JPH05346589A - 薄膜トランジスタアレイ配線の製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタアレイ配線の製造方法

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JPH05346589A
JPH05346589A JP15017892A JP15017892A JPH05346589A JP H05346589 A JPH05346589 A JP H05346589A JP 15017892 A JP15017892 A JP 15017892A JP 15017892 A JP15017892 A JP 15017892A JP H05346589 A JPH05346589 A JP H05346589A
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JP
Japan
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conductive film
etching
correction
short circuit
short
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP15017892A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Yasukawa
雅啓 安川
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】TFTアレイ配線短絡修正の高スループット化
をはかる。 【構成】導電膜A22パターンを導電膜B23パターン
を重ね合せたパターンより2μm大きめに設計した修正
用パターン25のマスクを用いて露光,現像,導電膜A
22のエッチング,導電膜B23のエッチングという順
序でPR処理を行うことによって、短絡の原因となって
いた導電膜A残り24及び導電膜B残り26を除去す
る。 【効果】上記修正用マスクを用いた修正により、86%
以上の修正率及び10倍以上の短絡修正スループット向
上が得られた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜トランジスタ(T
FT)アレイ配線の製造方法に関し、特にTFTアレイ
配線短絡の修正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】TFTアレイ配線の短絡修正は、従来、
液晶パネル組立後の表示特性検査において短絡配線を発
見した後、レーザを用いて短絡箇所を切断することによ
って行っていた。この状況を図面を用いて説明する。
【0003】図4(A)は、液晶パネルを模式的に示し
たものである。液晶パネル41を表示させると短絡が原
因であるライン欠陥42,43が現われたとする。この
ライン欠陥42,43のライン番号を正確に覚えてお
き、次にこのライン番号の配線を形状認識装置を用いて
端から端まで調べていく。図4(B)に示すように、ラ
インXn44上のパターン異常部分47を発見すること
によって短絡箇所の決定を行う。次にこのパターン異常
部分47をレーザによって切断すると短絡の修正が完了
する。
【0004】さらに別の短絡配線の検出方法として、T
FTアレイ配線の完了後にオープン・ショートチェッカ
を用いた抵抗測定による方法があるが、この方法で検出
された短絡基板も同様にパネル組立後に形状認識装置を
用いてパターン異常部分47を調べていく。そしてレー
ザによってそのパターン異常部分47を切断していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来のTFTアレ
イ配線短絡の修正は、液晶パネル組立後の表示特性検査
後に行っていたため、TFTアレイ配線短絡のまま液晶
パネルを組立ててしまうという無駄があり、コストも高
かった。また、表示特性検査で短絡配線を発見した後
に、形状認識装置によって短絡配線の端から端まで走査
させながら短絡箇所を発見するので、非常に多くの時間
がかかりスループットが低かった。
【0006】同様に、TFTアレイ配線完了後のオープ
ン・ショートチェッカによる短絡の検出方法の場合に
も、形状認識装置による異常パターン部分の検出及びレ
ーザによる切断を行うためスループットが低かった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のTFTアレイ配
線短絡の修正は、多層構造パターンの各層を重ね合わせ
た露光用マスクを用いて、1回のレジスト塗布,露光,
現像により多層膜各層の連続エッチングを行うという特
徴を有している。
【0008】
【実施例】次に本発明について図面を用いて説明する。
図1は本発明の第1の実施例を説明するためのTFTア
レイ配線基板11を模式的に示したものである。TFT
アレイ配線12は両側端子部分で交互にシャント配線1
3により連結され、抵抗測定用パッド14,15として
とり出される。パッド14,15間の抵抗を測定したと
き、その抵抗RがR≧Ra(Ra:ある基準抵抗値)で
あれば、その配線基板11は短絡してないと判断する。
逆にR<Raであれば、アレイ配線内部の配線間で短
絡が生じていると判断する。このとき短絡の原因となる
のは配線材料である導電性膜の残り16である。このよ
うにしてTFTアレイ配線基板11が短絡しているかい
ないかを選別していき、短絡基板に関して次のような方
法によりロット毎にまとめて短絡修正を行うことができ
る。
【0009】図2(A)は、TFTアレイ配線の断面図
を模式的に示したものである。ガラス板21上に導電膜
A22をパターン形成した後、導電膜B23をパターン
形成した2層構造のTFTアレイ配線となっている。図
2(B)はその平面図を示したものであるが、導電膜A
22のエッチング不良により左側導電膜A残り24が右
側導電膜B23とつながり短絡している。修正用パター
ン25はこの2層構造パターンを重ね合わせたものであ
り、実際の重ね合わせパターンより2μm大きめに設計
したものである。これにより露光,現像,エッチングプ
ロセスのマージンをとることができる。この修正用パタ
ーン25マスクを用いて露光→現像→エッチング(導電
膜A22)→エッチング(導電膜B23)という順序で
PR処理を行うと短絡の原因となっていた導電膜A残り
24を除去することができる。
【0010】同様に図2(C)に示すように、導電膜B
23のエッチング不良により、左側導電膜B残り26が
右側導電膜B23とつながり短絡している場合にも、修
正用パターン25マスクを用いて上記と同一の順序で同
一のPR処理を行うと、短絡の原因となっていた導電膜
B残り26を除去することができる。このとき、エッチ
