JPH0711092Y2 - エレベータのガバナロープ保持装置 - Google Patents
エレベータのガバナロープ保持装置Info
- Publication number
- JPH0711092Y2 JPH0711092Y2 JP10862089U JP10862089U JPH0711092Y2 JP H0711092 Y2 JPH0711092 Y2 JP H0711092Y2 JP 10862089 U JP10862089 U JP 10862089U JP 10862089 U JP10862089 U JP 10862089U JP H0711092 Y2 JPH0711092 Y2 JP H0711092Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- governor rope
- groove
- metal fitting
- jack
- holding device
- Prior art date
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- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案はエレベータの調速機に用いられ、ガバナロープ
を把握して綱車から離隔させるエレベータのガバナロー
プ保持装置に関する。
を把握して綱車から離隔させるエレベータのガバナロー
プ保持装置に関する。
［従来の技術］ 従来、エレベータのガバナロープ保持装置として、例え
ば実開昭63-123569号公報に示されるものが提案されて
いる。
ば実開昭63-123569号公報に示されるものが提案されて
いる。
第５図および第６図はこの種の従来のエレベータのガバ
ナロープ保持装置を示す説明図で、第５図はガバナロー
プ保持装置の使用時の状態を示す斜視図、第６図はガバ
ナロープ保持装置の構成を示す正面図である。
ナロープ保持装置を示す説明図で、第５図はガバナロー
プ保持装置の使用時の状態を示す斜視図、第６図はガバ
ナロープ保持装置の構成を示す正面図である。
第５図に示すエレベータ用調速機１には綱車３が備えら
れ、この綱車３に図示しないかごと同期して走行するガ
バナロープ４が掛けられている。そして、調速機１の検
査時などに一対のガバナロープ保持装置２によつてガバ
ナロープ４を綱車３から離隔させるようになつている。
れ、この綱車３に図示しないかごと同期して走行するガ
バナロープ４が掛けられている。そして、調速機１の検
査時などに一対のガバナロープ保持装置２によつてガバ
ナロープ４を綱車３から離隔させるようになつている。
上述したガバナロープ保持装置２は、第６図に示すよう
に、ガバナロープ４が嵌入可能な溝5aを備えた溝金具５
と、この溝金具５と対向し、調速機１の支持体1a上に立
設される一対の脚部９を両端にそれぞれ有する平金具６
と、この平金具６に溝金具５を締結可能なボルト８とか
ら構成されている。上記の脚部９は、平金具６の端部に
螺合するジヤツキ9aと、このジヤツキ9aの上端に係合さ
れ、ジヤツキ9aを回転させるノブ9bと、ジヤツキ9aの下
端に設けられ、ジヤツキ9aを支持する例えば円板状の支
持部9cとからなつている。
に、ガバナロープ４が嵌入可能な溝5aを備えた溝金具５
と、この溝金具５と対向し、調速機１の支持体1a上に立
設される一対の脚部９を両端にそれぞれ有する平金具６
と、この平金具６に溝金具５を締結可能なボルト８とか
ら構成されている。上記の脚部９は、平金具６の端部に
螺合するジヤツキ9aと、このジヤツキ9aの上端に係合さ
れ、ジヤツキ9aを回転させるノブ9bと、ジヤツキ9aの下
端に設けられ、ジヤツキ9aを支持する例えば円板状の支
持部9cとからなつている。
このような従来のガバナロープ保持装置２では、調速機
１の支持体1a上に支持部9cが当接する状態で脚部９を立
設させるとともに、ガバナロープ４を溝金具５の溝5aに
嵌入し、この溝金具５を平金具６にボルト８を介して締
結し、すなわち、ガバナロープ４を溝金具５と平金具６
とにより把握する。次に、この状態でノブ9bを回転させ
ると、ジヤツキ9aが回転して平金具６および溝金具５が
上昇し、これらの一対のガバナロープ保持装置２の作動
により、ガバナロープ４が上昇して第５図に示す綱車か
ら離隔する。
１の支持体1a上に支持部9cが当接する状態で脚部９を立
設させるとともに、ガバナロープ４を溝金具５の溝5aに
嵌入し、この溝金具５を平金具６にボルト８を介して締
結し、すなわち、ガバナロープ４を溝金具５と平金具６
とにより把握する。次に、この状態でノブ9bを回転させ
ると、ジヤツキ9aが回転して平金具６および溝金具５が
上昇し、これらの一対のガバナロープ保持装置２の作動
により、ガバナロープ４が上昇して第５図に示す綱車か
ら離隔する。
［考案が解決しようとする課題］ ところで、上述した従来のガバナロープ保持装置２にあ
つては、ノブ9bを操作してジヤツキ9aを回転させ、ガバ
ナロープ４を把握する状態で平金具および溝金具５を上
昇させる際、支持部9cがジヤツキ9aの下端を支持しなが
ら、このジヤツキ9aと一体に回転する。このとき、支持
部9cにジヤツキ9aからかかる荷重は、例えば7.5kg〜20k
gになるので、支持部9cと、この支持部9cが当接する支
持体1aとの間でかなり大きな摩擦力が働いている。この
ため、ノブ9bに与える回転力として大きなものが要求さ
れ、すなわち、ノブ9bが重く、ジヤツキ9aにより平金具
６および溝金具５を介してガバナロープ４を上昇させる
作業が煩雑であつた。
つては、ノブ9bを操作してジヤツキ9aを回転させ、ガバ
ナロープ４を把握する状態で平金具および溝金具５を上
昇させる際、支持部9cがジヤツキ9aの下端を支持しなが
ら、このジヤツキ9aと一体に回転する。このとき、支持
部9cにジヤツキ9aからかかる荷重は、例えば7.5kg〜20k
gになるので、支持部9cと、この支持部9cが当接する支
持体1aとの間でかなり大きな摩擦力が働いている。この
ため、ノブ9bに与える回転力として大きなものが要求さ
れ、すなわち、ノブ9bが重く、ジヤツキ9aにより平金具
６および溝金具５を介してガバナロープ４を上昇させる
作業が煩雑であつた。
本考案はこのような従来技術における実情に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、ジヤツキの上昇動作を比較的
小さな回転力を与えることにより実現できるエレベータ
のガバナロープ保持装置を提供することにある。
れたもので、その目的は、ジヤツキの上昇動作を比較的
小さな回転力を与えることにより実現できるエレベータ
のガバナロープ保持装置を提供することにある。
［課題を解決するための手段］ この目的を達成するために本考案は、かごと同期して走
行するガバナロープを綱車に掛け、上記ガバナロープを
介して上記綱車を駆動するエレベータ用調速機に用いら
れ、上記ガバナロープが嵌入可能な溝を備えた溝金具
と、この溝金具と対向する平金具と、これらの溝金具お
よび平金具を上昇させるジヤツキと、このジヤツキを支
持する支持部とを有し、溝金具と平金具とによつてガバ
ナロープを把握し、この状態で溝金具および平金具をジ
ヤツキにより上昇させて、ガバナロープを綱車から離隔
させるエレベータのガバナロープ保持装置において、上
記ジヤツキと上記支持部との間に回転軸受を設けた構成
にしてある。
行するガバナロープを綱車に掛け、上記ガバナロープを
介して上記綱車を駆動するエレベータ用調速機に用いら
れ、上記ガバナロープが嵌入可能な溝を備えた溝金具
と、この溝金具と対向する平金具と、これらの溝金具お
よび平金具を上昇させるジヤツキと、このジヤツキを支
持する支持部とを有し、溝金具と平金具とによつてガバ
ナロープを把握し、この状態で溝金具および平金具をジ
ヤツキにより上昇させて、ガバナロープを綱車から離隔
させるエレベータのガバナロープ保持装置において、上
記ジヤツキと上記支持部との間に回転軸受を設けた構成
にしてある。
［作用］ 本考案は、上記のようにジヤツキと支持部との間に回転
軸受を設けたので、この回転軸受を介して支持部がジヤ
ツキを支持している。そして、ジヤツキの回転時に回転
軸受が回転し、支持部は静止状態に維持され、これによ
り、支持部に働く摩擦力に何らかかわりなくジヤツキを
回転できるとともに、回転軸受の回転に用する力が小さ
くて済み、すなわち、ジヤツキに比較的小さな回転力を
与えることにより、ガバナロープを把握した状態で溝金
具および平金具を上昇させることができる。
軸受を設けたので、この回転軸受を介して支持部がジヤ
ツキを支持している。そして、ジヤツキの回転時に回転
軸受が回転し、支持部は静止状態に維持され、これによ
り、支持部に働く摩擦力に何らかかわりなくジヤツキを
回転できるとともに、回転軸受の回転に用する力が小さ
くて済み、すなわち、ジヤツキに比較的小さな回転力を
与えることにより、ガバナロープを把握した状態で溝金
具および平金具を上昇させることができる。
［実施例］ 以下、本考案のエレベータのガバナロープ保持装置の実
施例を図に基づいて説明する。
施例を図に基づいて説明する。
第１図ないし第４図は本考案のエレベータのガバナロー
プ保持装置の一実施例を示す説明図で、第１図は正面
図、第２図は平面図、第３図は側面図、第４図は支持部
付近を示す要部側面図である。なお、これらの第１図〜
第４図において、前述した第５図、第６図に示すものと
同等のものは同一符号で示してある。すなわち、本考案
のガバナロープ保持装置10にあつても、ガバナロープ４
を把握する溝金具５および平金具６と、この平金具６に
溝金具５を締結するボルト８と、平金具６の両端に備え
られ、ジヤツキ9a、ノブ9b、支持部9cなどからそれぞれ
なる一対の脚部９とを有している。
プ保持装置の一実施例を示す説明図で、第１図は正面
図、第２図は平面図、第３図は側面図、第４図は支持部
付近を示す要部側面図である。なお、これらの第１図〜
第４図において、前述した第５図、第６図に示すものと
同等のものは同一符号で示してある。すなわち、本考案
のガバナロープ保持装置10にあつても、ガバナロープ４
を把握する溝金具５および平金具６と、この平金具６に
溝金具５を締結するボルト８と、平金具６の両端に備え
られ、ジヤツキ9a、ノブ9b、支持部9cなどからそれぞれ
なる一対の脚部９とを有している。
そして、本考案のガバナロープ保持装置10では、第４図
に示すように、ジヤツキ9aと支持部9cとの間に、回転軸
受、例えばボールベアリング軸受9dが設けられている。
に示すように、ジヤツキ9aと支持部9cとの間に、回転軸
受、例えばボールベアリング軸受9dが設けられている。
この実施例にあつては、第２図に示すように溝金具５と
平金具６とによつてガバナロープ４を把握した状態で両
方のノブ9bを回転させると、ジヤツキ9aがそれぞれ回転
し、平金具６および溝金具５が上昇する。このとき、ボ
ールベアリング軸受9dが回転し、支持部9cは静止状態に
維持されるとともに、ボールベアリング軸受9dを介して
ジヤツキ9aを支持している。
平金具６とによつてガバナロープ４を把握した状態で両
方のノブ9bを回転させると、ジヤツキ9aがそれぞれ回転
し、平金具６および溝金具５が上昇する。このとき、ボ
ールベアリング軸受9dが回転し、支持部9cは静止状態に
維持されるとともに、ボールベアリング軸受9dを介して
ジヤツキ9aを支持している。
このように構成した実施例では、支持部9cとこの支持部
9cが当接する第３図の支持体1aとの間の摩擦力に何らか
かわりなくジヤツキ9aを回転できるとともに、ボールベ
アリング軸受9dの回転に要する力は比較的小さくて済む
ことから、容易にジヤツキ9aを回転させることができ、
すなわち、ノブ9bに比較的小さな回転力を与えることに
よつて、ガバナロープ４を把握した状態で溝金具５およ
び平金具６を上昇できる。
9cが当接する第３図の支持体1aとの間の摩擦力に何らか
かわりなくジヤツキ9aを回転できるとともに、ボールベ
アリング軸受9dの回転に要する力は比較的小さくて済む
ことから、容易にジヤツキ9aを回転させることができ、
すなわち、ノブ9bに比較的小さな回転力を与えることに
よつて、ガバナロープ４を把握した状態で溝金具５およ
び平金具６を上昇できる。
［考案の効果］ 本考案は以上のように構成してあることから、溝金具と
平金具とによりガバナロープを把握した状態でこれらの
溝金具および平金具を上昇させる際、ジヤツキに与える
回転力が比較的小さくて済み、したがつて、従来のもの
を用いる場合に比べて作業が簡単になり、作業効率の向
上を図ることができるという効果がある。
平金具とによりガバナロープを把握した状態でこれらの
溝金具および平金具を上昇させる際、ジヤツキに与える
回転力が比較的小さくて済み、したがつて、従来のもの
