JPH0213773A - 冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、庫内に複数の異なる温度帯の室を有する冷
蔵庫の庫内温度の制御に関する。

［従来の技術］ 第３図は例えば三菱電機技報・Ｖｏｌ、５８・Ｎｏ、５
　（１９８４）　ｐｐ、３７〜４０等に示された従来の
チルド室付き冷凍冷蔵庫の概略構成図で、図において、
（１）は冷凍室、（２）は冷蔵室、（３）はチルド室、
（４）は野菜室、（５）は冷却器、（６）は圧縮機、（
７）はファン、（８）はファン駆動モータ、（９）　、
　（１０）　、　（１１）及び（１２）は冷気通路、（
１３）　、　（１４）　、　（１５）及び（１６）は冷
気吸込口、（１７）はチルド室用ダンパサーモである。

以上の構成において、冷凍室（１）内の温度制御は、冷
凍室（１）内に設けられたサーミスタ（図示されていな
い）による温度検出に応じ圧縮機（６）をオンオフ、或
は回転数制御して行なわれ、他の室内の温度制御はこれ
らへの冷気通路に設けられたダンパサーモの開閉によっ
て精密に行なわれる。即ち、冷却器（５）で冷却された
冷気は、ファン（７）によって冷凍室（１）へ吹出され
た後、吸込口（１４）及び吸込口（１３）から冷気通路
（１１）をへて冷却器（５）へ戻る。また、一部の冷気
は冷気通路（９）に送られ、この冷気通路（９）は途中
で二つに分岐し、−方は冷蔵室（２）の背面に埋設され
た冷蔵室用ダンパサーモ（図示されていない）により冷
蔵室（２）内温度に応じ風量が調整されたうえ冷蔵室（
２）内に吹出され、吸込口（１５）、冷気通路（１２）
をへて冷却器（５）へ戻る。冷気通路（９）から分岐し
たもう一方の冷気通路（１０）への冷気は図示のように
チルド室用ダンパサーモ（１７）で風量が調整された後
冷気通路（１０）を通りチルド室（３）へ吹出され、吸
込口（１６）から冷蔵室（２）へ戻り、さらに冷蔵室（
２）内の冷気とともに冷却器（５）へ戻る。また、野菜
室（３）はチルド室（３）へ吹出された冷気の一部が循
環して冷却される。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の冷蔵庫は以上のように、一定速度のファンによっ
て冷気を循環させ、特定の室への冷気通路をダンパサー
モにより開閉して、その室内の温度を制御するよう構成
されているので１．特定の室内の温度制御は比較的精密
に行ない得るものの全室の温度制御をダンパサーモで各
室独自に行なうことは、各室への冷気通路の開閉による
冷気循環用ファンの風圧の変動が激しく、実際上困難で
あるという問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、冷蔵庫各室の異った温度帯における精密な温
度制御が可能な冷蔵庫を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る冷蔵庫は、冷気循環用ファンの吸込側及
び吹出し側にそれぞれ圧力センサを設けるとともに、こ
れら圧力センサの検出圧力差に応じてファン駆動モータ
の速度を制御する制御回路を設けたものである。

［作　用］ この発明おける冷蔵庫は、圧力センサの検出圧力差、即
ち冷気循環用ファンによる風圧が大となるとファンの速
度を小とし、風圧が小となるとファンの速度を大とし、
常に風圧が一定となるよう制御される。従って、庫内全
室への冷気通路にそれぞれダンパを設けこれらを独自に
開閉制御しても、ダンパの開閉状態に関わらず風圧が一
定に保たれ、各室独自の精密な温度制御が可能となる。

［発明の実施例コ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図はこの発明の一実施例を示す概略構成図で、図におい
て、（１）は冷凍室、（２）は冷蔵室、（３）はチルド
室、（４）は野菜室、（５）は冷却器、（６）は圧縮機
、（７）はファン、（９）、（１０）、（１１）及び（
１２）は冷気通路、（１３）、（１４）、（１５）及び
（１６）は冷気吸込口、（１７）はチルド室用ダンパサ
ーモで、以上は従来例と同様であり、（１８）は可変速
のファン駆動モータ、（１９）は冷凍室（１）への冷気
通路、（２０）は冷凍室（１）への吹出口、（２１）は
冷凍室（１）用のダンパサーモ、（２２）はファン（７
）の吹出側に設けたられた圧力センサ、（２３）はファ
ン（７）の吸込側に設けたられた圧力センサ、（２４）
は面圧カセンサ（２２）。

（２３）の圧力差を検出し、その圧力差に応じてファン
駆動モータ（１８）への付勢電圧の大きさを変化させる
制御回路である。即ち、圧力差が大となるとモータ（１
８）への付勢電圧を小さく、圧力差が小となるとモータ
（１８）への付勢電圧は大きくするよう制御する。

次に動作について説明する。圧縮機（６）が動作して冷
却器（５）が冷えファン駆動モータ（１８）が回転して
冷気を冷気通路に送風する。冷凍室（１）の温度が設定
値より高ければダンパサーモ（２１）が。

チルド室（３）の温度が設定値より高ければダンパサー
モ（１７）がそれぞれ開き、冷気は各室に引込まれる。

この時の圧力センサ（２２）の検出圧力は低くなり、圧
力センサ（２３）との圧力差は小さくなるので、制御回
路（２４）により相対的に高い付勢電圧がモータ（１８
）に印加され、ファン（７）は高速回転する。やがて、
チルド室（３）が冷されダンパサーモ（１７）が閉じて
くる。この時ファン（７）が同じ回転数を持続すると、
風圧が高くなりすぎダンパサーモ（１７）の開度を小さ
くしても風量は変わらなくなる。しかし、この実施例で
は、圧力センサ（２２）の検出電圧が高くなり大きい圧
力差が制御回路（２４）により検出されるので、モータ
（１８）への付勢電圧が小さくなり、ファン（７）の回
転数が下がり風圧も下がる。同様に、冷凍室（１）が冷
えてくるとダンパサーモ（２１）も閉じてきてファン（
７）はさらに減速する。このような制御を行なうことに
より、ファン（７）による冷気の風圧がほぼ一定に保た
れるので、各室別々の温度帯で精密に温度制御すること
が可能となる。

上記実施例ではダンパとしてガス膨張によるダイヤフラ
ム駆動のダンパサーモを使用した例を示したが、第２図
に示すように、各室の温度検出をサーミスタ（２５）　
、　（２６）を使って行ない、ダンパとしてモータ駆動
の電動ダンパ（２７）　、　（２８）を使用するように
してもよい。

また、上記実施例においては冷凍室及びチルド室の温度
制御についてのみ説明したが、異った温度帯の冷蔵室に
対しても、場合によっては野菜室に対しても同様に個々
のダンパによる制御が可能である。

なお、可変速のファン駆動用モータとして、デユーティ
比の変化する矩形波電圧で付勢される直流ブラシレスモ
ータが望ましいが、立上り位相の変化する交流電圧によ
って付勢される誘導電動機等の他の可変速モータであっ
てもよい。

［発明の効果］ 以上のようにこの発明によれば、冷気循環用ファンの吸
込側及び吹出し側の圧力差に応じてファン駆動モータの
速度を制御するよう構成したので、ファンによる風圧が
ほぼ一定に保たれ、各室個別のダンパによる精密な温度
制御が可能となるという効果がある。また、圧縮機の回
転数を変えて庫内温度を精密制御するもの比べても、安
価に構成できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す概略構成図、第２図
はこの発明の他の実施例を示す概略構成図、第３図は従
来のチルド室付き冷凍冷蔵庫を示す概略構成図である。 図において、（１）は冷凍室、（２）は冷蔵室、（３）
はチルド室、（５）は冷却器、（６）は圧縮機、（７）
はファン、（９）　、　（１０）　、　（１１）、　（
１２）及び（１９）は冷気通路、（１７）　、　（２１
）はダンパサーモ、（１８）は可変速モータ、（２２）
　、　（２３）は圧力センサ、（２４）は制御回路、　
（２５）。 （２６）はサーミスタ、（２７）　、　（２ｇ）は電動
ダンパである。 図中同一符号は同一あるいは相当部分を示す。 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 庫内を複数の異なる温度帯の室に分け、冷却器、冷気循
   環用ファン及び上記各室への冷気通路を各室内の温度に
   応じて開閉するダンパを備えた冷蔵庫において、上記フ
   ァンの吸込側及び吹出側にそれぞれ圧力センサを設ける
   とともに、これら圧力センサの検出圧力差に応じて上記
   ファン駆動モータの速度を制御する制御回路を設けたこ
   とを特徴とする冷蔵庫。