ングプロセスの順序が重要であり、下層の膜である導電
膜A22のエッチングを行った後、上層の膜である導電
膜B23のエッチングを行うと効果的である。
【0011】導電膜A22と導電膜B23は、断線防止
の目的で2重構造になっている部分があるが、その上の
修正パターン25のレジストにピンホールが生じている
場合、そのピンホール部分は上層の導電膜B23がむき
出しになっている。この状態において先に導電膜A22
のエッチングを行っても、むき出しになっている導電膜
B23はエッチングされないので次に行う導電膜B23
エッチングでも下層の導電膜A22はエッチングされな
い。ところが逆のエッチング順序になると、むき出しに
なっている上層の導電膜B23がエッチングされ、さら
に下層の導電膜A22がエッチングされることになり断
線の原因となってしまう。したがって下層膜エッチング
→上層膜エッチングのエッチング順序が断線抑制のため
に重要なプロセスとなる。
【0012】また、抵抗測定でR<Raとなり短絡基板
と判断されたが、実際には短絡していないような正常基
板が修正プロセスにまわされたとしても、上記方法であ
れば、正常パターンを全てレジストでカバーするため異
常なエッチングで不良にしてしまうということがない。
【0013】以上の修正方法によって短絡基板の検査を
簡略化し、ロット毎に多量に処理しながら、ほぼ93%
の修正率で短絡修正を行うことができるので、短絡修正
のためのスループットが約10倍とかなり向上した。さ
らに、修正プロセス後の再検査によって短絡基板の次工
程への送付が零となった。これらのことにより、この修
正方法は量産性に適していると言える。
【0014】図3(A)は本発明の第2の実施例を説明
する断面図である。第1のゲート絶縁膜31を介してパ
ターン形成されたTFTアレイ配線を示している。ゲー
ト絶縁膜31の上に半導体膜C32をパターン形成した
後、導電膜D33をパターン形成し、最後に導電膜E3
4をパターン形成した3層構造となっている。図3
(B)はその平面図であるが第1の実施例で説明したよ
うに、配線の両側端子部分を交互にシャントして引き出
した抵抗測定用パッドで抵抗を測定し短絡基板と判断さ
れたものである。短絡箇所は3箇所ある。まず、半導体
膜C32のエッチング不良により半導体膜C残り35を
生じ左側導電膜E34と短絡しているもの、また、導電
膜D33のエッチング不良により導電膜D残り36を生
じ、導電膜E34と短絡しているもの、さらに、導電膜
E34のエッチング不良により導電膜E残り37を生
じ、導電膜D33及び導電膜E34と短絡しているもの
がある。
【0015】修正用パターン38はこの3層構造パター
ンを重ね合わせたものであり、実際の重ね合わせパター
ンより2μm大きめに設計したものである。これによ
り、露光,現像,エッチングプロセスのマージンをとる
ことができる。この修正用パターン38マスクを用いて
露光→現像→エッチング(半導体膜C32)→エッチン
グ(導電膜D33)→エッチング(導電膜E34)とい
う順序でPR処理を行うと、短絡の原因となっていた半
導体膜C残り35、導電膜D残り36及び導電膜E残り
37を除去し修正することができる。エッチングプロセ
スの順序は、第1の実施例で示した通り下層膜エッチン
グ→上層膜エッチングの順序で行うと2重配線箇所での
断線抑制効果が顕著になる。以上の修正方法によって、
ほぼ86%の修正率で短絡修正を行うことができ、短絡
修正のためのスループットが約15倍とかなり向上し
た。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、多層構造
パターンの各層を重ね合わせた露光用マスクを用いて、
1回のレジスト塗布,露光,現像により、多層膜各層の
連続エッチングを行うことによって、配線短絡検査の簡
略化、86%以上の修正率及び10倍以上の短絡修正ス
ループット向上が得られたという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のTFTアレイ配線基板
の平面図である。
【図2】(A)はTFTアレイ配線の断面図,(B),
(C)はTFTアレイ配線の平面図である。
【図3】(A)はTFTアレイ配線の断面図,(B)は
TFTアレイ配線の平面図である。
【図4】(A)は液晶パネルの模式図,(B)はTFT
アレイ配線の平面図である。
【符号の説明】
11 TFTアレイ配線基板 12 TFTアレイ配線 13 シャント配線 14,15 抵抗測定用パッド 16 導電性膜残り 21 ガラス板 22 導電膜A 23 導電膜B 24 導電膜A残り 25 修正用パターン 26 導電膜B残り 31 ゲート絶縁膜 32 半導体膜C 33 導電膜D 34 導電膜E 35 半導体膜C残り 36 導電膜D残り 37 導電膜E残り 38 修正用パターン 41 液晶パネル 42,43 ライン欠陥 47 パターン異常部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2層以上のパターンを1層内に重ね合
    せ、さらに上記重ね合せパターンを10μm以下まで拡
    大したパターンを有する露光用マスクを用いて、すでに
    1層以上の薄膜パターンが形成されている基板に対し、
    1回のレジスト塗布,露光,現像を行った後、下層膜か
    ら上層膜へと連続して各層のエッチングを施し、各々の
    薄膜層のパターン短絡を修正することを特徴とする薄膜
    トランジスタアレイ配線の製造方法。
JP15017892A 1992-06-10 1992-06-10 薄膜トランジスタアレイ配線の製造方法 Withdrawn JPH05346589A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5618384A (en) * 1995-12-27 1997-04-08 Chartered Semiconductor Manufacturing Pte, Ltd. Method for forming residue free patterned conductor layers upon high step height integrated circuit substrates using reflow of photoresist
KR20030069953A (ko) * 2003-08-04 2003-08-27 이시형 평판표시소자의 결함수정 장치
JP2013037820A (ja) * 2011-08-04 2013-02-21 Panasonic Corp 表示装置の製造方法

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Effective date: 19990831