JPH0536083A - 光記録再生装置 - Google Patents

光記録再生装置

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JPH0536083A
JPH0536083A JP3193045A JP19304591A JPH0536083A JP H0536083 A JPH0536083 A JP H0536083A JP 3193045 A JP3193045 A JP 3193045A JP 19304591 A JP19304591 A JP 19304591A JP H0536083 A JPH0536083 A JP H0536083A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラックピッチが小さくなった光ディスク15
でも、クロストークが抑制された再生信号が得られる。 【構成】 光ディスク15の情報トラックからの反射光が
光検出器22のメイン受光部22bにより捉えられ、その情
報トラックに隣接した各情報トラックからの反射光は、
各受光部22aおよび22cにより捉えられる。各受光部22a
〜22cは、受光量に対応した信号を出力し、メイン受光
部22bの出力は、信号処理部30におけるトランスバーサ
ルフィルター35により、他の各サブ受光部22aおよび22c
の出力信号に相関しないように波形等化される。トラン
スバーサルフィルター35の出力および各サブ受光部22a
および22cの出力は加算器36により加算され、加算器36
の出力は、クロストークが抑制された良好な再生信号と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光記録媒体からの反射
光の変化を検出して再生信号を得る光記録再生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、コードデータ、映像、音楽等の情
報をデジタル化して光学的に記録し、記録された情報を
再生する光学的記録再生装置が開発されている。このよ
うな光記録再生装置では、通常、光記録媒体上にレーザ
ー光を集光状態となるように照射し、光記録媒体から反
射された光の変化を検出することにより、情報信号を再
生している。最近では、光記録媒体としては、情報記録
領域に何度も情報を書換えられる書換え型が提案されて
いる。この書換え型光記録媒体としては、主として、相
変化記録型と光磁気記録型が採用されている。
【0003】相変化記録型光記録媒体は、記録材料の結
晶とアモルファスの相変化を利用して情報を記録するよ
うになっており、記録材料は結晶状態とアモルファス状
態では異なった反射率を有している。情報ビットは、記
録材料の反射率の変化により記録されている。このよう
な相変化記録を利用する光ディスクでは、ディスク上に
レーザー光を集光状態として情報トラックに追従させる
と、情報ビットの有無によりディスクからの反射光の強
度が変化するために、その光強度の変化を検出すること
により記録情報が再生される。
【0004】また、光磁気記録では、Tb、Fe、Co
等の光磁気媒体に、磁気的に情報が記録されて情報ビッ
トとされている。そして、直線偏光のレーザー光を集光
状態として情報トラックに追従させると、情報ビットの
有無によりディスクからの反射光の偏光方向が変化する
ために、その偏光方向の変化を光強度の変化に変換する
ことにより、記録情報が再生される。このような光磁気
記録型の光ディスクでは、連続した案内溝やトラックサ
ーボのための不連続なプリピット列が設けられている。
【0005】従来の相変化型光記録媒体用の光記録再生
装置の一例を図9に示す。レーザー光源80から出射され
たレーザー光は、コリメータレンズ81を通過して平行光
となり、ハーフプリズム82に照射される。ハーフプリズ
ム82は照射されたレーザー光を直角に屈折させて、その
屈折された光が対物レンズ83により集光されて光ディス
ク84に照射される。光ディスク84にて反射されたレーザ
ー光は、対物レンズ83により平行光とされて、ハーフプ
リズム82を透過して光検出器85へ照射される。光検出器
85の出力は、アンプ86で増幅され、情報信号として再生
される。
【0006】また、光磁気記録型記録媒体用の光記録再
生装置の一例を図10に示す。レーザー光源90から出射
されたレーザー光は、コリメータレンズ91を透過して平
行光となり、ビームスプリッタム92に照射される。該ビ
ームスプリッタ92は、照射されたレーザー光を直角に屈
折させ、その屈折された光が対物レンズ93により集光さ
れて光ディスク84に照射される。レーザー光源90から出
