JP2597650Y2 - シールド掘進機の連結装置 - Google Patents
シールド掘進機の連結装置Info
- Publication number
- JP2597650Y2 JP2597650Y2 JP1993004808U JP480893U JP2597650Y2 JP 2597650 Y2 JP2597650 Y2 JP 2597650Y2 JP 1993004808 U JP1993004808 U JP 1993004808U JP 480893 U JP480893 U JP 480893U JP 2597650 Y2 JP2597650 Y2 JP 2597650Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shield
- skin plate
- shield machine
- excavator
- cutter head
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案はトンネルの両端より掘
進してきた２基のシールド本体を地中で連結するための
シールド掘進機の連結装置に関する。
進してきた２基のシールド本体を地中で連結するための
シールド掘進機の連結装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来トンネルを掘進する場合、工期を短
縮するなどの目的で、２基のシールド掘進機を使用して
トンネルの両端よりトンネルを掘進する工法がよく用い
られている。上記工法では、トンネルの貫通時２基のシ
ールド本体が地中で互いに対向した状態となっていて、
これらシールド本体の間を連結装置により互いに連結す
ることにより、シールド本体をトンネル内壁を覆工する
覆工材の一部に利用している。このため連結装置には高
い止水性が要求されており、従来から止水性の高い連結
装置が提案されている。例えば特開平３−１７２４９６
号公報など。
縮するなどの目的で、２基のシールド掘進機を使用して
トンネルの両端よりトンネルを掘進する工法がよく用い
られている。上記工法では、トンネルの貫通時２基のシ
ールド本体が地中で互いに対向した状態となっていて、
これらシールド本体の間を連結装置により互いに連結す
ることにより、シールド本体をトンネル内壁を覆工する
覆工材の一部に利用している。このため連結装置には高
い止水性が要求されており、従来から止水性の高い連結
装置が提案されている。例えば特開平３−１７２４９６
号公報など。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかし従来の連結装置
では、２基のシールド本体の中心にずれが生じている場
合、接合部が金属接触して十分なシール効果が得られな
いことがある。このため従来では接合部の地山に地盤改
良剤などを注入して地山の地盤改良を行うことにより、
止水などの対策を行っているが、地盤改良に多くの時間
を必要とし、工期が長びくなどの不具合があった。この
考案は上記不具合を改善するためになされたもので、止
水効果の高いシールド掘進機の連結装置を提供すること
を目的とするものである。
では、２基のシールド本体の中心にずれが生じている場
合、接合部が金属接触して十分なシール効果が得られな
いことがある。このため従来では接合部の地山に地盤改
良剤などを注入して地山の地盤改良を行うことにより、
止水などの対策を行っているが、地盤改良に多くの時間
を必要とし、工期が長びくなどの不具合があった。この
考案は上記不具合を改善するためになされたもので、止
水効果の高いシールド掘進機の連結装置を提供すること
を目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段及び作用効果】この考案は
上記目的を達成するために、シールド掘進機の半径方向
へ収縮自在なオーバカッタを設けたカッタヘッドを支持
する第１シールド掘進機と第２シールド掘進機とが互い
に対向して地中接合するためのシールド掘進機の連結装
置において、２基のシールド本体の一方には他方のシー
ルド本体側へ摺動自在な内周スキンプレートと、内周ス
キンプレートを摺動させる摺動ジャッキと、内周スキン
プレートの先端側外周面に流体を注入すると膨張するチ
ューブ状シールとを設けたものである。
上記目的を達成するために、シールド掘進機の半径方向
へ収縮自在なオーバカッタを設けたカッタヘッドを支持
する第１シールド掘進機と第２シールド掘進機とが互い
に対向して地中接合するためのシールド掘進機の連結装
置において、２基のシールド本体の一方には他方のシー
ルド本体側へ摺動自在な内周スキンプレートと、内周ス
キンプレートを摺動させる摺動ジャッキと、内周スキン
プレートの先端側外周面に流体を注入すると膨張するチ
ューブ状シールとを設けたものである。
【０００５】シールド掘進機のスキンプレート内周側に
２台のシールド掘進機を地中接合するための連結装置を
設けたもので地中接合時、カッタヘッドやカッタヘッド
駆動部とは分離している内周スキンプレートを摺動さ
せ、相手側のシールド掘進機内に貫入した後、チューブ
状シールを膨張して相手側シールド掘進機のスキンプレ
ートの内周面に圧接し、土砂や地下水の侵入に対してシ
ールする。このため、連結装置は内周スキンプレートと
摺動ジャッキとチューブ状シールの構成でよくコンパク
トである。また、摺動ジャッキは内周スキンプレートを
摺動させるだけの容量があれぼよく連結装置を安価にで
きるばかりでなく、シールド掘進機内の有効空間も広く
確保することができる。さらに地中で互いに対向したシ
ールド本体間を接合する内周スキンプレートの外周に、
チューブ状シールを設けて、このチューブ状シールを膨
張させることにより、シールド本体のスキンプレート内
周に圧接させるようにしたことから、シールド本体間に
芯ずれがあってもスキンプレートの内周面にチューブ状
シールを均等に圧接させることができる。これによって
高い止水効果が得られることから、従来のような地山の
地盤改良が不要となり、地盤改良に要した工期や経費の
低減が図れるようになる。
２台のシールド掘進機を地中接合するための連結装置を
設けたもので地中接合時、カッタヘッドやカッタヘッド
駆動部とは分離している内周スキンプレートを摺動さ
せ、相手側のシールド掘進機内に貫入した後、チューブ
状シールを膨張して相手側シールド掘進機のスキンプレ
ートの内周面に圧接し、土砂や地下水の侵入に対してシ
ールする。このため、連結装置は内周スキンプレートと
摺動ジャッキとチューブ状シールの構成でよくコンパク
トである。また、摺動ジャッキは内周スキンプレートを
摺動させるだけの容量があれぼよく連結装置を安価にで
きるばかりでなく、シールド掘進機内の有効空間も広く
確保することができる。さらに地中で互いに対向したシ
ールド本体間を接合する内周スキンプレートの外周に、
チューブ状シールを設けて、このチューブ状シールを膨
張させることにより、シールド本体のスキンプレート内
周に圧接させるようにしたことから、シールド本体間に
芯ずれがあってもスキンプレートの内周面にチューブ状
シールを均等に圧接させることができる。これによって
高い止水効果が得られることから、従来のような地山の
地盤改良が不要となり、地盤改良に要した工期や経費の
低減が図れるようになる。
【０００６】
【実施例】この考案の一実施例を図面を参照して詳述す
る。図１はトンネルの両端より掘進し、トンネル貫通時
地中で互いに対向した状態のシールド掘進機を示すもの
で、この図で１及び２は２基のシールド本体を示す。
る。図１はトンネルの両端より掘進し、トンネル貫通時
地中で互いに対向した状態のシールド掘進機を示すもの
で、この図で１及び２は２基のシールド本体を示す。
【０００７】各シールド本体１、２の前面にはカッタヘ
ッドモータ３により回転駆動されるカッタヘッド４が設
けられており、これらカッタヘッド４の外周面に設けら
れたオーバカッタ５は、カッタヘッド４の半径方向へ収
縮自在となっていて、掘削完了時先端部がスキンプレー
ト１ａ、２ａの内側まで収縮できるようになっている。
ッドモータ３により回転駆動されるカッタヘッド４が設
けられており、これらカッタヘッド４の外周面に設けら
れたオーバカッタ５は、カッタヘッド４の半径方向へ収
縮自在となっていて、掘削完了時先端部がスキンプレー
ト１ａ、２ａの内側まで収縮できるようになっている。
【０００８】また上記シールド本体１、２の一方には、
スキンプレート１ａの先端側内周部に内周スキンプレー
ト１ｂが摺動自在に設けられている。上記内周スキンプ
レート１ｂは円筒状をなしていて、外周面がスキンプレ
ート１ａの内周面と摺接自在となっていると共に、先端
側外周面に、端部側が小径となるテーパ面１ｃが形成さ
れている。そしてこのテーパ面１ｃの先端部に、全周に
亘って環状のチューブ状シール６が設けられている。上
記チューブ状シール６はゴムなどの弾性体により形成さ
れていて、内部に空気やその他の流体を注入することに
よりテーパ面１ｃの外周側へ膨張するようになってい
る。
スキンプレート１ａの先端側内周部に内周スキンプレー
ト１ｂが摺動自在に設けられている。上記内周スキンプ
レート１ｂは円筒状をなしていて、外周面がスキンプレ
ート１ａの内周面と摺接自在となっていると共に、先端
側外周面に、端部側が小径となるテーパ面１ｃが形成さ
れている。そしてこのテーパ面１ｃの先端部に、全周に
亘って環状のチューブ状シール６が設けられている。上
記チューブ状シール６はゴムなどの弾性体により形成さ
れていて、内部に空気やその他の流体を注入することに
よりテーパ面１ｃの外周側へ膨張するようになってい
る。
【０００９】一方上記内周スキンプレート１ｂの後方に
はスキンブレート１ａの内周方向複数の摺動ジャッキ７
が設置されていて、これら摺動ジャッキ７より突出され
たピストン杆７ａの先端がピン８により内周スキンプレ
ート１ｂの後端に枢着されており、これら摺動ジャッキ
７により内周スキンプレート１ｂが他方のシールド本体
２側へ摺動できるようになっている。また他方のシール
ド本体２のカッタヘッド４は一方のシールド本体１のカ
ッタヘッド４と干渉しないようにシールド本体２内へ移
動できるようになっている。
はスキンブレート１ａの内周方向複数の摺動ジャッキ７
が設置されていて、これら摺動ジャッキ７より突出され
たピストン杆７ａの先端がピン８により内周スキンプレ
ート１ｂの後端に枢着されており、これら摺動ジャッキ
７により内周スキンプレート１ｂが他方のシールド本体
２側へ摺動できるようになっている。また他方のシール
ド本体２のカッタヘッド４は一方のシールド本体１のカ
ッタヘッド４と干渉しないようにシールド本体２内へ移
動できるようになっている。
【００１０】次に作用を説明すると、トンネルの両端よ
り掘進してきた２基のシールド本体１、２がトンネル貫
通時互いに対向したら、カッタヘッド４が互いに干渉し
ないよう、オーバカッタ５を収縮した後、シールド本体
２側のカッタヘッド４をシールド本体２内へ格納する。
次にこの状態で摺動ジャッキ７により内周スキンプレー
ト１ｂを図１の仮想線位置まで前進させて、各シールド
１、２のスキンプレート１ａ、２ａ間の隙間９を内周ス
キンプレート１ｂで閉鎖する。そしてこの状態でチュー
ブ状シール６内に空気や流体を注入してチューブ状シー
ル６を膨張させ、シールド本体２のスキンプレート２ａ
の内周面に圧接させる。これによって互いに対向したシ
ールド本体１、２の中心にずれがあっても、チューブ状
シール６をシールド本体２のスキンプレート２ａ内周面
に均等に圧接できるため、高い止水効果が得られるよう
になる。
り掘進してきた２基のシールド本体１、２がトンネル貫
通時互いに対向したら、カッタヘッド４が互いに干渉し
ないよう、オーバカッタ５を収縮した後、シールド本体
２側のカッタヘッド４をシールド本体２内へ格納する。
次にこの状態で摺動ジャッキ７により内周スキンプレー
ト１ｂを図１の仮想線位置まで前進させて、各シールド
１、２のスキンプレート１ａ、２ａ間の隙間９を内周ス
キンプレート１ｂで閉鎖する。そしてこの状態でチュー
ブ状シール６内に空気や流体を注入してチューブ状シー
ル６を膨張させ、シールド本体２のスキンプレート２ａ
の内周面に圧接させる。これによって互いに対向したシ
ールド本体１、２の中心にずれがあっても、チューブ状
シール６をシールド本体２のスキンプレート２ａ内周面
に均等に圧接できるため、高い止水効果が得られるよう
になる。
【図１】この考案の一実施例になるシールド掘進機の連
結装置を示す断面図である。
結装置を示す断面図である。
１ シールド本体 １ｂ 内周スキンプレート ２ シールド本体 ２ａ スキンプレート ６ チューブ状シール ７ 摺動ジャッキ
Claims (1)
- 【請求項１】 シールド掘進機の半径方向へ収縮自在な
オーバカッタを設けたカッタヘッドを支持する第１シー
ルド掘進機（１）と第２シールド掘進機（２）とが互い
に対向して地中接合するためのシールド掘進機の連結装
置において、２基のシールド本体（１，２）の一方には
他方のシールド本体（２，１）側へ摺動自在な内周スキ
ンプレート（１ｂ）と、内周スキンプレート（１ｂ）を
摺動させる摺動ジャッキ（７）と、内周スキンアレート
（１ｂ）の先端側外周面に流体を注入すると膨張するチ
ューブ状シール（６）とを設けたシールド掘進機の連結
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993004808U JP2597650Y2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | シールド掘進機の連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993004808U JP2597650Y2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | シールド掘進機の連結装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0657990U JPH0657990U (ja) | 1994-08-12 |
| JP2597650Y2 true JP2597650Y2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=11594065
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993004808U Expired - Fee Related JP2597650Y2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | シールド掘進機の連結装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2597650Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-01-25 JP JP1993004808U patent/JP2597650Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0657990U (ja) | 1994-08-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |