JPH05345572A - パワーステアリング装置 - Google Patents

パワーステアリング装置

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Publication number
JPH05345572A
JPH05345572A JP18037692A JP18037692A JPH05345572A JP H05345572 A JPH05345572 A JP H05345572A JP 18037692 A JP18037692 A JP 18037692A JP 18037692 A JP18037692 A JP 18037692A JP H05345572 A JPH05345572 A JP H05345572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
reaction force
steering wheel
servo valve
spool
Prior art date
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Pending
Application number
JP18037692A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Suzuki
勝博 鈴木
Hideo Furuyama
秀雄 古山
Kozo Murayoshi
浩三 村吉
Jiro Hiroshima
二郎 広島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP18037692A priority Critical patent/JPH05345572A/ja
Publication of JPH05345572A publication Critical patent/JPH05345572A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、操舵フィーリングを向上
させたクローズドセンタータイプのサーボバルブ1を用
いたパワーステアリング装置を提供することである。 【構成】 ステアリングホイールの操作量に応じて切換
わるクローズドセンタータイプのサーボバルブ1と、こ
のサーボバルブ1の切換え動作に抗する力を発揮する反
力機構7と、この反力機構7に圧油を供給するポンプP
と、ポンプPからの圧油をパワーシリンダ19の負荷圧
に応じて制御し反力機構7に作用させる反力圧力制御機
構16と、ステアリングホイールとクローズドセンター
タイプのサーボバルブ1との間に設けた弾性体部材30
とを備えた構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、クローズドセンター
タイプのサーボバルブを用いたパワーステアリング装置
の操舵フィーリング向上に関する。
【0002】
【従来の技術】図5〜8は従来のパワーステアリング装
置である。この装置はクローズドセンタータイプのサー
ボバルブ1を用いながら、ステアリングホイールの操作
量に応じた反力が得られるようにしたものである。図5
に示すように、ケーシング2内にクローズドセンタータ
イプのサーボバルブ1としてロータリーバルブVを設け
ている。このロータリーバルブVは図示しないステアリ
ングホイールと直接に連係させたスプール3と、このス
プール3に相対回転自在に嵌合したスリーブ4とからな
る。また、上記ケーシング2内には、ピニオンシャフト
5を上記スリーブ4と直列に設けている。そして、ピニ
オンシャフト5とスリーブ4とを連結ピン6で連結し
て、両者が一体回転するようにしている。
【0003】上記のようにしたピニオンシャフト5の中
心部分にはスプール3の先端を挿入しているが、これら
両者は、機械的には連結されていない。ただし、スプー
ル3は図示していないストッパで規制される範囲、すな
わち、スプール3とスリーブ4との相対回転角を維持し
てロータリーバルブVが機能するのに必要な範囲で、ス
プール3が回転できるようにしている。
【0004】また、スプール3に連係した反力機構7は
以下の通りである。すなわち、上記ピニオンシャフト5
には図6に示すように、一対の挿入孔8、9を軸線に直
交する方向に貫通させている。そして、一方の挿入孔8
の両端開口部分に一対のプランジャ10を挿入し、他方
の挿入孔9の両端開口部分にも一対のプランジャ11を
摺動自在に挿入している。このようにしたピニオンシャ
フト5の周囲を反力室12とするとともに、上記プラン
ジャ10、11の外側面を、この反力圧力室12に臨ま
せている。したがって、反力圧力室12内の圧力作用
で、プランジャ10、11、挿入孔8、9に押し込めら
れる力を受ける。
【0005】そして、上記スプール3の先端には直径方
向に伸びる突部13を形成しているが、この突部13
が、上記プランジャ10、11の間に位置するようにし
ている。しかも、プランジャ10、11に形成した突部
14、15がスプール3の突部13に当たるようにして
いる。したがって、スプール3を回すと、点対称になっ
ているプランジャ10と11とが、反力圧力室12内に
突出する。しかし、反力圧力室12内に圧力が発生して
いれば、プランジャ10、11が移動しようとする力が
規制される。つまり、この規制力がスプール3に対する
反力となる。
【0006】また上記反力機構7には、反力圧力制御機
構16で制御された圧油を作用させている。この反力圧
力制御機構16は、比例電磁弁17と、コントローラ1
8と、パワーシリンダ19の圧力差を検知する圧力セン
サー20、21とから構成している。上記比例電磁弁1
7はコントローラ18によって制御され、反力機構7へ
作用させる圧油の圧力を制御している。また、コントロ
ーラ18は、パワーシリンダ19の両室19a、19b
の圧力を検知する圧力センサー20、21から情報を入
力し、パワーシリンダ19の両室19a、19bの圧力
差に応じた圧力を反力機構7に作用させるように比例電
磁弁17に対する出力電流を制御している。
【0007】このような構成において、クローズドセン
タータイプのサーボバルブ1の切換えによる動作を図
6、7に示す。クローズドセンタータイプのサーボバル
ブ1は図6の中立位置にあるとき、ポート22、23が
閉じてポート24、25が解放された状態を保つ。この
ときポンプPの吐出圧は、アキュムレータ26に蓄圧さ
れるとともに、その圧力がリリーフ弁27の設定圧以上
になると、このリリーフ弁27を経由してタンクTに戻
される。また、パワーシリンダ19の圧力室19bは、
解放されたポート24、25を介してタンクTに連通す
るので、パワーシリンダ19は動作しない。
【0008】上記の状態から操作レバー28(ステアリ
ングホイールに相当)を回動すると、スプール3とスリ
ーブ4とが反力機構7からの力に抗して相対移動し、図
7の状態になる。(29はセンタリングスプリングであ
り、反力とは直接に関係していない。)そして、両者が
この状態からさらに相対移動するとポート22が開く。
ポート22が開けば、ポンプPの吐出油がパワーシリン
ダ19の一方の圧力室19aに供給されるとともに、他
方の圧力室19bがポート23を経由してタンクTに戻
される。したがって、パワーシリンダ19が図面左の方
向に移動するが、それにともなってスリーブ4も左方向
に移動して相対的には図6の状態に戻る。この繰り返し
により、パワーシリンダ19を作動させている。
【0009】このとき、パワーシリンダ19の両圧力室
19a、19bに圧力差が発生するが、その圧力差は、
圧力センサー20、21で検知されてコントローラ18
に入力される。コントローラ18は、あらかじめ設定さ
れた入出力マップによって、上記差圧に対応する電流を
比例電磁弁17に供給する。比例電磁弁17は供給電流
に応じて反力機構7に作用させる圧油の圧力を制御す
る、この制御された圧油により反力機構7は、パワーシ
リンダ19の負荷圧に応じた反力を発生させる。このよ
うな装置によれば、反力機構7に作用する圧力を、パワ
ーシリンダ19の出力に応じて反力圧力制御機構16で
制御するようにしているので、クローズドセンタータイ
プのサーボバルブ1を用いても、ステアリングホイール
の操作量の応じた操作感をドライバーにフィードバック
できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の装
置では、ステアリングホイールとスプール3とを直接連
係し、ステアリングホイールの操作量に応じてスプール
3とスリーブ4とを相対移動させて、切換え動作をおこ
なっている。この切換え動作によって、パワーシリンダ
19が動作するが、パワーシリンダ19の動作によりク
ローズドセンタータイプのサーボバルブ1のスリーブ4
がスプール3に追従して両者の対応関係は中立位置にな
る。このようなクローズドセンタータイプのサーボバル
ブ1では、切換え時のスプール3とスリーブ4との相対
位置はほぼ一定となっている。このため、ステアリング
ホイールの操作は、常に反力に抗して、力に頼った操作
になってしまい、操舵フィーリングが悪くなるという問
題があった。この発明の目的は、操舵フィーリングを向
上させたクローズドセンタータイプのサーボバルブを用
いたパワーステアリング装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、ステアリン
グホイールの操作量に応じて切換わるクローズドセンタ
ータイプのサーボバルブと、このサーボバルブの切換え
動作に抗する力を発揮する反力機構と、この反力機構に
圧油を供給するポンプと、上記サーボバルブの切換え位
置に応じて出力するパワーシリンダと、ポンプからの圧
油をパワーシリンダの負荷圧に応じて制御し反力機構に
作用させる反力圧力制御機構とを備えたパワーステアリ
ング装置における操舵反力機構を前提にするものであ
る。上記の装置を前提にしつつ、この発明ではステアリ
ングホイールと上記クローズドセンタータイプのサーボ
バルブとをトーションバーやスプリング等の弾性体部材
を介して連結した構成にしている。
【0012】
【作用】上記のように構成したので、ステアリングホイ
ールを操作すると、その操作量に応じてトーションバー
等の弾性体部材がたわむ。このたわみ力の大小に応じ
て、クローズドセンタータイプのサーボバルブは反力に
抗して切換わる。
【0013】
【実施例】図1〜4に示したものはこの発明の実施例で
ある。前記した従来例との相違点はステアリングホイー
ルとクローズドセンタータイプのサーボバルブ1とを、
トーションバーやスプリング等の弾性体部材29を介し
て連係している点である。したがって、この相違点を中
心に説明するとともに、前記した従来例と同様の構成要
素については同一符号を用い、その詳細な説明を省略す
る。図1、2に示した第1実施例ではクローズドセンタ
ータイプのサーボバルブ1として、従来例と同様にロー
タリーバルブVを用い、このロータリーバルブVのスプ
ール3とステアリングホイールとを弾性体部材30(こ
こではトーションバー31を用いている)を介して連係
している。その他の構成は前記従来例と同じである。
【0014】このような構成において、ステアリングホ
イールを操作した場合を図に示す。操作レバー28(図
のステアリングホイールに相当)とスプール3との間に
弾性体部材30を介在させているので、操作レバー28
を操作するとその操作量に応じて弾性体部材30がたわ
む。この弾性体部材30のたわみ力により、スプール3
は反力に抗して相対移動し、パワーシリンダ19を動作
させる。パワーシリンダ19の動作によりスリーブ4が
スプール3に追従して、両者の相対位置が中立状態にな
る。この繰り返しによりパワーシリンダ19を作動させ
る。このようにステアリングホイールを操作するとき、
ドライバーは弾性体部材30をたわませる力を作用させ
るだけでよいので、力のみに頼ったステアリング操作を
しなくてすみ、操舵フィーリングが向上する。
【0015】図4、5は第2実施例を示したものであ
る。ここではスライディングバルブ32を用いている。
すなわち、バルブケーシング33内に揺動可能に設けた
揺動レバー34とピニオンシャフト5とをはめ合わせ、
ステアリングの操作によって揺動レバー34を揺動させ
る。この揺動レバー34の揺動方向には、図5に示すよ
うにプッシュロッド35が設けてある。そして、このプ
ッシュロッド35左右外側方向は、スプリング36及び
スプリングシート37を介してスライディングバルブ3
2のスプール38に接している。また、このスライディ
ングバルブ32の両外側には反力圧力室を設け、反力圧
力制御機構で制御された圧油を作用させているととも
に、この反力圧力室に設けたスプリング39により、ス
プール38を揺動レバー34方向に押しつけている。
【0016】したがって、揺動レバー34はスプール3
8およびスプリング36の力で両揺動方向から等しい力
で押しつけられ、図示の非揺動状態を保っている。そし
て、揺動レバー34がこのような状態にあるとき、スラ
イディングバルブ32も中立位置を保っている。このよ
うな状態において、ステアリングホイールを操作して揺
動レバー34を揺動させた場合を示す。例えば、図の左
方向に揺動レバー34を揺動させると、その揺動に応じ
てスプリング36がたわむ。このたわみ力に応じてスラ
イディングバルブ32のスプール38が反力に抗して移
動し、パワーシリンダ19の圧力室bに圧油が供給さ
れ、パワーシリンダ19を図の左側に動かす。このと
き、ステアリングホイールに作用させる力は、第1実施
例同様にスプリング36をたわませる力だけでよく、力
に頼った操作をしないでよい。
【0017】
【効果】ステアリングホイールとクローズドセンタータ
イプのサーボバルブとの間にトーションバー等の弾性体
部材を設けたので、力に頼ったステアリングホイールの
操作をしなくてもよくなり、操舵フィーリングが向上し
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の回路構成も含めた要部の断面図で
ある。
【図2】第1実施例の装置のスプールが少し動いた状態
の断面図である。
【図3】第2実施例の要部断面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】従来の回路構成も含めた要部の断面図である。
【図6】従来の装置のスプールが中立位置にある状態の
断面図である。
【図7】従来の装置のスプールが少し動いた状態の断面
図である。
【図8】図5のVIII−VIII断面図である。
【符号の説明】
1 クローズドセンタータイプのサーボバルブ 7 反力機構 16 反力圧力制御機構 19 パワーシリンダ 30 弾性体部材 P ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村吉 浩三 岐阜県可児市土田2548 カヤバ工業株式会 社岐阜北工場内 (72)発明者 広島 二郎 岐阜県可児市土田2548 カヤバ工業株式会 社岐阜北工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイールの操作量に応じて
    切換わるクローズドセンタータイプのサーボバルブと、
    このサーボバルブの切換え動作に抗する力を発揮する反
    力機構と、この反力機構に圧油を供給するポンプと、上
    記サーボバルブの切換え位置に応じて出力するパワーシ
    リンダと、ポンプからの圧油をパワーシリンダの負荷圧
    に応じて制御し反力機構に作用させる反力圧力制御機構
    とを備えたパワーステアリング装置において、ステアリ
    ングホイールと上記クローズドセンタータイプのサーボ
    バルブとをトーションバーやスプリング等の弾性体部材
    を介して連係した構成としたパワーステアリング装置。
JP18037692A 1992-06-15 1992-06-15 パワーステアリング装置 Pending JPH05345572A (ja)

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JP18037692A JPH05345572A (ja) 1992-06-15 1992-06-15 パワーステアリング装置

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JPH05345572A true JPH05345572A (ja) 1993-12-27

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