射されるレーザー光は、ビームスプリッタ92に対してS
偏光(入射面に対して垂直な電界成分)に相当するよう
に、出射方向に垂直な偏光面を有している。従って、ビ
ームスプリッタ92の偏光特性は、例えば、透過光と反射
光との比が、P偏光(入射面に対して平行な電界成分)
では10:0、S偏光では7:3になっている。
【0007】光ディスク84にて反射されたレーザー光
は、対物レンズ93により平行光とされて、ビームスプリ
ッタ92を透過し、さらに検光子94を透過して光検出器95
へ照射される。光検出器95の出力は、アンプ96で増幅さ
れ、情報信号として再生される。検光子94は、光を偏光
方向によって選択的に通過させるようになっている。
【0008】光磁気型光ディスク用の光記録再生装置の
別の例を図11に示す。この光記録再生装置は、図11
に示す光記録再生装置と同様に、レーザ光源90から出射
されたレーザ光が、コリメータレンズ91を介してビーム
スプリッタ92に入射され、該ビームスプリッタ92により
屈折されたレーザ光が、対物レンズ93を介して、光ディ
スク84に照射される。そして、光ディスク84にて反射さ
れたレーザ光が、ビームスプリッタ92を透過して、1/2
波長板89を介して、偏光ビームスプリッタ97に入射され
ている。1/2波長板89は、入射される光の偏光方向を45
゜だけ回転させる。また、偏光ビームスプリッタ97は、
P偏光透過率とS偏光透過率がそれぞれ100%であり、
検光子の役割を果たしている。偏光ビームスプリッタ97
を透過したレーザ光は、光検出器98aに照射されてお
り、また、偏光ビームスプリッタ97にて反射されたレー
ザ光は、光検出器98bに照射されている。そして、各検
出器98aおよび98bの出力は、差動増幅器99に与えられて
おり、両光検出器98aおよび98bの出力の差が再生信号と
される。
【0009】光ディスク84では、図12(a)に示すよ
うに、相互に平行になった複数の情報トラック84a上に
情報が情報ビット87として記録される。各情報トラック
84aは適当な間隔をあけて設けられており、各情報トラ
ック84aのピッチは、δとなっている。そして、光ディ
スク84上に集光された光スポット88が、相対的に矢印A
で示す方向へ移動することにより、各情報ビット87がト
ラック方向に沿って走査される。その結果、いずれの光
記録再生装置においても、図12(b)に示すような波
形の光検出信号が得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような光ディスク
84では、記録密度を向上させるためには、図13(a)
に示すように、情報トラック84aのピッチδを小さくす
ればよい。しかしながら、このように、情報トラック84
aのピッチを小さくすると、光スポット88が、走査する
情報トラック84aに隣接した情報トラック84a上の情報ビ
ット87にも重なった状態になり、いずれの光記録再生装
置でも、図13(b)に示すように、クロストークが増
加した検出信号が得られるという問題がある。クロスト
ークが増加すると、ジッタが増加するために、再生信号
検出のエラー率が増大し、再生信号の検出が困難になる
おそれがある。このように、光ディスクにおける情報記
録密度を向上させるために、情報トラック84aの配設ピ
ッチδを小さくすることには限界がある。
【0011】本発明はこのような問題を解決するもので
あり、その目的は、情報が高密度で記録された光ディス
クでも、クロストークが抑制されて確実に記録情報を再
生し得る光記録再生装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の光記録再生装置
は、相互に平行する情報トラック上に情報が記録された
光記録媒体に対して、情報を再生するべき1つの情報ト
ラック上に単一の光スポットを照射して、その光スポッ
トの反射光に基づいて情報を再生する光記録再生装置で
あって、前記情報トラック上に照射された光スポットに
おける該情報トラックからの反射光を受光するメイン受
光部と、該情報トラックの方向とは直交する方向に隣接
した部分からの反射光を受光するサブ受光部と、を有す
る光検出器と、該光検出器における情報トラックからの
反射光が、情報トラックに隣接した部分からの反射光に
よって影響されないように、前記メイン受光部の出力を
補償する信号処理部と、を具備してなり、そのことによ
り、上記目的が達成される。
【0013】
【作用】本発明の光記録再生装置では、光スポットが照
射される情報トラックの反射光が、光検出器におけるメ
イン受光部によって受光され、該情報トラックに隣接す
る情報トラックからの反射光はサブ受光部によって受光
