JPH053589Y2 - - Google Patents

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JPH053589Y2
JPH053589Y2 JP1987066804U JP6680487U JPH053589Y2 JP H053589 Y2 JPH053589 Y2 JP H053589Y2 JP 1987066804 U JP1987066804 U JP 1987066804U JP 6680487 U JP6680487 U JP 6680487U JP H053589 Y2 JPH053589 Y2 JP H053589Y2
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JP
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rubber packing
presser
shield machine
shaft
plate
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、立坑とシールド機との間の止水装置
に関する。
[従来技術] かかる公知技術では、いわゆるエントランスパ
ツキングは第7図および第8図に示すうに、同心
円状のゴムパツキング14と、このパツキング1
4の矢印で示す地下水圧、土圧による「まくれ」
を防止する複数の押え板15からなつている。し
かし、この構成では、シールド機のスキンプレー
トPから図示しないセグメントにゴムパツキング
14が移るときに、スキンプレートPとセグメン
トとの径の差すなわちテールクリアランスにより
「まくれ」が生じ易く、そのため、押え板15を
セグメントに当接するまで半径方向内方にスライ
ドさせている。
しかしながら、かかる公知技術では押え板のス
ライド作業を円滑に行うのは困難で、そのため立
坑側に浸水してしまう。
例えば特開昭60−148994号公報には杭壁に弾性
シール材を設け、間隔を置いて設けた第2のプレ
ートを第1のプレートに枢着し、前記弾性シール
材を第1および第2のプレートで保持するものが
開示されている。
しかしながら、かかる公知技術では第2のプレ
ートに巾があるために円弧状のシールド機の外周
のシールが充分でなく、またシールド機には裏込
め注入管等の突起物があるが、その部のシールが
充分でなかつた。そのためにスライド作動が円滑
に行われなかつた。
[解決しようとする課題] したがつて本考案の目的は、シールド機のテー
ルクリアランスに適確に追従でき、突起物に対し
ても確実に止水でき、もつて立坑側への浸水を防
止できる立坑とシールド機との間の止水装置を提
供するにある。
[課題を解決する手段] 本考案による立坑とシールド機との間の止水装
置によれば、発進立坑のシールド機の正面に対向
する部分の外側の部分に設けられた複数のブラケ
ツトと該各ブラケツトに枢着された複数のアーム
状押えプレートとを備え、該押えプレートの端縁
が形成する円形の直径が前記シールド機の外径よ
り小径の押え金物と、該押え金物の掘進側に設け
られ内径が前記押えプレートの端縁のなす円形よ
り小径の同心円状のゴムパツキングとを設け、前
記ゴムパツキングの内周縁部には立坑側に傾斜す
る傾斜面が形成され、その傾斜面にはゴムパツキ
ングの内径より小径の薄肉のゴムパツキングが取
付けられ、かつ裏込注入管等の突部の位置に半径
方向の外形に沿うように押え金物が配設されてい
る。
[作用効果の説明] したがつて、立坑からのシールド機を発進させ
る場合に、シールド機のテールクリアランス部に
おいて、先ず押えプレートがシールド機からセグ
メントに移り、その後、ゴムパツキングが移る
が、先に移つた押えプレートがゴムパツキングを
保持して「まくれ」の発生を防止し、その結果、
立坑側への浸水を確実に防止する。また、押え金
物が1つのブラケツトに複数個枢着されており、
シールド機のスキンプレートの形状に対して自由
に追従できるので、該スキンプレートの断面形状
に凹凸があつたとしても確実に止水することがで
きる。さらに、ゴムパツキングの内周縁部内径が
該内周縁部内径より小径の薄肉ゴムパツキングを
設けてあるので、該薄肉ゴムパツキングをシール
ド機またはセグメントの外周面に密着させて、止
水効果を向上することができる。
また、シールド機には通常同時に裏込め注入す
るための裏込め注入管のような突部があり、この
突部の所のシールが従来充分でなかつたが、本考
案では、その突部の半径方向の外形の凹部のない
形状に形成してあるので、止水装置がシールド機
の外形に対して都合よく追従し、その結果、立坑
への浸水を実質的に防止できる。
なお、本考案の実施に際し、地下水圧、土圧が
高い場合は、本装置を複数段配置するのが好まし
い。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図において、発進立坑Aの坑口コンクリー
トBの図示しないシールド機の正面に対向する部
分の外側の部分には立坑A側から全体を符号1で
示す止水装置が配設されている。その止水装置1
は、複数の押え金物2、ゴムパツキング7、薄肉
パツキング8、取付プレート9およびアンカーボ
ルト10からなつている。
その押え金物2は第2図および第3図に示すよ
うに、両側にリブを立設したブラケツト3と、ブ
ラケツト3にピン4を介してスペーサ5により相
互に間隔をおいて枢着された複数(図示の例では
4個)のアーム状の押えプレート6とからなつて
いる。この押えプレート6は第1図に1点鎖線で
示すように、シールド機の発進前の原位置におい
てはブラケツト3と面一に、すなわち垂直面内に
あつて、押えプレート6の端縁のなす形状すなわ
ち通常は円形の内径D2は、シールド機のスキン
プレートPの外径Dより例えば半径で150mm小径
