JPH053628Y2 - - Google Patents

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JPH053628Y2
JPH053628Y2 JP1987152705U JP15270587U JPH053628Y2 JP H053628 Y2 JPH053628 Y2 JP H053628Y2 JP 1987152705 U JP1987152705 U JP 1987152705U JP 15270587 U JP15270587 U JP 15270587U JP H053628 Y2 JPH053628 Y2 JP H053628Y2
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lattice
balcony
panel
girder
frame
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Description

【考案の詳細な説明】 【考案の目的】
(産業上の利用分野) この考案は、バルコニーの手摺り部分に組込ま
れる格子体の改良に関するものである。 (従来の技術) 一般に、バルコニーの周囲部分は、上側の笠木
と下側の桁との間に格子を設けた構成としたもの
が多く、近年においては、意匠性の向上等を図る
ために様々な形態の格子が用いられるようになつ
てきた。これらの格子としては、竪桟だけの構成
ばかりでなく、桟を横や斜めに用いたものや、唐
草模様などの各種模様を施したものなどがある。 (考案が解決しようとする問題点) ところが、上記したような各種の格子を用いた
場合、例えば横桟等によつて足掛りとなる部分が
形成され、とくに幼児がよじ登る危険性があるな
どの問題点があつた。 (考案の目的) この考案は、このような従来の問題点に着目し
て成されたもので、バルコニーにおいて、意匠性
が良好であるうえに、幼児に対する安全性を確保
することができるバルコニー用格子体を提供する
ことを目的としている。
【考案の構成】
(問題点を解決するための手段) この考案によるバルコニー用格子体は、バルコ
ニーの手摺り部分に組込まれる格子体であつて、
格子体は、足掛りとなる格子部を備えた格子部材
と、透光性を有し且つ前記格子部のバルコニー床
側に面する側に重合状態にして設けられるパネル
とから成ることを特徴としている。 なお、上記構成における格子部材は、例えば、
桟を竪横あるいは斜めに組合わせて成るものや、
様々な模様を透彫状に設けたものなどのように、
足掛りとなる格子部を有するものを対象とする。
また、透光性を有するパネルは、その材質等が特
に限定されることは無いが、例えば、ガラス板、
アクリル板あるいは多数の孔を穿設したパンチン
グメタルなどを用いることができる。 (実施例) 以下、この考案を図面に基づいて説明する。 第1図〜第3図は、この考案の一実施例を説明
する図である。 すなわち、この実施例におけるバルコニーA
は、地上からの柱が無く、建物壁部に突出状態で
構築されるものである。前記バルコニーAの正面
部は、左右の支柱1,1、上側の笠木2および下
側の桁3で正面枠部を形成し、その中央および両
側に竪格子4を個別に組込むと共に、各竪格子4
の間に格子体5,5が組込んである。 なお、図示を省略したが、上記バルコニーAの
側面部は、前記支柱1、建物壁部に固定した柱、
妻笠木および妻桁で側面枠部を形成し、この枠内
に、竪格子、格子体あるいはパネル体などを組込
む構成とする。さらに、床部は、建物壁部に固定
した根太掛けと前記桁との間に適数の根太を掛け
渡し、この根太の上側にデツキ材が設けてある。 前記竪格子4は、上枠4aと下枠4bとの間に
適数の竪桟4cを設けて成るものであつて、笠木
2の下面に前記上枠4aを、桁3の上面に前記下
枠4bをそれぞれねじで固定する。なお、図面上
における中央と両側の竪格子4,4は、上下枠4
a,4bの長さ、および竪桟4cの数が異なるだ
けであつて、基本的な構成は同じである。 前記格子体5は、第1図および第2図に示すよ
うに、足掛りとなる格子部を備えた格子部材6
と、前記格子部のバルコニー床側に面する側(第
1図では上側)に重合状態に設けられるパネル7
とから成つている。 前記格子部材6は、この実施例の場合、鋳造製
品であつて、枠部6aの内側に、多数の斜めの桟
によつて菱形の開口部分を配列させた意匠が施し
てある。前記格子部材6は、枠部6aの外周側
に、建物方向へ突出するフランジ部6bが全周に
わたつて形成してあり、このフランジ部6bの内
周側となる枠部背面をパネル取付け部6cとして
いる。前記パネル7は、この実施例の場合、透孔
性を有するものとしてアクリル板を用いている。 前記格子部材6にパネル7を取付けるにあたつ
ては、パネル取付け部6cに対応し、且つ長手方
向にわたつてタイト材8を備えた押え材9を用い
る。この押え材9は、上下左右の前記取付け部6
