JPH0535977Y2 - - Google Patents

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JPH0535977Y2
JPH0535977Y2 JP1987015469U JP1546987U JPH0535977Y2 JP H0535977 Y2 JPH0535977 Y2 JP H0535977Y2 JP 1987015469 U JP1987015469 U JP 1987015469U JP 1546987 U JP1546987 U JP 1546987U JP H0535977 Y2 JPH0535977 Y2 JP H0535977Y2
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hook
locking member
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floor
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、フツクに直接引つ掛けられた被懸吊
物あるいは玉掛けワイヤをフツクから自動的に離
脱させることができる自動玉外しフツク装置の改
良に関する。
[従来の技術] 玉外し作業の安全性や省力化を図るために、遠
隔操作等によりフツクを自動的に転回させて玉掛
けワイヤをフツクから離脱させるようにした自動
玉外しフツク装置は種々提案されている(例え
ば、実開昭60−193385号公報等)。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、実開昭60−193385号公報に示さ
れるフツク装置にあつては、第3図に示す如く2
つのフツクa,bが支軸cを支点として対称に形
成されているため、係止部材dを一方のフツクb
から離脱させたとしても2つのフツクa,bが互
いにバランスしてしまい、そのままでは玉掛けワ
イヤeを他方のフツクaから自動的に離脱させる
ことができず、また玉外しを行なうべくフツク本
体fを上昇させたとしても玉掛けワイヤeがフツ
クaに引つ掛かり、フツクaの転回を阻止して離
脱されない虞れがあつた。
また、係止部材dには被懸吊物が着床したこと
をフツクaからのモーメントにより検出して係止
部材駆動用シリンダgのロツクを解除するための
被懸吊物着床センサhが設けられてはいるもの
の、玉外しを行なうにはその都度上記シリンダg
を遠隔操作しなければならず、未だ手間がかかる
ものであつた。
更に、シリンダgを用いているため、その油圧
装置等も必要であり、装置の小型化には限界があ
つた。
本考案は上記従来技術の問題点を解決すべくな
されたもので、操作が容易であり、玉外しを確実
に行なうことができると共に、小型化が図れる自
動玉外しフツク装置を提供することを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するために本考案は、クレー
ン等の吊具に吊り下げられるフツク本体の下端部
に軸支され、一端に引つ掛けられた被懸吊物を離
脱させる方向に自重により転回するフツクと、該
フツクの他端を係脱自在に係止してフツクを吊可
能位置に保持する係止部材と、該係止部材に設け
られ、フツクの他端から受けるモーメントにより
被懸吊物が着床したか否かを検知する被懸吊物着
床センサと、上記フツク本体に設けられ、上記吊
具からの荷重によりフツクが着床したか否かを検
知するフツク着床センサと、これら被懸吊物着床
センサ及びフツク着床センサによる着床検知信号
により上記係止部材をフツクの他端から離脱させ
る係止部材駆動手段とを備えている。
[作用] 吊具が下降して被懸吊物が着床すると、このこ
とが被懸吊物着床センサによつて検知され、更に
吊具が下降してフツクが着床すると、このことが
フツク着床センサによつて検知される。上記被懸
吊物着床センサ及びフツク着床センサによる着床
検知信号に基づいて係止部材が係止部材駆動手段
によりフツクの他端から離脱される。係止部材が
フツクの他端から離脱すると、フツクが自重によ
り転回することから、フツクから玉掛けワイヤ等
が確実に離脱する。
また、クレーンなどの吊具の昇降操作だけで、
自動玉外しが行なわれる。なお、係止部材駆動手
段をボルト、ナツト及びモータによつて構成する
ことにより、シリンダや油圧装置等が不要化され
る。
[実施例] 以下に本考案の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
第1図、第2図において、1はクレーン等の吊
具に吊り下げられるフツク本体であり、このフツ
ク本体1の下端部にはL字状のフツク2が一端の
U字部分2bに引つ掛けられた玉掛けワイヤ3を