に形成されている。
前記ゴムパツキング7は、円形状に配置された
押え金物2の掘進側に取付けられ、同心円状の取
付フレーム9で挟持されている。そのゴムパツキ
ング7は原位置において同心円状であつて、内径
D3は前記内径D2より例えば半径約120mm小径
に形成されている。このゴムパツキング7の内周
縁部には、原位置において立坑A側に傾く傾斜面
7aが形成され、その傾斜面7aには、内径D3
より例えば半径で約40mm小さい内径D4の薄肉の
ゴムパツキング8が接着により取付けられてい
る。なお、第1図において、符号D1はセグメン
トSの外径、D0は外筒11の内径である。
次に作用について説明する。
掘進に際し、シールド機の正面の対向する部分
の外側の部分に止水装置1を1点鎖線で示すよう
にアンカーボルト10で坑口コンクリートBに止
着する。なお、この際、第4図に示すように、シ
ールド機Mに同時裏込注入管12が突設されてい
る場合は、注入管12の半径方向の外形に凹部が
ないように(図示の例では平面部に)形成し、そ
の外形に沿うように止水装置1を配設すれば、後
記するようにシールド機Mの外周に好適に追従さ
せることができる。
掘進を開始すると、押えプレート6がシールド
機により押し拡げられ、その押えプレート6はゴ
ムパツキング7を押し拡げる。従つてゴムパツキ
ング7の内周縁部が実線で示すようにスキンプレ
ートPの外径Dに当接し、薄肉ゴムパツキング8
が密着し、矢印で示す地下水圧、土圧に坑して地
下水の立坑Aへの浸水を確実に防止する。
掘進が進行し、図示しない公知の手段でセグメ
ントSを立込み、次いでシールド機を前進させる
と、止水装置1はセグメントSの部分に臨むこと
になる。このとき、2点鎖線で示すうに、先ず押
えプレート6がスキンプレートPからセグメント
Sに移り、次いでゴムパツキング7,8が移る
が、先に移つた押えプレート6がゴムパツキング
7を保持して「まくれ」を防止するので、立坑A
への浸水は確実に防止されるのである。
第5図は本考案を地下水圧、土圧の高い場所に
実施した例を示し、止水装置1を2段に配設した
例である。この2段に配設した止水装置1,1に
より高い地下水圧、土圧に抗して立坑Aへの浸水
を確実に防止することができる。
第6図は本考案を到達立坑C側に用いた参考例
を示している。この場合にゴムパツキング7は逃
げ勝手となるので、ストツプアングル12をブラ
ケツト3に設けてアングル12の端部で押えプレ
ート13を介してゴムパツキング7の逃げを制約
し、押えプレート13にシールド機Mの外形に沿
う傾斜面13aを形成してゴムパツキング7をシ
ールド機の外周に密着させるようにしている。
[考案の効果] 以上の本考案によれば下記のすぐれた効果を奏
する。
(1) 複数のブラケツトにそれぞれ複数のアーム状
押えプレートを設けたので、押えプレートがま
ずシールド機の外周からセグメントに移り、後
から移る。ゴムパツキングを保持し、いわゆる
「まくれ」が生じない。
(2) 押えプレートが個々に駆動して追従できるの
で、若干のスキンプレートの断面形状に凹凸が
あつても確実に止水できる。
(3) 薄肉ゴムパツキングがシールド機またはセグ
メントの外周面と密着し、止水効果が向上す
る。
(4) 突部に対して外形に凹部のない形状に押え金
物を配設するので裏込注入管等に対しても充分
に追従できる。
(5) したがつて、立坑から発進する場合に、確実
に漏水を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す垂直断面図、
第2図は押え金物の平面図、第3図は第2図の側
面図、第4図はシールド機が同時裏込注入管を備
えている場合の押え金物の配置状態を示す正面
図、第5図は本考案を水圧、土圧の高い場所に実
施した例を示す垂直断面図、第6図は本考案を到
達立坑に使用した参考例を示す垂直断面図、第7
図および第8図は従来装置を示す正面図および側
断面図である。 A……立坑、M……シールド機、P……スキン
プレート、S……セグメント、1……止水装置、
2……押え金物、3……ブラケツト、6……押え
プレート、7……ゴムパツキング、8……薄肉ゴ
ムパツキング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 発進立坑のシールド機の正面に対向する部分の
    外側の部分に設けられた複数のブラケツトと該各
    ブラケツトに枢着された複数のアーム状押えプレ
    ートとを備え、該押えプレートの端縁が形成する
    円形の直径が前記シールド機の外径より小径の押
    え金物と、該押え金物の掘進側に設けられ内径が
    前記押えプレートの端縁のなす円形より小径の同
    心円状のゴムパツキングとを設け、前記ゴムパツ
    キングの内周縁部には立坑側に傾斜する傾斜面が
    形成され、その傾斜面にはゴムパツキングの内径
    より小径の薄肉のゴムパツキングが取付けられ、
    かつ裏込注入管等の突部の位置に半径方向の外形
    に沿うように押え金物が配設されていることを特
    徴とする立坑とシールド機との間の止水装置。
JP1987066804U 1987-05-06 1987-05-06 Expired - Lifetime JPH053589Y2 (ja)

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JPS63176197U JPS63176197U (ja) 1988-11-15
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60148994A (ja) * 1984-01-10 1985-08-06 太陽鉄工株式会社 発進口のシ−ル構造

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