JPH0537100Y2 - - Google Patents

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JPH0537100Y2
JPH0537100Y2 JP1986002621U JP262186U JPH0537100Y2 JP H0537100 Y2 JPH0537100 Y2 JP H0537100Y2 JP 1986002621 U JP1986002621 U JP 1986002621U JP 262186 U JP262186 U JP 262186U JP H0537100 Y2 JPH0537100 Y2 JP H0537100Y2
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valve
refrigerator
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cold air
compartment
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、冷蔵庫などの複数の各室に供給され
る冷気量を調整する為のバルブ装置に関する。
〔従来技術〕
従来例えば冷蔵庫の多くは冷凍室と冷蔵室とが
分かれていて、冷却室からの冷気を夫々の室内へ
送り出して夫々冷やしている。そして夫々の室内
へ送られる冷気は冷気ダクトの吐出口に実開昭58
−87083号公報等のようにダンパーが設けられ、
冷蔵庫内の温度センサーからの信号でモータを駆
動源としてダンパーを開閉させる冷気量をコント
ロールしていた。
そして、このダンパーは冷蔵庫の冷蔵室、冷凍
室やチルドルーム等といつた夫々の室の壁の吸気
孔に取付けられて開閉し、各室の温度制御を行な
つていた。
即ち、各室毎の吸気孔にダンパーを取付ける構
造であつた為、室数が多い最近の冷蔵庫には室数
分だけ取付けなければならず、組立作業が大変で
あり、又、多くのスペースも必要であつた。更に
コスト高になる欠点がある。
〔考案の目的〕
本考案は前記欠点に鑑み、1つの吸気孔と複数
の排気孔とを有するバルブ装置を冷蔵庫の内部の
壁等に取付けたり、冷暖房器に用いて複数の室へ
の冷気・暖気の供給を1台のバルブ装置の排気孔
の自動的選択でおこなつて排気量の調整を簡単容
易に且つ安価に出来るバルブ装置を提案すること
である。
〔考案の構成〕
本考案は、1つの吸気孔と複数の排気孔とを周
縁胴部に形成した円筒状の密閉ケースと、このケ
ース内に前記周縁胴部に摺接すると共に前記吸気
孔と排気孔とを選択的に連結する回転自在に設け
られたバルブと、このバルブを前記ケースの外か
ら駆動制御するモータとを備えてなることにあ
る。
〔実施例〕
以下、図示の一実施例で本考案を説明する。バ
ルブ装置は第1図、第2図で円筒状の密閉ケース
1の中にバルブ2が摺接して回転自在に設けられ
てバルブ2の中心軸2aがモータ3で正逆回転さ
れる。
前記密閉ケース1は周縁胴部4に1つの吸気孔
4aと複数の排気孔4b,4c,4dが形成され
てバルブ装置が冷蔵庫の温度制御に用いられる時
は、冷蔵庫内の壁に取付けられ、吸気孔4aと冷
却器5がパイプ6で連結され、各排気孔と冷蔵庫
の各室は排気孔4bと冷凍室7がパイプ8で、排
気孔4cとチルドルーム9がパイプ10で、排気
孔4dと冷蔵室11がパイプ12で夫々連結され
ている。
前記冷凍室7、チルドルーム9、冷蔵室11に
は第2図のように夫々温度センサー13とマニア
ル的に室内温度が設定される設定メモリー14が
設けられて夫々コンパレータ15に接続され、コ
ンパレータ15の出力は制御回路16に入力され
ている。モータ3にステツピングモータが用いら
れる時は制御回路16の出力がパルスジエネレー
タ17に入力される共にパルスジエネレータ17
に発振器18の例えば1Hz/1Secのパルス出力
が入力されている。
モータ3の図示しないコイルのリード線3a,
3b,3c,3dはパルスジエネレータ17の出
力側に接続されている。前記コンパレータ15か
らは室温温度が設定温度より高い時、例えば設定
メモリー14で室内温度が−5℃と設定され、温
度センサー13が室内の温度を測定して室内温度
が0℃であるとすると、コンパレータ15から排
気孔を開けて冷気を通すよう制御するHi信号が、
室内温度が設定温度より低い時、排気孔を閉じる
よう制御するLo信号が制御回路16に入力され、
各コンパレータ15からの信号の総合信号が制御
回路16からパルスジエネレータ17にモータ3
の回転方向と回転量を指示する信号として入力さ
れてコイルに通電する経路を正回転では例えば3
a→3b→3c→3d→という順で、逆回転では
経路を3a→3d→3c→3b→という順に通電
制御されてモータ3は所定量正回転又は逆回転駆
動される。
第1図は総べての室の温度が設定温度より高い
場合のバルブ2の位置で、周縁胴部4の1つの吸
気孔4aと3つの排気孔4b,4c,4dに対す
るバルブ2の位置は総べての排気孔が吸気孔と連
