JPH1027422A - ディスクドライブ装置 - Google Patents

ディスクドライブ装置

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Publication number
JPH1027422A
JPH1027422A JP20098796A JP20098796A JPH1027422A JP H1027422 A JPH1027422 A JP H1027422A JP 20098796 A JP20098796 A JP 20098796A JP 20098796 A JP20098796 A JP 20098796A JP H1027422 A JPH1027422 A JP H1027422A
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JP
Japan
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rotation speed
spindle motor
rotation
signal
servo
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Application number
JP20098796A
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English (en)
Inventor
Atsuyuki Ukai
淳行 鵜飼
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続的にアクセスを行った場合でも高速、且
つ安定したアクセス動作を行うこと。 【解決手段】 ディスク1を回転駆動するスピンドルモ
ータ2の回転速度に応じた周期となる回転速度信号をF
G20で検出すると共に、アクセス動作時にマイコン1
2で新たなアドレス位置におけるスピンドルモータ2の
目標回転速度を産出し、FG20で検出される実際のス
ピンドルモータ2の回転速度が目標回転速度と一致する
ようにスピンドルモータ2に対して加速又は減速制御を
行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスクドライブ装
置に関わり、特にアクセス動作時のディスクの回転速度
制御に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】CD(コンパクトディスク)やCD−R
OM等のディスクを記録媒体としたシステムが普及して
いる。これらのシステムではPCMデータに対してEF
M変調(8−14変調)を施したデータをディスクに記
録するようにしている。また、ディスクの回転動作につ
いてはCLV(線速度一定)方式が採用されている。
【0003】CLV方式による回転サーボ制御を行うた
めには、通常はディスクから読み出したEFM信号をP
LL(Phase Locked Loop )回路に注入してクロックを
再生し、そのクロックをクリスタル等により得られる基
準クロックと比較して回転誤差情報を得るようにしてい
る。そして、この回転誤差情報をディスクを回転させる
スピンドルモータに対してフィードバックすることで、
線速度一定の回転状態が得られることになる。
【0004】ところで、このような回転サーボ制御が機
能するためには、まずPLL回路がロックし、クロック
が正確に抽出された状態でなければならない。このた
め、スピンドルモータの立ち上げの際には、まず抽出さ
れるEFM信号をPLL回路のキャプチャーレンジに引
き込むためのラフな回転サーボ制御が必要となる。つま
り、通常ディスクドライブ装置では、スピンドルモータ
の回転起動時に先ず或る程度の速度に達するまでディス
クのラフな回転サーボ制御を行ない、PLL回路がロッ
クした時点で、通常の回転サーボ制御に切り換えるよう
にしてている。
【0005】図3にディスクドライブ装置におけるCL
Vサーボ系の構成を示す。ディスク51はスピンドルモ
ータ(M)52によって回転駆動された状態で光学ヘッ
ド(OP)53により情報が読み取られる。光学ヘッド
53で読み取られたデータはRFアンプ54を介してE
FM信号として出力される。このEFM信号は図示しな
いデコーダへ出力されてEFM復調、CRIC等のデコ
ード処理が施され、データが復調されると共に、CLV
サーボ系にも出力される。
【0006】CLVサーボ系としては、PLL回路55
及び比較器56からなるPLL回転サーボ制御ブロック
と、11T計測回路60からなるラフな回転サーボ制御
ブロックとにより構成されており、PLL回路55及び
11T計測回路60にはそれぞれEFM信号が供給され
る。
【0007】PLL回路55は供給されたEFM信号か
らクロックCKP を再生する。このクロックCKP はEFM
