JPH0534824B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0534824B2 JPH0534824B2 JP57025921A JP2592182A JPH0534824B2 JP H0534824 B2 JPH0534824 B2 JP H0534824B2 JP 57025921 A JP57025921 A JP 57025921A JP 2592182 A JP2592182 A JP 2592182A JP H0534824 B2 JPH0534824 B2 JP H0534824B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resist
- layer
- insulating film
- active layer
- gate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D30/00—Field-effect transistors [FET]
- H10D30/80—FETs having rectifying junction gate electrodes
Landscapes
- Junction Field-Effect Transistors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の属する分野
本発明はGaAs結晶を用いた電界効果トランジ
スタの製造方法に関する。
スタの製造方法に関する。
従来技術とその問題点
GaAs電界効果トランジスタ(FET)は高周波
素子ならびに高速スイツチング素子として注目を
集めている。その性能指数がCgs/gmで表わさ
れることは良く知られている。ここでCgsはゲー
ト・ソース間容量であり、gmはFETの相互コン
ダクタスである。Cgsを減らしgmを大きくする
ことにより高周波性能は改善される。具体的な改
善方法としては第1図に示すようにチヤネル部の
キヤリア分布をn-13−n12構造とする、す
なわち表面近傍のキヤリア濃度を低くし、奥の方
を高くすることが知られている。(第1図aは
FETの構成断面図、第1図bはaのA−A′線で
切断した時の不純物濃度分布を示す図)こうした
分布を実際に得るにはエピタキシヤル法でn層1
2、n-層13を連続的に成長させるか、イオン
注入法でまずn層12を形成し次に表面近傍にp
型イオンを注入してキヤリアを補償してn-−n
構造を得る方法が考えられる。GaAsICなどに用
いるFETなどではその特性を厳しく制御する必
要があるため後者の方法が好ましい。
素子ならびに高速スイツチング素子として注目を
集めている。その性能指数がCgs/gmで表わさ
れることは良く知られている。ここでCgsはゲー
ト・ソース間容量であり、gmはFETの相互コン
ダクタスである。Cgsを減らしgmを大きくする
ことにより高周波性能は改善される。具体的な改
善方法としては第1図に示すようにチヤネル部の
キヤリア分布をn-13−n12構造とする、す
なわち表面近傍のキヤリア濃度を低くし、奥の方
を高くすることが知られている。(第1図aは
FETの構成断面図、第1図bはaのA−A′線で
切断した時の不純物濃度分布を示す図)こうした
分布を実際に得るにはエピタキシヤル法でn層1
2、n-層13を連続的に成長させるか、イオン
注入法でまずn層12を形成し次に表面近傍にp
型イオンを注入してキヤリアを補償してn-−n
構造を得る方法が考えられる。GaAsICなどに用
いるFETなどではその特性を厳しく制御する必
要があるため後者の方法が好ましい。
イオン注入を用いてn-−n構造をもつ活性層
を得る最も普通の方法としては第2図aにあるよ
うにFETの活性層そのものをn-13−12構造
とすることである。しかし、この構造ではソー
ス・ドレイン電極15,16部の表面濃度も低く
なつてしまうためオーミツク接触抵抗Rcが大き
くなつてしまう。これを回避するにはゲート電極
部のみにp型イオンを注入してp+領域14を形
成し、据引き部でn-化してn-−n構造とする方
法が考えられる。シヨツトキ接合をゲートする
MESFETではこれが有効であるが、第2図bに
示すようにPN接合ゲートFET(JFET)ではゲー
ト直下p+14−n-13′−n12構造となるが横
方向は依然としてp−n構造となり接合容量は大
きいままである。
を得る最も普通の方法としては第2図aにあるよ
うにFETの活性層そのものをn-13−12構造
とすることである。しかし、この構造ではソー
ス・ドレイン電極15,16部の表面濃度も低く
なつてしまうためオーミツク接触抵抗Rcが大き
くなつてしまう。これを回避するにはゲート電極
部のみにp型イオンを注入してp+領域14を形
成し、据引き部でn-化してn-−n構造とする方
法が考えられる。シヨツトキ接合をゲートする
MESFETではこれが有効であるが、第2図bに
示すようにPN接合ゲートFET(JFET)ではゲー
ト直下p+14−n-13′−n12構造となるが横
方向は依然としてp−n構造となり接合容量は大
きいままである。
本発明の目的
本発明はこのJFETの側壁容量をも小さくする
方法を提供することが目的である。
方法を提供することが目的である。
発明の概要
第3図により本発明の概要を説明する。
n型活性層12を形成したあと、絶縁膜37を
堆積し、さらにその上にレジスト38を塗布し2
層構造とする(第3図a)。フオトリソグラフイ
によりレジスト38窓あけをしたのち、絶縁膜3
7をエツチングする。その際第3図bのように2
層目の膜即ち絶縁膜37がオーバーハング状態に
なるようにエツチングする。この状態でp型不純
物を低エネルギーで高濃度注入し、n型活性層表
面をp+層14とする。この部分の横方向の寸法
xはフオトリソグラフイによる窓あけ精度により
決まるため1μm或いはそれ以下の寸法でも高い
精度でp+層14の形成ができる(第3図b)。次
に、レジストを除去すると、第3図cのように横
方向エツチングされた寸法yの窓が出現する。こ
の状態で再びp型不純物を1回目より少し高いエ
ネルギーで注入し、n型活性層のキヤリアを補償
するようにしてやればp+領域の周辺がn-層39
となる。こうしてp+層14ゲート周辺、ゲート
直下及びゲートの側壁部も、すべてp+−n-−n
構造となり接合容量が小さくできる。この後ソー
ス及びドレインのオーミツク電極15,16を取
り、第3図dのようなJFETが得られる。
堆積し、さらにその上にレジスト38を塗布し2
層構造とする(第3図a)。フオトリソグラフイ
によりレジスト38窓あけをしたのち、絶縁膜3
7をエツチングする。その際第3図bのように2
層目の膜即ち絶縁膜37がオーバーハング状態に
なるようにエツチングする。この状態でp型不純
物を低エネルギーで高濃度注入し、n型活性層表
面をp+層14とする。この部分の横方向の寸法
xはフオトリソグラフイによる窓あけ精度により
決まるため1μm或いはそれ以下の寸法でも高い
精度でp+層14の形成ができる(第3図b)。次
に、レジストを除去すると、第3図cのように横
方向エツチングされた寸法yの窓が出現する。こ
の状態で再びp型不純物を1回目より少し高いエ
ネルギーで注入し、n型活性層のキヤリアを補償
するようにしてやればp+領域の周辺がn-層39
となる。こうしてp+層14ゲート周辺、ゲート
直下及びゲートの側壁部も、すべてp+−n-−n
構造となり接合容量が小さくできる。この後ソー
ス及びドレインのオーミツク電極15,16を取
り、第3図dのようなJFETが得られる。
発明の実施例
半絶縁性GaAs結晶11にSiイオンを200kVで
5×1012cm-2注入し850℃で15分間アニールして
n型活性層12をつくつた。つづいてSiO2膜3
7を3000ÅCVD法で堆積し、その上にAZ1350J
ポジレジスト38を厚さ1μmとなるように塗布
した。フオトリソグラフイにより寸法1μmの窓
あけをしCF4とH2の混合プラズマを用いた反応性
イオンエツチング(RIE)によりSiO2膜37のド
ライエツチングを行つた。そのRIEは異方性が大
きくレジストの窓あけ寸法とほとんど変らない高
精度のエツチングができる。つづいてHFと
NH4Fの混合液中に約1分浸してSiO2膜の横方向
エツチングを行つた。このときの横方向へのエツ
チング量は約0.5μmであつた。この状態でZnイオ
ンを60kVで5×1014cm-2注入し、そのあとレジ
ストを除去して、再度Znイオンを120kVで6×
1012cm-2注入したのち、800℃で20分アニールし
てp+層14の形成とn-層39の形成を行つた。
そしてAuGeソース、ドレインオーミツク電極を
形成し、FETとした。
5×1012cm-2注入し850℃で15分間アニールして
n型活性層12をつくつた。つづいてSiO2膜3
7を3000ÅCVD法で堆積し、その上にAZ1350J
ポジレジスト38を厚さ1μmとなるように塗布
した。フオトリソグラフイにより寸法1μmの窓
あけをしCF4とH2の混合プラズマを用いた反応性
イオンエツチング(RIE)によりSiO2膜37のド
ライエツチングを行つた。そのRIEは異方性が大
きくレジストの窓あけ寸法とほとんど変らない高
精度のエツチングができる。つづいてHFと
NH4Fの混合液中に約1分浸してSiO2膜の横方向
エツチングを行つた。このときの横方向へのエツ
チング量は約0.5μmであつた。この状態でZnイオ
ンを60kVで5×1014cm-2注入し、そのあとレジ
ストを除去して、再度Znイオンを120kVで6×
1012cm-2注入したのち、800℃で20分アニールし
てp+層14の形成とn-層39の形成を行つた。
そしてAuGeソース、ドレインオーミツク電極を
形成し、FETとした。
発明の効果
こうして得られたGaAs J・FETのSパラメ
ータを測定してCgsを算出したところ第2図aの
ような従来のJ・FETのCgsおよび第2図bのよ
うなn-−n構造のJ・FETのCgsに比べてそれぞ
れ約0.3、および0.8程度と小さくなつていること
が確認され、またこの構造をもつ1μゲートJ・
FETを使つたノーマリオフ型GaAs ICにおける
スイツチング速度はインバータ1段あたり消費電
力0.1mWの時65pSと従来のICに比べ約1.5倍も高
速であつた。
ータを測定してCgsを算出したところ第2図aの
ような従来のJ・FETのCgsおよび第2図bのよ
うなn-−n構造のJ・FETのCgsに比べてそれぞ
れ約0.3、および0.8程度と小さくなつていること
が確認され、またこの構造をもつ1μゲートJ・
FETを使つたノーマリオフ型GaAs ICにおける
スイツチング速度はインバータ1段あたり消費電
力0.1mWの時65pSと従来のICに比べ約1.5倍も高
速であつた。
第1図はn-−n構造をもつFETの構成とその
キヤリア分布を示す図、第2図はn-−n構造を
もつJFETの従来の断面図、第3図a〜dは本発
明によるn-−n構造のJFETの工程断面図であ
る。 11……半絶縁性GaAs基板、12……n型活
性層、14……p+層、15,16……オーミツ
ク電極、37……SiO2膜、38……レジスト、
39……n-層。
キヤリア分布を示す図、第2図はn-−n構造を
もつJFETの従来の断面図、第3図a〜dは本発
明によるn-−n構造のJFETの工程断面図であ
る。 11……半絶縁性GaAs基板、12……n型活
性層、14……p+層、15,16……オーミツ
ク電極、37……SiO2膜、38……レジスト、
39……n-層。
Claims (1)
- 1 半絶縁性化合物半導体基板表面のn型活性層
上に絶縁膜を堆積し、その上にレジストを塗布し
てからこのレジストに窓あけをしたのち前記絶縁
膜をレジスト下に及んでエツチングすることによ
りオーバーハング構造をつくり、p型不純物を高
濃度注入してp+領域を形成したのちレジストを
除去し、再度p型不純物を注入してp+領域周辺
のn型活性層のキヤリアを補償することにより横
方向及び深さ方向がp+−n-−n構造のゲートを
形成することを特徴とする電界効果トランジスタ
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57025921A JPS58143586A (ja) | 1982-02-22 | 1982-02-22 | 電界効果トランジスタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57025921A JPS58143586A (ja) | 1982-02-22 | 1982-02-22 | 電界効果トランジスタの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58143586A JPS58143586A (ja) | 1983-08-26 |
JPH0534824B2 true JPH0534824B2 (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=12179236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57025921A Granted JPS58143586A (ja) | 1982-02-22 | 1982-02-22 | 電界効果トランジスタの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58143586A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0195564A (ja) * | 1987-10-08 | 1989-04-13 | Toshiba Corp | 半導体装置の製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5116111A (ja) * | 1974-07-30 | 1976-02-09 | Kobe Steel Ltd | Maakingusochi |
-
1982
- 1982-02-22 JP JP57025921A patent/JPS58143586A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58143586A (ja) | 1983-08-26 |
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