結された状態であり、バルブ2の連通孔2bが吸
気孔4aに開口され、連結孔2c,2d,2fは
閉塞され、連結孔2eは3つの排気孔4b,4
c,4dに開口されている。
この状態では冷蔵庫の冷凍室7、チルドルーム
9、冷蔵室11に冷気が供給される。
第3図は排気孔4dが閉塞されて冷蔵室11へ
の冷気の供給が停止され、冷凍室7とチルドルー
ム9に冷気が供給されている。
第4図は排気孔4c,4dが閉塞されてチルド
ルーム9、冷蔵室11への冷気の供給が停止さ
れ、冷凍室7に冷気が供給されている。
第5図は排気孔4b,4dが閉塞されて冷凍室
7と冷蔵室11への冷気の供給が停止され、チル
ドルーム9に冷気が供給されている。
第6図は排気孔4cが閉塞されてチルドルーム
9への冷気の供給が停止され、冷凍室7と冷蔵室
11に冷気が供給されている。
前記第1図のバルブ2が第3図から第6図、又
は各図の状態から他の図の状態に変更される時は
各コンパレータ15からHi信号又はLo信号が出
されて変更される。
前記のようにバルブ装置が構成されると、1台
のバルブ装置で冷蔵庫の各室の温度コントロール
が出来てスペースを要せず、1台のバルブ装置を
制御すればよいので制御が簡単になると共に冷蔵
庫への取付け、取外しが極めて容易になり、コス
トが低減される。前記モータ3の回転方向は一方
向回転でもよい。
モータ3に直流マイクロモータが使用される時
にはモータの回転停止位置を検出するエンコーダ
等を制御回路16に接続してバルブ2の位置が設
定される。
前記説明では冷気の供給先を冷凍室2、チルド
ルーム9、冷蔵室11の3室で述べたが、冷気供
給先の室数に応じて排気孔の数が設定される。
前記説明ではバルブ装置を冷蔵庫の温度制御に
用いることで述べたが、冷暖房機に用い、複数の
室や、1つの大きな室の複数箇所に冷房器や暖房
器を設けてこれらを1つの冷却器や発熱器から冷
気、暖気や冷水、温水を供給することに用いる等
他の目的の装置に組み入れて用いてもよい。排気
孔の数は使用目的に応じて適宜設定される。
前記バルブ2の形状はどのように排気孔と組み
合わせるかによつて適宜形状に変更すればよく、
バルブ2を取替えるだけで色々な使い方が出来
る。
〔考案の効果〕
本考案は前述のように構成されたから、1台の
バルブ装置で冷蔵庫の冷凍室、チルドルーム、冷
蔵室等の複数の温度コントロールが出来てスペー
スを要せず、取付け、取外しが容易であり、バル
ブ装置1台で複数の室の温度コントロールを行な
うので制御が簡単になる。更に冷蔵庫以外の冷暖
房などで複数の室や複数の箇所の温度制御が1台
のバルブ装置で出来て制御が容易になる等優れた
効果を奏するバルブ装置を提供することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例が示され、第1図はバ
ルブ装置の断面正面図、第2図はバルブ装置の側
面と制御回路図、第3図から第6図はバルブ装置
の各動作態様の断面正面図である。 1……円筒状の密閉ケース、2……バルブ、3
……モータ、4……周縁胴部、4a……吸気孔、
4b,4c,4d……排気孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1つの吸気孔と複数の排気孔とを周縁胴部に形
    成した円筒状の密封ケースと、 該ケース内に設け、前記周縁胴部に摺接する回
    転自在のバルブと、 上記吸気孔と連結した冷却器または発熱器と、 上記複数の排気孔のそれぞれと連結した温度制
    御室と、 上記バルブに設け、停止位置により1つの吸気
    孔と複数の排気孔の全部もしくは一部とを選択的
    に連結する連通孔と、上記バルブを回転駆動して
    バルブの停止位置を選択するモータとを備えてな
    るバルブ装置。
JP1986002621U 1986-01-14 1986-01-14 Expired - Lifetime JPH0537100Y2 (ja)

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JPS62115573U JPS62115573U (ja) 1987-07-22
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JPH07102286B2 (ja) * 1990-03-07 1995-11-08 株式会社クボタ ジェット式除砂装置
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CN106168426B (zh) * 2015-08-28 2018-03-23 青岛海尔股份有限公司 分路送风装置及具有该分路送风装置的冰箱
CN106196840B (zh) * 2015-08-28 2018-02-02 青岛海尔股份有限公司 分路送风装置及具有该分路送风装置的冰箱
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