信号に同期した再生クロックとなり、図示していないデ
コーダに供給されてデコード処理に用いられる。また、
このクロックCKP は再生線速度に応じた周波数であるた
め、このクロックCKP を比較器56に供給し、比較器5
6でその再生クロックCKP を基準発生器57より得られ
る基準クロックRFCKと比較して回転誤差情報(回転サー
ボ信号CLVP)を得るようにしている。この回転サーボ信
号CLVPは切換回路58のP端子に供給される。
【0008】一方、11T計測回路60では供給された
EFM信号から1フレームの先頭に存在する最大反転間
隔とされる11Tのパターン(シンクパターン)を検出
し、反転パターンが然るべき反転間隔/周波数にするた
めの回転誤差情報(回転サーボ信号CLVS)を得るように
している。この回転サーボ信号CLVSは切換回路58のS
端子に供給される。切換回路59はCLVサーボループ
のオン/オフを行う。
【0009】ディスク51を回転させる起動時には、ま
ず切換回路59がD端子に接続され、マイクロコンピュ
ータ80からスピンドルキックパルスをサーボドライバ
70に供給する。サーボドライバ70はこれに応じてス
ピンドルモータ52を駆動し、その後、ある時点で切換
回路59はE端子と接続されてCLVサーボループがオ
ンとなる。
【0010】またこの時、切換回路58はS端子と接続
され、従って最初は回転サーボ信号CLVSがサーボドライ
バ70に供給され、サーボドライバ70はこの回転サー
ボ信号CLVSに応じて駆動電力をスピンドルモータ52に
供給する。そして、この間にPLL回路55がロック状
態になると、切換回路58はP端子と接続されて、以降
サーボドライバ70に回転サーボ信号CLVPを供給し、P
LLサーボ制御ブロックによるCLVサーボ制御が実行
されるようにしている。
【0011】ところで、ディスク51のデータ読出のた
めにアクセスを行う場合は、光学ヘッド53の走査位置
を新たなアドレスに移動させることになるが、CLV方
式の場合、新たなアドレスでのディスク51の回転速度
は現在位置での回転速度より速く或は遅くなるため、P
LL回路55がアンロック状態になってしまうことがあ
る。
【0012】そこで、新たなアドレスにアクセスする場
合はPLL回路55のキャプチャーレンジにEFM信号
を引き込むためのラフな回転サーボ制御が必要となる。
この場合の回転サーボ制御は切換回路59のD端子が選
択されてマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と
いう)80によって直接行われている。以下、このよう
なマイコン80によって直接行われる回転サーボ制御の
ことをダイレクトサーチという。
【0013】以下、マイコン80によるダイレクトサー
チ処理を図4に示すフローチャートを参照して説明す
る。ディスク51の新たなアドレスにアクセスする場
合、マイコン80では先ず光学ヘッド53の移動量が計
算され(F101)、この移動量に基づいてアクセス先での
ディスク51の回転速度をCLV速度に調整するために
スピンドルモータ52の加減速時間が計算される(F10
2)。
【0014】つまり、光学ヘッド53をディスク51の
内周側から外周側に移動させる場合は、スピンドルモー
タ52の回転速度を減速させてCLV速度に近付けるた
めの減速時間が計算され、光学ヘッド53をディスク5
1の外周側から内周側に移動させる場合は、スピンドル
モータ52の回転速度を加速させてCLV速度に近付け
るための加速時間が計算されることになる。
【0015】次に、トラッキングサーボ制御、スレッド
サーボ制御、PLLサーボ制御等の各種サーボ制御をオ
フとした後(F103)、光学ヘッド53をディスク51上
の新たなアドレスにアクセスするため、ステップF101で
計算した移動量に基づいて図示していないスレッドモー
タの加減速を開始すると共に、ステップF102で計算され
たスピンドルモータ52の回転速度の加減速を開始する
(F104,F105)。
【0016】そして、ステップF106で光学ヘッド53の
移動が終了したかどうか判別し、光学ヘッド53の移動
がまだ終了していないと判別すると、ステップF109に移
行してスピンドルモータ52の加減速が終了したどうか
判別する。ステップF109でスピンドルモータ52の加減
速が終了したと判別するとステップF110に移行してスピ
ンドルモータ53の加減速を停止(惰性回転)し、ステ
ップF106に戻って再び光学ヘッド53の移動が終了した
かどうか判別する。また、ステップF109でスピンドルモ
ータ52の加減速が終了していないと判別するとスピン
ドルモータ52の加減速処理を継続したまま、ステップ
F106に戻って再び光学ヘッド53の移動が終了したかど
うか判別することになる。
【0017】そして、ステップF106で光学ヘッド53の
移動が終了したと判別すると、ステップF107に移行して
再びスピンドルモータ52の加減速が終了したかどうか
判別する。このステップF107での判別処理は、スピンド
ルモータ52の加減速が終了するまで行われ、スピンド
ルモータ52の加減速が終了したと判別するとトラッキ
ングサーボ制御、スレッドサーボ制御、PLLサーボ制
御をオンにして(F108)、ダイレクトサーチが終了する
ことになる。
【0018】このようにマイコン80は光学ヘッド53
の移動量に応じてスピンドルモータ52の加減速時間を
計算し、スピンドルモータ52の回転速度が所定の線速
度に近付くように制御することで、EFM信号周波数は
PLL回路55のキャプチャーレンジに引き込まれ、P
LL回路55をロック状態とすることができる。
【0019】ところで、上記したようなダイレクトサー
チ処理を行う場合は、光学ヘッド53の移動が終了した
後もスピンドルモータ52の加減速が終了していない場
合は、スピンドルモータ52の所定の加減速時間が終了
するまで、つまりスピンドルモータ52が所定の線速度
に近付いてPLL回路55がロック可能状態となるまで
待機していなければなれず、データを読み出しまでのア
クセス時間が増大するという問題点があった。
【0020】そこで、このような問題を解決するためP
LL回路55のキャプチャーレンジを従来より広くした
ワイドキャプチャーレンジ機能を備えたCLVサーボ系
が提案されている。
【0021】図5にワイドキャプチャーレンジ機能を備
えたCLVサーボ系の構成を示す。なお、図3と同一ブ
ロックには同一番号を付し説明は省略する。この場合、
比較器56ではPLL回路55からの再生クロックCKP
を電圧制御発振器(以下、「VCO」と示す)61の出
力信号RFS と比較して回転サーボ信号CLVPを得るように
している。また、11T計測回路60ではVCO61の
出力信号RFS に基づいて、反転パターンが然るべき反転
間隔/周波数となるようにするための回転サーボ信号CL
VSを得るようにしている。
【0022】VCO61は切換回路58から出力される
回転サーボ信号CLVS,CLVPが電圧制御信号として供給さ
れており、この回転サーボ信号CLVS,CLVPが再生線速度
に応じて変化するため、VCO61はスピンドルモータ
52はその時点の線速度に追従して発振周波数が変化す
る。
【0023】比較器62ではVCO61の出力信号RFS
と基準発生器57より得られる基準クロックRFCKとの位
相比較を行い、比較結果である回転誤差信号CLVCを切換
回路59を介してサーボドライバ70に供給し、サーボ
ドライバ70はこの回転誤差信号CLVCに応じて駆動電力
をスピンドルモータ52に供給する。
【0024】このような構成とされるワイドキャプチャ
ーレンジ機能を備えたCLVサーボ系においては、マイ
コン80によってダイレクトサーチを処理を行った場合
は、光学ヘッド53の移動が終了した時点でEFM信号
がPLL回路55のワイドキャプチャーレンジに引き込
まれるため、図4に破線で囲ったステップF107の処理を
行う必要がなく、光学ヘッド53の移動終了後、直ちに
次の処理動作であるトラッキングサーボ制御、スレッド
サーボ制御、PLLサーボ制御等をオンにできるため、
従来に比べて高速アクセスを実現することができる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなワイドキャプチャーレンジ機能を備えたCLVサー
ボ系では、光学ヘッド53を連続的に離れたアドレスに
アクセスさせた場合に不都合がある。
【0026】例えば光学ヘッド53をディスク51の外
周側の地点(A地点)から内周側の地点(B地点)に移
動させた直後に再びディスク51の外周側の地点(C地
点)に移動させる場合、マイコン80は先ずA地点から
B地点までの光学ヘッド53の移動量を計算し、この移
動量に基づいてスピンドルモータ52の加速時間を計算
する。
【0027】そして光学ヘッド53の移動終了後、スピ
ンドルモータ52の回転速度が所定の回転数に達してい
ない場合でもPLL回路55でEFM信号をロックする
ことができるため、マイコン80は続けて光学ヘッド5
3をB地点からC地点に移動させるためにB地点からC
地点までのヘッドの移動量を計算し、この移動量に基づ
いてスピンドルモータ52の減速時間を計算することに
なる。
【0028】しかしながら、上述したようにB地点での
スピンドルモータ52の回転速度はまだ所定の回転速度
に達していないため、マイコン80によってB地点から
C地点までの光学ヘッドの移動量を計算し、この移動量
に基づいてスピンドルモータ52の減速時間を計算して
スピンドルモータ52を減速させると、スピンドルモー
タ52の回転速度が極端に遅くってしまい、ワイドキャ
プチャーレンジ機能を備えたサーボ系でもEFM信号を
PLL回路55でロックすることができずデータエラー
やシークエラーが発生することになる。
【0029】また、逆に例えば光学ヘッド53をディス
ク51の内周側の地点(A’地点)から外周側の地点
(B’地点)に移動させた直後に再びディスク51の内
周側の地点(C’地点)に移動させた場合は、スピンド
ルモータ52の回転速度が極端に速くなってしまい、同
様にワイドキャプチャーレンジ機能を利用した場合でも
EFM信号をPLL回路55でロックすることができず
データエラーやシークエラーが発生することになる。
【0030】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであり、連続的にアクセスを行った場合
でも高速、且つ安定したアクセスを行うことができるデ
ィスクドライブ装置を提供することを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、記録媒体を一定線速度で回転駆動して情報の読出又
は書込を行うディスクドライブ装置において、記録媒体
を回転駆動する回転駆動手段と、この回転駆動手段の回
転速度に応じた周期となる回転速度信号を発生させる回
転速度信号発生手段と、回転速度信号発生手段からの回
転速度信号により回転速度情報を検出する検出手段と、
アクセス動作時に、アクセス目標位置における回転駆動
手段の回転速度を算出し、これを目標回転数とすると共
に、検出手段で検出される回転速度情報を目標回転速度
と一致させるべく回転駆動手段に対して加速又は減速制
御を行う制御手段とを備えるようにした。
【0032】本発明によれば、アクセス動作時に目標位
置における回転駆動手段の目標回転速度を算出すると
共、検出手段で検出された回転速度情報が目標回転速度
となるように回転駆動手段に対して加速又は減速制御を
行うようにしているため、高速で安定したアクセスを行
うことができるようになる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本実施の形態であるディスクドライ
ブ装置におけるCLVサーボ系の構成を示したものであ
り、ディスク1はスピンドルモータ2によって回転駆動
された状態で光学ヘッド3により情報が読み取られる。
光学ヘッド3で読み取られたデータはRFアンプ4を介
してEFM信号として出力される。このEFM信号は図
示しないデコーダへ出力されてEFM復調、CRIC等
のデコード処理が施されると共に、CLVサーボ系に出
力される。
【0034】CLVサーボ系としては、PLL回路5及
び比較器6からなるPLL回転サーボ制御ブロックと、
11T計測回路9からなるラフ回転サーボ制御ブロック
とから構成されており、PLL回路5及び11T計測回
路9にはEFM信号が供給される。
【0035】PLL回路5では供給されたEFM信号か
らクロックCKP を再生する。このクロックCKP はEFM
信号に同期した再生クロックとなり、図示していないデ
コーダに供給されてデコード処理に用いられる。また、
このクロックCKP は再生線速度に応じた周波数であるた
め、比較器6に供給されており、比較器6でその再生ク
ロックCKP を電圧制御発振器(VCO)10の出力信号
と比較して回転誤差情報(回転サーボ信号CLVP)を得る
ようにしている。この回転サーボ信号CLVPは切換回路8
のP端子に供給される。
【0036】一方、11T計測回路9ではVCO10か
ら出力される出力信号に基づいて、供給されたEFM信
号から1フレームの先頭に存在する最大反転間隔とされ
る11Tのパターン(シンクパターン)を検出し、反転
パターンが然るべき反転間隔/周波数となるようにする
ための回転誤差情報(回転サーボ信号CLVS)を出力す
る。この回転サーボ信号CLVSは切換回路8のS端子に供
給される。
【0037】サーボループがオンとされる時、切換回路
8は最初はS端子が選択されており、従って回転サーボ
信号CLVSがVCO10の電圧制御信号として供給されて
いる。VCO10は切換回路8から出力される回転サー
ボ信号CLVS(又はCLVP)が電圧制御信号として供給さ
れ、これらの回転サーボ信号CLVS(又はCLVP)が線速度
に応じて変化するため、VCO10は線速度に追従して
発振周波数が変化することになる。
【0038】比較器11はVCO10の出力信号RFS と
基準発生器7より得られる基準クロックRFCKとの位相比
較を行い、その比較結果である回転誤差信号CLVCを切換
回路13のE端子に供給する。切換回路13はCLBサ
ーボループをオン/オフするスイッチであり、E端子が
選択されることでサーボループがオンとなる。サーボル
ープがオンとされると、サーボドライバ14には比較器
11から出力される回転誤差信号CLVCが供給され、サー
ボドライバ14はこの回転誤差信号CLVCに応じた駆動電
力をスピンドルモータ2に供給する。そして、この間に
PLL回路5がロック状態になると切換回路8はP端子
と接続され、以降VCO10の電圧制御信号として回転
サーボ信号CLVPが供給される。
【0039】このように比較器6及び11T計測回路9
でEFM信号とVCO10の出力信号を比較して回転サ
ーボ信号CLVP,CLVSを得ると共に、この回転サーボ信号
CLVP,CLVSをVCO10の電圧制御信号としてフィード
バックすることにより、VCO10の出力信号RFS をE
FM信号に応じて可変させることができるため、PLL
回路5をワイドキャプチャーレンジとすることができ
る。
【0040】マイコン12は、機器本体の各種制御を行
うと共に、後述するがアクセス動作時、新たなアドレス
に光学ヘッド3を移動させる場合、PLL回路5のEF
M信号をワイドキャプチャーレンジに引き込むためにダ
イレクトサーチを行っている。FG20は、スピンドル
モータ2の回転速度に比例した回転速度信号FGS を発生
する。この回転速度信号FGS は、例えばスピンドルモー
タ2の1回転につき6周期の信号となる。
【0041】以下、マイコン12によるダイレクトサー
チ処理動作を図2に示すフローチャートを参照して説明
する。ディスク1の新たなアドレスにアクセスして光学
ヘッド3を移動させる場合は、先ず光学ヘッド3の移動
量を計算した後(F001)、アクセス先となる新たなアド
レス(目標アドレス位置)におけるスピンドルモータ2
の目標回転数を算出する(F002)。なお、具体的な算出
方法については後述する。
【0042】次に、トラッキングサーボ制御、スレッド
サーボ制御、PLLサーボ制御等の各種サーボ制御をオ
フとした後(F003)、ステップF001で計算された移動量
に基づいて光学ヘッド3を駆動する図示しないスレッド
モータの加減速を開始する(F004)。そして、FG20
で検出される回転速度信号FGS 周期から実際のスピンド
ルモータ2の回転数を測定し、スピンドルモータ2の回
転速度がステップF002で計算された目標回転数になるよ
うにスピンドルモータ2の加減速を開始する(F005)。
【0043】次に、ステップF006で光学ヘッド3が移動
が終了したかどうか判別し、光学ヘッド3の移動がまだ
終了していないと判別すると、ステップF008に移行して
スピンドルモータ2の実際の回転数をFG20からの回
転速度信号FGS から測定し、その測定された回転数が目
標回転数に達したかどうか判別する。そして、ステップ
F008でスピンドルモータ2の回転数が目標回転数に達し
たと判別すると、ステップF009に移行してスピンドルモ
ータ2の加減速を停止(惰性回転とする)し、ステップ
F006に戻って再び光学ヘッド3の移動が終了したかどう
か判別する。また、ステップF008でスピンドルモータ2
の実際の回転数を測定し、回転数が目標回転数に達して
いないと判別するとスピンドルモータ2の加減速を停止
させることなく、ステップF006に戻って再び光学ヘッド
3の移動が終了したかどうか判別することになる。
【0044】そして、ステップF006で光学ヘッド3の移
動が終了したと判別すると、スピンドルモータ2が目標
回転数に達したか否かに関わらず、ステップF007に移行
してトラッキングサーボ制御、スレッドサーボ制御、P
LLサーボ制御等を再びオンにしてダイレクトサーチが
終了することになる。
【0045】つまり、本例のディスクドライブ装置のサ
ーボ系はワイドキャプチャーレンジ機能を備えているた
め、光学ヘッド3の移動が終了した時点でスピンドルモ
ータ2が目標回転数に達していなくても、PLL回路5
のロックが可能となり、光学ヘッド3の移動終了後、直
ちに次の処理動作であるトラッキングサーボ制御、スレ
ッドサーボ制御、PLLサーボ制御等をオンにすること
ができる。よって、従来に比べて高速アクセスを実現す
ることができる。
【0046】そして、マイコン12ではFG20からの
回転速度信号FGS によりスピンドルモータ2の実際の回
転数を常に監視しながらスピンドルモータ2の回転数が
目標回転数となるように加減速を行っており、しかも目
標回転数とは、あくまでもアクセスする目標アドレスに
おける所定のCLV速度を実現するための回転速度であ
る。従って、連続してアクセスを行った場合でもスピン
ドルモータ2の回転数は、常に目標回転数に近付くよう
に制御されるるため、従来離れたアドレスに連続してア
クセスした時に発生していたデータエラーやシークエラ
ーを防止することができる。
【0047】ここで、上記したようなマイコン12でス
ピンドルモータ2の目標回転数を計算する計算方法につ
いて説明する。スピンドルモータ2の目標回転数を計算
する場合は、先ずディスク1の最内周から目的のアドレ
スまでのトラック数を求めるため、論理アドレスLBN
(Logical Block Number)をディスクの最内周からのト
ラック数に変換する必要がある。
【0048】ここで、 f:論理アドレス x:最内周から目的アドレスまでのトラック数 R:データ記録が開始される位置(プログラムエリア)
