JPH05347053A - デジタル信号再生装置及びドラム回転制御方法 - Google Patents

デジタル信号再生装置及びドラム回転制御方法

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JPH05347053A
JPH05347053A JP4178885A JP17888592A JPH05347053A JP H05347053 A JPH05347053 A JP H05347053A JP 4178885 A JP4178885 A JP 4178885A JP 17888592 A JP17888592 A JP 17888592A JP H05347053 A JPH05347053 A JP H05347053A
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rotation speed
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drum
signal
servo
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JP4178885A
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Toshiyuki Kuroda
俊幸 黒田
Makoto Yamada
誠 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生クロックを用いたドラム回転速度サーボ
方式が採用された場合に、RF信号が得られない場合で
もサーボ制御可能とする。 【構成】 回転速度情報としての再生クロック生成可能
な再生RF信号が検出されない際は、ヘッドドラム1を
回転駆動するドラムモータ17の逆起電圧により生成し
た簡易FG信号を回転速度情報として用いてドラム回転
速度制御信号を生成し(23,24,25)、また、回
転速度情報としての再生クロック生成可能な場合は、そ
のクロック信号を回転速度情報として用いてドラム回転
速度制御信号を生成して(21,24,25)、これら
のドラム回転制御信号によりドラム回転速度サーボを実
行するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばデジタルオーデ
ィオテープ(DAT)等を記録媒体としたデジタル信号
再生装置及びそのヘッドドラム回転制御方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、高音質記録、高密度記録を可能と
したDATが普及している。DAT記録再生装置では、
DATカセットを装填した際に磁気テープをカセットか
ら引き出し(所謂テープローディング)、ヘッドドラム
に所定角度巻き付ける。そしてヘッドドラムを所定速度
で回転させるとともに磁気テープを走行させることによ
ってヘリカルスキャン方式の記録/再生を行なってい
る。もちろんこのような記録/再生装置では、記録時、
再生時にはヘッドドラムの回転速度に対して所要の速度
サーボ制御を加え、磁気テープとヘッドドラムの相対速
度を一定に保たなければならない。また、早送り、巻戻
時であっても、例えば磁気テープ上に記録されているサ
ーチデータ等を良好に再生するために、所定の相対速度
の維持は必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ヘッドドラムの回転サ
ーボの手段としては、反射板及びフォトリフレクターを
用いたドラムモータの回転検出信号FG(Frequency Ge
nerator )を用いるのが一般的であり、このFGパルス
をサーボ制御用のマイクロコンピュータに取り込んで周
期を計測して基準周期と比較し、速度エラーを算出す
る。そしてその速度エラー信号に基づいて例えばPWM
(パルス幅変調)信号によるモータ駆動信号を出力し、
ヘッドドラムの回転速度を制御している。
【0004】ところが、再生装置の小型化が促進され、
また機器の低価格化という要請を考慮すると、部品点数
の削減及びヘッドドラムの小型化という観点から、FG
検出手段を削除することが好ましい。
【0005】これに応じて、FGを用いずに回転サーボ
をかける手段として、再生RF信号をPLL回路(Phas
e Locked Loop )に供給することで得られる再生クロッ
クPLCKを利用する方法が提案されていた。例えばDAT
再生装置の場合、クロックPLCK(約9.4MHz)は、ヘッド
ドラムと磁気テープの相対速度に比例することになるた
め、クロックPLCKの周波数の微小変化はヘッドドラム回
転速度の微小変化に比例する。
【0006】そこで、クロックPLCKをサーボ制御用マイ
コンに取り込み(実際にはマイコン側の取り込みレート
に対応させるためにクロックPLCKを分周した信号を取り
込む)、そのクロック周期を速度基準情報となる基準ク
ロックと比較することにより、速度エラーを算出するこ
とができる。そしてその速度エラー信号に基づいてPW
M信号によるモータ駆動信号を出力することができる
(以下、このような速度サーボ方式をPLCKサーボとい
う)。
【0007】しかしながら、この方式では、当然再生R
F信号が或る程度良好に得られ、PLL回路のロック状
態が保たれていなければ適正な回転サーボをかけること
ができないという問題がある。例えば磁気テープとヘッ
ドドラムの当たりが悪く再生RF信号が適正に得られな
かったり、ヘッドドラムの回転速度が何らかの原因によ
り変動し、再生RF信号がPLL回路のロックレンジか
らはずれてしまうと、出力されるクロックPLCKはいわゆ
るフリーラン状態となり、サーボ情報として使えなくな
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点にかんがみてなされたもので、記録媒体がヘッドドラ
ムに所定角度巻回された状態で走行するとともにヘッド
ドラムが回転されて、データ再生がなされるデジタル信
号再生装置におけるドラム回転制御方法として、PLCKサ
ーボが良好になされない場合、即ちドラム起動時や回転
速度変動が大きい時などで、回転速度情報としての再生
クロック生成可能な再生RF信号が検出されない際は、
ヘッドドラムを回転駆動するドラムモータの逆起電圧に
より生成した周期信号をヘッドドラムの回転速度情報と
して用いてドラム回転速度制御信号を生成し(以下、こ
れを説明上、簡易FGサーボと呼ぶ)、一方、再生クロ
ック生成可能な再生RF信号が検出された際は、サーボ
方式をPLCKサーボに切り換えるようにしたドラム回転制
御方法を提供するものである。
【0009】これを実現するデジタル信号再生装置とし
て、ヘッドドラムを回転駆動するドラムモータの逆起電
圧から得られるヘッドドラムの回転速度に応じた周期信
号から回転速度情報を生成する第1の回転速度情報生成
手段と、再生RF信号からヘッドドラムの回転速度に応
じたクロック信号PLCKを発生させ、このクロック信号PL
CKから回転速度情報を生成する第2の回転速度情報生成
手段と、この第1、第2の回転速度情報生成手段からの
回転速度情報のいづれか一方を選択的に用いてドラム回
転速度制御信号を生成する回転速度制御信号発生手段
と、第2の回転速度情報生成手段において回転速度情報
の発生、即ちPLCKサーボが可能であるか不能であるかを
検出し、不能であれば回転速度制御信号発生手段におい
て第1の回転速度情報生成手段による回転速度情報が用
いられ、またPLCKサーボが可能であれば回転速度制御信
号発生手段において第2の回転速度情報生成手段による
回転速度情報が用いられるように制御するサーボモード
制御手段と、回転速度制御信号発生手段から出力された
回転速度制御信号に基づいてドラムモータを駆動する駆
動手段とを有するようにする。
【0010】さらに、上記構成に加え、回転速度制御信
号発生手段においてPLCKサーボ方式による回転速度制御
信号が生成されている際に、第1の回転速度情報生成手
段から発生される回転速度情報を逐次記憶していく記憶
手段を設け、サーボモード制御手段によって、PLCKサー
ボモードから簡易FGサーボモードに切り換えられた際
に、回転速度制御信号発生手段には、記憶手段に記憶さ
れた回転速度情報が簡易FGサーボ動作におけるサーボ
基準速度情報として供給されるように構成する。
【0011】また、サーボモード制御手段は、第2の回
転速度情報生成手段において回転速度情報(PLCKクロッ
ク)の発生が可能であることを検出した後、その直後で
はなく、そのPLCKサーボ可能状態が所定時間継続した時
点で、簡易FGサーボモードからPLCKサーボモードに切
り換えるように制御してもよい。
【0012】
【作用】PLCKクロックはPLL回路のロックレンジ内に
あるかぎりは回転速度情報としてかなり精度がよく、従
って再生RF信号が得られる場合はPLCKサーボ方式を実
行することが好ましい。
【0013】一方、PLCKサーボがかけられない場合、即
ちドラム起動時や回転速度変動が大きい時など、再生ク
ロックPLCK生成可能な再生RF信号が検出されない際
は、3相通電方式のドラムモータのコイルの逆起電圧を
用いて回転速度情報(簡易FG信号)を得ることがで
き、これを用いて速度サーボが実現できる。この簡易F
G信号は速度情報としての精度はやや劣るが、低回転速
度から高回転速度にわたり、ドラムモータそのものの回
転状態を知ることができるため、PLCKサーボ不能時の補
助手段として用いることに支障はない。
【0014】
【実施例】以下、図1〜図3により本発明の一実施例を
説明する。図1は本実施例のデジタル信号再生装置とな
るDAT再生装置の要部を示したもので、1はヘッドド
ラムであり、テープローディング機構16によりテープ
カセットから引き出された磁気テープTがその周面上に
所定角度巻回される。図示していないがヘッドドラム1
の周面上(ドラム径は例えば15mm)には所定角度間
隔で複数(例えば2個)の磁気ヘッドが配され、この磁
気ヘッドによって磁気テープTに記録されたデジタル情
報が再生される。17はヘッドドラム1を回転駆動する
3相通電方式のドラムモータである。
【0015】2はヘッドドラム1による再生信号が供給
されるRFアンプ部でありヘッドアンプ3、PCMイコ
ライザ4、リミッタ5から構成される。RFアンプ部3
において増幅、波形等化、リミッタ処理された再生信号
出力はデジタル信号処理部6に供給される。7はデジタ
ルPLL回路であり、入力された再生信号出力から位相
同期した再生信号と、標準で9.4MHzのPLLクロックPL
CKを出力する。
【0016】8は所謂ノントラッキング復調、エラー訂
正等を行なう復調部であり、デジタルPLL回路7から
出力された再生信号からデータを復調する。復調された
データは端子9から所定回路部に出力される。また、復
調部8はRF信号有無の検出信号である信号FLGCも出力
する。RF検出信号FLGCは、所定レベル以上のRF信号
が得られないとき、又は何らかの原因により再生データ
のエラー量が所定レベルをこえたときに例えばHレベル
となる信号である。従って、RF検出信号FLGCは、デジ
タルPLL回路7によって出力されるクロックPLCKが、
所謂ロック状態のものかフリーラン状態のものかを判別
する情報となり、例えばRF検出信号FLGCが『H』であ
れば、クロックPLCKがロック状態であることを示すこと
になる。
【0017】デジタルPLL回路7から出力されたクロ
ックPLCKは分周器10によって例えば1KHz程度の周波数
に分周される。なお、分周比は回転サーボコントローラ
20として機能するマイクロコンピュータの取り込みレ
ートに対応して設定されるものである。
【0018】分周器10から出力される分周PLCKは回転
サーボコントローラ20におけるPLLクロック周期計
測部21に入力される。また、復調部8から出力された
RF検出信号FLGCは回転サーボコントローラ20におけ
るサーボモード制御部22に入力される。
【0019】一方、11はドラムモータ17における逆
起電圧検出部、12はドライバアンプ13及びFGアン
プ14を有するドラム駆動回路、15はローパスフィル
タであり、回転サーボコントローラ20から出力される
PWM変調信号による回転速度制御信号SV がローパス
フィルタ15を介してドライバアンプ13に供給される
ことにより、ドラムモータ17は回転速度制御信号SV
に応じた回転速度で回転駆動される。
【0020】また、ドラムモータ17が回転駆動されて
いる際に逆起電圧検出部11によって得られる逆起電圧
はFGアンプ14で増幅され、簡易FG信号として回転
サーボコントローラ20におけるドラムFG周期計測部
23に入力される。
【0021】回転サーボコントローラ20は上記した、
PLLクロック周期計測部21、サーボモード制御部2
2、ドラムFG周期計測部23の他、速度制御演算部2
4、PWM信号生成部25、切換回路26,27,2
8,29、メモリ部30、起動時基準FG周期発生部3
1、及びPLCKサーボ基準クロック発生部32を有して構
成される。
【0022】PLLクロック周期計測部21は、入力さ
れた分周PLCKの周期を計測してドラム回転速度情報DV
を生成し、切換回路26のP接点に供給する。また、ド
ラムFG周期計測部23は入力された簡易FG信号の周
期を計測してドラム回転速度情報DV を生成し、切換回
路26のF接点に供給する。また、ドラムFG周期計測
部23によるドラム回転速度情報DV は切換回路27を
介してメモリ部30にも記憶データとして供給できるよ
うになされている。
【0023】速度制御演算部24は切換回路26を介し
て供給されたドラム回転速度情報DV を、速度基準情報
efと比較演算して速度誤差情報Evを生成し、この速
度誤差情報EvはPWM生成部25においてパルス幅変
調され、回転速度制御信号SV として出力される。
【0024】また、サーボモード制御部22は、入力さ
れたRF検出信号FLGCに応じて切換回路26,27,2
8,29の切換制御を行なうようになされている。ま
た、サーボモード制御部22には、入力されたRF検出
信号FLGCが『H』である際にカウント値をインクリメン
トするカウンタが設けられている。さらに、メモリ部3
0に対して書込アドレス、読出アドレス及び書込/読出
制御信号を発生し、メモリ動作を制御する。
【0025】起動時基準FG周期発生部31は再生等の
通常走行時における速度基準情報Refを発生させ切換回
路28のR接点に供給するようになされ、またPLCKサー
ボ基準クロック発生部32は、再生、早送り等の各種動
作時について速度基準情報Refとして各種周期のクロッ
クを発生させ、切換回路29のP接点に供給するように
なされている。
【0026】このような回転サーボコントローラ20に
よる回転速度サーボ制御動作について、図2のフローチ
ャートを参照して説明する。図示しないシステムコント
ローラからドラムモータの起動命令がなされると(F10
1)、起動時にはドラム回転速度に応じたクロックPLCKは
得られないため、まずサーボモード制御部22は簡易F
Gサーボモードの動作を実行させる(F102)。即ち、切換
回路26をF接点に、切換回路28をR接点に、さらに
切換回路29をF接点に切換制御する。
【0027】これにより、ドラムFG周期計測部23に
よるドラム回転速度情報DV が速度制御演算部24に供
給されるとともに、起動時基準FG周期発生部31から
出力される速度基準情報Refが速度制御演算部24に供
給され、速度制御演算部24はこれらの入力情報から誤
差情報Evを発生させる。従って、回転速度制御信号S
V に基づいて駆動されるドラムモータ17は起動時基準
FG周期発生部31から出力される速度基準情報Ref
相当する回転速度まで立ち上げられていく。
【0028】ここで、簡易FGサーボモードであるとき
は処理はステップF103からF104に進み、サーボモード制
御部22はRF検出信号FLGCによりRF信号状態を判別
する。起動直後はRF検出信号FLGCは『L』であり、即
ちデジタルPLL回路7はロック状態にないが、その場
合、サーボモード制御部22の内部のカウンタの計数値
をリセットする(F108)。
【0029】起動後所定時間を経過し、再生RF信号が
得られるようになると、RF検出信号FLGCは『H』とな
る。そのとき、サーボモード制御部22はカウンタの計
数値をインクリメントいていく (F103→F104→F105) 。
そして、カウンタ計数値が或る所定値に達したか否かを
判別し(F106)、達していなければステップF103に戻り処
理を継続するが、カウンタ計数値が或る所定値に達した
時点で、サーボモードを簡易FGサーボモードからPLCK
サーボモードに切り換える(F107)。つまり、切換回路2
6をP接点に、切換回路29をP接点にそれぞれ切換制
御する。
【0030】これにより、PLLクロック周期計測部2
1によるドラム回転速度情報DV が速度制御演算部24
に供給されるとともに、PLCKサーボ基準クロック発生部
32から出力される速度基準情報Refが速度制御演算部
24に供給され、速度制御演算部24はこれらの入力情
報から誤差情報Evを発生させる。従って、回転速度制
御信号SV に基づいて駆動されるドラムモータ17は、
PLCKサーボ方式により、磁気テープTとヘッドドラム1
の相対速度が一定に保持されるように回転速度制御され
る。さらに、サーボモード制御部22は切換回路27を
閉じ、ドラムFG周期計測部23の出力であるドラム回
転速度情報DV がメモリ部30に供給されるようにす
る。
【0031】ここで、簡易FGサーボモードからPLCKサ
ーボモードに切り換えるタイミングとして、RF検出信
号が『H』となった直後ではなく、カウンタ計数により
RF検出信号の『H』状態が所定時間継続された後とし
たのは、PLCKサーボの安定化をはかるためである。例え
ば起動時においては図3に示すように簡易FGサーボモ
ードにより所定回転速度(例えば2000rpm )に立ち上げ
られていくが、例えばt1 時点からRF信号が検出され
始めたとしても、この時点直後は所謂オーバシュートの
影響によりPLLロックは外れ易い。そこで、RF検出
信号FLGCの計数により例えばt2 時点まで待機し、その
後PLCKサーボモードに切り換えるようにして、PLLロ
ック外れの可能性を低くしているものである。
【0032】ステップF107でPLCKサーボモードに切り換
えられた後は、処理はステップF103からF109に進む。こ
こで、PLCKサーボモードの際にも簡易FG信号による回
転速度情報DV は出力されているが、これをステップF1
09においてメモリ部30に記憶させていく。
【0033】そして、サーボモード制御部22はRF検
出信号FLGCを確認し(F110)、RF検出信号FLGCが『H』
であってRF信号が適正に得られている間はPLCKサーボ
制御を続行する。また、ステップF109における記憶動作
も実行されていく。
【0034】ところが、何らかの原因で適正な再生RF
信号が得られず、デジタルPLL回路7におけるロック
がはずれるような場合が発生すると、RF検出信号FLGC
は『L』となる。そこで、サーボモード制御部22はメ
モリ部に対して読出制御を行ない、その時点で記憶され
ているドラムFG周期計測部23によって得られた最新
の回転速度情報DV を出力させるとともに(F111)、サー
ボモードをPLCKサーボモードから簡易FGサーボモード
に切り換える(F112)。即ち、ここでは切換回路26をF
接点に、切換回路28をM接点に、切換回路29をF接
点にそれぞれ切換、また切換回路27をオフとする。
【0035】従って、ドラムFG周期計測部23による
ドラム回転速度情報DV が速度制御演算部24に供給さ
れるとともに、メモリ部30から読み出されたデータが
速度基準情報Refとして速度制御演算部24に供給さ
れ、速度制御演算部24はこれらの入力情報から誤差情
報Evを発生させる。このため、回転速度制御信号SV
に基づいて駆動されるドラムモータ17は簡易FGサー
ボ方式により、磁気テープTとヘッドドラム1の相対速
度が一定に保持されるように回転速度制御される。 そ
の後、適正な再生RFが得られ、デジタルPLL回路7
のロックが可能となった後、再びPLCKサーボモードに切
り換えられる(F107)。
【0036】以上の制御により、通常走行時はPLCKサー
ボ方式により回転速度サーボ制御がなされるとともに、
PLCKサーボ方式が不能となった際には直ちに簡易FGサ
ーボ方式に切り換えられ、PLCKサーボ方式が可能となる
状態に回復するまでの間も、磁気テープTとヘッドドラ
ムの相対速度が略一定に保たれるように制御されること
になる。
【0037】なお、上記のように、起動時以外の簡易F
Gサーボ実行時の速度基準情報Refとしては、メモリ部
30から読み出されたデータを用いるようにしたが、こ
れは、例えば早送りサーチ、巻戻サーチ時などにおいて
は磁気テープTとヘッドドラムの相対速度は各種変動す
ることに容易に対応できるようにするためである。
【0038】早送りサーチ、巻戻サーチ時などにおいて
もサーチデータ等を読み取るためには磁気テープTとヘ
ッドドラムの相対速度がある速度に保たれるように制御
しなければならず、このためヘッドドラムの回転速度は
再生時とは異なる所定の速度に制御されなければならな
い。従って、このような場合にも応じた速度基準情報を
持つことが必要である。特にサーチ速度が可変とされる
場合は各種速度に応じて速度基準情報が得られなければ
ならない。
【0039】ここで、本実施例ではPLCKサーボモードの
際に常に最新の回転速度情報DV をメモリ部30に記憶
させているため、わざわざ各種サーチスピードに対応し
た各種値の速度基準情報を予め保持していなくても、簡
易FGサーボ方式に移行した直後に、その時点直前で制
御されていた速度情報を得ることができ、これをその時
点の速度基準情報Refとして用いることができる。もち
ろん、このメモリ部30から読み出された値は再生時等
の通常走行時においても速度基準情報Refとして用いる
ことができる。なお、メモリ部30を用いずに予め各種
サーチ速度に応じて簡易FGサーボモードにおける速度
基準情報Refを保持するようにすることも可能である。
【0040】ところで、上記実施例では回転サーボコン
トローラ20としてマイクロコンピュータを用いた例を
あげたが、これに限られずサーボ制御部として各回路部
を論理回路、カウンタ回路等を用いて構成することも可
能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、回転速度
情報としての再生クロック生成可能な再生RF信号が検
出されず、PLCKサーボが良好になされない場合には、ヘ
ッドドラムを回転駆動するドラムモータの逆起電圧によ
り生成した周期信号をヘッドドラムの回転速度情報とし
て用いてドラム回転速度制御信号を生成する簡易FGサ
ーボが実行されるようにしたため、ヘッドドラム起動時
や時RF信号の欠落時にも良好な回転速度サーボが実行
されるという効果があり、特に、反射板及びフォトリフ
レクターを用いた所謂FG手段を必要としないため、機
器の小型化、低価格化の要請にも合致しているという利
点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のデジタル信号再生装置の要
部のブロック図である。
【図2】実施例のサーボ制御方法を示すフローチャート
である。
【図3】実施例におけるPLCKサーボモードへの切換タイ
ミングの説明図である。
【符号の説明】
1 ヘッドドラム 2 RFアンプ部 6 デジタル信号処理部 7 デジタルPLL回路 8 復調部 10 分周器 11 逆起電圧検出部 14 FGアンプ 17 ドラムモータ 20 回転サーボコントローラ 21 PLLクロック周期計測部 22 サーボモード制御部 23 ドラムFG周期計測部 24 速度制御演算部 25 PWM生成部 26,27,28,29 切換回路 30 メモリ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体がヘッドドラムに所定角度巻回
    された状態で走行するとともに前記ヘッドドラムが回転
    されて、データ再生がなされるデジタル信号再生装置に
    おけるドラム回転制御方法として、 回転速度情報としての再生クロック生成可能な再生RF
    信号が検出されない際は、前記ヘッドドラムを回転駆動
    するドラムモータの逆起電圧により生成した周期信号
    を、前記ヘッドドラムの回転速度情報として用いてドラ
    ム回転速度制御信号を生成し、また、回転速度情報とし
    ての再生クロック生成可能な再生RF信号が検出された
    際は、再生RF信号に基づいて生成されるクロック信号
    を前記ヘッドドラムの回転速度情報として用いてドラム
    回転速度制御信号を生成して、これらのドラム回転制御
    信号によりドラム回転速度サーボを実行するようにした
    ことを特徴とするドラム回転制御方法。
  2. 【請求項2】 記録媒体がヘッドドラムに所定角度巻回
    された状態で走行するとともに前記ヘッドドラムが回転
    されて、データ再生がなされるデジタル信号再生装置に
    おいて、 前記ヘッドドラムを回転駆動するドラムモータの逆起電
    圧から得られる前記ヘッドドラムの回転速度に応じた周
    期信号から回転速度情報を生成する第1の回転速度情報
    生成手段と、 再生RF信号から前記ヘッドドラムの回転速度に応じた
    クロック信号を発生させ、前記クロック信号から回転速
    度情報を生成する第2の回転速度情報生成手段と、 前記第1及び第2の回転速度情報生成手段からの回転速
    度情報のいづれか一方を選択的に用いてドラム回転速度
    制御信号を生成する回転速度制御信号発生手段と、 前記第2の回転速度情報生成手段において回転速度情報
    の発生が可能であるか不能であるかを検出し、不能であ
    れば前記回転速度制御信号発生手段において前記第1の
    回転速度情報生成手段による回転速度情報が用いられ、
    また可能であれば前記回転速度制御信号発生手段におい
    て前記第2の回転速度情報生成手段による回転速度情報
    が用いられるように制御するサーボモード制御手段と、 前記回転速度制御信号発生手段から出力された回転速度
    制御信号に基づいて前記ドラムモータを駆動する駆動手
    段と、 を有して構成されることを特徴とするデジタル信号再生
    装置。
  3. 【請求項3】 前記回転速度制御信号発生手段において
    前記第2の回転速度情報生成手段による回転速度情報が
    用いられて回転速度制御信号が生成されている際に、前
    記第1の回転速度情報生成手段から発生される回転速度
    情報を逐次記憶していく記憶手段を設け、 前記サーボモード制御手段によって、前記回転速度制御
    信号発生手段において前記第2の回転速度情報生成手段
    からの回転速度情報が用いられるサーボモードから前記
    第1の回転速度情報生成手段からの回転速度情報が用い
    られるサーボモードに切り換えられた際に、前記回転速
    度制御信号発生手段に前記記憶手段に記憶された回転速
    度情報がサーボ基準速度情報として供給されるように構
    成したことを特徴とする請求項2に記載のデジタル信号
    再生装置。
  4. 【請求項4】 前記サーボモード制御手段は、前記第2
    の回転速度情報生成手段において回転速度情報の発生が
    可能であることを検出した後、その可能状態が所定時間
    継続した時点で、前記回転速度制御信号発生手段におい
    て前記第1の回転速度情報生成手段からの回転速度情報
    が用いられるサーボモードから前記第2の回転速度情報
    生成手段からの回転速度情報が用いられるサーボモード
    に切り換えるように制御することを特徴とする請求項2
    又は請求項3に記載のデジタル信号再生装置。
JP4178885A 1992-06-15 1992-06-15 デジタル信号再生装置及びドラム回転制御方法 Pending JPH05347053A (ja)

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