JPH0537016Y2 - - Google Patents

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JPH0537016Y2
JPH0537016Y2 JP4406387U JP4406387U JPH0537016Y2 JP H0537016 Y2 JPH0537016 Y2 JP H0537016Y2 JP 4406387 U JP4406387 U JP 4406387U JP 4406387 U JP4406387 U JP 4406387U JP H0537016 Y2 JPH0537016 Y2 JP H0537016Y2
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、エンジンのフイルタエレメント内装
型燃料タンクに関し、フイルタの交換時に新しい
フイルタの浄化室側に未ろ過の燃料が侵入するこ
とをなくすとともに、古いフイルタから速やかに
燃料が流出して燃料タンクの外で燃料をこぼして
しまうことを防止できるものを提供する。
<従来技術> 本考案の対象となるエンジンのフイルタエレメ
ント内装型燃料タンクの基本構造は、例えば、第
1図或いは第6図に示すように、エンジンEの燃
料1の下部にフイルタ接続口2を介して燃料導出
管3を接続し、フイルタ接続口2の上側で燃料タ
ンク1の上壁にフイルタ挿入口4を空け、フイル
タエレメント5をフイルタ挿入口4から燃料タン
ク1内に挿入して、フイルタエレメント5のエレ
メント出口6をフイルタ接続口2に接続し、フイ
ルタ挿入口4をキヤツプ7で蓋して構成した形式
のものである。
上記形式の従来技術としては、例えば、特公昭
52−10496号公報に開示するように(第4図参
照)、燃料タンク1の底壁に接手100を固定し、
接手100の中央にフイルタ接続用の凹部103
を形成し、凹部103に燃料導出管3を接続する
とともに、筒状のスクリーン101とフイルタエ
レメント5を上下に連設し、スクリーン101の
上端を燃料タンク1のフイルタ挿入口4に接続
し、筒状のフイルタエレメント5の下端をエレメ
ント出口6として、この開放状態になつているエ
レメント出口6を上記接手の凹部103に嵌め込
んだものがある。
上記従来技術では、フイルタエレメント5の下
端は開放されたままなので、フイルタの交換に際
して、使用済みのフイルタからは速やかに燃料が
燃料タンク1内に排出されるので、タンク外に燃
料がこぼれることはない。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、上記従来技術では、新しいフイ
ルタを燃料タンクの接手の凹部103に挿し込む
場合に、フイルタエレメント5が燃料タンク1内
に貯留している燃料に浸されるに伴い、開放状の
エレメント出口6からフイルタエレメント5の浄
化室側にろ過前の燃料が流入して、この燃料中の
微細な異物がエンジンEに侵入してしまう問題が
ある。
従つて、実際問題として、新しいフイルタエレ
メント5を装着するときにはエレメントの内部に
燃料が入らないように、予め燃料タンク1から燃
料を全部抜いてやらねばならない。
本考案は、フイルタの交換時に新しいフイルタ
のろ過室側に未ろ過の燃料が侵入することを防止
するとともに、使用済みのフイルタから燃料をス
ムーズに流出させることを技術的課題とする。
<問題点を解決するための手段> 上記課題を達成するための手段を、実施例に対
応する図面を用いて以下に説明する。
即ち、本考案は、前記基本構造で述べたエンジ
ンのフイルタエレメント内装型燃料タンクにおい
て、フイルタ接続口2を弁8で閉止可能に構成
し、エレメント出口6を開封残置可能な閉止手段
10で閉止し、フイルタエレメント5に開封具1
2を設け、この開封具12で閉止手段10を開封
するとともに、閉止手段10を開封状態に置き残
しておけるように構成したことを特徴とするもの
である。
<作用> フイルタエレメント5の交換に際して、新しい
フイルタエレメント5をフイルタ接続口2に接続
して行く場合、エレメント出口6の閉止手段10
はまだ閉じられたままであり、フイルタのろ過室
側に未ろ過の燃料が侵入することはない。
そして、フイルタエレメント5をフイルタ接続
口2に接続した後、開封具12でエレメント出口
6の閉止手段10を開封すると、以後、閉止手段
10は開封状態を継続する。
従つて、使用済みのフイルタエレメント5をフ