までのディスクの直径 p:トラックピッチ V:線速度 l:目的のアドレスまでのブロック数 75:一秒あたりのブロック数 とすると、
【0049】先ず、目的アドレスまでのブロック数l
は、
【数1】 と表すことができるため、ディスク1の最内周から目的
アドレスまでのトラック数xは、
【数2】 から、
【数3】 と示すことができる。
【0050】よって、データが記憶されている位置まで
のディスクの直径Rを49.8mm、トラックピッチp
を1.6×10-3mmとすると、ディスク1の最内周か
ら目的アドレスまでのトラック数xは、
【数4】 となる。
【0051】次に、1トラック内のブロック数をbとす
ると、ブロック数bは、
【数5】 (但し、rはデータが記録されている位置までのディス
クの半径である)となり、
【数6】 と表すことができる。
【0052】ここで、あるアドレスにおいて、1ブロッ
クのデータをリリースするのに要する時間を3.333
×10-3とすると、ディスク1回転に要する時間tは、
【数7】 となり、目的のアドレスでFG20から得られる回転速
度信号FGS の周期Tは、
【数8】 (但し、Pはディスク1回転あたりの回転速度信号数と
する)となる。
【0053】このように本実施の形態においては、マイ
コン12によってダイレクトサーチを行う際、上述した
ような演算によって目的アドレスにおける再生時にFG
20から得られるはずの回転速度信号FGS の周期Tを求
め、この回転速度信号FGS の周期Tからスピンドルモー
タ2の目標回転数を求める。そして、この目標回転数と
スピンドルモータ2の実際の回転数とを比較してスピン
ドルモータ2の実際の回転数が目標回転数となるように
スピンドルモータ2の加減速制御を行うようにしてい
る。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明のディスクド
ライブ装置によれば、回転駆動手段の回転速度を検出す
るようにし、アクセス動作時に目標位置における回転駆
動手段の目標回転速度を算出すると共に、検出手段で検
出された回転速度情報が目標回転速度となるように回転
駆動手段に対して加速又は減速制御を行うようにしてい
るため、高速で安定したアクセス動作を実現することが
できるようになる。また、ワイドキャプチャー方式の場
合は、連続アクセス時の不都合も解消することができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるディスクドライブ装
置のサーボ系の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態であるダイレクトサーチ処理動作
を示したフローチャート図である。
【図3】従来のディスクドライブ装置のサーボ系の構成
を示すブロック図である。
【図4】従来のダイレクトサーチ処理動作を示したフロ
ーチャート図である。
【図5】従来のワイドキャプチャレンジ機能を備えたサ
ーボ系の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ディスク、2 スピンドルモータ、3 光学ヘッ
ド、4 RFアンプ、5PLL回路、6 11 比較
器、7 基準発生器、8 9 切換回路、10VCO、
12 マイコン、14 サーボドライバ、20 FG

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を一定線速度で回転駆動して情
    報の読出又は書込を行うディスクドライブ装置におい
    て、 前記記録媒体を回転駆動する回転駆動手段と、 該回転駆動手段の回転速度に応じた周期となる回転速度
    信号を発生させる回転速度信号発生手段と、 該回転速度信号発生手段からの回転速度信号により回転
    速度情報を検出する検出手段と、 アクセス動作時に、アクセス目標位置における前記回転
    駆動手段の回転速度を算出し、これを目標回転速度とす
    る共に、前記検出手段で検出される回転速度情報を前記
    目標回転速度と一致させるべく前記回転駆動手段に対し
    て加速又は減速制御を行う制御手段と、 を備えていることを特徴とするディスクドライブ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100746775B1 (ko) * 2001-03-08 2007-08-06 엘지전자 주식회사 광디스크 장치에서의 스핀들 모터 제어방법

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KR100746775B1 (ko) * 2001-03-08 2007-08-06 엘지전자 주식회사 광디스크 장치에서의 스핀들 모터 제어방법

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