cに個別に対応させるか、あるいはこれらを枠状
に組合わせておくことができる。前記押え材9
は、ねじ10で前記取付け部6cに固定され、こ
の際、前記取付け部6cとタイト材8との間でパ
ネル7の縁部全体を挟着保持する。 上記の格子体5は、笠木2および桁3の間に組
込んで位置決めしたのち、上下のフランジ部6b
を前記笠木2および桁3にねじ11でそれぞれ固
定することにより、取付け完了となる。 この状態において、上記格子体5は、足掛りと
なる格子部、つまり菱形開口部分を有する格子部
材6を備えているが、格子部材6のバルコニー床
側に面する側全体を透孔性を有するパネル7で遮
蔽しているため、例えばバルコニーAにおいて、
幼児が前記格子部材6をよじ登るといつた危険性
を無くすことができると共に、バルコニー床側に
充分な日光が取り入れられることとなる。また、
上記格子体5は、押え材9のねじ止めによつてパ
ネル7を強固に保持していることから、幼児の手
によつてパネル7が外される恐れは無く、このほ
かバルコニーAの外観を損うなどの心配も無い。
さらに、上記格子体5は、工具類を用いて、ねじ
10および押え材9とともにパネル7を取外すこ
とが可能であり、上述したような危険性が無い場
合には、バルコニーAの設置後であつても前記パ
ネル7の有無を選択することができ、使用者の好
みに応じてパネル7を交換することも当然可能で
ある。 第4図〜第6図は、この考案の他の実施例を説
明する図である。 すなわち、この実施例におけるバルコニーB
は、柱建て式と呼ばれるものであつて、地上に立
てた一対の柱20,20でバルコニー本体を支持
している。前記バルコニーBは、両柱20,20
の上端間に桁21を架設すると共に、前記桁21
の端部と、建物壁部に固定した躯体柱22の下端
部との間に妻桁23を架設してコ字形の床枠部分
を形成している。前記バルコニーBの周囲部分
は、両側の側部壁体24、水平断面L形を成すコ
ーナー壁体25、および正面の中央壁体26を備
えると共に、各コーナー壁体25と中央壁体26
との間に格子体27,27を組込んだ構成になつ
ている。前記桁21および妻桁23の上面には、
上記各壁体24〜26および格子体27の互いの
隣接端部間に位置する支柱28が立設してある。 また、前記バルコニーBは、各支柱28の上端
を連ねる状態にして、前記桁21および妻桁23
に対応する笠木29を設け、この笠木29に、断
面コ字形の笠木カバー30が上側から嵌着固定し
てある。前記笠木カバー30の上側には、複数の
束31を介して、断面楕円状の中空材から成る手
摺32が取付けてある。 さらに、前記バルコニーBの床部分は、建物壁
部に固定した根太掛け33と、前記桁21との間
に適数の根太34を架設し、各根太34の上側に
デツキ材35を設けた構成になつている。なお、
前記桁21の下端には、長手方向にわたつて下枠
材36が取付けてあり、この下枠材36と、根太
掛け33の下端に沿つて取付けた補助材37とで
根太34の下側に底板38を水平に保持してい
る。 次に、上記バルコニーBの各部をより詳細に説
明する。 前記柱20と桁21とを連結するにあたつて
は、柱20の上面および桁21の建物側の面にそ
れぞれ対向する取付け片39a,39bを備えた
ブラケツト39を用いている。また、柱20およ
び桁21の内空部には、連結金具40,41を挿
入し、これらを外側からボルト42,43で固定
する。そして、各取付け片39a,39bに通し
たボルト44,45をそれぞれの連結金具40,
41に螺着することにより、柱20と桁21とを
強固に連結している。なお、前記桁21には、デ
ツキ材35の上位側に露出した前記連結金具固定
用ボルト43を隠蔽するためのカバー材46が嵌
着してある。 前記笠木29の下面および桁21の上面には、
次に述べる各壁体24〜26、格子体27の上下
端を呑み込み状態にする係合溝29a,21aが
形成してある。 各壁体24〜26は、いずれも外板47および
内板48を備えると共に、両者の間に設けた竪枠
材49に、両板47,48の側端部を折り込んで
ねじ止めし、さらに内板48の折り込み部分に沿
つて断面略L形の固定用部材50がねじ止めして
ある。このようにして各壁体24〜26は、その
側端部に、外板47の折り込み部分と前記固定用
部材50とによつて、支柱28の片側約半分を呑
み込み状態にする溝部を形成している。なお、コ
ーナー壁体25にあつては、各板47,48の折
曲げ、あるいは別体の各板47,48を接合する
ことによつてコーナー部が形成してあり、コーナ
ー内部にL形金具51が固定してある。 格子体27は、上下枠52,53(第4図に示
す)と、左右の竪枠54,54(第5図に示す)
とから成る枠内に、格子部材55およびパネル5
6を組込んで成るものである。 前記各枠52〜54は、枠内周側におけるバル
コニー外側の端部寄りに、格子部材55の正面縁
部を保持する突片52a〜54aを有している。 また、竪枠54は、枠外周側の両端部に、バル
コニー外側である外側片54bおよび建物側であ