される。そして、メイン受光部により受光された出力
は、信号処理部により、該情報トラックに隣接した部分
からの反射光により影響されてクロストークが発生しな
いように補償されて、再生信号とされる。
【0014】
【実施例】本発明の実施例について以下に説明する。図
1は、本発明の第1実施例として、相変化型光ディスク
用の光記録再生装置の一例を示している。この光記録再
生装置は、レーザー光源10を有しており、該レーザー光
源10から出射されるレーザー光11がコリメータレンズ12
により平行光とされる。コリメータレンズ12により平行
光とされたレーザー光は、ハーフプリズム13により直角
に屈折される。ハーフプリズム13にて屈折されたレーザ
ー光は、対物レンズ14により集光されて光ディスク15に
照射される。光ディスク15に照射されたレーザー光は、
対物レンズ14により光ディスク15上に光スポット18を形
成する。
【0015】光ディスク15から反射されたレーザー光11
は、対物レンズ14により平行光とされて、ハーフプリズ
ム13を透過する。ハーフプリズム13を透過したレーザー
光11は、光検出器22の3つ受光部22a、22b、22cに照射
される。
【0016】光ディスク15は、相変化により書換え可能
であり、例えば、図2に示すように、相互に平行する各
情報トラック17上に情報ビット16,16,…が形成される。
相互に隣接する情報トラック17同士は、ほとんど間隙が
あけられていない状態になっており、従って、情報トラ
ック17のピッチδ2は、各情報トラック17の幅寸法にほ
ぼ等しくなっている。
【0017】光ディスク15上に集光する光スポット18
は、光ディスク15に対して相対的に矢印Aで示す方向に
移動することによって、各情報トラック17の情報ビット
16を走査するようになっている。従って、光スポット18
の走査方向であるトラック方向とは直交する方向の各側
縁部を除く中央部18bは、検出すべき情報ビット16が形
成された情報トラック17上を走査し、光スポット18の該
中央部18bを挟んだ各側縁部18aおよび18cは、その走査
される情報トラック17に隣接した各情報トラック17上を
走査する。
【0018】光検出器22は3つの受光部22b、22aおよび
22cを有しており、図3に示すように、光スポット18の
中央部18bは、メイン受光部22bに対応しており、各側縁
部18aおよび18cはサブ受光部22aおよび22cにそれぞれ対
応していて、各受光部22a、22b、22cには、光スポット1
8の各部分における反射光が照射される。各受光部22a、
22b、22cは、それぞれに照射される光量に対応した出力
信号を、それぞれ増幅器23a、23b、23cへ出力して、各
増幅器23a、23b、23cによりそれぞれの出力信号が増幅
される。各増幅器23a、23b、23cの出力は、信号処理部3
0に与えられている。
【0019】この信号処理部30は、各増幅器23a、23b、
23cからの出力信号がそれぞれ入力されるA/D変換器3
1a、31b、31cを有しており、各A/D変換器31a、31b、
31cにより、各増幅器23a、23b、23cのアナログ信号がデ
ジタル信号に変換される。
【0020】光スポット18における各側縁部18aおよび1
8cに対応した光検出器22のサブ受光部22aおよび22cの出
力信号が与えられる各A/D変換器31aおよび31cの出力
信号は、加算器36に直接入力されており、また、光スポ
ット18における中央部18bに対応した光検出器22のメイ
ン受光部22bの出力信号が与えられるA/D変換器31bの
出力は、トランスバーサルフィルター35を介して、加算
器36に入力されている。加算器36は、各入力信号を加算
して、増幅器18へ出力され、該増幅器18の出力が情報再
生信号として利用される。また加算器36の出力は、該加
算部36をフィードバック制御する係数制御回路34に与え
られており、該係数制御回路34の出力が、トランスバー
サルフィルター35に与えられている。
【0021】トランスバーサルフィルタ35は、A/D変
換器31bからの出力号にn次のタップ制御をかけるよう
に設けられており、図4に示すように、クロック単位で
出力を遅延させるフリップフロップ回路、ラッチ回路等
のn個の遅延回路40…が直列に接続されている。そし
て、各遅延回路40により、A/D変換器31bから出力さ
れるデジタル信号を、クロック単位毎の成分として取り
出すようになっている。各遅延回路40には、積算器41…
がそれぞれ接続されており、各積算器41は、前記係数制
御回路34により設定される各係数k0,k1,k2,・・・kn-1
