JPH053478U - ワーキングステーシヨン装置 - Google Patents

ワーキングステーシヨン装置

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JPH053478U
JPH053478U JP4992991U JP4992991U JPH053478U JP H053478 U JPH053478 U JP H053478U JP 4992991 U JP4992991 U JP 4992991U JP 4992991 U JP4992991 U JP 4992991U JP H053478 U JPH053478 U JP H053478U
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JP
Japan
Prior art keywords
working station
station body
attached
suspended
boiler furnace
Prior art date
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Pending
Application number
JP4992991U
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English (en)
Inventor
凌治 栗山
徳義 辻
博司 下山
裕昭 重光
勝弘 古賀
忠哲 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chubu Electric Power Co Inc
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Chubu Electric Power Co Inc, Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Chubu Electric Power Co Inc
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Publication of JPH053478U publication Critical patent/JPH053478U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高所における保守点検作業でも足場を組立て
ることなく安全に実施できることを目的とする。 【構成】 吊設されたワーキングステーション本体の落
下速度によりワーキングステーション本体に取付けられ
た非常掴み装置がワーキングステーション本体に垂下さ
れた安全用索対を把持するように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば火力発電プラントなどにおけるボイラ炉内の保守点検作業、 或いは船艙内や建築構造物などの保守点検作業などに適用されるワーキングステ ーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は火力発電プラントなどにおけるボイラ炉内の保守点検作業に使用される 従来の足場の構造説明図である。図において、火力発電プラントなどにおけるボ イラ炉内の側壁は通常4面からなり、特に大型ボイラ炉内は毎年、定期点検並び に保守整備を行う必要がある。中でも、ボイラ炉内の蒸発管、バーナや加熱器管 などの保守点検作業を行うには、パイプと足場板を用いて総足場を組立てる必要 がある。即ち、01はボイラ炉内、 02は炉底、03はパイプなどの単管柱ま たは丸太、04はパイプなどの水平単管、05は足場板で、ボイラ炉内01の炉 底02上に複数の単管柱03を側壁01′内周に沿って適当な間隔をおいて配列 するとともに、下段側から上段側へ順次水平単管04を横に渡して単管柱03に 組付ける。そして、この水平単管04上に足場板05を乗せて接続具で固縛し、 4面の側壁01′全面を覆うように略ロ字状の総足場を組立てる。また、符号0 6は複数の昇降用階段で足場板05の各段毎に設けられており、作業員がこの階 段06を昇降して側壁01′面の保守、点検を行う。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来の足場において、ボイラ炉内01の側壁01′上部のみの保 守点検作業を実施する場合でもほぼ炉底02から順次足場を築いて行き、側壁0 1′全面に足場を組立てなければならないため、膨大な資材を要するとともに、 その搬出入、組立、解体などの一連の作業を総て人手で行うため、多大の工数、 工期を必要とする。また、足場の組立、解体は高所作業のため、安全性の確保が 難しいとともに必要な熟練作業員が充足できないことがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るワーキングステーション装置は上記課題の解決を目的にしており 、吊設されたワーキングステーション本体に垂下された安全用索体と、上記ワー キングステーション本体に取付けられ上記ワーキングステーション本体の落下速 度により上記安全用索体を把持する非常掴み装置とを備えた構成を特徴としてい る。
【0005】
【作用】
即ち、本考案に係るワーキングステーション装置においては、吊設されたワー キングステーション本体の落下速度によりワーキングステーション本体に取付け られた非常掴み装置がワーキングステーション本体に垂下された安全用索体を把 持するようになっており、吊設されたワーキングステーション本体が落下して所 定の速度に達すると、ワーキングステーション本体に取付けられた非常掴み装置 が作動して安全用索体を把持するので、ワーキングステーション本体の落下が食 い止められ、高所における保守点検作業でも足場を組立てることなく安全に実施 することができる。
【0006】
【実施例】
図1および図2は本考案の一実施例に係るワーキングステーションの構造説明 図、図3はその作用説明図である。図において、本実施例に係るワーキングステ ーションは火力発電プラントなどにおけるボイラ炉内の保守点検作業に使用され るもので、図1に示すようにボイラ炉内1の天井壁1a上方にボイラ炉全体を支 持するボイラ鉄骨2が設けられている。ボイラ炉内1は天井壁1a、図示しない 蒸発管のパネルなどからなる前壁1b、各左右側壁1c、後壁1d、炉底1eで 囲まれ、後壁1d側中段には図示しないバーナによる燃焼ガスの流れを絞るため に断面略くの字状のアーチ部1fが形成され、その上方には板型過熱器1gが吊 下げられている。ボイラ鉄骨2の前壁1b寄りの位置に架設吊り元2aのビーム が設けられており、これに複数の、好適には最低4つ以上の滑車3が取付けられ ている。また、天井壁1a下方の後壁1d側アーチ部1f内部にも架設吊り元台 2bが設けられており、これにも最低4つ以上の滑車3が取付けられている。ボ イラ鉄骨2およびアーチ部1f双方の滑車3にはそれぞれ吊りワイヤ4が掛けら れ、前者は天井壁1aに開口した貫通孔5を通し、後者はアーチ部1fに開口し た貫通孔5を通してボイラ炉内1に垂下し、それぞれの吊りワイヤ4が上下2台 で1組のワーキングステーションの上下段本体6A1,6A2,6B1,6B2 の平衡を保って吊持するようになっている。
【0007】 一例として、前壁1b側のワーキングステーションは後壁1d側のワーキング ステーションと同様に、架設吊り元2aに太径の滑車3A1、小径の滑車3A2 が取付けられており、大径の滑車3A1に掛けた吊りワイヤ4A1の一端をワー キングステーションの上段本体6A1の外枠に取付けた吊りピース7A1に、他 端を同じく外枠に取付けた巻上機8A1に連結している。同様に、小径の滑車3 A2に掛けた吊りワイヤ4A2の一端を上段本体6A1を通過させて下段本体6 A2の外枠に取付けた吊りピース7A2に、他端を同じく巻上機8A2に連結し ている。吊りワイヤ4A1はガイドパイプ12を通して下段本体6A2の巻上機 8A2に干渉しないようにしている。各巻上機8A1,8A2を電動モータによ り回転させると、吊りワイヤ4A1,4A2を巻上機8A1,8A2中のシーブ が巻取り、上段本体6A1、下段本体6A2を上昇させ、逆転させれば巻戻して 下降させる。各ワーキングステーションは前壁1b側および後壁1d側ともそれ ぞれ2段になっているが何れも個別に昇降でき、アーチ部1fの下方では両側の 上下段本体6A1,6A2,6B1,6B2を並べて1フロア或いは2フロアと して使用でき、また互いに独立して異る高さの保守点検作業を並行して効率的に 実施できる。
【0008】 吊りワイヤ4A1,4A2が万一切断した場合に備え、滑車3A1,3A2の フレーム下部の吊りピース9Aから特に太い安全ワイヤ10Aが垂下され、上段 本体6A1に取付けた非常掴み装置11A1に通され、さらに下段6A2に取付 けた非常掴み装置11A2に連続して通されている。吊りワイヤ4A1,4A2 が切断し、ワーキングステーションの上下段本体6A1,6A2が落下して加速 度により所定の落下速度に達すると、非常掴み装置11A1,11A2が作動し て安全ワイヤ10Aを確実に掴んで落下を喰い止めるようになっている。即ち、 第2図に示すように13,13′は安全ワイヤ10Aのガイドローラで、その裏 面のガバナベース14と直結し、またそのガバナベース14上にピン15でレバ ー16,16′がスプリング17によって互いに引寄せられて取り付けられてい る。また、これと対向して取付けられたフック18がスプリング19で回転力を 付与されているレバー20をフック18の基部Bで止めるようになっており、レ バー20の先端部に穿けた穴がピン21によって一体化されているくさび22と 連結し、くさび22が非常掴み装置11A1,11A2のケースに固定されたテ ーパガイド23に接するようになっている。
【0009】 万一、吊りワイヤ4A1,4A2の何れか一方が切断した場合、上下段本体6 A1,6A2の一方が落下して加速度により所定の速度に達すると、第3図に示 すように安全ワイヤ10Aと接するガイドローラ13,13′によりガバナベー ス14が急速に回転し、遠心力でレバー16,16′が外に向って開き、フック 18の先端部Aを叩く。すると、フック18の基部Bがレバー20から外れ、ス プリング19の復元力でレバー20が回転してピン21を介してくさび22を押 し上げ、くさび22がテーパガイド23によって押圧されて内側に弾性変形し、 安全ワイヤ10Aを強く挟み込んで上下段本体6A1,6A2の落下を食い止め る。
【0010】 このように、ワーキングステーションの上下段本体6A1,6A2,6B1, 6B2をボイラ炉内1に吊り下げて巻上機8A1,8A2により吊りワイヤ4A 1,4A2を巻揚げ、巻戻すことにより昇降させるようになっているので、ボイ ラ炉内1の保守点検作業の足場が従来の総足場に比べて2フロアだけの簡易構造 とすることができる。従って、架設資材の物量を大幅に減少でき、例えばその搬 出入、組立、解体などの作業工数を約1/4程度に低減でき、工期も約1/2程 度に短縮できる。さらに、その一連の準備作業がボイラ炉内1の炉底1eで施行 でき、安全性も向上するとともに比較的熟練していない一般作業者でも従事する ことができる。また、安全ワイヤ10Aがワーキングステーションの上下段本体 6A1,6A2に対して垂下され、上下段本体6A1,6A2それぞれに取付け られた非常掴み装置11A1,11A2がこの安全ワイヤ10Aと係合しており 、万一上下段本体6A1,6A2の何れか一方が落下して加速度がつくと非常掴 み装置11A1,11A2の一方が安全ワイヤ10Aを掴んで落下を喰い止める ので、ボイラ炉内1における保守点検作業が安全に実施される。
【0011】
【考案の効果】
本考案に係るワーキングステーション装置は前記の通り構成されており、高所 における保守点検作業でも足場を組立てることなく安全に実施することができる ので、足場のための資材、人手、工期などが低減されるとともに、特に熟練作業 員を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本考案の一実施例に係るワーキング
ステーションの正面図、同図(b)はその要部詳細図であ
る。
【図2】図2(a)はその要部断面図、同図(b),(c)はそ
れぞれ同図(a)における要部詳細図である。
【図3】図3はその作用説明図である。
【図4】図4は従来の足場の斜視図である。
【符号の説明】 6A1,6B1 ワーキングステーションの上部本
体 6A2,6B2 下部本体 9A 吊りピース 10A 安全ワイヤ 11A1,11A2 非常掴み装置 13,13′ ガイドローラ 14 ガバナベース 15 ピン 16,16′ レバー 17,19 スプリング 18 フック 20 レバー 21 ピン 22 くさび 23 テーパガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 下山 博司 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)考案者 重光 裕昭 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)考案者 古賀 勝弘 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)考案者 西村 忠哲 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 吊設されたワーキングステーション本体
    に垂下された安全用索体と、上記ワーキングステーショ
    ン本体に取付けられ上記ワーキングステーション本体の
    落下速度により上記安全用索体を把持する非常掴み装置
    とを備えたことを特徴とするワーキングステーション装
    置。
JP4992991U 1991-06-28 1991-06-28 ワーキングステーシヨン装置 Pending JPH053478U (ja)

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JP4992991U JPH053478U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 ワーキングステーシヨン装置

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JPH053478U true JPH053478U (ja) 1993-01-19

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ID=12844709

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101348953B1 (ko) * 2013-09-25 2014-01-09 권기국 인승용 버켓 윈치의 추락 방지 장치
CN104003310A (zh) * 2014-05-28 2014-08-27 河南省第二建设集团有限公司 一种断绳自锁装置

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JPS5013384U (ja) * 1973-06-04 1975-02-12
JPH05179797A (ja) * 1990-11-29 1993-07-20 De-A Gaisou Kk 清掃用ゴンドラ

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19951024