JP3233859B2 - トンネルの接続工法 - Google Patents

トンネルの接続工法

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JP3233859B2 JP25768196A JP25768196A JP3233859B2 JP 3233859 B2 JP3233859 B2 JP 3233859B2 JP 25768196 A JP25768196 A JP 25768196A JP 25768196 A JP25768196 A JP 25768196A JP 3233859 B2 JP3233859 B2 JP 3233859B2
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満 篠原
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネルの接続工
法に関し、特に、所定の間隔を置いて隣接して掘削した
トンネル間の地山を掘削して拡幅し、トンネル同士を接
続するためのトンネルの接続工法に関する。
【0002】
【背景技術】一般に、地下トンネルの施工にあたって
は、開削工法が採用されることが多いが、最近の工事で
は、沿道の環境等から開削工法が採用できない場合が増
加するする傾向にある。
【0003】このように開削工法が採用できない場合、
シールド工法を採用して対処することが一般的である。
【0004】現在のシールド工法では、円形断面が基本
断面であり、その最大直径は14mに達し、さらには直
径19m程度の大口径シールドの計画もなされているの
が現状である。
【0005】しかし、このような大口径の円形シールド
を採用する場合には、機械製作費が巨大となり、機械重
量の増加、セグメント重量の増加や立坑用地の確保等大
都市内での工事環境に対して適応しがたいものである。
【0006】また、大口径のシールドの場合、土被りが
大きく必要となり、比較的土被りの小さなトンネルを設
置するような場合には採用しがたいものである。
【0007】そこで、本願出願人は、比較的小型のシー
ルド機を用いて、トンネルを隣接させて掘削し、この隣
接するトンネル同士を接続することにより、前述の問題
に対処することのできるトンネルの接続工法を種々提案
している。
【0008】その一例を図6に示すと、本例では、上下
に隣接させて2つの矩形状のトンネル2、4を掘削し、
このトンネル2、4間の地山6を掘削してトンネル2、
4同士を接続するようにしている。
【0009】各トンネル2、4は、セグメント8、10
のそれぞれ一方の側面に山留板12をスライド可能に有
している。
【0010】そして、上下のトンネル2、4間の地山6
の両側部に止水材等の薬液注入を行って充分な止水領域
14を形成した後、各トンネル2、4のセグメント8、
10の側部からトンネル2、4間の地山6内に山留板2
を互いに対向するセグメント8、10に向けて圧入し、
セグメント8、10間に掛け渡すようにして、山留板2
で周囲の土圧を支え、止水領域14で確実な止水を行う
ようにしている。
【0011】この状態で、各セグメント8、10の対向
位置のセグメントピース8a、10aの一部を取り外
し、セグメント8、10間の地山6を掘削して、セグメ
ント8、10同士を連結するようにしている。
【0012】なお、各山留板12は、各セグメント8、
10の側部を構成するセグメントピース8b、10bの
スキンプレートの外面側に設けられ、各セグメント8、
10内から押し出し可能にされている。
【0013】また、止水領域14の薬液注入による最小
注入厚さLは、約1.5m程度必要とされている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述のトンネルの接続
工法による場合には、山留板12で周囲の土圧を支え、
薬液注入による止水領域14の形成によって止水を行う
ため、止水領域14の最小注入厚さLを充分に確保でき
る状態であれば、例えば、官民境界線16に近接した場
所での施工も可能である。
【0015】これに対し、トンネル2、4の施工位置を
可能な限り官民境界線16に近づけ地下構造物の有効面
積を最大限に確保しようとする場合には、トンネル2、
4の側面と、官民境界線16との間に止水領域14の薬
液注入による最小注入厚さLを充分に確保できないよう
な場合が生じ得る。
【0016】本発明は、このような課題を解決するため
になしたもので、その目的は、止水領域をトンネル形成
領域から外側に突出させることなく形成して、確実な止
水を行うことができ、しかも官民境界線との離隔が少な
い箇所でも施工が可能なトンネルの接続工法を提供する
ことにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するためになしたもので、請求項1記載の発明は、所定
の間隔をおいて隣接して掘削したトンネル間の地山を掘
削して拡幅し、トンネル同士を接続するトンネルの接続
工法であって、隣接するトンネルを構成するそれぞれの
セグメントから隣接するセグメントに向けてトンネル間
の地山の周囲に外側及び内側の二重の山留板を圧入し
先端を他方のセグメントに当接させ、これら外側及び内
側の山留板を各セグメント間で重合させて外側及び内側
山留板間に止水用の室を形成する工程と、少なくとも
一方のセグメントから前記外側及び内側の山留板で形成
された止水用の室内に充填材を注入し、固化させてトン
ネル間の地山の周囲に止水領域を形成する工程と、前記
止水領域で囲まれた地山を拡幅し、接続する工程と、を
含むことを特徴とする。
【0018】本発明によれば、隣接するトンネルを構成
するそれぞれのセグメントから外側及び内側の二重の
留板を各セグメント間で重合させて各山留板間に止水用
の室を形成し、この止水用の室内に充填材を注入し、固
化させてトンネル間の地山の周囲に止水領域を形成する
ため、トンネル間の地山の側方に広がる止水領域を形成
することなく、外側及び内側の二重の山留板間で確実に
充填材によって止水を行うことができ、例えば、官民境
界線との離隔が少ない箇所でも施工を行うことができ、
地下構造物を官民境界線に可能な限り近づけて、地下構
造物の有効面積を最大限に確保することができる。
【0019】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記充填材として、アクリル系樹脂注入材を使用す
ることを特徴とする。
【0020】本発明によれば、アクリル系樹脂注入材を
山留板間に注入することで、山留板間に十分に浸透させ
て全体に行きわたらせ、止水領域の厚さが薄い中で十分
に止水効果を発揮させることができ、その結果、薬液注
入のように広範な範囲で止水処理を行うことなく、確実
に止水を行うことができ、しかも、注入量も少なくする
ことができる。
【0021】請求項3記載の発明は、請求項1または2
において、外側の山留板を有するセグメントの隅角部に
面取り部を形成し、内側に位置する山留板の先端を前記
隅角部の面取り部に当接支持させることを特徴とする。
【0022】本発明によれば、内側に位置する山留板の
先端を外側の山留板を有するセグメントの隅角部に形成
した面取り部に当接支持させることで、充填材の注入固
化時に内側の山留板の先端部が内側に押圧されて、止水
効果が低下するのを防止することができる。
【0023】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかにおいて、外側の山留板を有するセグメントに、
内側に位置する山留板の先端を受ける受け部を形成し、
前記受け部に内側に位置する山留板の先端を支持させる
ことを特徴とする。
【0024】本発明によれば、外側の山留板を有するセ
グメントに形成した受け部に、内側に位置する山留板の
先端を支持させることで、充填材の注入固化時に内側の
山留板の先端部が内方に押圧されて、止水効果が低下す
るのを防止することができる。
【0025】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかにおいて、隣接するトンネルを構成する一方のセ
グメントは、スキンプレートの外面に前記山留板をスラ
イド可能に有し、他方のセグメントは、セグメント内か
ら山留板を外方に向けてスライド可能に有し、前記一方
のセグメント側の山留板を外側位置、前記他方のセグメ
ント側の山留板を内側位置からそれぞれ隣接するセグメ
ントに向けてトンネル間の地山に圧入することを特徴と
する。
【0026】本発明によれば、一方のセグメントのスキ
ンプレートの外面側から山留板をスライドさせ、他方の
セグメント内部から山留板をスライドさせることで、2
枚の山留板間に容易、かつ、確実に止水用の室を形成す
ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照して詳細に説明する。
【0028】図1及び図2は、本発明の一実施の形態に
係るトンネルの接続工法を示す図である。
【0029】この実施の形態では、官民境界線20に近
接させた状態で、上下に隣接する二つの矩形状のトンネ
ル22、24が所定の間隔をおいて掘削形成されてい
る。
【0030】上方のトンネル22を構成するセグメント
26は、上下部のセグメントピース28と、両側部のセ
グメントピース30とを組み合わせて構成されている。