る内側片54cを突設し、前記壁体24〜26と
同様に、前記支柱28の片側約半分を呑み込み状
態にする溝部を形成している。 前記格子部材55は、先の実施例と同様に、足
掛りとなる格子部、つまり菱形開口部分を有する
鋳造製品であつて、前記突片52a〜54aと、
各枠52〜54の枠内周に沿つて設けた断面コ字
形の固定用部材57とで保持してある。この固定
用部材57は、開口部分を枠内向きにして各枠5
2〜54にねじ止めされ、バルコニー外側の片と
格子部材55の背面縁部とをねじ58で結合す
る。 この実施例におけるパネル56は、透孔性を有
するものとして多数の孔を穿設したパンチングメ
タルであつて、前記固定用部材57の建物側の片
に、バルコニー内から設けたねじ59で固定して
ある。また、各枠52〜54の建物側の端部に
は、前記パネル56に圧接するタイト材60を備
えた長尺状の化粧板61を嵌着し、パネル固定用
のねじ59を隠蔽している。 上記の各壁体24〜26および格子体27は、
桁21および妻桁23に支柱28を立設したの
ち、各支柱28の間に落し込む要領で組付けら
れ、各壁体24〜26における固定用部材50お
よび格子体27における内側片54cを支柱28
にねじ止めする。また、支柱28のバルコニー床
側に面するところには、これらのねじを隠蔽する
カバー材62を長手方向にわたつて嵌着する。な
お、側部壁体24の建物側の端部にあつては、躯
体柱22の屋外面に固定した補助材63に、固定
用部材50をねじ止めし、前記補助材63にカバ
ー材64を取付けている。 上記作業ののちには、各支柱28の上端部内に
笠木連結具65を固定し、笠木29の取付けを行
つて各壁体24〜26および格子体27の組込み
が完了する。なお、笠木29の取付けに用いたね
じ類は、先述した笠木カバー30によつてすべて
隠蔽される。 上記のバルコニーBにおける格子体27は、パ
ネル56の強固な取付け状態を保つことが可能で
あつて、先の実施例と同様の効果を得ることがで
きる。 なお、この考案によるバルコニー用格子体は、
その詳細な部分が上記各実施例に限定されること
はなく、例えば格子部材やパネルの構成や、笠木
および桁等への取付け構造を適宜変更することが
でき、このほか、竪格子や壁体を用いずに複数の
格子体を並設することもあり得る。
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案のバルコニ
ー用格子体によれば、格子部と透光性を有し且つ
前記格子部のバルコニー床側に面して設けられる
パネルとの組み合わせにより、きわめて良好な意
匠性を得ることができるうえに、幼児が格子部材
をよじ登るといつた事態を確実に阻止することが
可能であつて、バルコニーにおける安全性を確保
することができるというきわめて利用価値の高い
効果を有し、このほか、格子体を通してバルコニ
ー床側に日光が取り入れられるので、明るく且つ
開放感のある状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を説明するバルコ
ニー正面部の水平断面図、第2図はバルコニー正
面部の垂直断面図、第3図はバルコニーの正面
図、第4図はこの考案の他の実施例を説明するバ
ルコニーの垂直断面図、第5図はバルコニーの片
側を省略した水平断面図、第6図はバルコニーの
正面図である。 A,B……バルコニー、5,27……格子体、
6,55……格子部材、7,56……パネル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バルコニーの手摺り部分に組込まれる格子体で
    あつて、格子体は、足掛りとなる格子部を備えた
    格子部材と、透光性を有し且つ前記格子部のバル
    コニー床側に面する側に重合状態にして設けられ
    るパネルとから成ることを特徴とするバルコニー
    用格子体。
JP1987152705U 1987-10-07 1987-10-07 Expired - Lifetime JPH053628Y2 (ja)

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JP1987152705U JPH053628Y2 (ja) 1987-10-07 1987-10-07

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JP1987152705U JPH053628Y2 (ja) 1987-10-07 1987-10-07

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JPS6457328U JPS6457328U (ja) 1989-04-10
JPH053628Y2 true JPH053628Y2 (ja) 1993-01-28

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