JPH05345149A - 遠心分離機用ロータ - Google Patents
遠心分離機用ロータInfo
- Publication number
- JPH05345149A JPH05345149A JP4153358A JP15335892A JPH05345149A JP H05345149 A JPH05345149 A JP H05345149A JP 4153358 A JP4153358 A JP 4153358A JP 15335892 A JP15335892 A JP 15335892A JP H05345149 A JPH05345149 A JP H05345149A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- cover
- rotor body
- fitting hole
- handle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B04—CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
- B04B—CENTRIFUGES
- B04B7/00—Elements of centrifuges
- B04B7/02—Casings; Lids
- B04B2007/025—Lids for laboratory centrifuge rotors
Landscapes
- Centrifugal Separators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】遠心分離する液体試料をいれた試験管を保持し
て高速回転する遠心分離機用ロータにおいて、ロータボ
ディ上面を蓋うカバーの着脱を容易にし、ロータ回転時
にはロータボディにカバーが確実に嵌合されるようにす
る。 【構成】カバー２の中心穴に取り付けられたハンドル５
の薄肉円筒軸の先端部７には、細いスリットがいれられ
て先割れしており、ガバー２をロータボディ２にかぶせ
ることによりハンドル先端部７が嵌合穴８に挿入され、
ロータが回転することにより発生する遠心力によってハ
ンドル先端部７が変形し、嵌合穴８と嵌合する。
て高速回転する遠心分離機用ロータにおいて、ロータボ
ディ上面を蓋うカバーの着脱を容易にし、ロータ回転時
にはロータボディにカバーが確実に嵌合されるようにす
る。 【構成】カバー２の中心穴に取り付けられたハンドル５
の薄肉円筒軸の先端部７には、細いスリットがいれられ
て先割れしており、ガバー２をロータボディ２にかぶせ
ることによりハンドル先端部７が嵌合穴８に挿入され、
ロータが回転することにより発生する遠心力によってハ
ンドル先端部７が変形し、嵌合穴８と嵌合する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、遠心分離する液体試料
をいれた試験管を保持する遠心分離機用ロータに関する
ものである。
をいれた試験管を保持する遠心分離機用ロータに関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術としては、カバーは下面側に
取り付けられた中心軸にねじ部を備えており、ロータボ
ディ上面の凹部に設けられたねじ部に前記カバーねじ部
を締め付けることにより、前記カバーと前記ロータボデ
ィの嵌合をなしていた。
取り付けられた中心軸にねじ部を備えており、ロータボ
ディ上面の凹部に設けられたねじ部に前記カバーねじ部
を締め付けることにより、前記カバーと前記ロータボデ
ィの嵌合をなしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】一般に、こような遠心
分離機用ロータでは、ロータボディ上面側は試料をいれ
た試験管を挿入するため開口しており、前記ロータを大
気中で回転するためには空気抵抗を減らし発熱を抑える
ため、前記開口部を蓋するカバーが必要である。
分離機用ロータでは、ロータボディ上面側は試料をいれ
た試験管を挿入するため開口しており、前記ロータを大
気中で回転するためには空気抵抗を減らし発熱を抑える
ため、前記開口部を蓋するカバーが必要である。
【０００４】従来の遠心分離機用ロータでは、カバーに
設けられたねじ部をロータボディのねじ部に締め付ける
ことにより、カバーとロータボディの嵌合をなして、高
速回転してもカバーはロータボディに保持されている。
しかし、ロータを回転する前に、カバーのねじ部をロー
タボディに締め付けるのは煩わしく、また、万一締め付
けを忘れた場合、高速回転中にカバーが離脱し、ロータ
および遠心機本体に大きな損傷をあたえる危険性があっ
た。
設けられたねじ部をロータボディのねじ部に締め付ける
ことにより、カバーとロータボディの嵌合をなして、高
速回転してもカバーはロータボディに保持されている。
しかし、ロータを回転する前に、カバーのねじ部をロー
タボディに締め付けるのは煩わしく、また、万一締め付
けを忘れた場合、高速回転中にカバーが離脱し、ロータ
および遠心機本体に大きな損傷をあたえる危険性があっ
た。
【０００５】本発明の目的は、カバーの着脱が容易で、
ロータが高速回転中にカバーとロータボディが確実に嵌
合する遠心分離機用ロータを提供することである。
ロータが高速回転中にカバーとロータボディが確実に嵌
合する遠心分離機用ロータを提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の遠心分離機用ロータは、カバーの下面中心
部に取り付けられた薄肉の円筒軸を備えており、前記円
筒軸が先端部より複数のスリットにより先割れしている
ことを特徴とする。
め、本発明の遠心分離機用ロータは、カバーの下面中心
部に取り付けられた薄肉の円筒軸を備えており、前記円
筒軸が先端部より複数のスリットにより先割れしている
ことを特徴とする。
【０００７】
【作用】本発明は、カバーの下面に設けられた薄肉円筒
軸が先端部より先割れしていることにより、前記円筒先
端部が径方向に変形しやすくなり、ロータが静止してい
るときのロータボディからのカバーの着脱が容易で、前
記ロータが高速回転すると前記カバーの円筒先端部が遠
心力により径方向に広がって、ロータボディとの嵌合を
強固なものとすることが出来る。
軸が先端部より先割れしていることにより、前記円筒先
端部が径方向に変形しやすくなり、ロータが静止してい
るときのロータボディからのカバーの着脱が容易で、前
記ロータが高速回転すると前記カバーの円筒先端部が遠
心力により径方向に広がって、ロータボディとの嵌合を
強固なものとすることが出来る。
【０００８】
【実施例】図１は、本発明の、遠心分離機用ロータの実
施例の縦断面図である。図１において、カバー２は中心
部に穴をもち、ハンドル５を挿入し、トメワ６で固定し
ている。ハンドル５の先端部７は薄肉の円筒になってお
り、先端より中心軸に沿って細いスリットがいれられて
先割れとなっている。カバー２をロータボディ１にかぶ
せると、カバーの先端部７は、ロータボディ１の上面に
設けられた嵌合穴８に挿入されることになる。
施例の縦断面図である。図１において、カバー２は中心
部に穴をもち、ハンドル５を挿入し、トメワ６で固定し
ている。ハンドル５の先端部７は薄肉の円筒になってお
り、先端より中心軸に沿って細いスリットがいれられて
先割れとなっている。カバー２をロータボディ１にかぶ
せると、カバーの先端部７は、ロータボディ１の上面に
設けられた嵌合穴８に挿入されることになる。
【０００９】図２は、ハンドル５の先端部７の拡大図
で、（ａ）が縦断面図、（ｂ）が底面図である。
で、（ａ）が縦断面図、（ｂ）が底面図である。
【００１０】図３は、ロータが停止している状態の、ハ
ンドル先端部７とロータボディ嵌合穴８との嵌合状態を
示している。
ンドル先端部７とロータボディ嵌合穴８との嵌合状態を
示している。
【００１１】図４は、ロータが回転している状態での、
ハンドル先端部７とロータボディ嵌合穴８との嵌合状態
を示しており、先端部７が遠心力により変形し、ロータ
ボディとの嵌合を強固になしている。
ハンドル先端部７とロータボディ嵌合穴８との嵌合状態
を示しており、先端部７が遠心力により変形し、ロータ
ボディとの嵌合を強固になしている。
【００１２】本実施例では、ロータボディ嵌合穴８をテ
ーパ穴とすることで、ロータ回転時にハンドル先端部７
がテーパに沿って変形することにより、カバー２をロー
タボディ２に押しつける下向きの力を発生させる。ま
た、カバー先端部７の直径を、容易にロータボディ嵌合
穴８に圧入できる程度、嵌合穴８の入口直径より大きく
することで、回転時の嵌合をより確実なものとすること
ができる。
ーパ穴とすることで、ロータ回転時にハンドル先端部７
がテーパに沿って変形することにより、カバー２をロー
タボディ２に押しつける下向きの力を発生させる。ま
た、カバー先端部７の直径を、容易にロータボディ嵌合
穴８に圧入できる程度、嵌合穴８の入口直径より大きく
することで、回転時の嵌合をより確実なものとすること
ができる。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、カバー下面に先割れし
た薄肉円筒軸を設けたことにより、カバーとロータボデ
ィの着脱が容易に行え、しかもロータ回転時は確実にカ
バーとロータボディの強固な嵌合を達成することができ
る。
た薄肉円筒軸を設けたことにより、カバーとロータボデ
ィの着脱が容易に行え、しかもロータ回転時は確実にカ
バーとロータボディの強固な嵌合を達成することができ
る。
【図１】 本発明の遠心分離機用ロータの部分縦断面図
である。
である。
【図２】 ハンドル先端部の拡大図を示し（ａ）は縦断
面図、（ｂ）は底面図である。
面図、（ｂ）は底面図である。
【図３】ロータが停止している場合のハンドル先端部と
ロータボディ嵌合穴との状態を示す要部拡大図である。
ロータボディ嵌合穴との状態を示す要部拡大図である。
【図４】ロータが回転している場合のハンドル先端部と
ロータボディ嵌合穴との状態を示す要部拡大図である。
ロータボディ嵌合穴との状態を示す要部拡大図である。
１はロータボディ、２はカバー、３はチューブ穴、４は
試験管、５はハンドル、６はトメワ、７は先端部、８は
嵌合穴である。
試験管、５はハンドル、６はトメワ、７は先端部、８は
嵌合穴である。
Claims (1)
- 【請求項１】遠心分離する液体試料をいれた試験管を保
持するロータボディと、前記ロータボディの上面開口部
を蓋うカバーとを備えた遠心分離機用ロータにおいて、
前記カバーの下面中心部に取り付けられる薄肉円筒軸の
先端部が、複数のスリットにより先割れしており、前記
ロータを回転することにより前記カバー円筒軸先端部が
遠心力によって径方向に広がることを特徴とする遠心分
離機用ロータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4153358A JPH05345149A (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 遠心分離機用ロータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4153358A JPH05345149A (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 遠心分離機用ロータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05345149A true JPH05345149A (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=15560715
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4153358A Withdrawn JPH05345149A (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 遠心分離機用ロータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05345149A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010142696A (ja) * | 2008-12-16 | 2010-07-01 | Hitachi Koki Co Ltd | 遠心分離機 |
| WO2017145642A1 (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 日立工機株式会社 | ロータおよび遠心機 |
| DE102017130786A1 (de) * | 2017-12-20 | 2019-06-27 | Eppendorf Ag | Zentrifugenrotor |
| JP2021511196A (ja) * | 2017-12-20 | 2021-05-06 | エッペンドルフ アクチエンゲゼルシャフトＥｐｐｅｎｄｏｒｆ ＡＧ | 遠心機ロータ |
-
1992
- 1992-06-12 JP JP4153358A patent/JPH05345149A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010142696A (ja) * | 2008-12-16 | 2010-07-01 | Hitachi Koki Co Ltd | 遠心分離機 |
| WO2017145642A1 (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 日立工機株式会社 | ロータおよび遠心機 |
| JPWO2017145642A1 (ja) * | 2016-02-26 | 2018-12-13 | 工機ホールディングス株式会社 | ロータおよび遠心機 |
| DE102017130786A1 (de) * | 2017-12-20 | 2019-06-27 | Eppendorf Ag | Zentrifugenrotor |
| JP2021511196A (ja) * | 2017-12-20 | 2021-05-06 | エッペンドルフ アクチエンゲゼルシャフトＥｐｐｅｎｄｏｒｆ ＡＧ | 遠心機ロータ |
| US11731144B2 (en) | 2017-12-20 | 2023-08-22 | Eppendorf Se | Centrifuge rotor with locking levers providing visual indication of cover closure |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |