JPH0535930U - 集水桝 - Google Patents
集水桝Info
- Publication number
- JPH0535930U JPH0535930U JP8333591U JP8333591U JPH0535930U JP H0535930 U JPH0535930 U JP H0535930U JP 8333591 U JP8333591 U JP 8333591U JP 8333591 U JP8333591 U JP 8333591U JP H0535930 U JPH0535930 U JP H0535930U
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- introduction opening
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- water collecting
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 背面に沿って水が跳ね上がっても返り縁で水
を返して導入用開口から水がこぼれるのを防止する。 【構成】 箱状の集水桝本体1の背面1aに排水管を導
入するための導入用開口6を設ける。この導入用開口6
の周縁に内方に突出する水返し用の返り縁6aを略全周
に亙って設ける。
を返して導入用開口から水がこぼれるのを防止する。 【構成】 箱状の集水桝本体1の背面1aに排水管を導
入するための導入用開口6を設ける。この導入用開口6
の周縁に内方に突出する水返し用の返り縁6aを略全周
に亙って設ける。
Description
【0001】
本考案は、ビル等で屋上排水を集水して排水したりするのに用いる集水桝の構 造に関するものである。
【0002】
従来、この種の集水桝にあっては直方体の箱状に形成され、背面に導入用開口 を設けてある。そして屋上排水等を排水する排水管を導入用開口から内部に挿入 し、排水管からの排水を集水桝に受けるようになっている。
【0003】
ところで、排水管から集水桝に流れ込む排水は勢いよく流れ込むため内面に沿 って上に跳ね上がることがあるが、背面に沿って水が跳ね上がると、背面には導 入用開口があるため導入用開口と排水管との間の隙間から外部へこぼれることが ある。
【0004】 本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであって、本考案の目的とするとこ ろは背面に沿って水が跳ね上がっても返り縁で水を返して導入用開口から水がこ ぼれるのを防止できる集水桝を提供するにある。
【0005】
上記目的を達成するため本考案集水桝Dは、箱状の集水桝本体1の背面1aに 排水管17を導入するための導入用開口6を設けると共にこの導入用開口6の周 縁に内方に突出する水返し用の返り縁6aを略全周に亙って設けた。
【0006】
上記構成によれば、導入用開口6に導入した排水管17から水が内部に流れ込 んだとき、背面1aに沿って水が跳ね上がっても水返し用の返り縁6aで下方に 跳ね返される。これにより返り縁6aより上方に水が行かず水が導入用開口6か ら水がこぼれることがない。
【0007】
集水桝本体1は図1、図2、図3に示すように背面1aと、前面部1bと、側 面1cと、底面1aとで上面を開口せる角箱状に形成される。この集水桝本体1 はステンレス鋼等の金属板で形成されるものであるため、図10に示すように第 1部材Aと第2部材Bと第3部材Cとで構成され、溶接にて接続することにより 組み立ててある。第1部材Aは背面1aと底面1dを一体に設けたもので、周縁 に必要に応じて溶接代4を設けてある。第2部材Bは前面部1bと両側の側面1 cとを一体に設けたものである。第3部材Cは角枠状の開口枠5を構成するもの である。
【0008】 集水桝本体1の背面1aは垂直面であり、幅方向の中央で上端から上下方向の 中央に亙るように略U字状の導入用開口6を設けてあり、導入用開口6の両側に 取り付け孔7を穿孔してある。かかる導入用開口6には全周に亘って内方に突出 する水返し用の返り縁6aを設けてある。集水桝本体1の前面部1aは上端から 下端に向かって径の細くなる半円錐筒状に形成され、上部に周方向に細長い空気 抜き孔8を穿孔してある。集水桝本体1の両側の側面1cは両側の側面1cの間 隔が下方に行く程狭くなるテーパー状にしてある。集水桝本体1の底面1dの前 寄りには円形の排水口9を穿孔してあり、排水口9の周縁には全周に亙って凹段 部10を設けてある。この凹段部10は前面部1bの下端と連続している。排水 筒2は本実施例の場合、上筒2aと下筒2bとで構成されている。上筒2aの上 端の鍔部11は凹段部10にはめ込んであり、鍔部11を凹段部10に溶接にて 固定してある。下筒2bは上端を鍔部を上筒2aの下端の段部に載置して溶接す ることにより固定してある。集水桝本体1の底面1dは背面1aから排水口9に 向かう部分では、排水口9に向かって高さが低くなる勾配面3となっている。第 3部材Cである開口枠5には全周に亘って凹段部13を設けてあり、開口枠5の 開口を閉塞する蓋体14の周縁を凹段部13に載置してねじ具等にて固定してあ る。
【0009】 上記のように構成せる集水桝Dは図11に示すように施工される。集水桝Dは ビルのような建物15の外壁の外面に背面1aが当接するように配置され、取り 付け孔7から取り付けねじ16を外壁に螺入することにより取り付けられる。屋 上排水を排出する排水管17の端部は導入用開口6から集水桝D内に導入され、 排水管17の端部の逆L字形の排出部18の下端開口が集水桝Dの排水口9に対 向させられる。パイプ状の縦樋19は外壁の外面に沿って垂直に配置され、縦樋 19の上端は排水筒2に被嵌して接続される。縦樋19の途中は縦樋取り付け具 20にて外壁の適所に取り付けられる。上記のように集水桝Dが施工されるが、 集水桝Dの前面部1bが半円錐筒状であると共に側面1cがテーパー面のため外 観上変化があって意匠的に好ましい。このとき前面部1bに空気抜き孔8がある ことにより一層意匠的に好ましくなる。排水管17を流れる屋上排水は排水部1 8の下端開口から下方に集水桝D内に排出され、排出筒2を経て縦樋19から排 出される。このとき前面部1bが下方程径の小さくなる半円錐筒状に形成されて いることと、側面1cが下方に向かって間隔が狭くなるテーパー状になっている ことと、底面1dに勾配面3を有することにより、集水桝D内の水がスムーズに 排水筒2に導かれ、集水桝D内に水が残らないように排水される。