JPH05347526A - ノイズ低減回路 - Google Patents

ノイズ低減回路

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Publication number
JPH05347526A
JPH05347526A JP4156613A JP15661392A JPH05347526A JP H05347526 A JPH05347526 A JP H05347526A JP 4156613 A JP4156613 A JP 4156613A JP 15661392 A JP15661392 A JP 15661392A JP H05347526 A JPH05347526 A JP H05347526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
input
output
noise
level
Prior art date
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Pending
Application number
JP4156613A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Kitamura
昌弘 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
Original Assignee
NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd filed Critical NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
Priority to JP4156613A priority Critical patent/JPH05347526A/ja
Publication of JPH05347526A publication Critical patent/JPH05347526A/ja
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ノイズ低減回路のノイズ低減特性を改善す
る。 【構成】 入力端子11から入る信号は、コアリング回
路1及び相互コンダクタンス回路2の同相入力端に入
る。コアリング回路1の出力はコンデンサ3を介して、
また相互コンダクタンス回路2の出力も、バッファ回路
4に入力される。バッファ回路4の出力は、出力端子1
2より出力されるとともに、相互コンダクタンス回路2
の逆相入力に帰還される。入力端子11に入力信号レベ
ルが、コアリング回路1の不感帯レベルよりも小さい場
合には、交流的には、低インピーダンスによる接地の状
態となる。コアリング回路1の不感帯レベルをノイズの
振幅と同じレベルに設定すれば、ノイズは減衰される。
また、入力振幅レベルが、コアリング回路1の不感帯レ
ベルよりも大きい場合には、コアリング回路の利得を1
とすれば、ノイズ・レベル以上の入力信号は減衰されず
に出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はノイズ低減回路に関し、
特に電子回路において、映像信号または音声信号等の信
号に重畳されているノイズを低減するために用いられる
ノイズ低減回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のノイズ低減回路の一例が図3に示
される。本従来例は、入力端子13および出力端子14
に対応して、高域フィルタ5と、リミッタ6と、減算回
路7とを備えて構成されており、入力端子13に入力さ
れる信号は、減算器7に入力されるとともに、高域フィ
ルタ5に入力され、高域フィルタ5の出力信号はリミッ
タ6において振幅制限されて減算器7に入力される。減
算器7においては、入力端子13より入力された原入力
信号と、リミッタ6より出力される信号との減算処理が
行われて、出力端子14より出力される。
【0003】一般に、ノイズは高周波数領域において微
小レベルで存在しており、ノイズの重畳された入力信号
より、高域フィルタ5によって当該ノイズを含んだ高周
波数領域の信号成分を抽出して、図4に示される入出力
特性を有するリミッタ6により、ノイズよりも振幅レベ
ルの大きい成分を除去した出力を減算回路7に入力し、
入力信号より当該リミッタ6の出力を減算することによ
り、ノイズの低減された信号が得られている。
【0004】図5に示されるのは、このノイズ低減回路
の周波数特性である。図5に示されるように、入力信号
の振幅がリミッタ6のリミッタ・レベルよりも大きい場
合には、低周波数領域に対比して、高周波数領域におけ
る減衰量は小さいことが分かる。また、入力信号の振幅
がリミッタ6のリミッタ・レベルと同一かまたは小さい
場合には、低周波数領域に対比して、高周波数領域にお
ける減衰量が大きくなり、高周波数領域において微小レ
ベルで存在しているノイズの減衰量が大きいことを示し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のノイズ
低減回路においては、ノイズ成分を抽出するための高域
フィルタ5において位相回転が生じるが、この位相回転
による位相差が小さい場合には、図6(a)、(b)お
よび(c)に示されるようにノイズの低減が効果的に行
われるが、ノイズ成分の周波数が高域フィルタ5の遮断
周波数よりも高い周波数になるに伴い位相差が増大し、
従って、図7(a)、(b)および(c)に示されるよ
うに、入力端子より入力される入力信号より、位相差の
あるノイズ成分を減算することになるために、却ってノ
イズが増大する結果が生じ、広周波数帯域に亘るノイズ
低減が困難になるという欠点がある。
【0006】また、減算回路7において、入力信号の振
幅よりもリミッタ6のリミッタ・レベルが大きい場合に
は、入力信号のノイズ成分から減算するためのリミッタ
6の出力におけるノイズ成分が大きくなるために、ノイ
ズが逆相側に出る状態となってノイズ低減効果がないと
いう欠点がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のノイズ低減回路
は、入力端が所定の入力端子に接続され、出力端がコン
デンサを介して節点Aに接続される非線形回路と、同相
入力端が前記入力端子に接続され、逆相入力端が所定の
出力端子に接続されて、出力端が前記節点Aに接続され
る相互コンダクタンス回路と、入力端が前記節点Aに接
続され、出力端が前記出力端子に接続されるバッファ回
路とを備え、前記非線形回路が、所定の入力電圧(−v
o 〜+vo )の入力信号に対しては出力電圧が零となる
不感帯入力レベル領域を有し、当該不感帯入力レベル領
域外においては、略直線性を呈する振幅伝達特性を有す
ることを特徴としている。
【0008】なお、前記非線形回路は、コアリング回路
により形成してもよい。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0010】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
である。図1に示されるように、本実施例は、入力端が
入力端子11に接続され、出力端がコンデンサ3を介し
て節点Aに接続されるコアリング回路1と、同相入力端
が入力端子11に接続され、出力端が節点Aに接続され
て、逆相入力端が出力端子12に接続される相互コンダ
クタンス回路2と、節点Aを入力端とし、出力端が出力
端子12に接続されるバッファ回路4とを備えて構成さ
れている。また、図2に示されるのは、本実施例におけ
るコアリング回路1の入出力振幅特性を示す図である。
【0011】図1において、入力端子11より入力され
る入力信号は、コアリング回路1に入力されるととも
に、相互コンダクタンス回路2の同相入力端に入力され
る。コアリング回路1の出力は、コンデンサ3を経由し
てバッファ回路4の入力端に出力され、また相互コンダ
クタンス回路2の出力も、バッファ回路4の入力端に出
力される。これらの両回路の出力は加算されてバッファ
回路4の入力端に入力され、バッファ回路4の出力は、
出力端子12より出力されるとともに、帰還信号として
相互コンダクタンス回路2の逆相入力端に入力される。
【0012】入力端子11に入力される入力信号の振幅
レベルが、コアリング回路1の不感帯入力レベルの領域
(−vo 〜+vo )の範囲内にある場合には、コアリン
グ回路1からは何の信号も出力されないので、交流的に
は、低インピーダンスにて接地されている状態と同等と
なり、本実施例のノイズ低減回路の伝達特性T(s)
は、コンデンサ3の容量をCとして、次式にて与えられ
る。
【0013】 T(s)=(gm /C)/(s+gm /C)…………………(1) この伝達特性は、低域フィルタの伝達特性と同一であ
り、コアリング回路1の不感帯入力レベルをノイズの振
幅と同じレベルに設定すれば、ノイズは上記の低域フィ
ルタの特性に従って減衰させることが可能となる。
【0014】また、入力端子11に入力される入力信号
の振幅レベルが、コアリング回路1の不感帯入力レベル
よりも大きい場合には、コアリング回路1の利得をG
(G≦1)とすると、伝達特性T(s)は、次式にて与
えられる。
【0015】 T(s)=G(s+gm /GC)/(s+gm /C)………(2) 入力信号の振幅が、コアリング回路1の不感帯入力レベ
ルよりも大きい場合における高周波数領域の減衰量は、
低周波数領域における減衰量のG倍になるために、コア
リング回路1の不感帯レベルをノイズの振幅と同じに設
定し、利得G=1とすれば、ノイズ・レベル以上の入力
信号は減衰されずに出力される。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、入力信
号がコアリング回路の不感帯レベル以下の場合には、伝
達特性が単純な低域フィルタの特性と等価になるため
に、位相差の発生に伴なうノイズ低減作用の劣化が排除
されて、当該低域フィルタ特性を介して確実にノイズを
低減することができるとう効果があり、また、従来例に
おけるように減算回路を用いていないために、逆相のノ
イズの発生を除去することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本実施例におけるコアリング回路の入出力特性
を示す図である。
【図3】従来例を示すブロック図である。
【図4】従来例におけるリミッタの入出力特性を示す図
である。
【図5】従来例の周波数特性を示す図である。
【図6】従来例の正常時における入出力ノイズの動作波
形を示す図である。
【図7】従来例の異常時における入出力ノイズの動作波
形を示す図である。
【符号の説明】
1 コアリング回路 2 相互コンダクタンス回路 3 コンデンサ 4 バッファ回路 5 高域フィルタ 6 リミッタ 7 減算回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端が所定の入力端子に接続され、出
    力端がコンデンサを介して節点Aに接続される非線形回
    路と、 同相入力端が前記入力端子に接続され、逆相入力端が所
    定の出力端子に接続されて、出力端が前記節点Aに接続
    される相互コンダクタンス回路と、 入力端が前記節点Aに接続され、出力端が前記出力端子
    に接続されるバッファ回路と、 を備え、前記非線形回路が、所定の入力電圧(−vo
    +vo )の入力信号に対しては出力電圧が零となる不感
    帯入力レベル領域を有し、当該不感帯入力レベル領域外
    においては、略直線性を呈する振幅伝達特性を有するこ
    とを特徴とするノイズ低減回路。
  2. 【請求項2】 前記非線形回路が、コアリング回路によ
    り形成される請求項1記載のノイズ低減回路。
JP4156613A 1992-06-16 1992-06-16 ノイズ低減回路 Pending JPH05347526A (ja)

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JP4156613A JPH05347526A (ja) 1992-06-16 1992-06-16 ノイズ低減回路

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56122213A (en) * 1980-02-29 1981-09-25 Olympus Optical Co Ltd Noise suppressor
JPS63222583A (ja) * 1986-12-15 1988-09-16 ノース・アメリカン・フィリップス・コンシューマー・エレクトロニクス・コーポレーション テレビジョン信号処理装置
JPH04119082A (ja) * 1990-09-10 1992-04-20 Hitachi Ltd 周波数特性改善回路
JP3092818B2 (ja) * 1991-02-13 2000-09-25 日本板硝子株式会社 フロートガラス製造用ロール

Patent Citations (4)

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980324