JPH0534617A - レーザビーム走査光学装置 - Google Patents

レーザビーム走査光学装置

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JPH0534617A
JPH0534617A JP3187896A JP18789691A JPH0534617A JP H0534617 A JPH0534617 A JP H0534617A JP 3187896 A JP3187896 A JP 3187896A JP 18789691 A JP18789691 A JP 18789691A JP H0534617 A JPH0534617 A JP H0534617A
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optical
optical element
optical axis
laser beam
hole
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Osamu Ono
理 小野
Hiroshi Nakamura
弘 中村
Jun Kosaka
純 向坂
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Minolta Co Ltd
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    • G02B7/008Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements with means for compensating for changes in temperature or for controlling the temperature; thermal stabilisation
    • GPHYSICS
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    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂製の長尺光学素子を簡単な構造で支持台
に取り付けることができ、環境条件(温度、湿度)の変
化による光学素子の変形を効果的に吸収でき、安定した
光学的性能を発揮するレーザビーム走査光学装置を提供
すること。 【構成】 トロイダルレンズ5の底面に突起5a,5
b,5cを設け、ベースプレート10にこれらの突起が
挿入される孔12a,12b,12cを設けた。突起5
aは孔12aによって光軸Xと直交する方向に位置規制
される。突起5b,5cは孔12b,12cによって光
軸Xと平行な方向に位置規制されるが、光軸Xと直交す
る方向には移動可能である。突起5b,5cが孔12
b,12c内を移動することにより、トロイダルレンズ
5の長手方向の変形が吸収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザビーム走査光学
装置、特に画像情報に応じて変調されたレーザビーム
を、偏向器で偏向走査して感光体上に結像させるレーザ
ビーム走査光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザプリンタ、ファクシミリ、
複写機等に画像書込み用として組み込まれるレーザビー
ム走査光学装置において、fθレンズ、反射ミラー等の
光学素子として、樹脂を素材とするものが種々開発され
ている。樹脂製の光学素子は一定の品質で量産が可能で
あることによる。
【0003】しかし、樹脂製光学素子は環境条件(温
度、湿度)の変化により変形、歪を生じやすく、ビーム
結像位置が主走査方向、副走査方向にばらつきを生じる
問題点を有している。従来、樹脂製光学素子を装置内に
簡単な構造で正確に位置決めして固定するための構造が
種々提案されている(例えば、特開昭63−15711
6号公報参照)が、部品点数が多かったり、歪矯正作用
が不十分で、いずれも満足すべきものではなかった。
【0004】
【発明の目的、構成、作用】そこで、本発明の目的は、
樹脂製の長尺光学素子を簡単な構造で支持台に取り付け
ることができ、環境条件の変化による光学素子の変形を
効果的に吸収でき、安定した光学的性能を有するレーザ
ビーム走査光学装置を提供することにある。以上の目的
を達成するため、本発明に係るレーザビーム走査光学装
置は、ビーム光路を横断する方向に設置される長尺の樹
脂製光学素子とこの光学素子を支持する支持台の一方
に、光学装置の略中央部及び両端部に相当する位置に突
起を設け、他方にこれらの突起が挿入可能な孔を設け
た。そして、支持台の略中央部相当位置に設けられた孔
又は突起は、光学素子の中央部を少なくとも光軸と直交
する方向に位置規制する。また、支持台の両端部相当位
置に設けられた孔又は突起は、光学素子の少なくとも一
方の端部を光軸と平行な方向に位置規制すると共に、光
学素子の両端部を光軸と直交する方向には移動を許容す
る。
【0005】樹脂製の光学素子は環境条件の変化により
主に長手方向に変形する傾向にある。光学素子の中央部
は中央部の突起と孔との係合によって少なくとも光軸と
直交する方向に位置決めされ、光軸に対して横ずれしな
いように固定される。また、光学素子の両端部のうち少
なくとも一方は光軸と平行な方向に位置決めされ、光軸
と直交する方向には両端部ともに移動可能である。従っ
て、環境条件の変化によって光学素子が変形した場合、
変形が生じやすい光軸と直交する方向(光学素子の長手
方向)に素子の両端部が移動し、これによって変形が吸
収される。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係るレーザビーム走査光学装
置の実施例につき、添付図面に従って説明する。 (第1実施例、図1、図2、図3参照)図1において、
レーザビーム走査光学装置は、レーザダイオードとコリ
メータレンズを組み込んだ光源ユニット1と、ビーム整
形用のスリット板2と、シリンドリカルレンズ3と、ポ
リゴンミラー4と、トロイダルレンズ5と、球面ミラー
6と、平面ミラー7と、画像書出し位置を検出するため
のSOSセンサ9と、このセンサ9にレーザビームを導
くためのミラー8とで構成されている。以上の部品はベ
ースプレート10上に取り付けられ、かつ図示しないカ
バーによって覆われている。
【0007】レーザダイオードは図示しない制御部に入
力された画像情報に基づいて変調(オン、オフ)制御さ
れ、オン時にレーザビームが光源ユニット1から射出さ
れる。このレーザビームはコリメータレンズで後方有限
位置で集光する収束光束にされた後、シリンドリカルレ
ンズ3でそのスポット形状を長手方向が主走査方向と平
行なほぼ直線形状に変更され、ポリゴンミラー4に到達
する。ポリゴンミラー4は矢印a方向へ一定速度で回転
駆動され、この回転に基づいてレーザビームはミラー回
転軸と垂直な一平面内で等角速度に偏向され、トロイダ
ルレンズ5に導かれる。トロイダルレンズ5は走査断面
内で入射面と出射面とが同心円に形成され、偏向面と垂
直な方向に一定のパワーを有し、前記シリンドリカルレ
ンズ3との組み合わせによりポリゴンミラー4の面倒れ
を補正する。レーザビームはさらに球面ミラー6で反射
され、その反射光は平面ミラー7で下方へ反射され、ベ
ースプレート10の底面に形成したスリット11から図
示しない感光体ドラム上に結像する。感光体ドラム上へ
の画像形成は、ポリゴンミラー4の矢印a方向への回転
による主走査と感光体ドラムの回転による副走査にて行
われる。球面ミラー6はレーザビームの主走査速度を補
正するfθ機能(歪曲補正)を有すると共に、感光体ド
ラム上での像面湾曲を補正する機能を有する。
【0008】前記トロイダルレンズ5及び球面ミラー6
は樹脂材(例えば、ポリカーボネート、アクリル)にて
一体的に成形されている。次に、これらの取付け構造に
ついて説明する。図2において、トロイダルレンズ5の
底面には、長手方向の中央部に突起5aが突設され、両
端部に突起5b,5cが突設されている。一方、ベース
プレート10には突起5a,5b,5cが挿入可能な孔
12a,12b,12cが形成されている。また、各突
起5a,5b,5cと各孔12a,12b,12cには
それぞれ座5a’,5b’,5c’,12a’,12
b’,12c’が形成され、これらの座はトロイダルレ
ンズ5をベースプレート10上にセットしたときの高さ
を正確に位置決めするためのものである。
【0009】中央の孔12aは光軸Xと平行な方向に延
在する長孔とされ、挿入された突起5aは光軸Xと直交
する方向にのみ嵌合する。両端の孔12b,12cは光
軸Xと直交する方向に延在する長孔とされ、挿入された
突起5b,5cは光軸Xと平行な方向にのみ嵌合する。
即ち、トロイダルレンズ5は突起5a,5b,5cを孔
12a,12b,12cへ圧入することにより、突起5
aと孔12aとの係合によって光軸Xと直交する方向に
位置決めされ、突起5b,5cと孔12b,12cとの
係合によって光軸Xと平行な方向に位置決めされる。
【0010】突起5aと孔12aは接着剤によって固定
され、トロイダルレンズ5の両端部は板ばね13(図1
参照)によって上方から弾性的に保持される。以上の構
成において、樹脂製のトロイダルレンズ5は環境条件の
変化により変形しやすく、特に長手方向に伸縮する。ト
ロイダルレンズ5の中央部分は突起5aと孔12aとの
係合及び接着により光軸Xと直交する方向に位置規制さ
れており、両端部分は突起5b,5cが孔12b,12
cに対して光軸Xと直交する方向に移動可能である。従
って、突起5b,5cが孔12b,12c内を僅かに移
動することにより、トロイダルレンズ5の変形が吸収さ
れ、トロイダルレンズ5に歪が発生して光学的性能が劣
化することはない。
【0011】なお、中央部の孔12aが光軸Xと平行な
方向に長孔とされているのは、突起5aを挿入しやすく
するためである。図3は球面ミラー6のベースプレート
10への取付け構造を示す。球面ミラー6に設けた突起
6a,6b,6cとベースプレート10に形成された孔
14a,14b,14cの関係は、前記トロイダルレン
ズ5の突起と孔との関係と同じであり、球面ミラー6は
突起6a,6b,6cを孔14a,14b,14cへ挿
入し、突起6aと孔14aを接着すると共に両端部が板
ばね15(図1参照)によって押圧された状態でベース
プレート10上に固定される。環境条件の変化によって
球面ミラー6に生じる変形は、突起6b,6cが孔14
b,14c内で光軸Xと直交する方向に移動することに
より、前記トロイダルレンズ5の場合と同様に吸収され
る。また、それぞれの座6a’,6b’,6c’,14
a’,14b’,14c’は球面ミラー6の高さを位置
決めするためのものである。
【0012】特に、球面ミラー6のような反射光学素子
にあっては、反射面の歪がトロイダルレンズ5のような
透過光学素子に比べて2倍程の悪影響が発生する。従っ
て、前述のような光学素子に歪を発生させない取付け構
造は球面ミラー6のように反射光学素子に対して効果的
である。しかも、球面ミラー6はその変形を両端部分で
吸収し、中央部分は突起6aが孔14aに接着されるこ
とと相まってベースプレート10から浮き上がることは
ない。球面ミラー6の中央部分が浮き上がると、感光体
上での走査線に湾曲が発生するが、本実施例ではこのよ
うな不具合は発生しない。 (第2実施例、図4参照)この第2実施例は、トロイダ
ルレンズ5の中央部突起5aが挿入される孔12aを突
起5aが嵌合する丸孔としたもので、他の構成は前記図
2と同様であり、同じ部分には同じ符号が付されてい
る。作用、効果については前記第1実施例と同様であ
り、それに加えて、突起5aは孔12aによって光軸X
と平行な方向及び直交する方向のいずれにも位置規制さ
れ、中央部分の位置決めが一層確実となる。 (第3実施例、図5参照)この第3実施例は、トロイダ
ルレンズ5の中央部突起5aが挿入される孔12aを突
起5aが嵌合する丸孔とし、端部突起5bが挿入される
孔12bを突起5bより若干大径の丸孔としたもので、
いまひとつの端部突起5cが挿入される孔12cは、前
記第1実施例、第2実施例と同様に、突起5cが光軸X
と平行な方向にのみ嵌合する長孔とされている。
【0013】このような第3実施例によれば、トロイダ
ルレンズ5は突起5aが孔12aに嵌合することによ
り、及び突起5cが孔12cに挿入されて光軸Xと平行
な方向に嵌合することにより、ベースプレート10上に
位置決めされる。孔12bを突起5bに対して大径の孔
としたのは、突起5bの突設位置や孔12bの形成位置
に微少な誤差があっても、トロイダルレンズ5のベース
プレート10への固定を妨げないようにするためであ
る。また、孔12bはトロイダルレンズ5の端部の変形
をいずれの方向に対しても吸収する。 (他の実施例)なお、本発明に係るレーザビーム走査光
学装置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨
の範囲内で種々に変更できる。
【0014】例えば、図4、図5に示した取付け構造は
トロイダルレンズ5のみならず球面ミラー6に対しても
適用でき、さらに図2、図3に示した取付け構造を含め
て平面ミラーやその他の長尺光学素子に対して適用でき
る。また、ベースプレートに突起を設け、光学素子に孔
を形成してもよい。
【0015】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、長尺の樹脂製光学素子は、中央部分で支持台に
対して固定され、両端部分は光軸と直交する方向には移
動可能とされているため、環境条件の変化によって光学
素子が変形しても変形率の大きい長手方向(光軸と直交
する方向)に対しては突起と孔との間のクリアランスに
よって変形が吸収され、歪むことはない。特に、光軸と
は直交する方向に中心部から均等に変形が吸収され、安
定した光学的性能を維持する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザビーム走査光学装置の第1
実施例の内部構造を示す平面図。
【図2】図1に示されているトロイダルレンズの取付け
構造を示す斜視図。
【図3】図1に示されている球面ミラーの取付け構造を
示す斜視図。
【図4】第2実施例におけるトロイダルレンズの取付け
構造を示す斜視図。
【図5】第3実施例におけるトロイダルレンズの取付け
構造を示す斜視図。
【符号の説明】
1…光源ユニット 4…ポリゴンミラー 5…トロイダルミラー 5a,5b,5c…突起 6…球面ミラー 6a,6b,6c…突起 10…ベースプレート 12a,12b,12c…孔 14a,14b,14c…孔 X…光軸
フロントページの続き (72)発明者 向坂 純 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に応じて変調されたレーザビー
    ムを、偏向器で偏向走査して感光体上に結像させるレー
    ザビーム走査光学装置において、 ビーム光路を横断する方向に設置される長尺の樹脂製光
    学素子とこの光学素子を支持する支持台の一方に、光学
    素子の略中央部及び両端部に相当する位置に突起を設
    け、他方にこれらの突起が挿入可能な孔を設け、 前記支持台の略中央部相当位置に設けられた孔又は突起
    が、光学素子の中央部を少なくとも光軸と直交する方向
    に位置規制し、 前記支持台の両端部相当位置に設けられた孔又は突起
    が、光学素子の少なくとも一方の端部を光軸と平行な方
    向に位置規制すると共に、光学素子の両端部を光軸と直
    交する方向には移動を許容すること、 を特徴とするレーザビーム走査光学装置。
JP3187896A 1991-07-26 1991-07-26 レーザビーム走査光学装置 Pending JPH0534617A (ja)

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