離脱させる方向に自重により転回するように横軸
4を介してフツク2が回転自在に軸支されてい
る。フツク本体1にはフツク2の他端のI字部分
2aを係脱自在に係止して、フツク2を第1図実
線で示すような吊可能位置に保持する係止部材5
が設けられている。この係止部材5はU字部分2
b方向に回転することを規制する主係止部材5a
と反対方向に回転することを規制する補助係止部
材5bとによつて構成され、これら5a,5bは
フツク本体1に形成されたガイド6,7によつて
上下方向にスライド自在に支持されている。
また、主係止部材5aには玉掛けワイヤ3に玉
掛けされて支持された被懸吊物が着床したか否か
を検知するための被懸吊物着床センサ8が設けら
れている。このセンサ8は主係止部材5aに形成
された軸孔9に挿通され、ばね10によりフツク
2のI字部分2aに押圧されたロツド11と、こ
のロツド11の他端に対向して配置され、U字部
分2bに吊荷重がかかつている時にはI字部分2
aに作用するモーメントによりロツド11を介し
てONされ、吊荷重がかかつていない時にはOFF
されている第1のON・OFFスイツチ12とから
主に構成されている。
一方、補助係止部材5bは側部に形成された溝
13とこの溝13に係合したストツパねじ14と
により一定の範囲でスライド自在に支持されると
共にばね15によつて下方に付勢されており、下
端部にはU字部分2b方向に回転したI字部分2
aが補助係止部材5aを押圧して乗り越えられる
ように傾斜面16が形成されている。
フツク本体1にはクレーン等の吊具からの荷重
によりフツク2が着床したか否かを検知するため
のフツク着床センサ17が設けられている。具体
的にはフツク本体1の上端部には吊具に引つ掛け
られるアイ部18をその軸回りに回転自在に有す
るウエイト19がその下端に形成されたピストン
21をフツク本体1に形成されたシリンダ22に
嵌挿することにより一定範囲で上下方向に移動自
在に取付けられている。23はピストン21を下
方に付勢するばねである。
上記フツク着床センサ17はフツク本体1に取
付けられた支持枠24に上記ピストン21に一端
を対向させてスライド自在に支持されると共に、
ピストン21方向にばね25により付勢されたロ
ツド26と、吊状態ではOFFにあり、吊具の下
降により、フツク2が着床してウエイト20が下
降した時にピストン21によつて押し下げられる
ロツド26を介してONされる第2のON・OFF
スイツチ27とから主に構成されている。
28はフツク着床センサ17による着床検知信
号(ON信号)により上記主係止部材5aをフツ
ク2のI字部分2aから離脱させる係止部材駆動
手段である。この係止部材駆動手段28は上記主
係止部材5bの上端部に起立して固定されたボル
ト29と、このボルト29に螺着されると共に上
記フツク本体1に軸受30を介して回転自在に保
持されたナツトと、このナツト31の外周に形成
された歯車32に減速歯車33,34を介して噛
合されたモータ35の駆動ピニオン36とから主
に構成されている。なお、モータ35は被懸吊物
着床センサ8がON状態(即ち被懸吊物が着床し
ていない状態)ではたとえフツク着床センサ17
がON(即ちフツク2が着床した場合)したとし
ても起動されないように設定され、フツク2に吊
荷重がかかつている時には玉外しを行なわないよ
うに安全が図られている。なお、主係止部材5a
のスライド上限及び下限を規制するためにフツク
本体1にはリミツトスイツチ37,38が取付け
られ、ボルト29の上端にはこれらリミツトスイ
ツチ37,38を作動させるためのストライカ3
9が取付けられている。また、主係止部材5aが
スライド上限位置にあるときにはブザー40が鳴
るようになつている。41はバツテリ、42はフ
ツク2が転回する途中でそのI字部分2aの接触
によりスイツチがONされ、主係止部材5aをス
ライド下限位置に復帰させるためのリセツトスイ
ツチである。なお、玉掛けワイヤ3は第2図に示
すごとく、一端がフツク本体1にボルト43を介
して着脱自在に取り付けられている。
また、フツク本体1の下端にはフツク2の先端
部に係止して玉掛けワイヤ3の外れを防止する外
れ止め44が取り付けられている。この外れ止め
44は一端がフツク本体1に軸支された断面U字
状の基部リンク45と、この基部リンク45の先
端に軸支され、一端が上記フツク2の先端部にそ
の内側から係止する断面U字状の係止部26とか
なり、他端が上記基部リンク45の内側に係止す
るストツパー47となつている先端リンク48と
から主に構成されている。
以上の構成よりなる自動玉外しフツク装置は、
そのアイ部18をクレーン等の吊具に引つ掛ける
ことにより、吊り下げられ、フツク着床センサ1
7はOFF状態に、主係止部材5aはスライド下
限位置にあり、フツク2は吊可能状態にある。玉
