
うに、本体コネクタ11及び電源コネクタ31を用いる
ことなくブツシング40で電源ケーブル30を直接本体
10に固定するようにしたとしても、図5(B)に示す
ように2分割されたフエライト・コア21及び22を用
い、あらかじめ上下ケース101及び102の爪部10
1a及び102aに仮止めして組込み性の改善を図った
としても、また本体コネクタ11が電力を受ける側(イ
ンレツト)ではなく、送る側(アウトレツト)であった
としても構わないことは言うまでもない。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外観を損ねることなく、また固定のために特別な部品を
必要とすることなく、電磁波対策部品を最も適した位置
に容易に固定でき、従来と同等の電磁波対策ができる効
果がある。
外観を損ねることなく、また固定のために特別な部品を
必要とすることなく、電磁波対策部品を最も適した位置
に容易に固定でき、従来と同等の電磁波対策ができる効
果がある。
【図1】本発明の一実施例であるパーソナル・コンピユ
ータの正面図、上面図、左右側面図及び背面図。
ータの正面図、上面図、左右側面図及び背面図。
【図2】本発明の一実施例であるパーソナル・コンピユ
ータの部分詳細図。
ータの部分詳細図。
【図3】本発明の一実施例であるパーソナル・コンピユ
ータの部分詳細図。
ータの部分詳細図。
【図4】従来例の斜視図。
【図5】本発明に係る他の実施例の部分詳細図。
10 パーソナル・コンピユータ本体 11 本体コネクタ 20 フエライト・コア 30 電源ケーブル 40 ブツシング
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 電源ケーブルとコネクタを介して電力の
供給を受ける電子機器の電磁波防止構造において、電源
ケーブルを中に通して使用する電子部品と、コネクタ
と、前記電子部品を前記コネクタの位置に合せて固定す
る固定手段とから構成されることを特徴とする電子機器
の電磁波防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19204391A JPH0537173A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 電子機器の電磁波防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19204391A JPH0537173A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 電子機器の電磁波防止構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0537173A true JPH0537173A (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=16284661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19204391A Pending JPH0537173A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 電子機器の電磁波防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0537173A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001185891A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-07-06 | Nec Corp | ノイズ除去フィルタの取り付け構造 |
JP2015057806A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-03-26 | 北川工業株式会社 | 出力ノイズ低減装置 |
EP3010102A4 (en) * | 2013-06-10 | 2017-02-15 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Power conversion device |
WO2021095201A1 (ja) * | 2019-11-14 | 2021-05-20 | 三菱電機株式会社 | ノイズフィルタおよび電子機器 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP19204391A patent/JPH0537173A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001185891A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-07-06 | Nec Corp | ノイズ除去フィルタの取り付け構造 |
US6529087B2 (en) | 1999-12-24 | 2003-03-04 | Nec Corporation | Noise removing filter for electronic equipment with a ferrite flanged core |
EP3010102A4 (en) * | 2013-06-10 | 2017-02-15 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Power conversion device |
JPWO2014199725A1 (ja) * | 2013-06-10 | 2017-02-23 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電力変換装置 |
JP2015057806A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-03-26 | 北川工業株式会社 | 出力ノイズ低減装置 |
WO2021095201A1 (ja) * | 2019-11-14 | 2021-05-20 | 三菱電機株式会社 | ノイズフィルタおよび電子機器 |
JPWO2021095201A1 (ja) * | 2019-11-14 | 2021-11-25 | 三菱電機株式会社 | ノイズフィルタおよび電子機器 |
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