JPH0536816U - トランス - Google Patents

トランス

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JPH0536816U
JPH0536816U JP3101992U JP3101992U JPH0536816U JP H0536816 U JPH0536816 U JP H0536816U JP 3101992 U JP3101992 U JP 3101992U JP 3101992 U JP3101992 U JP 3101992U JP H0536816 U JPH0536816 U JP H0536816U
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宗男 千葉
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株式会社日立水沢エレクトロニクス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄型で、一次コイルと二次コイル間の磁気結
合の改善を図つたトランスを提供することにある。 【構成】 ボビン1に巻いたコイル7,8,9と磁性材
コアで構成されるトランスにおいて、巻線部磁気回路に
直線形状コア22を用い、外部磁気回路に□形あるいは
匚形等のコアを用いて磁気回路を構成したことを特徴と
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はトランスに係り、特に液晶デイスプレイのバツクライト光源用陰極管 のインバータ電源に使用されるインバータトランスの薄型化、一次コイルと二次 コイルの磁気結合の改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ラツプトツプ型、ノートブツク型、パームトツプ型ワープロ,パソコンのST N液晶デイスプレイユニツトなどは側光方式バツクライトを使用し、液晶パネル ・導光板の薄型化、陰極管の細管化を図り、薄さの特徴を出そうとしている。
【0003】 これに対応すべくインバータ電源の薄型化にトランスの薄型化が必要不可欠で ある。また、駆動電源に電池が使用されるので、インバータ電源の高効率化の要 求も強く出ている。インバータ電源は面実装によつて薄型化が図れている。
【0004】 トランスも面実装構造によつて薄型化に対応しており、図8にEEフエライト コアを用いた分割巻面実装構造のトランスを示す。トランスの薄型化には、コイ ル巻線部磁気回路の断面積を小さく、薄くする必要がある。
【0005】 図中の26は分割巻ボビン、27は一次コイル、28は二次コイル、29は絶 縁シート、30はEEコア、31は絶縁テープである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、フエライトコアでは飽和磁束密度が小さく、材質がもろいため、コ イル巻線部磁気回路の断面積を小さく、薄くできないため、EEフエライトコア ・EIフエライトコア・UUフエライトコアを用いたトランスではインバータ電 源の薄型化の要求に対応し切れない。
【0007】 また図8に示す従来の面実装分割巻構造のトランスでは、絶縁鍔で二次コイル 巻溝と分離された溝に一次コイル27を巻き、一次コイル27のリード線はボビ ン26の端に設けてあるピン端子にからげて引き出される。二次コイル28は一 次コイル27と絶縁鍔で分離された隣の溝より順に2〜3の溝に分割して巻かれ 、もう一方のボビン端に設けてあるピン端子にリード線をからげて引き出してい る。一次コイル27と二次コイル28が巻きやすく、リード線の引き出しが容易 な構造になつているが、一次コイル27と二次コイル28間の磁気結合が弱く、 リーケージインダクタンスが大きくなる欠点があつた。
【0008】 本考案の目的は、薄型で、一次コイルと二次コイル間の磁気結合の改善を図つ たトランスを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案では、鉄損の増大を最小限に抑えるためコイル巻線部磁気回路にのみ高 飽和磁束密度磁性材のI形コアを用いることによつて、コイル巻線部磁気回路の 断面積を小さく、薄くでき、外部磁気回路には□形コアあるいは匚形コアを用い 、2つのコアからなる磁気回路の構成によつてトランスの薄型化が可能である。 またコイルは分割巻で、一次コイルの両サイドに二次コイル−I、二次コイル −IIをそれぞれ巻くサンドイツチ構造にして、ボビンの一方の端から一次コイ ルと二次コイル−Iのリード線を引き出し、ボビンの他方の端から二次コイル− IIのリード線を引き出す。
【0010】 二次コイル−Iの高電位端子と二次コイル−IIの低電位端子を外付けのリー ド線あるいはトランスを基板に搭載時基板に設けてある導体パターンで接続する ことによつて二次出力が取り出され、一次コイルと二次コイル間の磁気結合を上 げ、リーケージインダクタンスの低減が可能となる。
【0011】
【作用】
トランスのコイル巻線部磁気回路に高飽和磁束密度磁性材を使用することによ り、コイル巻線部磁気回路の断面積を小さく薄くでき、これによつてトランスの 薄型化ができる。
【0012】 また、コイルの分割巻で一次コイルの両側に二次コイルを巻く構造にして、一 次コイルと二次コイル間の磁気結合度を上げ、リーケージインダクタンスの低減 が図られる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面によつて説明する。
【0014】 図1は分割巻ボビンの上方よりの斜視図、図2は下方よりの斜視図、図3はト ランスの分解斜視図、図4はトランスの上方からの斜視図、図5は下方からの斜 視図、図6はコイル巻線部磁気回路コアと外部磁気回路コアの接合状態を示す斜 視図、図7はその接合状態の他の例を示す斜視図である。
【0015】 図1、図2に示した分割巻ボビン1は一次コイル巻溝2の両サイドに仕切鍔5 で分離して、二次コイル−I巻溝3と二次コイル−II巻溝4が設けてある。図 中の6はコア挿入口である。
【0016】 図3は一次コイル7,二次コイル−I8,二次コイル−II9を巻いた分割巻 ボビン1を下方から見た斜視図である。始めに二次コイル−I8を二次コイル− I巻溝3に巻き、端子15,16にリード線をからげて引き出す。次に一次コイ ル7を一次コイル巻溝2に巻き、端子10〜14にリード線をからげて引き出す 。最後に二次コイル−II9を二次コイル−II巻溝4に巻き、端子17,20 等にリード線をからげて引き出す。コイルの巻線は二次コイル−II9,二次コ イル−I8,一次コイル7の順に巻いても可能である。
【0017】 一次コイル7,二次コイル−I8,二次コイル−II9を巻いた分割巻ボビン 1を絶縁ホルダー21に挿入する。この絶縁ホルダー21は一次コイル7のリー ド線と二次コイル−I8間,一次コイル7・二次コイル−I8・二次コイル−I I9間と外部磁気回路コア25間,端子10〜20と外部磁気回路コア25間の 絶縁をなす。
【0018】 一次コイル7のリード線と二次コイル−I8間,一次コイル7・二次コイル− I8・二次コイル−II9と外部磁気回路コア25間の絶縁は一次コイル7,二 次コイル−I8・二次コイル−II9に絶縁テープを巻いても可能である。この 場合、端子10〜20と外部磁気回路コア25間の絶縁にはシート状の絶縁ホル ダーが使用される。
【0019】 絶縁ホルダー21に挿入した分割巻ボビン1のコア挿入口6より、高飽和磁束 密度を有する磁性材よりなるコイル巻線部磁気回路コア22を挿入し、中空四角 形の外部磁気回路コア25に設けてある凹26a,26bにスペーサ24a,2 4bを取り付け、コイル巻線部磁気回路コア端部23a,23bを挿入して分割 巻ボビン1を取り付け、接着剤で固定する。コイル巻線部磁気回路コア22と外 部磁気回路コア25が接合し、磁気回路が形成される。
【0020】 コイル巻線部磁気回路コア22と外部磁気回路コア25の接合状態を示したの が図6で、分割巻ボビン1と絶縁ホルダー21を削除してある。
【0021】 図7はコイル巻線部磁気回路コア22aと外部磁気回路コア25aの接合の他 の例を示してある。
【0022】 図4はトランスの上方よりの斜視図を示しており、図5は下方よりの斜視図を 示す。端子10〜14を一次コイル7の端子とし、端子15・16をそれぞれ二 次コイル−I8の低電位端子,高電位端子とし、端子17,20をそれぞれ二次 コイル−II9の低電位端子,高電位端子としている。
【0023】 端子16と端子17を外付のリード線あるいはトランスを基板に搭載時、基板 に設けてあるパターンで接続することにより、二次コイル−I8と二次コイル− II9は直列接続になり、端子20より二次出力が取り出せる。二次コイル−I 8と二次コイル−にに9を直列接続しなければ、2つの二次出力が取り出せる。 図9は外部磁気回路コア25の他の例を示す斜視図であり、この外部磁気回路 コア25bは、その両側部の中央対向位置に枠幅全域に渡つて凹部33a,33 bを形成している。このように、内側端から外側端まで通して凹部33a,33 bを形成することで、外部磁気回路コア25bの加工が容易なものとなる。
