JPH0536759Y2 - - Google Patents

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JPH0536759Y2
JPH0536759Y2 JP1987165400U JP16540087U JPH0536759Y2 JP H0536759 Y2 JPH0536759 Y2 JP H0536759Y2 JP 1987165400 U JP1987165400 U JP 1987165400U JP 16540087 U JP16540087 U JP 16540087U JP H0536759 Y2 JPH0536759 Y2 JP H0536759Y2
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JP
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seat
frame
cushion
front leg
seat back
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、車室後部の荷物積載空間を覆うトノ
カバーの機能を備えた自動車の補助座席に関する
ものである。
従来技術 車体後部に開閉自在に枢支されたバツクドアを
有する自動車においては、バツクドアを開いて、
車体後方から、車室内の後部座席後方の荷物積載
空間に荷物を出し入れすることができる。ところ
が、かかる荷物積載空間に荷物を収納したとき、
この荷物が車内に露出すると車室内の美観が害さ
れる恐れがある。
そこで、例えば、第18図において符号1で示
すようなトノカバーを用い、これで車室後部の、
デツキフロア部2の上方の荷物積載空間を覆う構
成が採用されている。このトノカバー1は大きな
荷物を積載するときや空間を覆う必要のないとき
は、後部座席3側のケース4に巻き込まれるよう
になつている。然るに、このトノカバーとしては
本来の使用目的以外の用途がなかつたので、非使
用時には、ただ場所をとるだけのものに過ぎなか
つた。
一方、この種の自動車において、例えば第19
図に示すように車室後部に補助座席5を設け、荷
物を積載するときは、これを折りたたんでフロア
面とするものがある。
この補助座席5も本来の使用目的以外の用途が
なく、非使用時には、トノカバーと同じように、
ただ場所をとるだけのものに過ぎなかつた。ま
た、このような補助座席5と共に、トノカバーを
も付設したものでは、補助座席を使用するに当
り、トノカバーを外した上、フロア横にそれを格
納して補助座席5を使用態位にセツトする必要が
あり、これらの一連の作業が誠に煩雑なものであ
つた。
一方、補助座席の機能を兼用したトノカバーも
公知であるが、これを補助座席として使用すると
きのセツト作業が煩雑である点に問題があつた。
また、後に詳しく説明するように、後部座席を
前方に倒し、上を向いた後部座席の背面にも荷物
を積載できるように構成した場合、積載荷物が前
方に飛び出さないように、後部座席の背面に起立
するガード部材を設けているが、このようなガー
ド部材も専らガード部材としての働きをなすにす
ぎず、その非使用時には、これがむしろ邪魔とな
る不具合を免れなかつた。
目 的 本考案の目的は、上記従来の欠点を全て除去
し、トノカバーとしても、またガード部材として
も使用でき、後部車室スペースの有効的な利用を
図ると同時に、そのセツト作業を簡単化した自動
車の補助座席を提供することにある。
構 成 本考案は、上記目的を達成するため、可撓性の
第1のシート材を張設したシートバツクフレーム
より成るシートバツク部と、 可撓性の第2のシート材を張設したクツシヨン
フレームより成るシートクツシヨン部と、 可撓性の第3のシート材を張設した前脚フレー
ムより成る前脚部と、 前記クツシヨンフレームの一端側に一体に設け
られた後脚フレームより成る後脚部と、 前記シートバツク部が、後部座席の背面側に重
なつた格納位置から、補助座席のシートバツクと
しての用をなすシートバツク位置へ、さらに後部
座席後方のデツキフロア部上方の荷物積載空間を
覆うトノカバー位置へと回動するように、前記シ
ートバツクフレームの一端側を後部座席背面の上
部に枢着するシートバツクヒンジと、 前記シートクツシヨン部が、格納位置に納めら
れたシートバツク部に重なつた格納位置から、補
助座席のシートクツシヨンとしての用をなすシー
トクツシヨン位置へ、さらに前記荷物積載空間を
覆うトノカバー位置へと回動するように、前記ク
ツシヨンフレームの一端側をシートバツクフレー
ムの他端側に枢着するシートクツシヨンヒンジ
と、 前記前脚部が、格納位置に納められたシートク
ツシヨン部に重なつた格納位置から、前記後脚部
と共にデツキフロア部に載置されてシートクツシ
ヨン部を支持する脚部位置へ、さらに前記荷物積
載空間を覆うトノカバー位置へと回動するよう
に、前記前脚フレームの一端側をクツシヨンフレ
ームの他端側に枢着する前脚ヒンジと、 前記シートバツク部とシートクツシヨン部と前
脚部が、前記格納位置を占めたとき、シートバツ
クフレームとクツシヨンフレームをその格納位置
に固定するためのマグネツトと、 前記シートバツク部が前記シートバツク位置を
占めたとき、シートバツクフレームと後部座席を
互いに係止して、シートバツク部をシートバツク
位置に保持する第1の係止装置と、 前記シートクツシヨン部と前脚部がそれぞれシ
ートクツシヨン位置と脚部位置を占めたとき、ク
ツシヨンフレームと前脚フレームとを互いに係止
して、シートクツシヨン部と前脚部をそれぞれシ
ートクツシヨン位置と脚部位置とに保持する第2
の係止装置と、 前記シートバツク部とシートクツシヨン部と前
脚部が共にトノカバー位置を占めたとき、前脚部
をデツキサイドに係止して、シートバツク部、シ
ートクツシヨン部及び前脚部をトノカバー位置に
保持する第3の係止装置と、 後部座席を前方に倒し、シートバツク部、シー
トクツシヨン部及び前脚部を互いに重ねた状態に
したまま、シートバツクフレームを前記シートバ
ツクヒンジを中心として回動させ、シートバツク
部、シートクツシヨン部及び前脚部を後部座席の
背面に対して起立させたとき、当該シートバツク
部、シートクツシヨン部及び前脚部を、その起立
位置に保持する第4の係止装置とを具備して成る
自動車の補助座席を提案する。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に従つて詳細に説
明する。
第1図に示すように、トノカバーとしての機能
をもたせた補助座席11は普段、後部座席13の
背部側に折りたたんだ状態で格納されている。こ
れに対し補助座席として使用するときは第2図に
示すような座席態位にセツトされる。さらに、ト
ノカバーとしての機能を持たせるときは、第3図
に示す如く展張され、デツキフロア部12の上方
の荷物積載空間を覆う。このように補助座席11
は、座席として、またトノカバーとして使用する
ことができる。
第4図は、トノカバーとしての機能を併せもつ
補助座席11の具体的構成を示すものである。こ
の補助座席11は、図のように、着座者の背部を
支えるシートバツク部50と、着座者の尻部を支
える支部50aと、前脚部と後脚部より成る脚部
50bとを有している。
シートバツク部50は、矩形枠状のパイプ等か
ら成るシートバツクフレーム14に可撓性の第1
のシート材15を張設したものから成り、同様に
シートクツシヨン部50aもパイプ等から成るク
ツシヨンフレーム14aに可撓性の第2のシート
材15aを張設したものより成る。このクツシヨ
ンフレーム14aの一端側に、後脚部を構成する
後脚フレーム14cが一体に設けられている。ま
た前脚部も、可撓性の第3のシート材15bを張
設した前脚フレーム14bより成る。
第1、第2及び第3のシート材15,15a,
15bは、例えば布や可撓性合成樹脂シート等の
シート(座席の意ではない)材料から構成されて
いる。
第7図は、シートバツクフレーム14の、後部
座席13に対する取付態様を示すものであり、フ
レーム14の一端側(第7図における上部)は、
第8図に示すように、座席13にビス止めされた
支持板18,19間に回動自在に支持されてい
る。これらの支持板18,19は、シートバツク
フレーム14の一端側を後部座席背面の上部に枢
着するシートバツクヒンジを構成している。
また第4図に示したように、各支持板19と後
述するヒンジ部材27aには、互いに整合できる
位置にマグネツト16,17が設けられている。
第4図に示すように、シートバツクフレーム1
4の他端側(第4図における下部)とクツシヨン
フレーム14aの一端側は、これらを保持すると
共に、両者の相対回動を許容するヒンジ部材27
によつて互いに枢着され、同様にクツシヨンフレ
ーム14aの他端側と前脚フレーム14bの一端
側も、第5図及び第6図に明示する如くヒンジ部
材27aを介して互いに回動可能に枢着されてい
る。ヒンジ部材27,27aは、例えば合成樹脂
製の成形品より成る。
上述のヒンジ部材27は、クツシヨンフレーム
14aの一端側をシートバツクフレーム14の他
端側に枢着するシートバツクヒンジを構成し、ま
たヒンジ部材27aは、前脚フレーム14bの一
端側をクツシヨンフレーム14aの他端側に枢着
する前脚ヒンジを構成している。
第9図は、補助座席11のそれぞれの使用態位
を示す説明図であり、実線は第1図にも示した格
納状態を、二点鎖線は第2図及び第4図にも示し
た座席使用状態を、破線は第3図にも示した展張
状態をそれぞれ示している。
補助座席11が格納状態にあるとき、3つのフ
レーム14,14a,14bは後部座席13の背
面側の格納位置に納められ、互いに重なり合つた
状態に折りたたまれる。このとき上述のマグネツ
ト16,17が互いに対向して相互に吸着し合
い、両フレーム14,14a、ひいては補助座席
全体を折りたたみ状態に保持する。このように、
マグネツト16,17は、シートバツク部50
と、シートクツシヨン部50aと、前脚部が、格
納位置を占めたとき、シートバツクフレーム14
とクツシヨンフレーム14aをその格納位置に固
定する働きをなす。第10図aはこのときの各フ
レーム14,14a,14cとヒンジ部材27と
の位置関係を示している。
次に第9図の実線のように、格納位置に折りた
たまれていた前脚フレーム14bをヒンジ部材2
7a(第4図)のところを中心として矢印A方向
にほぼ90°回動させると共に、前述のマグネツト
の吸着作用に抗して、クツシヨンフレーム14a
をヒンジ部材27(第4図)を中心として矢印B
方向にほぼ90°回動させ、かつシートバツクフレ
ーム14を支持板18,19(第8図)のところ
を中心として矢印C方向に回動させて、各フレー
ム14b,14a,14を第9図に鎖線で示した
位置にもたらせば、補助座席11は第2図及び第
4図に示した座席使用状態となる。すなわち、シ
ートバツク部50は、補助座席のシートバツクと
しての用をなすシートバツク位置を占め、シート
クツシヨン部50aは、補助座席のシートクツシ
ヨンとしての用をなすシートクツシヨン位置を占
め、さらに前脚部は、その脚部としての用をなす
脚部位置を占めるのである。このとき両脚フレー
ム14b,14cがデツキフロア部12の上に載
置され、シートクツシヨン部50aを支持する。
このように補助座席11を座席使用状態にする
ことにより、該座席に、第9図に鎖線で示した如
く人が着座することができる。第10図bはこの
ときの各フレーム14,14a,14cとヒンジ
部材27の位置関係を示している。
シートバツクフレーム14を、支持板18,1
9のところを中心としてさらに回動させ、これを
第9図に破線で示した水平なトノカバー位置にも
たらすと共に、クツシヨンフレーム14aと前脚
フレーム14bを同じく破線で示す水平なトノカ
バー位置に回動させることによつて、各フレーム
14,14a,14bを第3図の如く展張させ、
これらに付設されたシート材15,15a,15
bによつてデツキフロア部12の上方の荷物積載
空間を覆うことができる。第10図cは、このと
きの各フレーム14,14a,14cとヒンジ部
材27の位置関係を示している。
上述したところから判るように、支持板18,
19によつて構成されたシートバツクヒンジは、
シートバツク部50が、後部座席13の背面側に
重なつた格納位置から、補助座席11のシートバ
ツクとしての用をなすシートバツク位置へ、さら
に後部座席後方のデツキフロア部上方の荷物積載
空間を覆うトノカバー位置へと回動するように、
シートバツクフレーム14の一端側を後部座席背
面の上部に枢着するものである。
同様に、ヒンジ部材27より成るシートクツシ
ヨンヒンジは、シートクツシヨン部50aが、格
納位置に納められたシートバツク部50に重なつ
た格納位置から、補助座席11のシートクツシヨ
ンとしての用をなすシートクツシヨン位置へ、さ
らに荷物積載空間を覆うトノカバー位置へと回動
するように、クツシヨンフレーム14aの一端側
をシートバツクフレーム14の他端側に枢着する
ものである。
同様に、ヒンジ部材27aより成る前脚ヒンジ
は、前脚部が、格納位置に納められたシートクツ
シヨン部50aに重なつた格納位置から、後脚部
と共にデツキフロア部12に載置されてシートク
ツシヨン部50aを支持する脚部位置へ、さらに
荷物積載空間を覆うトノカバー位置へと回動する
ように、前脚フレーム14bの一端側をクツシヨ
ンフレーム14aの他端側に枢着するものであ
る。
ところで、後部座席13の背面の格納内側壁に
は第7図に示すようにリンク杆21の一端が枢着
され、このリンク杆21の他端にはフツク杆22
が枢着されている。フツク杆22は、第11図に
示すようにシートバツク部50のフレーム14に
設けたピン23に対し係脱自在となつていて、シ
ートバツク部50が第2図及び第4図に示したシ
ートバツク位置を占めたとき、フツク杆22をピ
ン23に係合させておき、シーシバツクフレーム
14を第2図及び第4図に示した位置に保持する
ことができる。また補助座席11を第3図のよう
に展張させるときは、フツク杆22がピン23か
ら外される。
上述のリンク杆21、フツク杆22及びピン2
3は、シートバツク部50がシートバツク位置を
占めたとき、シートバツクフレーム14と後部座
席13を互いに係止して、シートバツク部50を
そのシートバツク位置に保持する第1の係止装置
を構成する。
クツシヨンフレーム14aにも、第4図に示す
ように、互いにその一端を回動可能に枢着された
リンク杆21′とフツク杆22′のうちのリンク杆
21′の端部が枢着され、シートクツシヨン部5
0と前脚部をそれぞれ第2図及び第4図のように
シートクツシヨン位置と脚部位置にもたらしたと
き、フツク杆22′を前脚フレーム14bに突設
されたピン23′に係合させる。補助座席を展張
させるときはフツク杆22′がピン23′から外さ
れる。
このようにリンク杆21′、フツク杆22′、及
びピン23′は、シートクツシヨン部50aと前
脚部がそれぞれシートクツシヨン位置と脚部位置
を占めたとき、クツシヨンフレーム14aと前脚
フレーム14bとを互いに係止して、シートクツ
シヨン部50aと前脚部をそれぞれシートクツシ
ヨン位置と脚部位置とに保持する第2の係止位置
を構成する。
またこのピン23′を利用して、これを第12
図に示す如くデツキサイド24側に設けたホルダ
25に係合させることにより、当該補助座席11
をトノカバーとして機能させるときの展張状態に
保持させることができる。
このように、上述のピン23′とホルダ25は、
シートバツク部50とシートクツシヨン部50a
と前脚部が共にトノカバー位置を占めたとき、前
脚部をデツキサイド24に係止して、シートバツ
ク部50、シートクツシヨン部50a及び前脚部
をトノカバー位置に保持する第3の係止装置を構
成するものである。
なお、第9図から判るように、補助座席11の
展張状態においては、フツク杆22′はピン2
3′(第12図)から外されてリンク杆21′と共
に垂れ下つた状態となり、一方のリンク杆21と
フツク杆22も、第9図には示していないが同じ
ように垂れ下つた状態となる。
上述のように、本案実施例は、トノカバーと補
助座席とを兼用化させたものであるため、これら
を専用的に設けた場合の無駄をなくすことができ
る。例えば、目的に応じて補助座席をトノカバー
として使用することもできるし、座席として使用
することもでき、別々の補助座席やトノカバーを
換装したり、あるいは両者を共に設けたりするよ
うな無駄を排除することができる。しかも、各要
素を格納位置から使用位置ないしはトノカバー位
置へセツトする作業は極く簡単である。トノカバ
ーと補助座席とは同時に使用されることはないの
で、これらを別々に設けることは無駄であり、本
案実施例は、このような点に答えたものである。
このような兼用化は、コストの低減化にも役立
ち、また、非使用時の格納スペースを1つにまと
めることができ、結果として、スペース効率を向
上させることができる。
ところで、第14図に示すように、後部座席1
3を前方に倒し、デツキフロア部12の上側のデ
ツキルームを大きく活用することが従来より行わ
れているが、このような構成の場合、従来は、第
13図にも示すようなガード部材28を起立させ
て、もしも積載荷物が飛び出たとき、これをガー
ド部材28で受け止めて、前部座席29側を保護
している。ところが、このような専用のガード部
材を設ければ、それだけコストが上昇し、またか
かるガード部材の非使用時にこれが邪魔となる不
具合を免れない。
また、第15図に示すように、後部座席13の
うちのシートクツシヨン13Aを仮想線位置に起
立させ、かつ、シートバツク13Bを仮想線位置
に倒伏させて、起立させたシートクツシヨン13
Aで、前に出た積載荷物を受け止めるようにする
構成も公知であるが、これによると、シートバツ
ク13Bだけでなく、シートクツシヨン13Aも
回動可能に枢着しなければならないため、コスト
アツプを招く不具合がある。
そこで本考案では、第16図に例示するよう
に、補助座席11を利用して積載荷物を受け止め
ることができるように構成されている。すなわ
ち、後部座席13を第16図に実線で示すように
前方に倒し、シートバツク部50、シートクツシ
ヨン部50a及び前脚部を、互いに折りたたんで
重ねたままの状態で、シートバツクフレーム14
を支持板18,19(第8図)より成るシートバ
ツクヒンジを中心として回動させ、シートバツク
部50、シートクツシヨン部50a及び前脚部を
後部座席13の背面に対して起立させる。このと
き、第17図に示すように、リンク杆21′に連
結されたフツク杆22′を符号31で示すように
後部座席13に設けたロツクピンに係合させるこ
とにより、補助座席を起立させた状態にロツクす
ることができる。リンク杆21′、フツク杆2
2′及びロツクピン31は、シートバツク部50、
シートクツシヨン部50a及び前脚部を、その起
立位置に保持する第4の係止装置を構成する。こ
のような構成により、補助座席に、座席機能の
他、トノカバー機能のみならず、ガード部材とし
ての機能までも持たせることができる。
効 果 以上、本考案によれば、補助座席がトノーカバ
ーとガード部材の機能も有しているので、これら
を専用的に設けた場合と比して、格納スペースを
無駄に多くとることがなく、後部車室のスペース
利用効率を一段と向上させることができる。ま
た、その構成も簡単であるので、各使用態位のセ
ツト作業の簡単化を図ることができ、かつ、コス
トの低減にも大きく役立つものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案一実施例における補助座席を格納
した状態を示す斜視図、第2図は同上補助座席を
座席使用態位にセツトした状態を示す斜視図、第
3図は同上補助座席を展張した状態を示す斜視
図、第4図は同上補助座席の具体的構成を示す斜
視図、第5図はフレームのヒンジ部材を示す斜視
図、第6図はその断面図、第7図は補助座席を格
納したときのシートバツク部のみを示す斜視図、
第8図はシートバツクフレームの支持部の構成
図、第9図は補助座席の各使用態位を示す図、第
10図a乃至cは各使用態位での各フレームのつ
なぎ部の状態を示す図、第11図は補助座席を座
席使用態位にロツクする機構の一例を示す斜視
図、第12図は展張した補助座席のロツク機構部
を示す斜視図、第13図はガード部材をもつ従来
の自動車を後方より見た斜視図、第14図はガー
ド部材を設けた従来例を示す図、第15図はガー
ド部材の代りに後部座席を利用する一従来例を示
す図、第16図は本案実施例における補助座席を
利用して上記ガード部材の代りをさせる実施例を
示す図、第17図は同上補助座席を起立させたと
きの係止装置の一例を示す斜視図、第18図はト
ノカバーを専用的に設けた従来例の斜視図、第1
9図は補助座席を専用的に設けた従来例の斜視図
である。 11……補助座席、12……デツキフロア部、
13……後部座席、14……シートバツクフレー
ム、14a……クツシヨンフレーム、14b……
前脚フレーム、14c……後脚フレーム、15…
…第1のシート材、15a……第2のシート材、
15c……第3のシート材、16……マグネツ
ト、17……マグネツト、24……デツキサイ
ド、50……シートバツク部、50b……シート
クツシヨン部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 可撓性の第1のシート材を張設したシートバツ
    クフレームより成るシートバツク部と、 可撓性の第2のシート材を張設したクツシヨン
    フレームより成るシートクツシヨン部と、 可撓性の第3のシート材を張設した前脚フレー
    ムより成る前脚部と、 前記クツシヨンフレームの一端側に一体に設け
    られた後脚フレームより成る後脚部と、 前記シートバツク部が、後部座席の背面側に重
    なつた格納位置から、補助座席のシートバツクと
    しての用をなすシートバツク位置へ、さらに後部
    座席後方のデツキフロア部上方の荷物積載空間を
    覆うトノカバー位置へと回動するように、前記シ
    ートバツクフレームの一端側を後部座席背面の上
    部に枢着するシートバツクヒンジと、 前記シートクツシヨン部が、格納位置に納めら
    れたシートバツク部に重なつた格納位置から、補
    助座席のシートクツシヨンとしての用をなすシー
    トクツシヨン位置へ、さらに前記荷物積載空間を
    覆うトノカバー位置へと回動するように、前記ク
    ツシヨンフレームの一端側をシートバツクフレー
    ムの他端側に枢着するシートクツシヨンヒンジ
    と、 前記前脚部が、格納位置に納められたシートク
    ツシヨン部に重なつた格納位置から、前記後脚部
    と共にデツキフロア部に載置されてシートクツシ
    ヨン部を支持する脚部位置へ、さらに前記荷物積
    載空間を覆うトノカバー位置へと回動するよう
    に、前記前脚フレームの一端側をクツシヨンフレ
    ームの他端側に枢着する前脚ヒンジと、 前記シートバツク部とシートクツシヨン部と前
    脚部が、前記格納位置を占めたとき、シートバツ
    クフレームとクツシヨンフレームをその格納位置
    に固定するためのマグネツトと、 前記シートバツク部が前記シートバツク位置を
    占めたとき、シートバツクフレームと後部座席を
    互いに係止して、シートバツク部をシートバツク
    位置に保持する第1の係止装置と、 前記シートクツシヨン部と前脚部がそれぞれシ
    ートクツシヨン位置と脚部位置を占めたとき、ク
    ツシヨンフレームと前脚フレームとを互いに係止
    して、シートクツシヨン部と前脚部をそれぞれシ
    ートクツシヨン位置と脚部位置とに保持する第2
    の係止装置と、 前記シートバツク部とシートクツシヨン部と前
    脚部が共にトノカバー位置を占めたとき、前脚部
    をデツキサイドに係止して、シートバツク部、シ
    ートクツシヨン部及び前脚部をトノカバー位置に
    保持する第3の係止装置と、 後部座席を前方に倒し、シートバツク部、シー
    トクツシヨン部及び前脚部を互いに重ねた状態に
    したまま、シートバツクフレームを前記シートバ
    ツクヒンジを中心として回動させ、シートバツク
    部、シートクツシヨン部及び前脚部を後部座席の
    背面に対して起立させたとき、当該シートバツク
    部、シートクツシヨン部及び前脚部を、その起立
    位置に保持する第4の係止装置とを具備して成る
    自動車の補助座席。
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JPS60151145A (ja) * 1984-01-19 1985-08-09 Nissan Motor Co Ltd 自動車用トノカバ−

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