JPH0536879Y2 - - Google Patents

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JPH0536879Y2
JPH0536879Y2 JP1987020614U JP2061487U JPH0536879Y2 JP H0536879 Y2 JPH0536879 Y2 JP H0536879Y2 JP 1987020614 U JP1987020614 U JP 1987020614U JP 2061487 U JP2061487 U JP 2061487U JP H0536879 Y2 JPH0536879 Y2 JP H0536879Y2
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piston member
cylinder housing
reservoir tank
valve
chuck
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は自動車のブレーキシステムやクラツ
チシステム等のリザーバタンク及びそれに連通す
る配管に作動液を注入する際に使用される液体圧
入装置に関する。
(従来の技術) 従来より、この種の液体圧入装置としては、特
開昭59−103895号に開示されているようなものが
ある。この装置は、リザーバタンクに連通される
液体供給用の連通路内を予め真空引きしておき、
その状態で作動液を注入するものである。
このような装置においては、装置をリザーバタ
ンクに対して固定するためのチヤツクがこの装置
を構成するシリンダハウジングの外側に取付けら
れている。そして、このチヤツクはシリンダハウ
ジング内に設けられたピストンの動作によつて開
閉されるように設定されている。
上記のピストンの駆動部には、ピストンとシリ
ンダハウジングとの間をシールするための可動型
のシール部材が取付けられ、真空引き状態におい
て、圧縮空気が連通路内に漏出するのを防止して
いる。
なお、この出願に対する他の先行技術資料とし
ては特公昭58−28914号公報がある。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のピストンの駆動部に設けられた可動型の
シール部材は経時的に磨耗し、そのシール機能が
徐々に損われていく。その結果、真空引き状態に
おいて、連通路内への圧縮空気の漏出が起り、連
通路内を所定の真空度まで減圧することができ
ず、作動液の注入ができなくなるといつた事態が
発生する。
(問題点を解決するための手段) この考案は、ピストン部材と、このピストン部
材を収容するためのシリンダハウジングと、前記
ピストン部材の下端部をリザーバタンクに取り付
けるために前記ピストン部材の動作によつて開閉
できるように前記シリンダハウジングの外側に取
り付けられたチヤツクとを有する液体圧入装置に
おいて、前記ピストン部材はその上面中心に上方
へ延びてシール部材を介してシリンダハウジング
に挿通されるロツド部を有し、前記ピストン部材
の上面とシリンダハウジングとの間には、このピ
ストン部材を動作させるために正圧もしくは負圧
が供給される環状のシリンダ室を形成し、かつ前
記ピストン部材はそのロツド部も含めて軸方向に
貫通して前記リザーバタンクに連通される液体供
給用の連通路を有する構成である。
(作用) シリンダハウジングとピストン部材とによつて
形成されたシリンダ室に負圧を供給すると、ピス
トン部材は引き上げられ、チヤツクが開かれる。
次に、リザーバタンク上にピストン部材の下端部
を載置し、シリンダ室へ正圧を供給すると、ピス
トン部材が押し下げられ(この場合、実質的には
シリンダハウジングが押し上げられる)、チヤツ
クは閉じられ、ピストン部材はリザーバタンクに
固定される。
この状態で、連通路を介してリザーバタンク内
を高真空に減圧した後、リザーバタンク内へ液体
が注入される。
液体注入操作終了後、前記と同様に、シリンダ
室へ負圧を供給するとチヤツクが開かれ、リザー
バタンクとピストン部材との係合が解かれる。
(実施例) 次に、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
液体圧入装置1はシリンダハウジング3と、こ
のシリンダハウジング3のボア内に環状のシール
部材4を介して摺動自在に挿入されたピストン部
材5と、シリンダハウジング3の上方に配置され
たベース部材7と、このベース部材7に環状のシ
ール部材9を介して連結されたバルブケース11
a,11b,11cとこれらのバルブケース11
a,11b,11cの上部に環状のシール部材1
3を介してそれぞれ取付けられたキヤツプ15と
を有している。
シリンダハウジング3の外側にはチヤツク17
がピン19によつて旋回できるように取付けられ
るとともに、シリンダハウジング3の外周面には
リングカム20が摺動自在に取付けられている。
チヤツク17の内周面には上部にカム面21を有
する溝23が形成され、リングカム20はこの溝
23内に保持されている。また、チヤツク17の
外周面にはリングバネ22が取付けられており、
チヤツク17を内方に付勢している。
一方、ピストン部材5にはリフトピン25が取
