JPH0535111Y2 - - Google Patents

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JPH0535111Y2
JPH0535111Y2 JP13541588U JP13541588U JPH0535111Y2 JP H0535111 Y2 JPH0535111 Y2 JP H0535111Y2 JP 13541588 U JP13541588 U JP 13541588U JP 13541588 U JP13541588 U JP 13541588U JP H0535111 Y2 JPH0535111 Y2 JP H0535111Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はコンテナ、バン型車両等の運搬容器、
特に運搬容器の側壁と天井の壁部を構成する断熱
壁材の取付構造に関するものである。
(従来技術) 第3図は本考案が実施されるバン型車両を示
し、第4図は第3図のA−A断面図である。第4
図に示すごとく、側壁aや天井bは断熱材とし
て、いわゆるサンドイツチパネル(以下パネル材
という)1で構成されている。
パネル材1は表裏の表面材1a,1bと表面材
間の芯材1cとからなり、この芯材1cは、ポリ
ウレタンフオーム等で構成されている。このよう
なパネル材1は軽量で剛性が比較的大きいことか
ら、近年運搬容器等の壁部に多量使用されてい
る。
従来、壁部にパネル材1を使用した運搬容器の
例えば側壁aと天井bを組み合わせる場合、側壁
と天井の結合部cを構成する枠材2とパネル材1
との結合はブラインドリベツト3等の固着具が使
用されたもの、あるいは枠材2と当て板4で構成
される溝部に接着剤5を塗布しておき、そこにパ
ネル材1の端を差し込んで結合したもの等が普通
である。
同様に側壁aと床dとの結合部eに於ても、枠
材6はパネル材1とをリベツト3で、あるいは床
dとパネル材1とを当て板7を介しリベツト3で
固定していた。同様に前後の隅性とパネル材との
結合もリベツト3で行つていた。
リベツト等で固着するものは固着具が弛緩しや
すい欠点がある。即ち運搬容器は、運搬中の振動
やねじれ等が激しいため固着具が弛緩しやすい。
一度弛緩すると、こゝから雨水がパネル材の芯材
1c内に浸入し、断熱層が水と反応して収縮し塊
状化するので、著しく断熱効果を低下させるばか
りでなく、パネル材の強度も著しく低下する。
又、後者の接着方式では接着力が充分に得られ
ず、箱体としての強度が充分に得られないという
問題がある。即ち、隅角部の枠材の溝形部内にパ
ネル材を挿入する時、接着剤の厚さを充分に得ら
れないので、接着力が不足する。
(考案により解決しようとする課題) 本考案は従来構造の欠点に鑑み、ブラインドリ
ベツト等の固着具を使用しないで、接着剤の厚さ
を充分にとることができ、ひいては箱体の強度が
充分に得られるパネル材の取付構造を提供しよう
とするものである。
(考案による課題の解決手段) サンドイツチパネルを壁材とし、該壁材の側端
部を運搬容器の上部側枠材及び隅柱等の枠材に固
着してなる運搬容器において、内側面に一対の案
内突部8bと該案内突部の外側に設けた一対の鉤
状部8aとを具え断面形状が左右対称に形成され
た上部側枠材8と、前記一対の案内突部8b間に
案内されて摺動するボルト11をねじ込んだ押圧
板10と、本体中間部に上部側枠材8の鉤状部8
aと係合する鉤状片9bを具え、該鉤状部9bの
片側をパネル材の押圧部、他側を前記押圧板10
と接する部分としたパネル支持材9とからなり、
前記パネル支持材9の鉤状片9bを上部側枠材8
の鉤状部8aに係合させ、上部側枠材8の端部内
側面とパネル支持材9の自由端とで接着剤14を
介し壁材の端部を挟持し、押圧板10にねじ込ん
でおいたボルト11を上部側枠材8に対しさらに
ねじ込み、押圧板10を離間させることにより、
前記パネル支持材を鉤状片9bの係合部の周りに
回動させて壁材を押圧し固着するようにした。
(実施例) 第1図は第3図のA−A断面を示し、側壁aと
天井bとの結合部cを示す。
側壁aと天井bとの結合部cは複数の部材で構
成されている。8は上部側枠材、9は側壁aを構
成するパネル材1の上端内側の支持と、天井bを
構成するパネル材1の端部内側の支持に用いるパ
ネル支持材である。
10はパネル支持材9の端部を押圧し、パネル
支持材9のパネル支持部をパネル材1側に押圧す
る押圧板である。11は押圧板10にねじ込まれ
るボルトで該ボルトをねじ込むと、その先端が上
部側枠材8の内面に当り、押圧板10が浮上し、
パネル支持材9を回動させるようになつている。
第2図に基いて結合部cを構成する各部材につ
いてさらに説明する。上部側枠材8は断面形状が
対称形に構成され、側壁a側のパネル材1の取付
側と天井b側のパネル材1の取付側は円弧部を介
し90°開いている。
8aは上部側枠材8の内側に突設され、パネル
支持材9の中間部に設けた鉤状片9bと係合する
鉤状部、8b,8bは同じく上部側枠材8の内側
に一対が平行に成形された案内突部で、左右の案
内突部8b,8bに案内されて前記押圧板10は
摺動する。押圧板10はその中心位置に、化粧板
12に設けた取付部12aの側面に長手方向凹凸
が設けられた嵌入溝12bに嵌入される凹凸付き
の突部10aを有し、該突部10aの両側にボル
ト11を螺じ込む雌ねじ10bが設けられてい
る。なお上部側枠材10側の突出部10aを化粧
板12側にし、化粧板12側の取付部12aを上
部側枠材8に設けてもよいことは勿論である。
パネル支持材9はその本体部9aの中間部に前
記上部側枠材8の鉤状部8aと係合する鉤状片9
bを備え、該鉤状片9bの片側はパネル材の押圧
部、他側は前記押圧板10と接する部分である。
(結合部cの組立) 1 第2図に示すごとく、上部側枠材8の両端及
びパネル支持材9のパネル材押圧側にテープシ
ーラー13を取付け、それに隣接して接着剤1
4を塗付する。
2 押圧板10を1対の案内突部8a,8bに沿
つて挿入し、ボルト11を雌ねじ10bに少し
ねじ込んでおく。
3 パネル支持材9の鉤状片9bを上部側枠材8
側の鉤状部8aに引掛ける。
4 パネル材1を上部側枠材8とパネル支持材9
間に挿入する。
5 ボルト11をねじ込んで、押圧板10を浮上
させパネル支持材9を前記鉤状部8aのまわり
に回動させ、他端をパネル材1側に押圧して固
定する。
6 化粧板12の取付部12aを押圧板10の突
部10aに押し込む。
7 天井bについても同様に取付ける。
(効果) 本考案の構造によれば、押圧板をボルトをねじ
込むことによつて枠材から離間させることによつ
てパネル支持材を係合部のまわりに回動させて、
梃子の原理によりパネル支持材の他端でパネル材
を押圧するようにしたので、パネル材と枠材及び
パネル支持材間に接着剤を充分に塗布でき、リベ
ツト等を全く使用しなくても枠体とパネル材との
結合を完全に行うことができ、箱体としての強度
を充分に維持できる。又接着剤の外、シールテー
プをも併用塗布できるので、この個所から雨水の
浸入も絶無となり、断熱性も損なわれることがな
い。さらに接着剤による接合構造にしたので、リ
ベツト打ち作業等がなく従来に比し製造時間が短
縮できるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は第3図のA−A断面図で、側壁と天井
の結合部を示す。第2図は結合部cの分解図。第
3図はバン型車両の斜視図。第4図は第3図のA
−A断面に相当する従来型の断面構造を示す。 図において;a……側壁、b……天井、c……
(側壁と天井の)結合部、d……床、1……サン
ドイツチパネル(パネル材)、1a,1b……
(パネル材の)表面材、1c……(パネル材の)
芯材、2……枠材、3……リベツト、4……当て
板、5……接着剤、6……枠剤、7……当て板、
8……上部側枠材、8a……鉤状部、8b……案
内突部、9……パネル支持材、9a……本体部、
9b……鉤状片、9c……押圧突部、10……押
圧板、10a……突部、10b……雌ねじ、11
……ボルト、12……化粧板、12a……取付
部、12b……(凹凸付)嵌入溝、13……テー
プシーラー、14……接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サンドイツチパネルを壁材とし、該壁材の側端
    部を運搬容器の上部側枠材及び隅柱等の枠材に固
    着してなる運搬容器において、内側面に一対の案
    内突部8bと該案内突部の外側に設けた一対の鉤
    状部8aとを具え断面形状が左右対称に形成され
    た上部側枠材8と、前記一対の案内突部8b間に
    案内されて摺動するボルト11をねじ込んだ押圧
    板10と、本体中間部に上部側枠材8の鉤状部8
    aと係合する鉤状片9bを具え、該鉤状部9bの
    片側をパネル材の押圧部、他側を前記押圧板10
    と接する部分としたパネル支持材9とからなり、
    前記パネル支持材9の鉤状片9bを上部側枠材8
    の鉤状部8aに係合させ、上部側枠材8の端部内
    側面とパネル支持材9の自由端とで接着剤14を
    介し壁材の端部を挟持し、押圧板10にねじ込ん
    でおいたボルト11を上部側枠材8に対しさらに
    ねじ込み、押圧板10を離間させることにより、
    前記パネル支持材を鉤状片9bの係合部の周りに
    回動させて壁材を押圧し固着するようにしたこと
    を特徴とする運搬容器における壁材取付構造。
JP13541588U 1988-10-19 1988-10-19 Expired - Lifetime JPH0535111Y2 (ja)

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JP13541588U JPH0535111Y2 (ja) 1988-10-19 1988-10-19

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JPH0256194U JPH0256194U (ja) 1990-04-24
JPH0535111Y2 true JPH0535111Y2 (ja) 1993-09-06

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