【0031】上下部のセグメントピース28は、主桁3
4及び継手板36を残して取り外し可能にされている。
【0032】両側部のセグメントピース30は、隅角部
32を端部に一体に有すると共に、スキンプレート38
の外面側に鋼製の山留板40が下方のトンネル24側と
スライド可能に設けられており、トンネル22内から押
圧操作することにより、トンネル22、24間の地山4
2内へと圧入可能にされている。
【0033】隅角部32は、角部を面取りした面取り部
44を有すると共に、スキンプレート38には裏込め材
等の注入口48が閉塞可能に設けられている。
【0034】下方のトンネル24を構成するセグメント
50は、上下部のセグメントピース28と、隅角部52
を一体に形成した両側部のセグメントピース54とを組
み合わせて構成されている。
【0035】上下部のセグメントピース28は、上方の
セグメント26の場合と同様に、その一部が取り外し可
能にされている。
【0036】両側部のセグメントピース54は、主桁5
6の下部フランジ58とリブ60との間に山留板62を
スライド可能に設け、隅角部52側のスキンプレート6
4には山留板62を押し出すためのシール材66付きの
開口部68が形成され、この開口部68から山留板62
をトンネル22、24間の地山42内へ圧入し得るよう
にしている。
【0037】なお、図示せぬが隅角部52のスキンプレ
ート64には、裏込め材等の注入口が閉塞可能に設けら
れている。
【0038】次に、前述のセグメント26、50を用い
たトンネルの接続工法について、図1及び図2を参照し
て説明する。
【0039】まず、図示せぬ矩形のシールド機を用いて
官民境界線20に近接した位置で、上下に所定の間隔を
おいて隣接する2本のトンネル22、24を掘削しつ
つ、セグメント26、50を組み立て連結して、所定長
のシールド機による掘進を行う。
【0040】この状態で、上方のトンネル22を構成す
るセグメント26の山留板40は、両側部のセグメント
ピース30のスキンプレート38の外側面に固定された
状態となっており、また、下方のセグメント50の山留
板62は、両側部のセグメントピース54内に収納され
た状態となっている。
【0041】次に、上方のセグメント26の内部から両
側部のセグメントピース30のスキンプレート38の外
面側に位置する山留板40を押圧して、トンネル22、
24間の地山42内に圧入し、その先端部を下方のセグ
メント50の対向する両側部のセグメントピース54の
隅角部52付近に当接させる。
【0042】この上方のセグメント26の山留板40の
圧入とあいまって、下方のセグメント50の接合側に位
置する両側部のセグメントピース54内に収納された山
留板62をセグメント50内から押圧してトンネル2
2、24間の地山42に圧入して、その先端を上方のセ
グメント26の下部に位置する隅角部32の面取り部4
4に当接支持させる。この場合、下方のセグメント50
の山留板62は、トンネル24坑内に露出しているた
め、トンネル24坑内での押圧作業により圧入でき、圧
入作業が容易で、しかも、振動装置を接続して振動圧入
を行うことができる。
【0043】このようにして、上方のセグメント26及
び下方のセグメント50からそれぞれ山留板40、62
を地山42内に圧入し、互いに対向するセグメント2
6、50に当接させることにより、山留板40と山留板
62のセグメントピース30、54に対する取付け位置
の相違により、外側の山留板40と、内側の山留板62
との間に区画された室70が形成されることとなる。ま
た、外側の山留板40の先端部が下方のセグメント50
の両側部のセグメントピース54の隅角部52に当接
し、内側の山留板62の先端が上方のセグメント26の
隅角部32に形成した面取り部44に当接することで、
確実に周囲の土圧を支え、充分な山留め効果を得ること
ができる。
【0044】次いで、外側の山留板40と内側の山留板
62との間に区画された室70が形成された状態で、上
方のセグメント26の隅角部32に形成した注入口48
を開き、上方のセグメント26内から注入管72を山留
板40と山留板62とで区画された室70内に挿入し、
この注入管72から室70内に充填材を注入し、固化さ
せて止水領域を形成する。
【0045】このように、山留板40、62によって区
画された部屋70内に充填材を注入することで、止水領
域74を形成するため、止水領域74が外側の山留板4
0から外側側方に広がることがなく、官民境界線20に
近接した位置で施工を行っても、民間領域まで止水領域
74が広がることがなく、それだけ地下構造物の有効面
積を充分に確保することが可能となる。また、このよう
な施工方法による場合には、官民境界線20とトンネル
22、24との間の距離は約40cm程度まで接近させ
て施工を行うことが可能となる。更に、山留板62は、
先端が上方のセグメント26の隅角部32に形成された
面取り部44によって支持されているため、填材の充填
固化時に山留板62に内方への圧力が加わったとして
も、上方のセグメント26によって確実に支持され、先
端部が内方に撓んでしまうのを防止し、確実な止水効果
を達成することができる。また、充填材の注入量も限ら
れた室70内に注入するだけですむため、大幅に減少さ
せることができる。
【0046】更に、充填材としては、例えばアクリル系
樹脂注入材を採用することができ、このアクリル系樹脂
注入材としては、例えば浸透性に優れたアクリル酸塩系
の注入材を採用することができる。このように、アクリ
ル系樹脂注入材を山留板40、62間に注入すること
で、山留板40、62間に十分に浸透させて全体に行き
わたらせ、止水領域74の厚さが薄い中でも十分に止水
効果を発揮させることができ、その結果、薬液注入のよ
うに広範な範囲で止水処理を行うことなく、確実に止水
を行うことができ、しかも、注入量も少なくすることが
できる。
【0047】次いで、山留板40、62による確実な山
留め及び止水領域74による確実な止水を行った後、山
留板40、62によって囲まれたトンネル22、24間
の地山42を拡幅掘削する。この場合、上方又は下方の
セグメント26、50の地山42と面するセグメントピ
ース28の主桁34及び継手板36を残して一部を取り
外し、この開放した部分からミニバックホウ等の掘削機
を用いてトンネル間の地山42を拡幅掘削し、掘削終了
後、残りのセグメントピース28を取り外して、トンネ
ル22、24同士を連通させる。
【0048】次いで、この連通したセグメント26、5
0同士を型鋼材やPC鋼棒等で連結する。
【0049】そして、このような工程を繰り返すことに
より、任意の幅のトンネルを容易に形成することができ
る。このようにして形成したトンネルを例えば、図5に
示すように、大断面の地下構造物80の壁面として形成
するような場合には、トンネル82の内部84及び拡幅
部分86にコンクリートを打設し、更に上部の空隙に二
次注入することにより完成されることとなる。
【0050】図3には、他の実施の形態を示す。
【0051】この実施の形態では、上方のセグメント2
6を構成する下部の隅角部32の山留板62対応位置
に、山留板62の先端を受け入れる受け部76を凹設
し、この受部76内で山留板62の先端部を受け入れ支
持することで、山留板62によって周囲の土圧を支え、
且つ、山留板40及び62間に形成された室70内への
充填材の注入固化時の山留板62に係る圧力に対抗し
て、止水領域74を確実に形成できるようにしている。
【0052】他の構成及び作用は、前記実施の形態と同
様につき説明を省略する。
【0053】図4には、更に他の実施の形態を示す。
【0054】この実施の形態では、上方のトンネル22
を構成するセグメント26のセグメントピース30のス
キンプレート38とリブ39との間に山留板40を収納
した状態となっており、上方及び下方のセグメント2
6、28の双方の内部から山留板40、62を互いの隅
角部32、52に対して当接支持させることで、山留板
40、62間に室70を形成して、止水領域74を形成
し得るようにしている。
【0055】なお、図示せぬが、山留板40、62は双
方のセグメント26、28に設けずに一方のセグメント
26又は28のみに設けるようにすることも可能であ
る。
【0056】他の構成及び作用は前記実施の形態と同様
につき説明を省略する。
【0057】本発明は、前記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の実
施の形態に変形可能である。
【0058】例えば、前記各実施の形態においては、上
下のトンネルを接続する場合について説明したが、この
例に限らず、横方向に隣接して形成したトンネルの接続
にも用いることができ、この場合、各実施の形態に於け
る図示の状態を90度回転させて横方向に配置した状態
で施工を行うことが可能である。
【0059】また、図3の実施の形態では、内側の山留
板の先端を受け入れ支持する受部を凹状のものとして形
成したが、この例に限らず、隅角部や他のセグメントピ
ースにストッパを突出形成することによっても、同様の
結果が得られるものである。
【0060】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るトンネルの接続工
法によってトンネル間の地山両側に山留板間の止水領域
を形成した状態を示す断面図である。
【図2】図1の部分拡大断面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態に係る図2相当の部分
拡大断面図である。
【図4】本発明の更に他の実施の形態を示す部分拡大断
面図である。
【図5】本発明のトンネルの接続工法によって構築した
大断面のトンネルを示す断面図である。
【図6】薬液注入を行って止水するトンネルの接続工法
を示す断面図である。
【符号の説明】
20 官民境界線 22 トンネル(上方) 24 トンネル(下方) 38 スキンプレート 40 山留板 42 地山 44 面取り部 54 セグメントピース(両側部) 56 主桁 58 下部フランジ 60 リブ 62 山留板 70 室 74 止水領域 76 受け部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志関 彰男 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田 建設株式会社内 (72)発明者 奥村 利博 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田 建設株式会社内 (72)発明者 篠原 満 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田 建設株式会社内 (72)発明者 多田 幸司 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田 建設株式会社内 (72)発明者 谷口 徹 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−259475(JP,A) 特開 平7−259473(JP,A) 特開 平7−259476(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/00 E21D 9/04 E21D 9/06 301 - 302 E21D 11/04 E21D 13/00 - 13/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔をおいて隣接して掘削したト
    ンネル間の地山を掘削して拡幅し、トンネル同士を接続
    するトンネルの接続工法であって、 隣接するトンネルを構成するそれぞれのセグメントから
    隣接するセグメントに向けてトンネル間の地山の周囲に
    外側及び内側の二重の山留板を圧入して先端を他方のセ
    グメントに当接させ、これら外側及び内側の山留板を各
    セグメント間で重合させて外側及び内側の山留板間に止
    水用の室を形成する工程と、 少なくとも一方のセグメントから前記外側及び内側の
    留板で形成された止水用の室内に充填材を注入し、固化
    させてトンネル間の地山の周囲に止水領域を形成する工
    程と、 前記止水領域で囲まれた地山を拡幅し、接続する工程
    と、 を含むことを特徴とするトンネルの接続工法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記充填材として、アクリル系樹脂注入材を使用するこ
    とを特徴とするトンネルの接続工法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 外側の山留板を有するセグメントの隅角部に面取り部を
    形成し、 内側に位置する山留板の先端を前記隅角部の面取り部に
    当接支持させることを特徴とするトンネルの接続工法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 外側の山留板を有するセグメントに、内側に位置する山
    留板の先端を受ける受け部を形成し、 前記受け部に内側に位置する山留板の先端を支持させる
    ことを特徴とするトンネルの接続工法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 隣接するトンネルを構成する一方のセグメントは、スキ
    ンプレートの外面に前記山留板をスライド可能に有し、 他方のセグメントは、セグメント内から山留板を外方に
    向けてスライド可能に有し、 前記一方のセグメント側の山留板を外側位置、前記他方
    のセグメント側の山留板を内側位置からそれぞれ隣接す
    るセグメントに向けてトンネル間の地山に圧入すること
    を特徴とするトンネルの接続工法。
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