JPH05346544A - 顕微鏡写真撮影装置 - Google Patents

顕微鏡写真撮影装置

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JPH05346544A
JPH05346544A JP4177663A JP17766392A JPH05346544A JP H05346544 A JPH05346544 A JP H05346544A JP 4177663 A JP4177663 A JP 4177663A JP 17766392 A JP17766392 A JP 17766392A JP H05346544 A JPH05346544 A JP H05346544A
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JP
Japan
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image
film
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recording medium
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JP4177663A
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English (en)
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Chikaya Ikou
知加也 伊香
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 標本像の各部位のコントラスト等の調整を焼
き付け段階で行えるようにする。 【構成】 対物レンズにより結像した標本像を画像入力
手段4で面撮像する。さらに前記面撮像の電荷信号S1
を所定の画像信号S2に変換し、良好なコントラストの
観察像が得られるように画像信号S2の光強度分布に対
応した画像補正情報S3を画像補正コントローラ5に入
力し、印画紙等の所定の媒体上に標本撮影像を形成させ
るために使用される外部照明手段の照明強度分布情報を
設定する。該照明強度分布情報に対応した所定分布をな
すフィルム処理情報を、書込み読取り可能な記録媒体3
6が付加されたフィルム32を写真撮影手段に装填して
撮影時に所定の撮影情報を記録制御部34を介して記録
媒体36に書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は顕微鏡写真撮影装置に係
り、特に撮影された写真のコントラストを部分的に焼き
付け調整等をするための処理情報をフィルム等に付加さ
れた記録媒体に記録できるようにした顕微鏡写真撮影装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に顕微鏡や、顕微鏡の接眼鏡筒にカ
メラを取り付けて標本像を撮影する顕微鏡写真撮影装置
では標本を観察あるいは写真撮影する場合、何らかの光
源により標本を照明することが不可欠である。この場
合、拡大された標本像は倍率の2乗に反比例して暗くな
るので、高倍率になるほど強力な照明装置が必要にな
る。このため実用顕微鏡では照明装置が内蔵されたり、
専用の外部照明装置を取り付けたりするようになってい
る。
【0003】顕微鏡において標本を照明する場合、光源
を直接標本面に置くことはその構造上できない。このた
め光源と標本面との間に照明レンズ等を備えた照明光学
系を配置し、この照明光学系により形成された光源像を
2次光源として標本を照明するようにしている。この照
明光学系に求められる重要な要件のひとつに照明視野内
でのムラのない一様照明であることが挙げられる。
【0004】この照明ムラを除去した照明光学系として
ケーラー照明がある。このケーラー照明はタングステン
ランプ等の光源のフィラメント像を一旦照明レンズの前
側焦点に結んで2次光源を形成し、さらにこの光源像を
対物レンズの後側焦点に結像する構成になっている。こ
れにより光源からの光線を照明ムラのない一様平行光線
として標本面に入射させることができる。現在の実用顕
微鏡ではほとんどこのケーラー照明が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、顕微鏡観察
の対象となる標本はその状態が種々異なる。たとえば標
本の観察したい部位あるいは撮影したい部位の光透過性
が低く、その周囲の背景との明暗の差、すなわちコント
ラストが著しく大きい場合や逆に小さい場合に、視野内
での対象の面積比が大きい場合等がある。
【0006】このような標本を写真撮影する場合、機種
によってはカメラに内蔵されたマルチパターン測光機構
等により適正露出を算出することができるが、使用され
るフィルム感度が一様なので、視野内のハイコントラス
トな各部位を適正な状態で撮影することは困難である。
このため鮮明な標本写真を得るためフィルムを増感現像
したり、印画紙へ焼き付ける際にネガの状態を確認しな
がら個々にマスキング等の補正手法を施して修整しなけ
ればならず、その作業は時間、手間ともに多大なものと
なっていた。
【0007】また、撮影の目的によっては適正露出で撮
影されたフィルムであっても印画紙への焼き付け時にコ
ントラストを強調したり抑えたりしたい場合もある。こ
の場合、従来はいちいち試し焼き等を行って目的にあっ
た状態を設定しなければならなかった。この場合にもそ
の処理方法を再現するためには所定の仕様を別にメモ等
に記録しておかなければならないという煩雑さがある。
【0008】そこで、本発明の目的は上述した従来の技
術が有する問題点を解消し、標本像の光強度分布を検出
して、コントラスト調整等を施した状態をモニタ画像と
して描画し、そのときの標本の照明状態を再現可能な外
部照明装置に送る処理情報を写真フィルム等に付加され
た記録媒体に記録するようにした顕微鏡写真撮影装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、書込み読取り可能な記録媒体が付加され
たフィルムを装填し、標本撮影時に所定の撮影情報を前
記記録媒体に記録可能な写真撮影手段と、対物レンズに
結像した標本像を面撮像し所定の画像信号に変換する画
像入力手段と、該画像入力手段からの画像信号の光強度
分布に対応した画像補正情報を入力して所定の媒体上に
標本撮影像を形成させるために使用される外部照明手段
の照明強度分布情報を設定する画像補正手段とを備え、
前記標本像の写真撮影時に前記照明強度分布情報を前記
記録媒体に書き込むようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0010】この場合、前記照明強度分布情報は、前記
画像補正手段に接続された画像表示装置に表示された画
像を参照し、標本に応じて照明範囲内で異なった強度分
布を設定できるようにすることが好ましい。
【0011】また、前記照明強度分布情報は、フィルム
感光面上に形成された撮影像形状とほぼ一致するような
面分布情報として前記記録媒体上に書き込むようにする
ことが好ましい。
【0012】
【作用】本発明によれば、対物レンズにより結像した標
本像を画像入力手段の検出部で面撮像し、さらに同手段
の増幅回路により前記面撮像の電荷信号を所定の画像信
号に変換し、良好なコントラストの観察像が得られるよ
うに前記画像信号の光強度分布に対応した画像補正情報
を画像補正手段に入力して印画紙等の所定の媒体上に標
本撮影像を形成させるために使用される外部照明手段の
照明強度分布情報を設定し、該照明強度分布情報に対応
した所定分布をなすフィルム処理情報を、書込み読取り
可能な記録媒体が付加されたフィルムを写真撮影手段に
装填し、撮影時に所定の撮影情報を写真撮影手段を介し
て前記記録媒体に書き込むようにしたので、現像された
ネガを焼き付ける際に、前記記録媒体に記録された情報
をもとに焼き付けランプの照明強度を調整して適正な焼
き付け処理を行うことができる。
【0013】また、ポジフィルムをプロジェクタで投影
する場合にも記録媒体のデータの読み込みによりプロジ
ェクタの照明強度分布を対象となる画像の状態に合わせ
て設定することもできる。
【0014】このとき前記照明強度分布情報を設定する
際に、前記画像補正手段に接続されたモニタ画像表示装
置に描画された標本像のコントラスト等を参照して確認
しながら照明範囲内で異なった強度分布となるように画
像補正を行えるので、ネガの焼き付け状態等をあらかじ
め確認しながら照明強度を設定することができる。
【0015】また、前記照明強度分布情報をフィルム感
光面上に形成された撮影像形状とほぼ一致するような面
分布情報として前記記録媒体上に書き込むことにより最
小限の情報により平面分布した情報を記録させることが
できる。
【0016】
【実施例】次に、本発明による顕微鏡写真撮影装置の一
実施例について図1乃至図3を参照して説明する。図1
は本実施例による顕微鏡写真撮影装置の概略構成を示し
た機器構成図である。ここであらかじめカメラ等の写真
撮影手段が取り付けられた顕微鏡の構成について説明す
る。同図において、顕微鏡1は、対物レンズ11により
結像した標本の標本像を肉眼観察するための観察光路2
と、この観察光路2から第1のハーフミラー12を介し
て分割され標本像を画像情報として取り出す画像撮像光
路3と、第2のハーフミラー30により前記観察光路2
を再度分割してその一部を上方に透過させリレーレンズ
31で標本像を写真フィルム32に結像させた写真撮影
光路33の3個の光路を有している。
【0017】まず、図1に示した顕微鏡1の主光線光路
図をもとに、ハロゲンランプ等を使用した光源20によ
り照明された標本を観察する観察光路2について説明
し、さらに画像撮像光路3における信号回路及び照明強
度分布情報の設定について説明する。同図において、光
源20は図示しない顕微鏡ベース内に収容されており、
この光源20の上方位置にはコンデンサレンズ21が配
置されケーラー照明を構成している。
【0018】対物レンズ11上方の鏡筒上部位置には第
1のハーフミラー12が配置されている。この第1のハ
ーフミラー12により対物レンズ11からの光線の一部
は上方に向けて透過し、他の一部はほぼ90°反射し分
割して画像撮像光路3を形成する。一方、この第1のハ
ーフミラー12の上方には第2のハーフミラー30が配
置され、第2のハーフミラー30により第1のハーフミ
ラー12からの透過光の一部は反射し、観察者14が接
眼レンズ15を通して点Q位置で結像した対物像を容易
に拡大観察できるように観察光路2が傾斜している。
【0019】ここで、第1のハーフミラー12により分
割して形成された画像撮像光路3について説明する。全
体の機器構成としては、画像撮像光路3上には標本像を
撮像し、所定の増幅処理を行って画像信号に変換する画
像入力手段である画像処理信号生成部4と、肉眼観察し
ている標本像の光強度分布に応じてコントラスト調整す
るため補正値を操作パネル5aから入力する画像補正コ
ントローラ5と、この画像補正コントローラ5から出力
された照明強度分布情報S3をフィルムに付加された記
録媒体へ書き込んだり記録媒体からの情報読み取りを行
う記録制御部34とが備えられている。
【0020】これらを光路を追って説明すると、画像撮
像光路3における上述の点Qと共役な標本像を結像する
位置Q´には2次元イメージセンサとしてのCCD撮像
素子16が配置されている。このCCD撮像素子16は
その感光面サイズが視野内に結像する各倍率の対物像を
全体にわたり検知できる程度に大きく設定されている。
なお、CCD撮像素子16は顕微鏡の一部に一体的に組
み込まれていても良いし、またアダプタを介して外部の
TVカメラを搭載しても良い。
【0021】CCD撮像素子16を入力部として光学的
な標本像は光電変換され、標本像の情報は以後電気信号
回路により取り扱われる。その電気信号回路について説
明する。CCD撮像素子16には図示しない駆動回路が
接続され、この駆動回路によりCCD撮像素子16にク
ロックパルス等の各種のパルス信号が所定のタイミング
で発振される。そしてCCD撮像素子16による撮像で
得られた転送電荷信号S1は図示しないプリアンプで増
幅された後に画像処理信号生成部4に出力される。この
画像処理信号生成部4では画面に分布した像の光強度信
号に対して画像信号としての輪郭補正等が施される。さ
らにこの光強度信号は同期調整された後に画像出力信号
S2として画像補正コントローラ5に出力される。
【0022】次に、第2のハーフミラー30を透過して
鏡筒上部の写真直筒に装着された図示しないカメラ内の
フィルム32a位置で結像する写真撮影光路33につい
て説明する。さらに写真撮影に使用されるフィルム32
に付加された記録媒体35について説明する。前述のよ
うに第2のハーフミラー30が第1のハーフミラー12
の上方の光路上に配置されている。第1のハーフミラー
12を透過した光線の一部は第2のハーフミラー30も
透過し、光路上に配置されたリレーレンズ31によりリ
レーされる。このときカメラ内のシャッタSTの後方に
はフィルム32が装填されており、フィルム感光面32
aの位置で標本の対物像が結像する。第1及び第2のハ
ーフミラー12、13は一眼レフレックスカメラにおい
て周知のクイックリターンミラーと同様に構成しても良
い。
【0023】このフィルム感光面32a上に結像した対
物像は、図示しないカメラの自動露出機構等により適正
に算出あるいは設定され、適正露出、シャッター速度で
露光される。このとき本実施例で使用されたフィルム3
2には図3に示したように感光面32aの裏面に全面塗
布された磁化膜36aと撮影画面領域の外側の給送用の
パーフォレーションPに沿った帯状の磁化膜36bとが
形成されている。
【0024】これらの磁化膜36は米国特許3,78
2,947号等によって提案されたフィルム全面に透明
な磁化膜が塗布された銀塩フィルムと同様の構成からな
り、その磁化膜には撮影画面ごとに撮影情報や各種のデ
ータを磁気的に記録することができる。磁化膜36への
磁気情報の書き込み、読み取りには図2に示したように
内部に多数の磁気ヘッドが配設された棒状の入力端子3
8が使用されている。そしてこの入力端子38の下端面
に列状に並んだ磁気ヘッドによりフィルム32の磁化膜
36に2次元の磁気情報が書き込まれる。
【0025】図2は入力端子38とフィルム32との位
置関係を示したものである。同図(a)には感光面32
aの裏面に磁化膜が塗布されたフィルム32を用いた例
が示されている。このとき入力端子38はその長手方向