付けられている。このリフトピン25はシリンダ
ハウジング3に形成された長孔27を通つて外方
へ突出され、シリンダハウジング3が下方へ移動
したときに、このリフトピン25によつてリング
カム20が押し上げられるように設定されてい
る。
ピストン部材5はその上下方向に貫通された連
通路29を有し、このピストン部材5のロツド部
31はシリンダハウジング3の上部壁に形成され
た軸穴33に環状のシール部材35を介して挿通
され上方へ延びている。そして、このロツド部3
1の上端部は環状のシール部材37を介してベー
ス部材7に対して螺子(図示せず)で固定されて
おり、連通路29がベース部材7に形成された連
通路39に連通されている。さらに、ピストン部
材5の下面には、このピストン部材5より小径の
ノズル41がシール部材43を介して取付けら
れ、そのノズル孔44は連通路29に連通されて
いる。また、ピストン部材5の下端面の周縁部及
びノズル41の外周面にはそれぞれ環状のシール
部材45,47が取付けられている。
シリンダハウジング3にはこのシリンダハウジ
ング3のボアとピストン部材5とによつて形成さ
れるシリンダ室49に通じる切替ポート51が取
付けられている。この切替ポート51を介して、
シリンダ室49内が加圧または減圧され、ピスト
ン部材5が動作される。
各バルブケース11a,11b,11cとキヤ
ツプ15との間にはそれぞれバルブホール53
a,53b,53cが形成され、各バルブホール
53a,53b,53cはそれぞれベース部材7
に形成された通路61a,61b,61cを通じ
て高真空ポート63、低真空ポート65及びフル
ードポート67へ連通されている。そして、これ
らの高真空ポート63、低真空ポート65及びフ
ルードポート67は、それぞれ図示されてはいな
いが高真空源、低真空源及び液体源に連結されて
いる。また、バルブケース11aにはベース部材
7の連通路39及びバルブホール53aへ連通す
る連通路69aが形成されている。さらに、バル
ブケース11b,11cにはバルブホール53
b,53cにそれぞれ連通する連通路69b,6
9cが形成されている。そして、これらの連通路
69b,69cはそれぞれベース部材7に形成さ
れた連通路71,73を通じて連通路39へ連通
されている。
バルブホール53a,53b,53c内にはそ
れぞれ第1真空切替バルブ55、第2真空切替バ
ルブ57及びフルードバルブ59が設けられてい
る。これらのバルブ55,57,59はいずれも
ソレノイドバルブである。そして、第1真空切替
バルブ55はバネ75によつて下方へ付勢され、
常態においては、バルブホール53aと連通路6
9aとの間をシール部材77を介して閉止してい
る。同様に、第2真空切替バルブ57及びフルー
ドバルブ59もそれぞれバネ(図示せず)によつ
て下方へ付勢されており、常態においては、バル
ブホール53bと連通路69bとの間及びバルブ
ホール53cと連通路69cとの間をシール部材
(図示せず)を介して閉止している。
次に、上記の構成を有する液体圧入装置1を用
いて液体を注入する操作について説明する。
まず、シリンダハウジング3の切替ポート51
からシリンダ室49内へ負圧を導入すると、ピス
トン部材5が引き上げられる。それに伴い、リフ
トピン25が上方へ引き上げられ、それによつて
リングカム20がチヤツク17のカム面21に沿
つて上方へ押し上げられる。その結果、チヤツク
17はリングバネ22の力に抗して外方へ付勢さ
れ、チヤツク17は十分に開かれる。
この状態で、この液体圧入装置1をリザーバタ
ンクTの上端部に位置させ、ノズル41をリザー
バタンクT内に挿入するとともに、ピストン部材
5に取付けられたシール部材45とリザーバタン
クTの上端面とを当接させる。
ここで、切替ポート51からシリンダ室49内
へ圧縮空気を導入すると、ピストン部材5が押し
下げられ、シール部材45がリザーバタンクTの
上端面に押圧される一方、シリンダハウジング3
が押し上げられる。それに伴い、リフトピン25
とリングカム20との係合が解かれ、リングカム
20とチヤツク17のカム面21との係合も解か
れる。その結果、チヤツク17はリングバネ22
によつて内側へ付勢され、チヤツク17の爪部1
8によつてリザーバタンクTの上部外周面が押圧
される。このようにして、液体圧入装置1はリザ
ーバタンクに取付けられる。
この場合において、シール部材4またはシール
部材35のシール機能が低下しても、シリンダ室
49内の圧縮空気は大気側へ逃がされるため、リ
ザーバタンクT内へ圧縮空気が漏れることはな
い。
この状態で、ソレノイド79を励磁させ、第1
真空切替バルブ55をバネ75の力に抗して開
き、バルブホール53aと連通路69aとを連通
させる。このとき、第2真空切替バルブ57及び
フルードバルブ59は閉じられているので、高真
空ポート63がバルブホール53a、連通路69
a,39,29及びノズル孔44を通じてリザー
バタンクTに連通される。ここで、高真空ポート
63に高い負圧を導入し、リザーバタンクT内及
びそれに連通する配管(図示せず)内を高真空に
する。そして、この真空引き操作が終了したらソ
レノイド79を消磁させて第1真空切替バルブ5
5を閉じ、バルブホール53aと連通路69aと
の間の連通を遮断する。
次にフルードバルブ59を第1真空切替バルブ
55の場合と同様に操作して開き、バルブホール
53cと連通路69cとを連通させる。このと
き、第1真空切替バルブ55、第2真空バルブ5
7は共に閉じられている。そうすると、フルード
ポート67から液体が供給され、この液体はバル
ブホール53cから連通路69c,73,39,
29及びノズル孔44を通じて、リザーバタンク
T及びそれに連通された配管内に充填される。液
体の充填が終了したら、フルードバルブ67を閉
じ、バルブホール53cと連通路69cとの間の
連通を遮断する。なお、この状態においては、液
体は通路61a,61b及びバルブホール53
a,53bを除くすべての部分に充填されてい
る。
次に、第2真空切替バルブ57を第1真空切替
バルブ55の場合と同様にして開き、バルブホー
ル53bと連通路69bとを連通させる。このと
き、第1真空切替バルブ55及びフルードバルブ
59は共に閉じられている。ここで、低真空ポー
ト65に低い負圧を導入すると、連通路69a,
69b,69c,71,73,39,29、ノズ
ル孔44及びノズル41の下端面42より上方に
あるリザーバタンクT内の液体が、バルブホール
53b及び通路61bを経て低真空ポート65か
ら吸引除去される。この液体の吸引除去操作が終
了したら、第2真空切替バルブ57を閉じ、バル
ブホール53bと連通路69bとの間の連通を遮
断する。
上記のように、フルードポート及び1対の真空
ポートと連通路との間を開閉するバルブをすべて
ソレノイドバルブとしたことによつて、大気との
境界部に可動型のシール部材を使用する必要がな
くなり、減圧時において、リザーバタンク内への
外気の吸入のおそれが極めて小さくなつている。
上記操作完了後、再びシリンダハウジング3の
切替ポート51からシリンダ室49内へ負圧を導
入し、シリンダハウジング3を降下させると、上
記と同様に、リフトピン25、リングカム20及
びチヤツク17のカム面21の協働作用によつて
チヤツク17が開かれ、液体圧入装置1がリザー
バタンクTから外される。
(考案の効果) この考案の液体圧入装置においては、ピストン
部材はその上面中心に上方へ延びてシール部材を
介してシリンダハウジングに挿通されるロツド部
を有し、ピストン部材の上面とシリンダハウジン
グとの間には、このピストン部材を動作させるた
めに正圧もしくは負圧が供給される環状のシリン
ダ室を形成し、かつピストン部材はそのロツド部
も含めて軸方向に貫通してリザーバタンクに連通
される液体供給用の連通路を有する構成としたこ
とによつて、ピストン部材とシリンダハウジング
との間のシール性が損われた場合でも、シリンダ
室内の圧縮空気は大気側へ逃がされるため、リザ
ーバタンク内の真空度が低下することはない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は液体
圧入装置の断面図、第2図は第1図の−線断
面図である。 1……液体圧入装置、3……シリンダハウジン
グ、5……ピストン部材、17……チヤツク、2
9……連通路、31……ロツド部、T……リザー
バタンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピストン部材と、このピストン部材を収容する
    ためのシリンダハウジングと、前記ピストン部材
    の下端部をリザーバタンクに取り付けるために前
    記ピストン部材の動作によつて開閉できるように
    前記シリンダハウジングの外側に取り付けられた
    チヤツクとを有する液体圧入装置において、前記
    ピストン部材はその上面中心に上方へ延びてシー
    ル部材を介してシリンダハウジングに挿通される
    ロツド部を有し、前記ピストン部材の上面とシリ
    ンダハウジングとの間には、このピストン部材を
    動作させるために正圧もしくは負圧が供給される
    環状のシリンダ室を形成し、かつ前記ピストン部
    材はそのロツド部も含めて軸方向に貫通して前記
    リザーバタンクに連通される液体供給用の連通路
    を有することを特徴とする液体圧入装置。
JP1987020614U 1987-02-13 1987-02-13 Expired - Lifetime JPH0536879Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS53145110A (en) * 1977-05-25 1978-12-18 Yoshitaka Isono Oil exchanging device

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JPS53145110A (en) * 1977-05-25 1978-12-18 Yoshitaka Isono Oil exchanging device

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JPS63128999U (ja) 1988-08-23

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