を用いる場合に比べて作業が簡単になり、作業効率の向
上を図ることができるという効果がある。
第１図ないし第４図は本考案のエレベータのガバナロー
プ保持装置の一実施例を示す説明図で、第１図は正面
図、第２図は平面図、第３図は側面図、第４図は支持付
近を示す要部側面図、第５図および第６図は従来のエレ
ベータのガバナロープ保持装置を示す説明図で、第５図
はガバナロープ保持装置の使用時の状態を示す斜視図、
第６図はガバナロープ保持装置の構成を示す正面図であ
る。 1a……支持体、４……ガバナロープ、５……溝金具、６
……平金具、９……脚部、9a……ジヤツキ、9b……ノ
ブ、9c……支持部、9d……ボールベアリング軸受（回転
軸受）、10……ガバナロープ保持装置。
プ保持装置の一実施例を示す説明図で、第１図は正面
図、第２図は平面図、第３図は側面図、第４図は支持付
近を示す要部側面図、第５図および第６図は従来のエレ
ベータのガバナロープ保持装置を示す説明図で、第５図
はガバナロープ保持装置の使用時の状態を示す斜視図、
第６図はガバナロープ保持装置の構成を示す正面図であ
る。 1a……支持体、４……ガバナロープ、５……溝金具、６
……平金具、９……脚部、9a……ジヤツキ、9b……ノ
ブ、9c……支持部、9d……ボールベアリング軸受（回転
軸受）、10……ガバナロープ保持装置。
Claims (1)
- 【請求項１】かごと同期して走行するガバナロープを綱
車に掛け、上記ガバナロープを介して上記綱車を駆動す
るエレベータ用調速機に用いられ、上記ガバナロープが
嵌入可能な溝を備えた溝金具と、この溝金具と対向する
平金具と、これらの溝金具および平金具を上昇させるジ
ヤツキと、このジヤツキを支持する支持部とを有し、溝
金具と平金具とによつてガバナロープを把握し、この状
態で溝金具および平金具をジヤツキにより上昇させて、
ガバナロープを綱車から離隔させるエレベータのガバナ
ロープ保持装置において、上記ジヤツキと上記支持部と
の間に回転軸受を設けたことを特徴とするエレベータの
ガバナロープ保持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10862089U JPH0711092Y2 (ja) | 1989-09-19 | 1989-09-19 | エレベータのガバナロープ保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10862089U JPH0711092Y2 (ja) | 1989-09-19 | 1989-09-19 | エレベータのガバナロープ保持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0349270U JPH0349270U (ja) | 1991-05-14 |
| JPH0711092Y2 true JPH0711092Y2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=31657252
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10862089U Expired - Fee Related JPH0711092Y2 (ja) | 1989-09-19 | 1989-09-19 | エレベータのガバナロープ保持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0711092Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001031345A (ja) * | 1999-07-21 | 2001-02-06 | Toshiba Elevator Co Ltd | ガバナロープ用ジャッキ装置 |
-
1989
- 1989-09-19 JP JP10862089U patent/JPH0711092Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0349270U (ja) | 1991-05-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |