JP2698316B2 - トンネルの接続工法及びトンネル接続用セグメント - Google Patents

トンネルの接続工法及びトンネル接続用セグメント

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JP2698316B2 JP6079504A JP7950494A JP2698316B2 JP 2698316 B2 JP2698316 B2 JP 2698316B2 JP 6079504 A JP6079504 A JP 6079504A JP 7950494 A JP7950494 A JP 7950494A JP 2698316 B2 JP2698316 B2 JP 2698316B2
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネルの接続工法及
びトンネル接続用セグメントに関し、特に所定の間隔を
おいて隣接して掘削したトンネル間の地山を掘削して拡
幅し、トンネル同士を接続するためのトンネルの接続工
法及びトンネル接続用セグメントに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、都市トンネルは地上構造物に比
べて建設コストが高く、維持費も地上部の道路に比べて
不経済なことが多い。このため、やむを得ない箇所に地
下道路が建設されることが多く、トンネル区間はなるべ
く短く、なるべく浅く設置してアプローチ部分を短くす
るのが普通である。
【0003】また、地下トンネルの施工にあたっては、
一般に開削工法が採用されることが多いが、最近の工事
では沿道の環境から開削工法が採用できない場合が増加
する傾向にある。
【0004】このように開削工法が採用できない場合、
シールド工法を採用して対処することが一般的である。
現在のシールド工法では、円形断面が基本断面であり、
その最大直径は14mに達し、更には直径19m程度の
大口径シールドの計画もなされているのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の大口径の円形シ
ールドを採用する場合には、機械製作費が巨大となり、
機械重量の増加、セグメント重量の増加や立坑用地の確
保等大都市内での工事環境に対して適応し難いという問
題があった。
【0006】また、大口径のシールドの場合、土被りが
大きく必要となり、比較的土被りの小さなトンネルを設
置するような場合には採用し難いものである。
【0007】更に、トンネル断面の拡大、縮小が大きい
場合や地下に分岐や合流などの施設を設置したいような
場合、あるいは非常駐車帯等を一定区間毎に設置したい
ような場合に、対応し難いという問題があった。
【0008】また、数百m程度の中距離や短距離のトン
ネルに対しては、シールド機が過大設備となってしまう
という問題があった。
【0009】そこで、比較的小型のシールド機を用い
て、トンネルを隣接させて掘削し、トンネル間の地山に
セグメントから山留板をスライドさせて突出させること
により山留を行い、トンネル間の地山を掘削して、隣接
するトンネル同士を接続することにより、前述の問題に
対処することが考えられる。
【0010】この場合、山留板に土圧がかかるため、ト
ンネル間の間隔が増大するにしたがって、山留板の地山
内への圧入時に山留板が前下がり状態となりやすく、止
水処理等に困難が生じることとなり、土圧に耐え得るよ
うにするためには山留板の厚さを厚くしなければなら
ず、山留板が厚くなるとそれだけ大きな圧入力が必要と
なり、圧入のための機械設備が大きくなって、コスト高
になるという問題があった。
【0011】本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、機械製作費を抑え、機械
重量やセグメント重量を抑え、立坑用地の確保等大都市
内での工事環境に対して容易に適応し得、土被りも小さ
くて済み、トンネル断面の拡大、縮小、分岐や合流など
の施設の設置、非常駐車帯等の一定間隔毎の設置に容易
に対処でき、数百m程度の中距離、短距離のトンネルに
対してもシールド機が過大となることがなく、しかも土
圧対策や止水対策を行いつつトンネル間の地山の掘削を
行うことのできるトンネルの接続工法及びトンネル接続
用セグメントを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明にあっては、
所定の間隔をおいて隣接して掘削したトンネル間の地山
を掘削して拡幅し、トンネル同士を接続するトンネルの
接続工法であって、少なくとも一方のトンネルを構成す
るセグメントからトンネル間の地山に支持部材を圧入す
る工程と、前記支持部材を突出させたセグメントから前
記支持部材に先端側を支持させつつ、前記トンネル間の
地山に山留板を圧入して、トンネル間の地山を覆い、止
水及び山留を行なう工程と、前記山留板に囲まれた地山
を掘削してトンネルを拡幅し、接続する工程と、を含む
ことを特徴としている。
【0013】第2の発明にあっては、前記支持部材及び
山留板の圧入に先立って、トンネル内部からトンネル間
周囲の地山の地盤改良を行なうことを特徴としている。
【0014】第3の発明にあっては、隣接するトンネル
を構成する相互のセグメントから支持部材及び山留板を
トンネル間の地山に圧入して、各山留板の先端部分を重
合させ、この重合部分の地山に止水剤を注入して止水を
行なうことを特徴としている。
【0015】第4の発明にあっては、所定の間隔をおい
て隣接して掘削したトンネル間の地山を掘削して拡幅
し、トンネル同士を接続する際に用いるトンネル接続用
セグメントであって、矩形断面のセグメント本体と、こ
のセグメント本体の矩形断面対向位置のスキンプレート
外面にスライド可能に設けられた山留板と、前記セグメ
ント本体内から前記トンネル間の地山内に圧入されて前
記山留板の先端部を支持する支持部材とを備え、前記支
持部材は、セグメント本体に形成した開閉可能な支持部
材挿入口より地山内に圧入可能とされることを特徴とし
ている。
【0016】第5の発明にあっては、前記支持部材挿入
口には、支持部材との間の隙間を塞ぐ止水材が配設され
たことを特徴としている。
【0017】第6の発明にあっては、前記支持部材挿入
口には、着脱可能な蓋が設けられ、前記蓋には、開閉可
能な地盤改良剤の注入口が設けられていることを特徴と
している。
【0018】第7の発明にあっては、前記支持部材は、
型鋼材又は鋼管で形成され、前記型鋼材又は鋼管の圧入
完了時におけるセグメント本体対応位置に土砂流入防止
用の中仕切板を取付けたことを特徴としている。
【0019】第8の発明にあっては、前記中仕切板に
は、支持部材圧入時の空気圧を逃がすエア抜き孔が形成
されていることを特徴としている。
【0020】第9の発明にあっては、前記支持部材は、
セグメント本体内に配設した架台上に設置され、かつ、
反力受け材を介してセグメント本体の主桁に当接された
油圧ジャッキにより、地山内に圧入されることを特徴と
している。
【0021】第10の発明にあっては、前記支持部材
は、主桁に直接取付けられ、この主桁を反力受けとして
支持部材を押圧する圧入装置により、地山内に圧入され
ることを特徴としている。
【0022】
【作用】第1の発明にあっては、少なくとも一方のセグ
メントからトンネル間の地山に支持部材を圧入し、この
支持部材に先端部分を支持させた状態で山留板を圧入す
ることにより、山留板を厚くすることなく、土圧に充分
に耐えることができ、かつ、山留板の圧入時における前
下がり状態を防止することが可能で、容易かつ確実に止
水及び山留を行うことが可能となり、従って前記山留板
に囲まれた地山の拡幅を確実な止水及び山留の状態のも
とで容易に行うことが可能となる。
【0023】第2の発明にあっては、第1の発明の状態
に加えて、トンネル内部からトンネル間周囲の地山の地
盤改良を行うことにより、より確実な止水対策及び土圧
対策を行うことが可能となる。
【0024】第3の発明にあっては、第1又は第2の発
明の状態に加えて、隣接する相互のセグメントから支持
部材及び山留板を地山に圧入し、各山留板の重合部分に
止水剤を注入することにより、山留板の重合部分におけ
る止水を最少限の止水剤の注入にて、確実に行うことが
可能となり、止水効率を高めて、トンネルの拡幅作業を
容易にすることが可能となる。
【0025】第4の発明にあっては、支持部材挿入口を
閉じた状態でセグメント本体を組立て、トンネル間の地
山の拡幅時に支持部材挿入口を開けてセグメント本体内
から地山内に支持部材を圧入することにより、止水処理
を済ませた状態で支持部材の圧入を行うことができ、し
かもこの支持部材により山留板を支持しながら山留板の
圧入を行うことができ、山留板の薄型化が可能で、かつ
圧入時の山留板の前下がり状態を防止することが可能と
なる。
【0026】第5の発明にあっては、第4の発明の状態
に加えて、支持部材挿入口に止水材を配設し、支持部材
との間の隙間を塞ぐことにより、支持部材圧入時の漏水
を確実に防止することが可能となる。
【0027】第6の発明にあっては、第4の発明又は第
5の発明の状態に加え、支持部材挿入口の蓋に開閉可能
な地盤改良剤の注入口を設けることにより、必要に応じ
て支持部材の圧入前に注入口より地山に地盤改良剤を注
入して地盤改良を行い、拡幅作業を容易に行えるように
することが可能となる。
【0028】第7の発明にあっては、第4〜第6の発明
の状態に加えて、型鋼材又は鋼管製の支持部材の圧入完
了時におけるセグメント本体対応位置に中仕切板を取付
けることにより、支持部材挿入口からのセグメント本体
内への土砂等の流入を防止することが可能となる。
【0029】第8の発明にあっては、第7の発明の状態
に加えて、中仕切板にエア抜き孔を形成することによ
り、支持部材圧入時の空気圧を逃がして、圧入力を減少
させ、支持部材の圧入を容易にすることが可能となる。
【0030】第9の発明にあっては、第4の発明の状態
に加えて、支持部材圧入用の油圧ジャッキを反力受け材
を介してセグメント本体の主桁に当接させることによ
り、主桁に反力を持たせることができ、支持部材の圧入
を容易にすることが可能となる。
【0031】第10の発明にあっては、第4の発明の状
態に加えて、圧入装置を直接主桁に取付けることによ
り、反力受け材等の部材を用いることなく、主桁に反力
を持たせることが可能となる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について、図面
を参照しつつ詳細に説明する。
【0033】図1〜図9は、本発明の一実施例に係るト
ンネル接続用セグメントを示す図である。
【0034】このトンネル接続用セグメント10は、図
1に示すように、セグメント本体12と、山留板14
と、支持部材16とを備えている。
【0035】セグメント本体12は、断面略矩形をなす
鋼製のもので、上下部及び両側部の4つの板状のセグメ
ントピース18、20と、コーナー部に配設される4つ
の隅角部ピース22a、22bとから構成されている。
【0036】上下部の板状のセグメントピース18は、
型鋼材を矩形に枠組みした主桁24aおよび継手板24
bの片側面に鋼板製のスキンプレート26を取付け、主
桁24a間に複数のリブ28を掛渡して形成されるよう
になっている。
【0037】両側部の板状のセグメントピース20は、
型鋼材を矩形に枠組みした主桁24aおよび継手板24
bのうち主桁24a間に複数のチャンネル状の型鋼材3
0を取外し可能に取付けて形成されるようになってい
る。
【0038】隅角部ピース22aは、曲折部分を面取り
した状態の略L字状の鋼材32aと、この鋼材32aの
周囲に取付けられた主桁34aおよび継手板34aと、
この主桁34a間に取付けられた複数のリブ36とから
構成され、長手辺に位置する継手板34bと隣接するセ
グメントピース18の継手板24bとを連結することに
より、セグメント本体12が形成されるようになってい
る。隅角部ピース22bは、面取りしていない状態の鋼
板32bを用いるようにしている。
【0039】また、隅角部ピース22aには、鋼材32
aの両端部分に山留板14を支持する鋼材製の支持部材
16を突出させるための蓋38付きの支持部材挿入口4
0が形成され、トンネルの拡幅時に前記蓋を外して支持
部材挿入口40から支持部材16を地山に挿入し得るよ
うにしている。また、支持部材挿入口40は、鋼材32
aの裏面に取付けた筒部材にて形成され、この筒部材の
セグメント本体12内側端部にセグメント本体12内に
突出した状態で取付けられている。
【0040】更に、セグメントピース18の継手板24
b並びに隅角部ピース22a、22bの継手板34b及
び鋼材32a、32bには、隣接するセグメント本体1
2同士を連結するための鉄筋又はPC鋼棒等の応力材を
挿通させる貫通孔が所定間隔で形成されている。なお、
鋼材32a、32bに形成される貫通孔には、蓋が取付
けられ、トンネルの拡幅時に蓋を取り外して応力材を挿
入し得るようにしている。また、この鋼材32a、32
bの貫通孔は、トンネル接続部分の地盤改良を行うため
の注入孔としても利用できるようになっている。
【0041】山留板14は、セグメント本体12の矩形
断面対向位置のスキンプレート26外面にスライド可能
に設けられるもので、この実施例においては、セグメン
ト本体12の上下面に位置するスキンプレート26の外
面に鋼板製の山留板14をスライド可能に設け、トンネ
ルを横方向に拡幅し得るようにしている。なお、トンネ
ルを上下方向に拡幅する場合には、セグメント本体12
の側面に位置するスキンプレート26の外面に山留板1
4をスライド可能に設け、山留板14を上下方向にスラ
イドさせることにより、トンネル上下の拡幅を行うこと
が可能となる。
【0042】また、山留板14を設けたスキンプレート
26には、図2及び図3に示すように、セグメント本体
12の軸方向と直交する方向にわたる一対の長孔44が
形成され、山留板14にはスキンプレート26の長孔4
4に臨むスライド駆動手段接続用のねじ穴46が所定間
隔で複数形成されている。そして、この長孔44の周囲
外面には止水材48が配設され、山留板14との間の止
水を行うようにされている。この止水材48としては、
例えばゴムリングが用いられる。
【0043】更に、ねじ穴46は、長孔44の長さL1
よりも短い間隔L2 で形成され、かつ前記長孔44をこ
えた位置にも形成され、スキンプレート26の長孔44
をこえた位置のねじ穴46対応位置に山留板14固定用
の接合ボルト取付孔が形成され、この接合ボルト取付孔
より接合ボルトを差込んでねじ穴46に螺合させること
により、山留板14をスキンプレート26に対して固定
し得るようにしている。また、接合ボルトを取り外した
後は、蓋を螺合させて閉塞し得るようにしており、しか
も必要時には蓋を取外して裏込め剤注入孔として利用で
きるようにしている。
【0044】スライド駆動手段としては、図3に示すよ
うに、油圧ジャッキ50を用いるようにしており、この
油圧ジャッキ50を上下に位置するセグメントピース1
8の内側に配設し、この油圧ジャッキ50の先端に山留
板接続治具52を取付け、この山留板接続治具52に設
けたボルト53を山留板14のねじ穴46に螺合させて
油圧ジャッキ50を作動させることにより、山留板14
をスライドさせるようにしている。そして、長孔44の
長さL1 の範囲で山留板14をスライドさせた後、次に
長孔44内に臨んだねじ穴46にボルト53を付け替
え、順次スライドさせていくことにより、短い長孔44
でも山留板14の充分なスライド量を確保し得るように
している。また、長孔44を短くすることにより、止水
区域を少なくして止水性を向上させることが可能とな
る。また、油圧ジャッキ50の後端には、継手板24b
に当接する反力受け材54が取付けられ、この反力受け
材54を介して継手板24bに山留板14圧入時の反力
を持たせるようにしている。
【0045】更に、上下に位置するセグメントピース1
8のスキンプレート26には、図2に示すように、山留
板14側部対応位置に一対のスライドガイド56を平行
に配設し、山留板14のガイドを行うようにしている。
このスライドガイド56は、アングル型鋼材の一辺をス
キンプレート26に取付け、山留板14の差込み溝を対
抗形成した状態となっている。また、スライドガイド5
6の取付け位置は、山留板14を完全に地山内に差込ん
だ状態で、山留板14が外れない位置に設けるようにし
ている。そして、このスライドガイド56の存在によっ
て、山留板14の移動にともなって山留板14が前下が
り状態になるのを防止することができ、山留板14とス
キンプレート26との密着状態を維持して、止水材48
による止水効果を維持できるようにしている。
【0046】支持部材16は、図4に示すように、断面
四角形の鋼管を用いて形成されたもので、支持部材挿入
口40よりトンネル間の地山内に斜めに差込まれるよう
になっており、その先端部片面には斜めに切込まれて山
留板14の内側面を水平状態で支持する水平支持部57
が形成されている。
【0047】また、支持部材16には、圧入完了時に、
セグメント本体12と対応した位置、具体的には、支持
部材挿入口40を構成する筒部材に対応した位置の内部
に、土砂流入防止用の中仕切板58が取付けられ、支持
部材16内を通って土砂がセグメント本体12内に流入
するのを防止するようにしている。
【0048】更に、中仕切板58には、四隅にエア抜き
孔59が形成され、このエア抜き孔59を通して、地山
に対する支持部材16の圧入時に空気圧を逃がすことに
より、圧入力を小さくできるようにしている。
【0049】また、図4に示す支持部材16にかえて、
図5に示すような支持部材16aを用いることも可能で
ある。この支持部材16aは、断面H形の型鋼材を用い
て形成されたもので、その先端部片面には斜めに切込ま
れた山留板14の水平支持部57aが形成され、その途
中位置のウエブ両側にエア抜き孔59aを有する中仕切
板58aが取付けられるようになっている。なお、図示
せぬが、断面円形の鋼管を用いることも可能である。
【0050】更に、支持部材16は、図6に示すよう
に、油圧ジャッキ60により地山内に圧入されるもの
で、この油圧ジャッキ60は、移動車61上に傾斜状態
で設置した断面コ字状の架台62上に配設され、かつ反
力受け材63を介してセグメントピース20の主桁24
aに当接され、この主桁24aに反力を持たせた状態
で、架台62の先端部分に設置した支持部材16を支持
部材挿入口40より地山内に圧入することにより、充分
な圧入力が得られるようにしている。
【0051】また、前記支持部材挿入口40には、図7
〜図9に示すように、支持部材16との間の隙間を塞ぐ
止水材64が配設され、支持部材16圧入時の漏水を防
止するようにしている。この止水材64は、支持部材挿
入口40を形成する筒部材と支持部材16の外面との間
に挿入されたゴムパッキン65と、このゴムパッキン6
5を貫通して筒部材に固定され支持部材挿入口40より
突出するボルト66と、このボルト66にスライド可能
に取付けられた押え板67と、前記ボルト66に螺合し
て押え板67をゴムパッキン65側に押し付ける締付ナ
ット68とを備え、前記ゴムパッキン65を圧縮して支
持部材16及び筒部材に密着させることにより、止水を
行うようにしている。このように鋼管を用い、止水材6
4にて止水することにより、容易かつ確実に止水処理を
行うことが可能となる。
【0052】図10には、本発明の他の実施例に係るト
ンネル接続用セグメントを示す。
【0053】この実施例では、支持部材挿入口40を形
成する筒部材の内部に注入孔付きの蓋38を取付けるよ
うにして、前述の実施例と同様の効果を得るようにして
いる。
【0054】他の構成及び作用は前記実施例と同様につ
き説明を省略する。
【0055】図11には、本発明の更に他の実施例に係
るトンネル接続用セグメントを示す。
【0056】この実施例では、支持部材16を把持する
チャック部69を有し、支持部材16を把持した状態で
支持部材16を圧入する圧入装置71の取付脚部73を
セグメントピース20の主桁34aに直接取付け、この
主桁34aを直接反力受けとすることにより、反力受け
材等の部材を用いることなく、容易に主桁34aに反力
を持たせることができるようにしている。
【0057】他の構成及び作用は前記実施例と同様につ
き説明を省略する。
【0058】図12には、本発明の更に他の実施例に係
るトンネル接続用セグメントを示す。
【0059】この実施例では、一方のセグメント本体か
ら突出する支持部材16bを他方のセグメント本体から
突出する支持部材16よりも長く設定し、この支持部材
16bの先端部分で山留板14同士の重合部分を支持す
ることにより、山留板14の土圧に対する耐力を向上さ
せるようにしている。
【0060】他の構成及び作用は前記実施例と同様につ
き説明を省略する。
【0061】次に、本発明の一実施例に係るトンネルの
接続工法について、図16〜図22を参照しつつ説明す
る。
【0062】まず、図16に示すように、矩形のシール
ド機を用いて所定間隔を置いて隣接する2本のトンネル
70を掘削しつつ、トンネル接続用セグメント10を組
立て連結して、シールド機による掘進を完了させる。
【0063】次に、図17に示すように、トンネル70
の内部からトンネル70の拡幅部分上下の地山72の地
盤改良を行う。この場合、セグメント本体12を構成す
る隅角部ピース22aの型鋼材32に形成した貫通孔よ
り注入管74を地山72内に差込み、地盤改良用の薬液
を地山72内に注入して地盤改良を行う。
【0064】次いで、図18に示すように、隅角部ピー
ス22aの鋼材32aに形成した支持部材挿入口40を
開け、この支持部材挿入口40より支持部材16を地山
72内に差込む。この場合、支持部材16の差込みに際
しては、セグメント本体12内の支持部材16圧入位置
に移動車61を移動させ、この移動車61上に設置した
架台62の先端部分に支持部材16を配設し、この架台
62上に設置した油圧ジャッキ60にて、反力受け材6
3にて主桁34に反力を持たせつつ、充分な圧入力によ
り、支持部材16を地山72内に差込む。また、支持部
材16の先端は、セグメント本体12のスキンプレート
26裏面と一致する位置まで差込まれる。更に、支持部
材16の差込みに際しては、支持部材挿入口40と支持
部材16との間よりセグメント本体12内に水が浸入し
ないように、支持部材挿入口40に止水材64を施して
止水処理をしておくことにより、充分な止水効果が得ら
れることとなる。更に、支持部材16には、中仕切板5
8が設けられているため、支持部材16内を通してセグ
メント本体12内に土砂が流入するのを確実に防止する
ことができる。そして更に、中仕切板58にエア抜き孔
59が形成されているため、支持部材16の圧入時に、
エア抜き孔59から空気圧を逃がすことができ、圧入抵
抗を低くして、支持部材16の圧入を容易にすることが
できる。
【0065】次に、図19に示すように、各トンネル接
続用セグメント10の上下から、山留板14を前記地盤
改良した地山72に対して圧入し、山留板14の先端部
同士が重合する状態とする。この場合、接合ボルト取付
穴を貫通して山留板14のねじ穴46に螺合する接合ボ
ルトを取外し、必要に応じて接合ボルト取付穴より周囲
の地山72に裏込め剤を注入する。裏込め剤注入後は、
接合ボルト取付穴に蓋を取付けて、止水しておけばよ
い。また、油圧ジャッキ50先端の山留板接続治具52
に設けたボルト53をスキンプレート26の長孔44よ
り臨むねじ穴46に螺合させて油圧ジャッキ50を作動
させ、順次長孔44に臨むねじ穴46に山留板接続治具
52を付け替えつつ、油圧ジャッキ50を作動させてい
くことにより、所定距離の山留板14の圧入を行うよう
にしている。この場合、長孔44が短くて済むため、止
水区域が少なく、止水性が向上することとなる。更に、
油圧ジャッキ50による山留板14の圧入時における反
力は、反力受け部材54を介して継手板24bが受ける
ようになっているため、充分な圧入力を得ることが可能
である。
【0066】また、山留板14の地山72への圧入時に
は、セグメントピース18のスキンプレート26に取付
けたスライドガイド56が山留板14のガイドを行うと
共に、セグメント本体12より突出させた支持部材16
が山留板14を支持するため、山留板14の移動にとも
なって、山留板14が前下がりになるのを防止すること
ができ、山留板14とスキンプレート26との密着状態
を維持して、止水材48による止水効果を確実に維持す
ることが可能となる。
【0067】更に、山留板14同士の重合部分におい
て、止水が必要な場合には、鋼材32aの貫通孔を開
け、注入管を差込んで止水剤を注入し確実な止水を行う
ようにしている。
【0068】次いで、図20に示すように、山留板14
によって囲まれたトンネル70間の地山72を拡幅掘削
する。この場合、各セグメント本体12の拡幅する地山
72に面した側の側部の板状のセグメントピース20か
らチャンネル状の型鋼材30を取外して、側部を開放す
る。そして、この開放した側部からミニバックホー等の
掘削機を用いてトンネル70間の地山を拡幅掘削するよ
うにしている。
【0069】次に、地山72を完全に掘削した状態にお
いて、図21に示すように、前述のセグメントピース2
0から取外した複数のチャンネル状の型鋼材30を用い
て、側部のセグメントピース20の主桁24同士を連結
すると共に、隅角部ピース22aの貫通孔にPC鋼棒7
6を挿通して締めつけ、PC鋼棒76にゆるみとり程度
の軸力を加える。
【0070】そして、このような工程を、繰り返すこと
により、任意の幅の、しかも拡張、縮小のあるトンネル
を容易に形成することができ、このようにして形成した
トンネルを例えば大断面のトンネルの壁面として形成す
るような場合には、図22に示すように、トンネル70
の内部及び拡幅部分に高流動のコンクリート78を打設
し、更に上部の空隙に2次注入することにより、完成さ
れることとなる。
【0071】このようなトンネルの接続工法を用いるこ
とにより、例えば、図13に示すように、矩形のシール
ド機を用いてトンネルの輪郭に沿って所定間隔を置きな
がら小断面の矩形の複数のトンネル70を掘削し、この
トンネル70間の地山を拡幅掘削して、トンネル70同
士を連結し、内部にコンクリート78を打設して壁80
を構築した後、壁80に囲まれた地山を掘削して大断面
の矩形のトンネル82を構築することが可能となる。ま
た、このトンネル82の断面形状は、図11のような形
状に限らず、凸型、凹型、L型、T型等種々の形状とす
ることが可能である。
【0072】また、図14に示すように、2本のトンネ
ル84の途中でトンネル84間の地山を拡幅掘削して、
トンネル84同士を連結し、2本のトンネル84の途中
に駅部86を形成することも可能である。
【0073】更に、図15に示すように、隣接する2本
のトンネル88をそれぞれ途中で離反する方向に屈曲さ
せた後、またトンネル88同士を隣接させ、離反した部
分のトンネル88間の地山を拡幅掘削し、トンネル88
の途中に非常駐車帯90を形成することも可能である。
【0074】本発明は、前記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施
が可能である。
【0075】例えば、前記実施例においては、山留板の
スライド駆動手段として油圧ジャッキを用いた場合につ
いて説明したが、この例に限らず、例えば、パイル打ち
機をセグメント本体に固定し、その先端を山留板に連結
してスライドさせる他、種々のスライド駆動手段を用い
ることが可能である。
【0076】また、山留板を隣接する双方のトンネル接
続用セグメントから突出させるようにしているが、これ
に限らず、拡幅幅が小さいような場合には一方のトンネ
ル接続用セグメントのみから山留板を突出させるように
することも可能である。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明にあっ
ては、少なくとも一方のセグメントからトンネル間の地
山に支持部材を圧入し、この支持部材に先端部分を支持
させた状態で山留板を圧入することにより、山留板を厚
くすることなく、土圧に充分に耐えることができ、か
つ、山留板の圧入時における前下がり状態を防止するこ
とが可能で、容易かつ確実に止水及び山留を行うことが
でき、従って前記山留板に囲まれた地山の拡幅を確実な
止水及び山留の状態のもとで容易に行うことができると
いう効果がある。
【0078】第2の発明にあっては、第1の発明の状態
に加えて、トンネル内部からトンネル間周囲の地山の地
盤改良を行うことにより、より確実な止水対策及び土圧
対策を行うことができるという効果がある。
【0079】第3の発明にあっては、第1又は第2の発
明の状態に加えて、隣接する相互のセグメントから支持
部材及び山留板を地山に圧入し、各山留板の重合部分に
止水剤を注入することにより、山留板の重合部分におけ
る止水を最少限の止水剤の注入にて、確実に行うことが
可能となり、止水効率を高めて、トンネルの拡幅作業を
容易にすることができるという効果がある。
【0080】第4の発明にあっては、支持部材挿入口を
閉じた状態でセグメント本体を組立て、トンネル間の地
山の拡幅時に支持部材挿入口を開けてセグメント本体内
から地山内に支持部材を圧入することにより、止水処理
を済ませた状態で支持部材の圧入を行うことができ、し
かもこの支持部材により山留板を支持しながら山留板の
圧入を行うことができ、山留板の薄型化が可能で、かつ
圧入時の山留板の前下がり状態を防止することができる
という効果がある。
【0081】第5の発明にあっては、第4の発明の状態
に加えて、支持部材挿入口に止水材を配設し、支持部材
との間の隙間を塞ぐことにより、支持部材圧入時の漏水
を確実に防止することができるという効果がある。
【0082】第6の発明にあっては、第4の発明又は第
5の発明の状態に加え、支持部材挿入口の蓋に開閉可能
な地盤改良剤の注入口を設けることにより、必要に応じ
て支持部材の圧入前に注入口より地山に地盤改良剤を注
入して地盤改良を行い、拡幅作業を容易に行えるように
することができるという効果がある。
【0083】第7の発明にあっては、第4〜第6の発明
の状態に加えて、型鋼材又は鋼管製の支持部材の圧入完
了時におけるセグメント本体対応位置に中仕切板を取付
けることにより、支持部材挿入口からのセグメント本体
内への土砂等の流入を防止することができるという効果
がある。
【0084】第8の発明にあっては、第7の発明の状態
に加えて、中仕切板にエア抜き孔を形成することによ
り、支持部材圧入時の空気圧を逃がして、圧入力を減少
させ、支持部材の圧入を容易にすることができるという
効果がある。
【0085】第9の発明にあっては、第4の発明の状態
に加えて、支持部材圧入用の油圧ジャッキを反力受け材
を介してセグメント本体の主桁に当接させることによ
り、主桁に反力を持たせることができ、支持部材の圧入
を容易にすることができるという効果がある。
【0086】第10の発明にあっては、第4の発明の状
態に加えて、圧入装置を直接主桁に取付けることによ
り、反力受け材等の部材を用いることなく、主桁に反力
を持たせることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るトンネル接続用セグメ
ントの概略断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2の山留板を駆動させる油圧ジャッキの取付
け状態を示す部分断面図である。
【図4】支持部材の斜視図である。
【図5】支持部材の変形例を示す斜視図である。
【図6】支持部材の圧入状態を示す断面図である。
【図7】支持部材挿入口の状態を示す断面図である。
【図8】図8の支持部材挿入口の正面図である。
【図9】支持部材挿入口の止水材を示す断面図である。
【図10】本発明の他の実施例に係るトンネル接続用セ
グメントを示す断面図である。
【図11】本発明の更に他の実施例に係るトンネル接続
用セグメントを示す正面図である。
【図12】本発明の更に他の実施例に係るトンネル接続
用セグメントを示す部分正面図である。
【図13】本発明の一実施例に係るトンネルの接続工法
によって大断面のトンネルを構築する状態を示す説明図
である。
【図14】本発明の一実施例に係るトンネルの接続工法
によってトンネルに駅を構築する状態を示す説明図であ
る。
【図15】本発明の一実施例に係るトンネルの接続工法
によってトンネルに非常駐車帯を設置する状態を示す説
明図である。
【図16】所定の間隔をおいてトンネルを隣接して掘削
した状態を示す断面図である。
【図17】図16の状態から接続部分の地山の地盤改良
を行った状態を示す断面図である。
【図18】図17の状態から各セグメントより山留板の
支持部材を地山に差込んだ状態を示す断面図である。
【図19】図18の状態から山留板を地山に差込んだ状
態を示す断面図である。
【図20】図19の状態からトンネル間の地山の掘削を
行った状態を示す断面図である。
【図21】図20の状態からセグメント同士を接続した
状態を示す断面図である。
【図22】図21の状態からセグメント内にコンクリー
トを打設した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 トンネル接続用セグメント 12 セグメント本体 14 山留板 16 支持部材 18、20 セグメントピース 22a、22b 隅角部ピース 24a、34a 主桁 26 スキンプレート 28 リブ 32 型鋼材 38 蓋 50 油圧ジャッキ 58、58a 中仕切板 59、59a エア抜き孔 60 油圧ジャッキ 62 架台 63 反力受け材 64 止水材 71 圧入装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 舘川 裕次 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田 建設株式会社内 (72)発明者 請川 誠 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−280278(JP,A) 特開 平4−343995(JP,A) 特開 平5−280296(JP,A)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔をおいて隣接して掘削したト
    ンネル間の地山を掘削して拡幅し、トンネル同士を接続
    するトンネルの接続工法であって、 少なくとも一方のトンネルを構成するセグメントからト
    ンネル間の地山に支持部材を圧入する工程と、 前記支持部材を突出させたセグメントから前記支持部材
    に先端側を支持させつつ、前記トンネル間の地山に山留
    板を圧入して、トンネル間の地山を覆い、止水及び山留
    を行なう工程と、 前記山留板に囲まれた地山を掘削してトンネルを拡幅
    し、接続する工程と、 を含むことを特徴とするトンネルの接続工法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記支持部材及び山留板の圧入に先立って、トンネル内
    部からトンネル間周囲の地山の地盤改良を行なうことを
    特徴とするトンネルの接続工法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 隣接するトンネルを構成する相互のセグメントから支持
    部材及び山留板をトンネル間の地山に圧入して、各山留
    板の先端部分を重合させ、この重合部分の地山に止水剤
    を注入して止水を行なうことを特徴とするトンネルの接
    続工法。
  4. 【請求項4】 所定の間隔をおいて隣接して掘削したト
    ンネル間の地山を掘削して拡幅し、トンネル同士を接続
    する際に用いるトンネル接続用セグメントであって、 矩形断面のセグメント本体と、このセグメント本体の矩
    形断面対向位置のスキンプレート外面にスライド可能に
    設けられた山留板と、前記セグメント本体内から前記ト
    ンネル間の地山内に圧入されて前記山留板の先端部を支
    持する支持部材とを備え、 前記支持部材は、セグメント本体に形成した開閉可能な
    支持部材挿入口より地山内に圧入可能とされることを特
    徴とするトンネル接続用セグメント。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記支持部材挿入口には、支持部材との間の隙間を塞ぐ
    止水材が配設されたことを特徴とするトンネル接続用セ
    グメント。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5において、 前記支持部材挿入口には、着脱可能な蓋が設けられ、 前記蓋には、開閉可能な地盤改良剤の注入口が設けられ
    ていることを特徴とするトンネル接続用セグメント。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6のいずれかにおいて、 前記支持部材は、型鋼材又は鋼管で形成され、 前記型鋼材又は鋼管の圧入完了時におけるセグメント本
    体対応位置に土砂流入防止用の中仕切板を取付けたこと
    を特徴とするトンネル接続用セグメント。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記中仕切板には、支持部材圧入時の空気圧を逃がすエ
    ア抜き孔が形成されていることを特徴とするトンネル接
    続用セグメント。
  9. 【請求項9】 請求項4において、 前記支持部材は、セグメント本体内に配設した架台上に
    設置され、かつ、反力受け材を介してセグメント本体の
    主桁に当接された油圧ジャッキにより、地山内に圧入さ
    れることを特徴とするトンネル接続用セグメント。
  10. 【請求項10】 請求項4において、 前記支持部材は、主桁に直接取付けられ、この主桁を反
    力受けとして支持部材を押圧する圧入装置により、地山
    内に圧入されることを特徴とするトンネル接続用セグメ
    ント。
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