JPH0535192Y2 - - Google Patents

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JPH0535192Y2
JPH0535192Y2 JP1987197413U JP19741387U JPH0535192Y2 JP H0535192 Y2 JPH0535192 Y2 JP H0535192Y2 JP 1987197413 U JP1987197413 U JP 1987197413U JP 19741387 U JP19741387 U JP 19741387U JP H0535192 Y2 JPH0535192 Y2 JP H0535192Y2
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JP
Japan
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wall
room
outside
exhaust port
port
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JP1987197413U
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JPH01102267U (ja
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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、土木作業現場等の屋外に設置される
組立て式の簡易便所、住宅用のシヤワー室やユニ
ツトバス等換気を必要とする簡易建築物に関する
ものである。
〔従来の技術〕
上記従来の簡易建築物、例えば簡易便所にあつ
ては第5図に示すように、換気を必要とする部分
である便槽aにはベンテレータbが立設してあ
り、また第6図に示すように、壁cに開閉可能に
した窓d及びルーバを有する開口窓eを設けてい
た。シヤワー室やユニツトバスにおいても、大略
同様で、室を構成する壁に換気口を設けていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の技術にあつては、例えば簡易便所の
場合、便槽aと壁cにそれぞれ別々の換気装置を
設けなければならず、特に便槽に設けるベンチレ
ータはコストアツプとなると共に、このベンチレ
ータが外部に立設されることにより、この部分が
物にぶつかつて破損しやすいという問題があつ
た。
また従来の壁cに設ける窓d,eは、その位置
で室の内外を連通する構成であつたため、空気の
流通は良い反面、外部から雨やホコリが殆ど直接
侵入してしまう等の問題があつた。
またシヤワー室やユニツトバスにあつては換気
口より室内をのぞかれてしまうという問題があつ
た。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案は上記のことにかんがみなされたもの
で、簡易便所にあつては、従来のようにベンチユ
レータ等の特別の装置を必要とせず、コスト低減
を図ることができると共に、室外周囲に邪魔物が
突出することがなくなり、さらに室内へ換気装置
を通つて雨水やホコリが浸入するのを防止でき、
またシヤワー室やユニツトバスにあつては換気口
を通して室内をのぞかれることがないようにした
簡易建築物を提供しようとするものであり、その
構成は、表壁と裏壁とを所定の間隔で対向させ、
かつその周縁を端壁にて閉じてなるプラスチツク
からなる中空一体構造の板体を組合わせて室2を
構成し、この室2を構成する上記板体の内側に吸
気口を、外側に排気口を、それぞれ位置をずら
せ、かつ壁の中空部を介して互いに連通して設け
た構成となつており、室の内側の空気は吸気口よ
り吸引され、壁の中空部を通つて排気口より外部
へ排気される。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図から第4図に基づいて
説明する。
この実施例は簡易便所の場合であり、図中1は
便槽、2はこの便槽1の上に組立て載置される
室、3はこの室2の上方を覆う屋である。これは
図示しないボルト等の締着物にて組立て結合され
ている。
便槽1はブロー成形法によりプラスチツクにて
中空成形されており、ステツプ4、床5及び汲取
口6を有している。床5には補強板7が固着され
ている。そして床5には上記補強板7を介して便
器8及び左右の踏台9a,9bが載置されてい
る。
室2は左右両側と後側の3方の壁10a,10
b,10cと前側の壁を構成するドア11とから
なつている。上記3方の壁10a,10b,10
cはそれぞれブロー成形方法により、表壁と裏壁
とを所定の間隔で対向させ、かつその周縁を端壁
に閉じた形状に中空成形された中空2重壁構造と
なつている。そしてこれらのうち、後壁10cの
内側下部に、便器8の前側下方に対向する吸気口
12が、また外側上部に排気口13がそれぞれ設
けてある。
また左右両側の少なくとも一方、例えば左側の
壁10aの下端に吸気口14が、また外側上部に
排気口15がそれぞれ設けてある。さらに、例え
ば右側の壁10bの内側上部に吸気口16が、ま
たこれの上端に排気口17がそれぞれ設けてあ
る。
上記各壁10a,10b,10cのそれぞれの
吸気口12,14,16と排気口13,15,1
7はそれぞれの壁10a,10b,10cの中空
部によつて連通されている。
上記左側の壁10aの下端に設けた吸気口14
は便槽8に設けた排気口18に接続されている。
また右側の壁10bの上端に設けた排気口17は
屋根3のヒサシに設けた排気口19に接続されて
いる。
上記構成において、便槽8内の臭気は左側の壁
10aの下端に設けた吸気口14より吸引され、
この壁10a内を通つて上昇し、外側上部に開口
した排気口15より外部へ排気される。
また便器8周辺の臭気は、この便器8の前側下
方に開口した後側の壁10cの吸気口12から吸
引され、この壁10cを通つて上昇し、外側上部
に開口した排気口13より外部へ排気される。
さらに、室2の上部の臭気は右側の壁10bの
内側上部に開口した吸気口16より吸引され、上
端に開口した排気口17より屋根3の中空部に入
り、ここからヒサシに設けた排気口19を通つて
排気される。
上記各排気作用は自然対流により行なわれる。
上記構成において、各壁の外側に開口する排気口
はここから雨水が入らないように、下向きのルー
バ状に形成されている。
なお本考案の構成は上記実施例に限るものでは
なく、便槽8に接続する吸気口14は左側の壁1
0aにかぎるものではなく、右側、後側の壁10
b,10cに設けてもよい。
また壁の上部に設ける排気口の全てを中空構造
の屋根3を介してこれのヒサシに設けた排気口に
接続する構成としてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、簡易便所にあつては、便槽8
内の換気を室2を構成する壁を通して行なうこと
ができることにより、従来のようにベンチレータ
等の特別の装置を必要とせず、コスト低減できる
と共に、室2の外側周囲に邪魔物が突出すること
がなくすることができる。また室内の換気用の吸
気口と排気口も、内・外壁で位置がずれるため、
この吸排気口を通つて雨水やホコリが室内に侵入
するのを防止することができる。
またシヤワー室やユニツトバスにあつても同様
に室内の換気を室を構成する壁を通して行なうこ
とができると共に、換気口を通して室内をのぞか
れるようなことがなくなる。
そしてさらに本考案によれば、通気用の室を有
する壁材自体がその周縁を端壁にて閉じてなる1
枚の剛性を有する一体構造の部材であることによ
り、簡易建築物として現場の組立施工作業を簡単
で、かつ短時間に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は本考案を簡易便所に適用し
た場合の実施例を示すもので、第1図は縦断面
図、第2図は縦断正面図、第3図は第2図の−
線に沿う断面矢視図、第4図は外観を示す斜視
図であり、第5図、第6図は従来例を示す斜視図
である。 2は室、10a,10b,10cは壁、12,
14,16は吸気口、13,15,17は排気
口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表壁と裏壁とを所定の間隔で対向させ、かつそ
    の周縁を端壁にて閉じてなるプラスチツクからな
    る中空一体構造の板体を組合わせて室2を構成
    し、この室2を構成する上記板体の内側に吸気口
    を、外側に排気口を、それぞれ位置をずらせ、か
    つ壁の中空部を介して互いに連通して設けたこと
    を特徴とする簡易建築物。
JP1987197413U 1987-12-28 1987-12-28 Expired - Lifetime JPH0535192Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987197413U JPH0535192Y2 (ja) 1987-12-28 1987-12-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987197413U JPH0535192Y2 (ja) 1987-12-28 1987-12-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01102267U JPH01102267U (ja) 1989-07-10
JPH0535192Y2 true JPH0535192Y2 (ja) 1993-09-07

Family

ID=31487963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987197413U Expired - Lifetime JPH0535192Y2 (ja) 1987-12-28 1987-12-28

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JP (1) JPH0535192Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52102845U (ja) * 1976-07-20 1977-08-04
JPS63938Y2 (ja) * 1980-09-30 1988-01-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01102267U (ja) 1989-07-10

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