【0024】 図10は図9に示す外部磁気回路コア25bにコイル巻線部磁気回路コア22 を接合した状態の斜視図である。コイル巻線部磁気回路コア22bは凹部33a ,33bに嵌合されるが、凹部33a,33bは前述したような形状となつてい るため、外部磁気回路コア25bとコイル巻線部磁気回路コア22bの組み立て は容易なものとなる。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、コイル巻線部磁気回路コアに高飽和磁 束密度磁性材を使用することによつて、コイル巻線部磁気回路断面積を小さくで きることから、コイル巻線部を薄くでき、トランスを薄くすることができる。
【0026】 また、分割巻で一次コイルの両サイドに二次コイルを巻く構造にすることによ り、一次コイルと二次コイル間の磁気結合を上げることができ、リーケージイン ダクタンスの低減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分割巻ボビンの上方よりの斜視図である。
【図2】分割巻ボビンの下方よりの斜視図である。
【図3】トランスの分解斜視図である。
【図4】トランスの上方からの斜視図である。
【図5】トランスの下方からの斜視図である。
【図6】コイル巻線部磁気回路コアと外部磁気回路コア
の接合状態を示す斜視図である。
【図7】その接合状態の他の例を示す斜視図である。
【図8】従来のEEコアを使用したトランスの分解斜視
図である。
【図9】外部磁気回路コアの他の例を示す斜視図であ
る。
【図10】図9に示す外部磁気回路コアにコイル巻線部
磁気回路コアを接合した状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 分割巻ボビン 2 一次コイル巻溝 3 二次コイル−I巻溝 4 二次コイル−II巻溝 5 仕切鍔 6 コア挿入口 7 一次コイル 8 二次コイル−I 9 二次イコル−II 21 絶縁ホルダー 22 コイル巻線部磁気回路コア 24a,b スペーサ 25 外部磁気回路コア

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンに巻いたコイルと磁性材コアで構
    成されるトランスにおいて、巻線部磁気回路に直線形状
    コアを用い、外部磁気回路に□形あるいは匚形等のコア
    を用いて磁気回路を構成したことを特徴とするトラン
    ス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記外部磁気回
    路コアに凹を設けて、前記巻線部磁気回路コアの両端を
    それぞれ挿入して磁気接合し、磁気回路を構成したこと
    を特徴とするトランス。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載において、
    前記巻線部磁気回路コアと外部磁気回路コアの間にスペ
    ーサを入れ、巻線部磁気回路コアの平面に垂直方向の磁
    気抵抗を大きくし、磁束が巻線部磁気回路コアの端面か
    ら出て、外部磁気回路コアに伝わるようにしたことを特
    徴とするトランス。
  4. 【請求項4】 請求項1記載において、前記巻線部磁気
    回路コアに高飽和磁束密度を有する磁性材を用いたこと
    を特徴とするトランス。
  5. 【請求項5】 分割巻きボビンを用いたトランスにおい
    て、一次コイルの両サイドに二次コイル−I,二次コイ
    ル−IIを巻き、二次出力を2つ取り出すか、あるいは
    二次コイル−Iと二次コイル−IIをリード線または基
    板パターンで直列接続して二次出力を取り出すようにし
    て、一次コイルと二次コイル間の磁気結合を良くしたこ
    とを特徴とするトランス。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62197825U (ja) * 1986-06-09 1987-12-16
JPH02102710U (ja) * 1989-02-02 1990-08-15
JPH02146815U (ja) * 1989-05-11 1990-12-13
JPH0456111A (ja) * 1990-06-21 1992-02-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd インダクタンス部品およびその製造法

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