掛けワイヤ2の他端は被懸吊物を玉掛けした後、
フツク2に引つ掛けられる。この状態で被懸吊物
を吊り上げると、被懸吊物着床センサ8がONさ
れ、主係止部材5aが作動できなくなる。従つて
誤作動なく安全に作業できる。玉外しを行なうに
は、先ずフツク装置を下降させて被懸吊物を着床
させる。被懸吊物が着床すると、フツク2には吊
荷重が加わらなくなるので、被懸吊物着床センサ
8がOFFとなり、従つて主係止部材5aの作動
が可能となる。更にフツク装置を下降させて、フ
ツク2が着床すると、フツク本体1がそれ以上下
降しないので、ウエイト20だけが下降してフツ
ク着床センサ17をONする。このON信号によ
り、モータ35が起動して主係止部材5aをスラ
イド上限位置まで作動し、フツク2のI字部分2
aの係合が解かれると共に、このことがブザー4
0によつて警報される。
次にフツク装置を吊り上げると、フツク2が第
11図仮想線で示す如く自重で転回し、玉掛けワ
イヤ3がフツク2から自動的に外れる。フツク2
はリセツトスイツチ42をONすると共に外れ止
め44を押しやつて転回することになり、上記リ
セツトスイツチ42のONによりモータ35が逆
回転に起動して主係止部材5aがスライド下限位
置に復帰する。転回したフツク2を復帰させるに
は、フツク2を手で回転させてそのI字部分2a
を補助係止部材5bに乗り越えさせて、この補助
係止部材5bと主係止部材5aとの間に係合させ
ればよい。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば次のような優れた
効果を発揮する。
被懸吊物が着床し、しかもフツクが着床する
と、自動的に係止部材がフツクから離脱され、
フツクが自重により転回可能となるため、クレ
ーンなどの吊具の昇降操作だけで自動玉外しを
容易に且つ確実に行うことができる。
係止部材駆動手段をボルト、ナツト及びモー
タによつて構成すれば、シリンダや油圧装置等
が不要になり、装置の小型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す自動玉外しフ
ツク装置の縦断面図、第2図は第1図A−A矢視
図、第3図は従来のフツク装置を示す概略断面図
である。 図中、1はフツク本体、2はフツク、5は係止
部材、8は被懸吊物着床センサ、17はフツク着
床センサ、28は係止部材駆動手段である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) クレーン等の吊具に吊り下げられるフツク本
    体の下端部に軸支され、一端に引つ掛けられた
    被懸吊物を離脱させる方向に自重により転回す
    るフツクと、該フツクの他端を係脱自在に係止
    してフツクを吊可能位置に保持する係止部材
    と、該係止部材に設けられ、フツクの他端から
    受けるモーメントにより被懸吊物が着床したか
    否かを検知する被懸吊物着床センサと、上記フ
    ツク本体に設けられ、上記吊具からの荷重によ
    りフツクが着床したか否かを検知するフツク着
    床センサと、これら被懸吊物着床センサ及びフ
    ツク着床センサによる着床検知信号により上記
    係止部材をフツクの他端から離脱させる係止部
    材駆動手段とを備えたことを特徴とする自動玉
    外しフツク装置。 (2) 上記係止部材駆動手段が上記係止部材に一端
    が固定されたボルトと、該ボルトに螺着される
    と共に上記フツク本体に回転自在に保持された
    ナツトと、該ナツトを回転駆動するモータとか
    ら構成されている実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の自動玉外しフツク装置。
JP1987015469U 1987-02-06 1987-02-06 Expired - Lifetime JPH0535977Y2 (ja)

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JP1987015469U JPH0535977Y2 (ja) 1987-02-06 1987-02-06

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JPS63123580U JPS63123580U (ja) 1988-08-11
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JPS60193385U (ja) * 1984-05-30 1985-12-23 福山鍛鋼造機株式会社 フツク装置

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