イルタ接続口2から外す際には、既に閉止手段1
0は開封状態にあり、フイルタエレメント5の中
の燃料はこの開封口から速やかに燃料タンク1内
に排出される。
<考案の効果> (1) フイルタエレメントを交換する場合、エレメ
ント出口の閉止手段はまだ閉じられたままであ
つてフイルタエレメントの内部に燃料が流入す
る虞れはないので、フイルタエレメントの内部
に燃料が侵入するために燃料タンクから予め燃
料を抜いておかなければならない従来技術に比
べて、当該燃料の抜去作業を省略でき、フイル
タエレメントの交換を簡便に行える。
(2) 使用済みのフイルタエレメントをフイルタ接
続口から取り外すときには、既に閉止手段は開
封状態にあり、フイルタエレメントの中の燃料
はこの開封口から速やかに燃料タンク内に排出
されるので、タンク外に抜き出しても当該フイ
ルタエレメントから燃料がこぼれ出ることはな
い。
<実施例> 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は閉止手段の開封前の状態を表わすフイ
ルタエレメント内装型燃料タンクの縦断正面図、
第2図はフイルタ底部の斜視図、第3図は閉止手
段の開封後の状態を表わす燃料タンクの要部縦断
正面図であつて、燃料タンク1は、タンク本体1
5と、タンク本体15の上・下に空けたフイルタ
挿入口4及びフイルタ接続口2と、フイルタ挿入
口4を封鎖するためのキヤツプ7と、当該キヤツ
プ7の下方に配置されるフイルタ17と、燃料注
入用のキヤツプ16とから構成される。
上記フイルタ挿入口4は、タンク本体15の上
壁35の中央寄りに段落ち状に窪ませた状態で開
口させてあり、キヤツプ7はタンク1の上壁面か
ら若干沈ませて取り付けられる。
また、上記キヤツプ7の中央部に、下方を開放
した空室51を形成され、当該空室51に弾圧バ
ネ50を付設するとともに、キヤツプ7の下端面
に長板状の弾圧体18が径方向に取り付け、当該
弾圧体18を上記フイルタ挿入口4の段落ち状端
縁19に弾圧接当しながらフイルタ挿入口4にキ
ヤツプ7を嵌着する。
前記フイルタ17は、上記フイルタ挿入口4か
ら嵌挿可能な大きさに設定され、上下のドーナツ
状円板を筒体で連結したエレメントホルダ20
に、円筒状のフイルタエレメント5を固定したも
ので、エレメントホルダ20の筒体を多孔板22
で形成してその内部を浄化室23に形成し、フイ
ルタエレメント5でろ過された後の燃料を多孔板
22から浄化室23に通過せしめるようになつて
いる。
そして、エレメントホルダ20の上部円板に断
面エ字状の位置決め部材24を敷設し、この位置
決め部材24の上方を前記空室51に内嵌して、
弾圧バネ50により位置決め部材24を介してフ
イルタ17を下方に押圧する。
また、エレメントホルダ20の下部に、エレメ
ント出口6を中央に空けた板状の閉止部材10を
敷設し、第2図に示すような薄膜金属状のリツプ
片25をエレメント出口6を閉じ切るようにして
当該閉止部材10に固定し、リツプ片25の外周
に沿つて封止溝26を形成する。
そして、燃料タンク1の底部に逆カツプ状の接
続部材30がネジ嵌合され、接続部材30の上壁
にテーパー状のフイルタ接続口2が空けられる。
上記接続部材30の内部に区画壁27を設けて
その上方に弁室28を、また、その下方に接続室
29を各々形成し、区画壁27に封止弁8を上下
動可能に支持して、当該封止弁8を弁バネ31の
弾圧力で上記フイルタ接続口2に接当させてあ
る。
そして、接続室29に締結ナツト32を介して
燃料導出管3が着脱自在に接続され、区画壁27
に流通孔33が複数空けられて弁室28が接続室
29に連通される。
前記フイルタ挿入口4の中心軸はフイルタ接続
口2のそれと一致し、フイルタ挿入口4にキヤツ
プ7を嵌め、フイルタ17をタンク内に収容した
場合には、これら四個の部材は同一軸心に沿うこ
とになる。
即ち、上記フイルタ17をフイルタ挿入口4か
ら燃料タンク1の中に嵌挿し、接続部材30の上
端面にOリング34を介してフイルタ下面の閉止
部材10を接当し、キヤツプ7をフイルタ挿入口
4に嵌合してキヤツプ下方の空室51に前記位置
決め部材24の上方を内嵌して、フイルタ17を
キヤツプ7と接続部材30の間に固定する。
このとき、フイルタ17の下部に付設された閉
止部材10の封止溝26は、接続部材30の上端
面に配置されるOリング34に嵌合するので、フ
イルタ下方も安定良く位置決めできる。
一方、キヤツプ7及び位置決め部材24の中央
部分に透孔36が空けられ、当該透孔36に棒状
の開封具12が嵌挿されて、キヤツプ7、位置決
め部材24及び浄化室23を貫いて閉止部材10
に達するように構成されている。
また、上記開封具12の上方に膨出部37を設
け、開封具12の先端が閉止部材10を突き抜け
た状態で、キヤツプ7の上壁に空けた透孔36に
固定できるようにしてある。
以下、フイルタエレメント5の交換時における
上記フイルタエレメント内装型燃料タンクの機能
を述べる。
(1) フイルタ7を燃料タンク1に組み込んだ後に
は、開封具12が閉止部材10のリツプ片25
を第2図に示すように下方に歪めてそのままの
状態に維持すると同時に、封止弁8を下方に押
し下げるので、閉止部材10のエレメント出口
6及び接続部材30のフイルタ接続口2は開放
されたままとなる。
従つて、燃料はフイルタエレメント5で異物
をろ過されて清浄にされたのち、浄化室23→
エレメント出口6→フイルタ接続口2→流通孔
33→燃料導出管3を通り、燃料噴射ポンプ3
8及びデイーゼルエンジンEの本体に固定した
燃料噴射ノズル40に供給される。
そして、フイルタ17の交換に際して、使用
済みのフイルタ17を燃料タンク1から抜き去
る場合、第3図に示すように、フイルタ17の
下方のエレメント出口6は開放されたままなの
で、浄化室23の内部の燃料は速やかにタンク
内に排出される。
(2) 新しいフイルタエレメント5を燃料タンク1
に組み付けるときには、第1図に示すように、
閉止部材10は開封具12は未だ開封されない
ままであるので、タンク内部の燃料がフイルタ
エレメント5の浄化室23に流入することを確
実に防止できる。
以上述べたように、本考案は、フイルタエレ
メント5のエレメント出口6に開封残置可能な
閉止手段10を付設したことを特徴とするの
で、上記実施例に限らず、例えば、棒で突けば
すぐ破れるような金属薄膜状の破封板を閉止手
段10に用いても差し支えない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の実施例を示し、第1
図は閉止手段の開封前の状態を表わすフイルタエ
レメント内装型燃料タンクの縦断正面図、第2図
はフイルタ底部の斜視図、第3図は閉止手段の開
封後の状態を表わす燃料タンクの要部縦断正面
図、第4図は従来技術を示す第1図相当図であ
る。 1……燃料タンク、2……フイルタ接続口、3
……燃料導出管、4……フイルタ挿入口、5……
フイルタエレメント、6……エレメント出口、7
……キヤツプ、8……弁、10……閉止手段、1
2……開封具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンEの燃料タンク1の下部にフイルタ接
    続口2を介して燃料導出管3を接続し、フイルタ
    接続口2の上側で燃料タンク1の上壁にフイルタ
    挿入口4を空け、フイルタエレメント5をフイル
    タ挿入口4から燃料タンク1内に挿入して、フイ
    ルタエレメント5のエレメント出口6をフイルタ
    接続口2に接続し、フイルタ挿入口4をキヤツプ
    7で蓋して構成したエンジンのフイルタエレメン
    ト内装型燃料タンクにおいて、フイルタ接続口2
    を弁8で閉止可能に構成し、エレメント出口6を
    開封残置可能な閉止手段10で閉止し、フイルタ
    エレメント5に開封具12を設け、この開封具1
    2で閉止手段10を開封するとともに、閉止手段
    10を開封状態に置き残しておけるように構成し
    たことを特徴とするエンジンのフイルタエレメン
    ト内装型燃料タンク。
JP4406387U 1987-03-24 1987-03-24 Expired - Lifetime JPH0537016Y2 (ja)

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JP4406387U JPH0537016Y2 (ja) 1987-03-24 1987-03-24

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JPS63150073U JPS63150073U (ja) 1988-10-03
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