を、各遅延回路40にて取り出された信号成分に積算して
いる。そして、各積算器41の出力信号は混合されて、ト
ランスバーサルフィルター35の出力として加算器36に入
力される。係数制御回路34は、加算器により加算された
光検出器22の全ての受光部22a、22b、および22cの加算
出力信号に基づいて、各遅延回路40から取り出される信
号成分に積算される係数を制御している。これにより、
トランスバーサルフィルター35は、光スポット18におけ
る中央部18bに対応する受光部22bの出力を、光スポット
18における各側縁部18aおよび18cに対応する各受光部22
aおよび22cそれぞれの出力信号とは相関しないように、
すなわち、光検出器22の中央部における受光部22bの出
力が、各側縁部における受光部22aおよび22cの出力信号
によって干渉されないように波形等化する。
【0022】このような構成の光記録再生装置では、レ
ーザー光源10から出射されるレーザー光11の光スポット
18が、図2(a)に示すように、光ディスク15の情報ビ
ット16を走査すると、図2(b)〜(e)に示すような
光強度信号が得られる。光スポット18の中央部18bの反
射光を捉える受光部22bは、図2(b)に示すように、
走査すべき情報トラック17b上の情報ビット16に対応し
た信号を出力する。光スポット18の各側縁部18aおよび1
8cの反射光を捉える各受光部22aおよび22cは、図2
(c)および(d)にそれぞれ示すように、走査すべき
情報トラック17bにそれぞれ隣接する各情報トラック17a
および17c上の情報ビット18に対応した信号を出力す
る。光検出器22の全ての受光部22a〜22cは、図2(e)
に示すように、各受光部22a〜22cの出力信号が重畳され
た状態になっており、従って、クロストークが増加した
状態になっている。
【0023】本実施例では、光検出器22の各受光部22a
〜22cから出力された信号は、増幅器23a〜23cにより適
当なレベルにまで増幅された後に、信号処理器30の各A
/D変換器31a〜31cに入力される。光スポット18におけ
る走査すべき情報トラック上に位置する中央部18bから
の反射光を受光するメイン受光部22bから出力されて、
A/D変換器31bによりデジタル変換された信号は、ト
ランスバーサルフィルター35へ入力されており、該トラ
ンスバーサルフィルター35により、他のサブ受光部22a
および22cから出力されてA/D変換器31aおよび31cに
よりデジタル変換された信号とは相関しないように、波
形等化される。そして、波形等化されたトランスバーサ
ルフィルター35の出力が、各A/D変換器31aおよび31c
の出力とともに、加算器36に入力されて、該加算器36に
より全ての入力信号が加算される。このとき、光スポッ
ト18における走査すべき情報トラック17b上に位置する
中央部18bからの反射光を受光する受光部22bの出力は、
波形等化されるが、該加算器36にて加算された出力信号
と各サブ受光部22aおよび22cの出力信号との相関が0と
なるように、トランスバーサルフィルター35の係数と該
加算器36の係数を係数制御回路34により制御する。これ
により、クロストークが抑制された状態になる。従っ
て、該加算器36の出力は、光スポット18が走査されるべ
き情報トラック17b上の情報ビット16のクロストーク成
分が除去される。この信号は、増幅器33により適度なレ
ベルに増幅されて再生信号とされている。
【0024】このように、本実施例の光記録再生装置で
は、情報トラックのピッチを小さくして記録密度を著し
く向上させた光ディスクであっても、記録された情報
を、クロストークすることなく良好に再生し得る。
【0025】本発明の第2実施例の光記録再生装置を図
5に示す。本実施例は、光磁気型光ディスク用の光記録
再生装置に関するものであり、レーザ光源50から出射さ
れたレーザ光51が、コリメータレンズ12を介してビーム
スプリッタ52に入射されている。レーザー光源50は、光
軸に対して垂直な方向に偏光面を有する直線偏光51を出
射する。また、ビームスプリッタ52は、入射光の偏光方
向によって透過反射率が異なる偏光特性を有しており、
P偏光(入射面に平行な電界成分)に対しては透過率と
反射率との比率が10:0になっており、S偏光(入射面
に垂直な電界成分)に対しては透過率と反射率との比率
が7:3になっている。上記レーザー光源50のレーザー
光51は、ビームスプリッタ52に対してS偏光に相当す
る。ビームスプリッタ52に入射したレーザー光51が反射
する方向には、対物レンズ14、光ディスク15が順に配置
されており、対物レンズ14で集光されたレーザー光11が
光ディスク15上に光スポット18を形成する。
【0026】光ディスク15から反射したレーザー光51
は、対物レンズ14により平行光とされて、ビームスプリ
ッタ52を透過し、さらに、検光子53を介して光検出器22
に照射される。該光検出器22および該光検出器22による
検出信号の信号処理部30の構成は、前記実施例1と同様
であるので説明を省略する。
【0027】検光子53は、例えば、図6に示すように、
例えばP偏光方向に対して検光子角αが5゜の検光子偏
光面を有しており、偏光方向の異なる入射光R+および
-に対して、検光子偏光面方向の透過光AR+およびA
R-を透過させるように、入射光の偏光方向により入射光
を選択的に通過させる特性を備えている。この検光子53
によって光ディスク15にて反射されたレーザー光51の偏
光方向の変化を、光強度の変化に変換して光検出器22の
受光部に入射される。
【0028】このような構成の光記録再生装置では、前
記実施例1と同様に、レーザー光源50から出射したレー
ザー光51が、光ディスク15に光スポット18を形成するよ
うに集光状態で照射される。光ディスク15からの反射光
は、対物レンズ14、ビームスプリッタ52を透過して検光
子53に入射され、該検光子53により、光ディスク15にて
反射されたレーザ光の偏光方向の変化が、光強度の変化
に変換されて、光検出器22の受光部22a〜22cに照射され
る。各受光部22a〜22cは、実施例1と同様に、照射され
た光の強度に対応した信号を出力し、光スポット18が走
査される情報トラックの情報ビットの再生信号における
クロストーク成分が、信号処理部30により除去される。
【0029】このように、光磁気型光ディスクにおいて
も、情報トラックのピッチを小さくして記録情報密度を
著しく向上させた場合にも、クロストークが抑制された
良好な再生信号が得られる。
【0030】光磁気型光ディスク用の光記録装置のさら
に別の実施例を図7に示す。本実施例の光記録再生装置
は、図5に示す光記録再生装置と同様に、レーザ光源50
から出射されたレーザ光51が、コリメータレンズ12を介
してビームスプリッタ52に入射され、該ビームスプリッ
タ52により反射されたレーザ光が、対物レンズ14を介し
て、光ディスク15に照射される。
【0031】本実施例では、光ディスク15にて反射され
たレーザ光が、ビームスプリッタ52を透過して、1/2波
長板60を介して、偏光ビームスプリッタ61に入射されて
いる。1/2波長板60は、入射される光の偏光方向を45゜
だけ回転させる。また、偏光ビームスプリッタ61は、図
8に示すように、偏光方向の異なる入射光R+およびR-
に対して、P偏光方向へはそれぞれ透過光PR+およびP
R-を透過させ、S偏光方向へは、それぞれ反射光SR+
よびSR-を反射させるようになっている。
【0032】偏光ビームスプリッタ61を透過したレーザ
光は、光検出器25に照射されており、また、偏光ビーム
スプリッタ61にて反射されたレーザ光は、光検出器26に
照射されている。各光検出器25および26は、前記各実施
例の光検出器22と同様に、3つの受光部25a〜25c、およ
び26a〜26cをそれぞれ有しており、サブ受光部25aおよ
び26aは、光ディスク15の光スポット18におけるトラッ
ク方向とは直交する方向の一方の側縁部18aの反射光を
受光し、サブ受光部25cおよび26cは、他方の側縁部18c
の反射光を受光する。そして、各メイン受光部25bおよ
び26bは、光スポット18における各側縁部18aおよび18c
を除く中央部18bの反射光を受光するようになってい
る。
【0033】各光検出器25の受光部25a〜25cの出力は、
それぞれ、増幅器27a〜27cを介して、信号処理部30の差
動増幅器37a〜37cの+端子にそれぞれ与えられている。
また、各光検出器26の受光部26a〜26cの出力は、それぞ
れ、増幅器28a〜28cを介して、信号処理部30の差動増幅
器37a〜37cの−端子にそれぞれ与えられている。
【0034】各作動増幅器37aおよび37cの出力は、A/
D変換器38aおよび38cを介して、加算器36に入力されて
おり、また、作動増幅器37bの出力はA/D変換器38bを
介して、トランスバーサルフィルター35に与えられてい
る。そして、該トランスバーサルフィルター35の出力
が、加算器36に与えられており、該加算器36により、全
ての入力が加算されて出力されている。加算器36の出力
は、前記各実施例と同様に、係数制御回路34に与えられ
ており、該係数制御回路34の出力がトランスバーサルフ
ィルター35に与えられている。このトランスバーサルフ
ィルター35、加算器36および係数制御回路34の機能は、
前記各実施例と同様である。
【0035】本実施例では、各光検出器25および26に照
射されるレーザビームは、それぞれ偏光ビームスプリッ
タ61の透過光および反射光であって逆相の関係になって
いる。これに対して、光量変動によるノイズは同相にな
っているために、各差動増幅器37a〜37bによって、各検
出器25および26の出力差を演算することにより、ノイズ
を低減させることができる。
【0036】このように、本実施例の光記録再生装置に
おいても、情報トラックピッチが小さくなった光磁気型
光ディスクに記録された情報を、高精度で再生し得る。
【0037】なお、上記各実施例では、受光部が3分割
された光検出器を使用する構成としたが、光スポットに
おける情報トラックに隣接する部分からの反射光を2分
割あるいはそれ以上に分割して受光するサブ受光部を有
する光検出器を使用するようにしてもよい。
【0038】また、前記各実施例において、光ディスク
15の移動速度が変化して、光スポット18の走査速度が変
動する場合には、その速度変動をキャンセルし得るよう
な係数を設定して、トランスバーサルフィルタ35の各積
算器41によりその係数を積算するようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明の光記録再生装置では、このよう
に、光記録媒体に情報トラックが小さいピッチで設けら
れている場合にも、クロストークが抑制された再生信号
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における相変化型光ディス
ク用光記録再生装置のを示す構成図である。
【図2】(a)は光ディスクの情報トラックと光スポッ
トの関係示す模式図、(b)〜(e)は、それぞれ、情
報トラックからの反射光と光検出器の各受光部からの出
力を示すグラフである。
【図3】光記録再生装置における要部の拡大図である。
【図4】信号処理部に使用されるトランスバーサルフィ
ルターの一例を示す構成図である。
【図5】本発明の第2実施例における光磁気型光ディス
ク用の光記録再生装置の構成図である。
【図6】その光記録再生装置に使用されるビームスプリ
ッタの偏光特性を示すグラフである。
【図7】本発明の第3実施例における光磁気型光ディス
ク用光記録再生装置の構成図である。
【図8】その光記録再生装置に使用される偏光ビームス
プリッタの偏光特性を示すグラフである。
【図9】従来の相変化型光ディスク用の光記録再生装置
を示す構成図である。
【図10】従来の光磁気型光ディスク用の光記録再生装
置を示す構成図である。
【図11】従来の光磁気型光ディスク用の光記録再生装
置の別の例を示す構成図である。
【図12】(a)は光ディスクにおける情報トラックの
一例を示す平面図、(b)はその検出信号を示す。
【図13】(a)は光ディスクにおける情報トラックの
別の例を示す平面図、(b)は従来の光記録再生装置の
再生信号を示す。
【符号の説明】
10 レーザー光源 11 レーザー光 15 光ディスク 16 情報ビット 18 光スポット 22 光検出器 22a,22c サブ受光部 22b メイン受光部 30 信号処理部 34 係数制御回路 35 トランスバーサルフィルタ 36 加算器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に平行する情報トラック上に情報が
    記録された光記録媒体に対して、情報を再生するべき1
    つの情報トラック上に単一の光スポットを照射して、そ
    の光スポットの反射光に基づいて情報を再生する光記録
    再生装置であって、 前記情報トラック上に照射された光スポットにおける該
    情報トラックからの反射光を受光するメイン受光部と、
    該情報トラックの方向とは直交する方向に隣接した部分
    からの反射光を受光するサブ受光部と、を有する光検出
    器と、 該光検出器における情報トラックからの反射光が、情報
    トラックに隣接した部分からの反射光によって影響され
    ないように、前記メイン受光部の出力を補償する信号処
    理部と、 を具備する光記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記光ディスクが相変化型である請求項
    1に記載の光記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記光ディスクが光磁気型である請求項
    1に記載の光記録再生装置。
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