が図示しないカメラ内の露光用アパーチァの端部におい
て磁化膜36に対向する位置にフィルム給送方向に直交
するように配置され、撮影時にカートリッジC内に給送
されるフィルム32の磁化膜36に所定の撮影情報を書
き込むことができる。図2(b)は記録媒体の変形例と
して特開平1−279,231号公報に記載されたよう
な情報読み出し・書き込み用ROMがフィルムカートリ
ッジC上に備えられたものを使用した例を示したもので
ある。この種のフィルムカートリッジCを用いる場合に
は入力端子38をフィルムカートリッジC側に形成され
た帯状接点39に接触させ、カートリッジC内部のRO
Mの入出力端子と電気的接続を行う。
【0026】この記録媒体に書き込まれる照明強度分布
情報等について図1及び図3を参照して説明する。CC
D撮像素子16による撮像で得られた転送電荷信号S1
は前述のように図示しないプリアンプで増幅された後に
画像処理信号生成部4に出力され、さらに画像出力信号
S2として画像補正コントローラ5に出力される。
【0027】この画像補正コントローラ5はフィルム記
録媒体に書き込まれる標本像の輝度分布情報S3を出力
する機能を果たすものである。また本実施例ではこの輝
度分布情報S3を画像情報としてモニタするためにモニ
タ画像表示装置37が接続されている。また、画像補正
コントローラ5の前面の操作パネル5aには画像出力信
号の信号出力の調整を行う輝度調整スイッチSW1と、
出力画像信号S2の信号出力値のスレショルドを設定を
行うスレショルド設定スイッチSW2と、画面の明暗反
転スイッチSW3とが備えられている。このうち輝度調
整スイッチSW1はモニタ画像表示装置37で表示画像
を確認しながら好ましい画像を得るように調整できる無
段階切り替えスイッチで、このときの輝度情報は適正な
レンジに変換され、記録制御部34を介して磁化膜36
等の記録媒体に書き込まれる。
【0028】一方、標本像の写真撮影は上述のように設
定された露出とシャッター速度により露光されるが、こ
のときの写真像は画像補正コントローラ5等によりコン
トラスト調整されたものでなく、フィルム32には補正
前の標本像が写し出されている。したがって、この状態
のフィルムを現像焼き付けしたり、プロジェクタで投影
しても鮮明な紙焼き写真や投影像を得ることはできな
い。
【0029】そこで、このようなネガフィルムの印画紙
焼き付け時あるいはポジフィルムのプロジェクタ投影時
に上述の照明強度分布情報S3を用いて照明範囲内を部
分的に異なる照明強度となるように補正処理を行えば、
モニタ画像表示装置37で確認したような焼き付け写真
像や投影像を得ることができる。
【0030】次に上述の入力端子38からの照明強度分
布情報S3の入力方法について説明する。図1に示した
ように、入力端子38は記録制御部34に接続されてい
る。この記録制御部34には画像補正コントローラ5か
らの照明強度分布情報S3とターミナル40からの入力
情報が送られるようになっている。ターミナル40は通
常のキーボードを備え、操作情報や書き込んだデータや
読み出したデータを液晶ディスプレイで表示させて確認
することもできる。
【0031】図3はすでに現像されたネガフィルム32
の一部を示したもので、感光面32aの裏面の磁化膜3
6aにはすでに磁気情報が書き込まれている。同図では
二値磁気情報が説明のために模式的に「1」、「0」で
表示されている。また、帯状磁化膜36bも併せて形成
されている。これらに書き込まれている情報として、磁
化膜36には上述の照明強度分布情報S3が感光面32
aの標本像の形状と一致するように配列されて分布して
書き込まれている。本実施例の場合、「1」部分では照
明強度を上げて明るさを強調させるようになっており、
「0」部分では補正しないように設定されている。磁化
膜36に書き込まれる照明分布情報としては例えば0〜
256段階程度に分割したレベル重み付けした内容にす
るとより実用的である。このように標本像の撮影コマご
とに所定の照明強度分布情報S3を対応させて2次元配
列により書き込むことによりデータ読み取り時等のデー
タ管理をきわめて簡素化させることができる。
【0032】この照明強度分布情報S3の記録媒体への
書き込みは通常、以下のようなタイミングで行われてい
る。図1において、照明強度分布情報S3は画像補正状
態がモニタ画像表示装置37で確認され、記録制御部3
4にあらかじめ格納される。そして写真撮影が行われた
後、感光済みのフィルムがスプール45に巻き取られる
際に入力端子38の磁気ヘッドをフィルム32の磁化膜
36に当接させ、そのフィルム給送速度に同期してフィ
ルム幅方向に一列ずつ照明強度分布情報S3を磁化膜3
6aに書き込む。その際、フィルム感光面32a上の感
光像と、磁化膜36aへ書き込まれた磁気情報とはフィ
ルム32の表裏面においてその形状がほぼ一致するよう
に磁気書き込みのタイミングが制御されている。もし、
撮影されたコマ部分と書き込まれたその写真像の磁気情
報とがフィルム給送方向でずれていたら、磁化膜の最先
端トラックに書き込まれたコマ撮影情報か帯状磁化膜部
分のコマ特定情報を使用してズレ量を検知して両者を同
期させることも可能である。
【0033】また、磁気情報としての書き込みデータの
形態はディジタル信号のみならず、アナログ画像信号を
直接書き込んでも何等差し支えない。この裏面には帯状
磁化膜も形成されているが、この部分にはフィルム仕様
や、カメラ撮影データ等の必須記録データを書き込める
他、観察データ、標本の情報等各種のデータもユーザ側
のフォーマット設定等によりキーボード入力することが
できる。またこれらのデータの更新変更も必要に応じて
行えるようになっている。さらに、照明強度分布情報S
3は初期値として設定されているものであるが、焼き付
け時あるいはプロジェクタ投影時にキーボードから微調
整による変更を行うこともできる。また、このデータを
もとに更新データを作成することも可能である。
【0034】以上の説明はフィルムの記憶媒体として磁
化膜を想定して行ったが、上述のようにフィルムカート
リッジCにROMを内蔵したような場合にもこれらの情
報のROMへの書き込み、読み取りは可能である。この
とき照明強度分布情報S3はROM内で2次元マトリク
スデータとして取り扱うことができる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、写真撮影手段で撮影されたフィルムの個々の
コマに対応した照明情報をもとに印画紙焼き付け、プロ
ジェクタによる投影時等の照明処理を的確に行うことが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による顕微鏡写真撮影装置の一実施例を
示した概略機器構成図。
【図2】本発明に使用される記録媒体の一例を示した斜
視図。
【図3】フィルム上に付加された磁気記録媒体に記録さ
れた磁気情報の一例を示した模式説明図。
【符号の説明】
1 顕微鏡 2 観察光路 3 画像撮像光路 5 画像補正コントローラ 6 標本面 11 対物レンズ 12 第1のハーフミラー 16 CCD撮像素子 20 光源 30 第2のハーフミラー 32 フィルム 33 写真撮影光路 34 記録制御部 36 磁化膜 37 モニタ画像表示装置 38 入力端子 40 ターミナル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】書込み読取り可能な記録媒体が付加された
    フィルムを装填し、標本撮影時に所定の撮影情報を前記
    記録媒体に記録可能な写真撮影手段と、対物レンズに結
    像した標本像を面撮像し所定の画像信号に変換する画像
    入力手段と、該画像入力手段からの画像信号の光強度分
    布に対応した画像補正情報を入力して所定の媒体上に標
    本撮影像を形成させるために使用される外部照明手段の
    照明強度分布情報を設定する画像補正手段とを備え、前
    記標本像の写真撮影時に前記照明強度分布情報を前記記
    録媒体に書き込むようにしたことを特徴とする顕微鏡写
    真撮影装置。
  2. 【請求項2】前記照明強度分布情報は、前記画像補正手
    段に接続された画像表示装置に表示された画像を参照
    し、照明範囲内で異なった強度分布の照明強度が設定で
    きるようにしたことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡
    写真撮影装置。
  3. 【請求項3】前記照明強度分布情報は、フィルム感光面
    上に露光形成された標本像形状とほぼ一致するような面
    分布情報として前記記録媒体上に書き込むようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の顕微鏡写真撮影装置。
JP4177663A 1992-06-12 1992-06-12 顕微鏡写真撮影装置 Pending JPH05346544A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN116430566A (zh) * 2023-06-12 2023-07-14 南京凯视迈科技有限公司 一种共聚焦显微镜智能管理方法

Cited By (2)

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CN116430566A (zh) * 2023-06-12 2023-07-14 南京凯视迈科技有限公司 一种共聚焦显微镜智能管理方法
CN116430566B (zh) * 2023-06-12 2023-08-25 南京凯视迈科技有限公司 一种共聚焦显微镜智能管理方法

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