このとき、排 水筒2の上筒2aの上端の鍔部11は凹段部10にはめ込んで取り付けてあるこ とにより底面1dに水の溜まる部分ができなくて水が一層スムーズに排出される 。また排水管17の排水部18から集水桝Dに流入した排水は勢いで内面に沿っ て上方に跳ね上がるが、背面1aに沿って跳ね上がる水は返り縁6aにて跳ね返 され、それ以上進まないため導入用開口6と排水管17との隙間からこぼれたり することがない。さらに排水筒2が底面1dの前部に寄るように設けられている ことにより、縦樋19を外壁に対して一定の間隔を隔てて取り付けることができ 、縦樋19を縦樋取り付け具20にて簡単に保持できる。さらに排水筒2が上筒 2aと下筒2bとで構成されていることにより、上筒2aの径に合う縦樋19と 下筒2bの径に合う縦樋19との2種類の縦樋19を接続できる。
【0010】 また図12、図13は他の実施例を示すものである。本実施例の場合、集水桝 本体1の背面1a、前面部1b、側面1cが垂直面となり、底面1dが水平面と なる角箱状に形成されている。また集水桝本体1は上記実施例のように別体のも のを組み合わせるのでなく、絞り加工等で一体に形成されている。本実施例の場 合も、背面1aの導入用開口6の周縁に返り縁6aを設けてある。その他の構成 は前記実施例と基本的に同じ構造である。
【0011】
本考案は上述のように箱状の集水桝本体の背面に排水管を導入するための導入 用開口を設けると共にこの導入用開口の周縁に内方に突出する水返し用の返り縁 を略全周に亙って設けてあるので、排水管を導入用開口から導入した状態で排水 管から水が内部に排水されたとき内面に沿って水が跳ね上がっても背面に沿って 跳ね上がる水は返り縁にて跳ね返るものであって、導入用開口と排水管との隙間 から外部に水がこぼれる虞れがないものである。
【図1】本考案の集水桝の一実施例の一部切欠側面図で
ある。
ある。
【図2】同上の一部切欠正面図である。
【図3】同上の平面図である。
【図4】図1のE部拡大図である。
【図5】図1のF部拡大図である。
【図6】図1のG部拡大図である。
【図7】図1のH部拡大図である。
【図8】図2のJ部拡大図である。
【図9】図2のK部拡大図である。
【図10】同上の全体の分解斜視図である。
【図11】同上の施工状態の一部切欠側面図である。
【図12】同上の他の実施例の側面図である。
【図13】同上の一部切欠正面図である。
D 集水桝 1 集水桝本体 1a 背面 6 導入用開口 6a 返り縁 17 排水管
Claims (1)
- 【請求項1】 箱状の集水桝本体の背面に排水管を導入
するための導入用開口を設けると共にこの導入用開口の
周縁に内方に突出する水返し用の返り縁を略全周に亙っ
て設けて成る集水桝。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991083335U JP2557258Y2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 集水桝 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991083335U JP2557258Y2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 集水桝 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0535930U true JPH0535930U (ja) | 1993-05-18 |
JP2557258Y2 JP2557258Y2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=13799568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991083335U Expired - Lifetime JP2557258Y2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 集水桝 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557258Y2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58154017A (ja) * | 1982-03-09 | 1983-09-13 | Fuji Electric Corp Res & Dev Ltd | アクチユエ−タの速度制御方法 |
JPS6061314U (ja) * | 1983-10-04 | 1985-04-27 | 小林 進 | 金属製樋集水器 |
JPS63161246A (ja) * | 1986-12-24 | 1988-07-04 | 積水化学工業株式会社 | 集水器 |
JPH0243334U (ja) * | 1988-09-19 | 1990-03-26 |
-
1991
- 1991-10-15 JP JP1991083335U patent/JP2557258Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58154017A (ja) * | 1982-03-09 | 1983-09-13 | Fuji Electric Corp Res & Dev Ltd | アクチユエ−タの速度制御方法 |
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JPS63161246A (ja) * | 1986-12-24 | 1988-07-04 | 積水化学工業株式会社 | 集水器 |
JPH0243334U (ja) * | 1988-09-19 | 1990-03-26 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2557258Y2 (ja) | 1997-12-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970805 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |