JP2010142696A - 遠心分離機 - Google Patents

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    • B04B7/00Elements of centrifuges
    • B04B7/02Casings; Lids
    • B04B2007/025Lids for laboratory centrifuge rotors

Abstract

【課題】
片手で容易にロータカバーをロータボディに着脱可能として操作性を改善した遠心分離機を提供する。
【解決手段】
モータ10によって回転され試料を保持するロータボディ21と、ロータボディ21の開口部を覆うロータカバー24を有する遠心分離機において、ロータボディ21には回転中心付近に上方向に突出する突出部(22、23)が形成され、ロータカバー24に回転中心付近に突出部を貫通させる貫通穴を形成し、回転軸11に対して対称でない重量配分を有する質量体(25、26)を複数設け、これら質量体がロータカバー24に対して軸方向及び回転方向に移動しないようにガイド部材(22)にて保持するようにした。ロータの回転時には、遠心力によって質量体の重心が外周側に移動することによって貫通穴と突出部が強く当接し、ロータカバー24がロータ21に強く保持される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サンプルがセットされたロータを高速で回転する遠心分離機に関し、特に、ロータカバーのロック機構を改良することにより操作性を向上させた遠心分離機に関する。
医学、薬学、遺伝子工学等の分野で遠心分離機が広く使用されている。試料を入れて遠心分離するロータは、そのボディ上面側が、試料を入れた試験管等を挿入するために開口して所定の空間を有する。遠心分離機では、空気中で回転する際の空気抵抗を減らすためや、発熱や騒音が大きくなることを防ぐために、ロータの開口部を塞ぐロータカバーを設ける場合が多い。ロータカバーの種類は種々あるが、ロータカバーを開口部に嵌め込むように挿入するだけでなく、ロータの回転中にロータカバーが外れないように何らかのロック手段を設けることが多い。従来のロック手段は、例えば特許文献1のものが知られている。特許文献1では、ロータカバーの下面中心部に取り付けられる薄肉円筒軸の先端部が、複数のスリットにより先割れしており、ロータを回転することによりロータカバーの円筒軸先端部が遠心力によってロータの嵌合穴内で径方向に広がることによりロータにロータカバーが確実に嵌合されるように構成されている。また別のロック手段の従来例として、ロータカバーをより確実に固定するために、ロータの中心部に雄ネジを形成し、ロータカバーの中心部に雌ネジを形成し、これらのネジを締め付けて螺合させることによって固定する方法も広く用いられている。
特開平5−345149号公報
特許文献1の技術は、ロータの中央付近上部に嵌合穴用のスペースが確保できる形状のロータの場合には有効であるが、ロータの中心部において回転シャフトが貫通する構造の遠心分離機の場合、特許文献1に示した構造は採用できない。
また、ネジによってロータカバーを固定する方法では、次のような解決課題が生ずる。これを図10を用いて説明する。図10は、従来例における遠心分離機を示す斜視図である。従来の遠心分離機101においては、回転室107は開閉式のドア108により覆われる。ロータ102は、ロータカバー105の中心付近に設けられたネジ部106を、ロータボディ102の上側中心部分に形成されたネジ部104に締め付けることでロータカバー105をロータボディ102に固定する。特に、内部の試料が漏れた場合等、内部に試料を封じ込めるような構造では、ロータカバー105の中心部及び/又は外周部にOリング等を設けており、Oリングで密封するために確実に固定する必要があり、ネジによる結合が有効である。
しかし、ロータカバー105のネジ部106をロータ102のボディ部に締め付けるのは煩わしく、また、締めつけたとしても締め付けが不十分である可能性があり得る。一部の遠心分離機では、ロータ102のボディ部が回転軸に固定された状態で、試料103を含むサンプルチューブ等をロータ102にセットし、その後にロータカバー105を締め付けるようにしている。この場合、チューブの装着及び脱着は回転室107内での操作となるため、両手を使う必要のあるロータカバー105の締め付けは操作がしづらく、使用者からロータカバー105を片手で簡単に着脱できるロータカバー構造が望まれている。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、片手で容易にロータカバーをロータに着脱可能として操作性を改善した遠心分離機を提供することにある。
本発明の別の目的は、回転中に確実にロータボディに結合され、安全なロータカバーを有する遠心分離機を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの特徴を説明すれば、次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、モータと、モータによって回転され試料を保持するためのロータと、ロータの開口部を覆うロータカバーと、ロータを収容する回転室を有する遠心分離機において、ロータは回転中心付近に上方向に突出する突出部を有し、回転中心付近に突出部を貫通させる貫通部を有し回転軸に対して対称でない重量配分を有する錘付きリング状部材等の質量体をロータカバーに複数設け、これら質量体がロータカバーに対して回転方向に回転しないようにガイド部材にて保持するように構成した。この構成によって、ロータが回転した際に遠心力によって質量体の重心が外周側に移動し、貫通部と回転軸が遠心力により強固に当接することによりロータカバーをロータに保持することができる。ここで突出部は、ロータの一体成型のボディで形成してもよいし、ロータを回転軸に取り付けるためのナットホルダにより構成するようにしても良い。
本発明の他の特徴によれば、ロータが回転した際に複数の質量体に発生する遠心力は突出部の径方向において互いに打ち消す方向に作用するように質量体を配置し、質量体はリング状部材の一部にウエイト部が設けられたもので構成する。ウエイト部は、質量体のリング状部材の一部が半径方向に突出した部分により構成してもよく、質量体のリング状部材の一部が軸方向に突出した部分により構成してもよく、又はそれらの組み合わせであっても良い。質量体とウエイト部は一体成型で製造しても良いし別体成型で構成しても良い。この場合、2つの質量体のウエイト部の突出方向が互いに反対方向になるように同一形状の質量体を重ねあわせるように構成すると良い。
本発明のさらに他の特徴によれば、ロータの突出部に細径部を形成し、質量体の貫通部は細径部において当接するようにした。細径部の上方には、細径部よりも太い太径部を形成し、細径部から太径部への遷移領域にはテーパが形成される。さらに、突出部の上端面から太径部に至る遷移領域にもテーパ部を形成した。
本発明のさらに他の特徴によれば、モータと、モータによって回転され試料を保持するためのロータと、ロータの開口部を覆うロータカバーと、ロータを収容する回転室を有する遠心分離機において、ロータは回転中心付近に上方向に突出する突出部を有し、突出部を貫通させる貫通部を有する弾性部材をロータカバーに設け、弾性部材の円周方向の複数箇所に質量体(ウエイト)を配置し、ロータが回転した際に質量体の遠心力によって弾性部材が変形することによって貫通部と回転軸が当接するように構成した。突出部は、ロータの本体中心部に取り付けられるナットホルダにより構成され、貫通部を有する弾性部材は、ナットホルダよりも大きいリング状の形状とすると好ましい。また、弾性部材に凹部を形成し、質量体は凹部に係止するための係止部を形成する。弾性部材と質量体は、ロータカバーに固定されるグリップカバーに収容される。弾性部材の外形は円形であり、グリップカバーの内部形状は弾性部材を収容した際に、質量体の位置する付近で多めの空隙を生ずるような楕円形状とすると好ましい。
請求項1の発明によれば、ロータが回転した際の遠心力によって質量体の重心が外周側に移動することによって貫通部と回転軸が当接するように構成したので、停止時にはロータカバーをロータに乗せるだけで、片手でロータカバーを着脱でき、操作性の良い遠心分離機を提供できる。また、回転時には遠心力の力によって強固にロータカバーがロータに固定されるので、簡単な構成でロータカバーのロック手段を実現できる。
請求項2の発明によれば、突出部は、ロータの本体中心部に取り付けられるナットホルダにより構成されるので、ロータの本体を回転軸に取り付けるナットホルダを用いて、本発明によるロータカバーのロック手段を実現できる。
請求項3の発明によれば、ロータが回転した際に複数の質量体に発生する遠心力は突出部の径方向において互いに打ち消す方向に作用するので、ロータの回転を乱すことが無くロック手段を実現できる。
請求項4の発明によれば、質量体はリング状部材の一部にウエイト部が設けられたものであるので、ウエイトの遠心力の作用により強固にロータカバーを固定することができる。
請求項5の発明によれば、ウエイト部は質量体のリング状部材の一部が半径方向に突出した部分により構成されるので、質量体を一体構成にて容易に製造することができる。
請求項6の発明によれば、ウエイト部は質量体のリング状部材の一部が軸方向に突出した部分により構成されるので、質量体を一体構成にて容易に製造することができる。
請求項7の発明によれば、2つの質量体のウエイト部の突出方向が互いに反対方向になるように同一形状の質量体が積層されるので、2つの質量体からの突出部分を少なくした構成で質量体をロータカバーに固定することができる。
請求項8の発明によれば、突出部には細径部が形成され、質量体の貫通部は細径部において当接するので、太径部との径の違いによって質量体の貫通部の軸方向の動きが制限され、質量体が突出部から外れることを阻止することができる。
請求項9の発明によれば、突出部の細径部の上方には、細径部よりも太い太径部が形成され、細径部から太径部への遷移領域にはテーパが形成されるので、脱着時に質量体の貫通部がテーパにガイドされてスムーズに脱着することができる。
請求項10の発明によれば、突出部の上端面から太径部に至る遷移領域にはテーパ部が形成されるので、装着時に質量体の貫通部がテーパにガイドされてスムーズに脱着することができる。
請求項11の発明によれば、ロータが回転した際に質量体の遠心力によって弾性部材が変形することによって貫通部と回転軸が当接するように構成したので、停止時にはロータカバーをロータに乗せるだけで、片手でロータカバーを着脱でき、操作性の良い遠心分離機を提供できる。また、回転時には遠心力の力によって強固にロータカバーがロータに固定されるので、簡単な構成でロータカバーのロック手段を実現できる。
請求項12の発明によれば、突出部は、ロータの本体中心部に取り付けられるナットホルダにより構成され、貫通部を有する弾性部材は、ナットホルダよりも大きいリング状の形状であるので、ロータ本体を回転軸に取り付けるナットホルダを用いて、本発明によるロータカバーのロック手段を容易に実現できる。
請求項13の発明によれば、弾性部材には凹部が形成され、質量体は凹部に係止するための係止部が形成されるので、弾性部材と質量体を一体で製造することも、接着剤等で固定することも不要となり、簡単な構成でロック手段を実現できる。
請求項14の発明によれば、弾性部材と質量体はロータカバーに固定されるグリップカバーに収容されるので、ロータカバーにロック手段を容易に付加することが可能となる。
請求項15の発明によれば、弾性部材の外形は円形であり、グリップカバーの内部形状は弾性部材を収容した際に、質量体の位置する付近で多めの空隙を生ずるような楕円形状であるので、グリップカバーが弾性部材の変形のしすぎを防止するストッパの役目を果たすことができる。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の図において、同一の部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては、上下の方向は図1に示す方向であるとして説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る遠心分離機のロータとロータカバーの取り付け構造を示す部分断面図であり、図2は図1のロータの突出部とロータカバーの取り付け部分の拡大断面図である。本実施例においてモータ10によって回転される回転部分たるロータは、ロータボディ21、ナット23、ナットホルダ22を含んで構成される。一方、ロータに対して着脱可能とされるカバー部は、ロータカバー24、ウエイトリング25、26、及び、ウエイトガイド27を含んで構成される。ロータボディ21は上面視で円形であり、図10で示したロータ102と同様に回転軸に対称である。尚、ロータボディ21及びロータカバー24の形状は円形等の軸対称の形状に限られず、回転軸に対して非対称であってもその回転バランスがとれるような形状であれば良い。
ロータボディ21は中心部に上下方向に貫通する中心穴21cが形成され、中心穴は上半分の径が細くて、下側半分の径が下方向に広がるように形成される。ロータボディ21の中心穴21cは、モータ10の回転軸11に取り付けられ、上方からナット23により固定される。回転軸11は、ロータボディ21を取り付けるために、上方から細径部11a、中径部11b、テーパ部11cが形成され、細径部11aの外周に形成されたネジ山がナット23のネジ山23bと螺合することにより固定される。ナット23はロータボディ21の回転軸と同軸になる位置にナットホルダ22で位置決めされており、ロータボディ21を回転軸11から取り外した場合でもナット23がロータボディ21から離脱しないようにナットホルダ22で保持され、これらはいわば一体の組体となっている。
ロータボディ21には分離するサンプルを入れるための複数のサンプル穴30が設けられ、サンプル穴30には分離する試料をいれたサンプルチューブ等が装着される。ロータボディ21のサンプル穴30より内周側は空間21aが形成される。ロータボディ21の上部の開口部21bには、回転時の風損低減や騒音防止のためのロータカバー24が装着され、ロータカバー24の中心部に本実施形態に係るロック手段を設けた。ロック手段は、ウエイトガイド27で位置決めされた2個のウエイトリング25、26を含んで構成される。ウエイトリング25、26は、例えばステンレス製の一体成型で製造された質量体であって、ナットホルダ22によってロータカバー24に取り付けられる。本実施形態においてステンレス製としたのは、適度な重さがあり錆びないことと、2つのウエイトリング25、26が相対的に移動して擦れ合ったとしても耐摩耗性が高いからである。
ウエイトリング25、26は、ロータカバー24の中心軸と同軸であって、特定の半径方向にだけ微小距離移動可能なように保持される。ウエイトリング25、26の中心部はナットホルダ22の挿入を許容する貫通部たる貫通穴が形成され、貫通穴の大きさはナットホルダ22の外形に対してある程度の隙間を有する寸法となっている。尚、貫通部は必ずしも円形でなくても良く、例えば鍵状(又はJ字状)のようなものでも良いし、貫通穴の形状が四角形やその他の形状であっても良いが、回転バランスや強度を考えると貫通穴の形状が円形であるリング状の部材であるのが好ましい。
ロータカバー24は例えばアルミニウム製やプラスチック製であり、その外周部には、ロータボディ21の円形の開口部と良好に当接して密閉性を向上させるために、外周方向に延在するフランジ部24bが形成される。なお、本実施形態では図示していないが、開口部21bとロータカバー24の接触部分に、Oリング等のシール部材を介在させるようにしても良い。
図2に示すように、ロータボディ21の貫通穴21cは回転軸11に嵌挿され、そのロータボディ21の上部のナット23によって固定される。ナット23の内周部にはネジ山23bが形成され、回転軸11の細径部11aの外周部に形成されるネジ山11eと螺合する。ナット23の上側内周側には、ナット23を締め付けるために軸方向断面が六角形の六角穴23aが形成される。ナット23の外周側に固定されるナットホルダ22は、ナット23の下側で半径方向外側に広がるフランジ部23cよりも小さい径を持つ上端面を有し、ナット23がロータボディ21から脱落することを防止する。ナットホルダ22は、ロータカバー24を保持するロック手段の一部の機能を果たすものであり、その外周部は上方から、テーパ部22a、太径部22b、細径部22c、太径部22dのように形成される。ナットホルダ22は、例えばナットホルダ22のネジ山22eとロータボディ21のネジ山21dとのネジ結合で固定される。尚、ナットホルダ22は圧入によりロータボディ21に固定するようにしても良い。
ロータカバー24の中心部には、ウエイトリング25、26が積層され、これらはウエイトガイド27によってロータカバー24から脱落しないように保持される。図2においては、ロータカバー24、ウエイトリング25、26はお互いが離れているように見えるが、実際には積層状態で保持されているだけであり、これらの3つの部分は固定されていない。また、ウエイトガイド27は、ウエイトリング25、26に対して非固定であるが、ロータカバー24に対しては例えば接着等により固定される。このように構成したことにより、ロータカバー24をロータボディ21から取り外す際には、ウエイトガイド27、ウエイトリング24、25が一緒にロータボディ21から脱着されることになる。以上の構成によって、ウエイトリング25、26が取り付けられたロータカバー24は、作業者が片手でウエイトガイド27の外周部を持つことで容易に保持でき、ロータボディ21中心部のナットホルダ22に片手で着脱操作が可能である。
次に図3を用いてウエイトガイド27及びウエイトリング25、26の詳細形状を説明する。図3は、ウエイトガイド27及びウエイトリング25、26の形状を示す斜視図である。ウエイトガイド27は、2つのウエイトリング25、26の移動を制限する役割を果たすカバーであり、例えばプラスチック製の一体成型によって構成される。ウエイトリング25とウエイトリング26は、装着する向き(上下方向、左右方向)が逆になるだけで、寸法や材質はまったく同一である。ウエイトリング25、26はある程度の重さがあることが重要であるため、ステンレス合金製の一体成型で製造すると好ましい。
図3(1)においてウエイトガイド27は、上面に円形の貫通穴27cを有するリング状の平面部27aがあり、外周部には下方向に伸びる円筒部27bが形成される。円筒部27bの円周方向の対向する2箇所には、後述する径方向突出部25b、26bを保持するための切欠き部27dが形成される。サイズは、回転軸11の直径が10〜15mmの場合、ウエイトリング25、26のリング部25a、26bの内径とナットホルダ22の外径が22〜30mm程度であり、ウエイトリング外径で32〜40mm程度である。
図3(2)において、ウエイトリング25は円環状のリング部25aにウエイト部が付加される。ウエイト部は、半径方向に突出する径方向突出部25bと、径方向突出部25bから軸方向に突出する軸方向突出部25cにより構成される。リング部25aの内周側には、ナットホルダ22の外周よりもやや大きめの円形の貫通穴25dが形成される。このように形成すれば、リング部25aにおける軸方向の回転バランスがとれている状況から、2つの突出部の形成により質量的なアンバランスが生じて、ウエイトリング25が、回転軸に対して対称でない重量配分を有する質量体となる。図3(3)においては、ウエイトリング26はウエイトリング25をひっくり返した状態と同じである。説明の便宜上、図面に点線を付加して径方向突出部26bと軸方向突出部26cの境界をわかりやすく図示している。尚、対称でない重量配分を形成するための突出部の形状はこれに限られずに、リング部25a、26aに軸方向突出部25c、26cを直接形成するような形状であっても良いし、軸方向突出部25c、26cを設けずに径方向突出部25b、26bだけの構成としても良い。
次に、ロータカバー24を装着した際のウエイトリング25、26の状態を説明する。図4は図2のA−A部の断面であり、ロータの停止中の状態を示す。図4に示すようにロータの停止中は、ロータカバー24を装着した直後であり、ウエイトリング25、26の貫通穴25d、26dをナットホルダ22に貫通させるようにロータカバー24をロータボディ21に装着するので、ナットホルダ22、ウエイトリング25、26の貫通穴25d、26dは、ほぼ同心円状に配置することになる。
図5は図2のA−A部の断面であり、ロータの回転中の状態を示す。ウエイトリング25、26の一部には、回転軸に対する質量バランスを崩すウエイト部(25a、25b、26a、26b)が形成されるため、ロータ21が回転することによりウエイト部の影響により、ウエイトリング25には矢印aで示す方向に遠心力が加わり、ウエイトリング26には矢印bで示す方向に遠心力が加わる。この結果、ウエイトリング25が矢印a方向にずれ、ウエイトリング25の貫通穴25dの一部分(突出部25b、25cと反対側)とナットホルダ22が矢印28の点において接触する。また、ウエイトリング26がb方向にずれ、ウエイトリング26の貫通穴26dの一部分(突出部26b、26cと反対側)とナットホルダ22が矢印29の点において接触する。これら2点での接触の結果、ウエイトリング25、26がナットホルダ22の外周壁を強く押さえ付けることになり、この押さえつけによって回転中のロータカバー24がロック状態となり、強固な固定が可能となる。
更に、ナットホルダ22の外周のウエイトリング25、26と対応する部分には細径部22c(図2)が形成されており、この細径部22cにおいてウエイトリング25、26が接するので、細径部22cの上側及び下側に形成される太径部22b、22d(図2)との段差によってウエイトリング25、26が軸方向にずれることを防止できる。尚、図2には図示していないが、太径部22bと、細径部22cの境界を段差状でなく、滑らかに接合するテーパ状で形成しても良い。これをテーパ状とすると、ロータカバー24を取り外す際にウエイトリング25、26が段差の部分にあたってロータカバー24の脱着を阻害することを防止できる。
ロータカバー24を保持するためにはウエイトリングは1個でも十分であるが、1個であると一方向のみに遠心力を加えることになるため、回転体としてアンバランスになってしまう。特に、保持力を確保するためにはウエイト部を大きくする必要があり、回転時のアンバランスが大きくなる傾向である。本実施形態では小さめの遠心力で対向する力で挟み込むことにより保持力を確保し、回転時のバランスも崩さないように2個のウエイトリング25、26を回転軸に対して対称に配置した。そして遠心力の力(矢印a、b)が互いに打ち消すように作用するため、ロータの回転バランスを乱すことがない。尚、ウエイトリングの数を3個以上にすることも可能であり、数を増やすことで1ヶ所あたりの力を小さくできるので、個々のウエイトをより小さくすることも可能である。
以上のように、本実施形態によれば、ロータカバーをロータボディに差し込むだけで、ロータカバーの回転中のロック(固定)ができるので、遠心分離機において操作性の向上を図ることが可能となる。
次に、図6〜9を用いて本発明の第2の実施形態について説明する。図6は本発明の第二の実施形態に係る遠心分離機のロータとロータカバーの取り付け構造を示す部分断面図である。中心線から右側と左側では、断面部分が90°ずれた断面位置を示している。つまり、右側はウエイト126を通過する断面を示す図であり、左側は右側に対して回転軸方向に90度回転させた断面を示す図である。ロータボディ21、モータ10、回転軸11、ナットホルダ22及びナット23の構成は図1に示した第一の実施形態と同じである。第二の実施形態において、第一の実施形態と異なる所は、ロータカバー124のロック機構である。
図1においては、ロータカバー24にウエイトガイド27を設けて、ウエイトガイド27とロータカバー24の間に、2つのウエイトリング25、26を設けた。これに対して、図6の構成では、突出部たるナットホルダ22又はナット23を貫通させるリング状の部材として、グリップリング125を用いたことにある。グリップリング125には、2個のウエイト126が係止され一つの組体となる。グリップリング125はグリップカバー127で位置決めされるとともにロータカバー124に保持される。グリップリング125は、弾性変形が可能なゴム等で製造される。グリップリング125はウエイト126の遠心力による移動で変形可能となるように、グリップカバー127の内側との間に適度な隙間を生ずるような寸法であり、貫通されるナットホルダ22に対しても適度な隙間を生ずるようにその内径が決定される。
図7は、ロータカバー124の組立体の各部の形状を示す斜視図である。グリップリング125の2ヶ所に回転中心と対称となるようなウエイト126が取り付けられている。ウエイト126はグリップリング125の2ヶ所の凹部125aに挿入された状態で、グリップカバー127で保持される。グリップリング125は円筒状であり、円周方向の複数箇所(2箇所)において、ウエイト126が取り付けられる。ウエイト126は、グリップリング125の比重に対して十分重い部材であり、耐食性も考慮してステンレス(比重約7.8)等の腐食しない金属材料を用いると良い。ウエイト126には、回転して遠心力が発生した際にグリップリング125から離脱しないように係止用突起126aが内周側に取り付けられ、外周側には十分な遠心力を発生させるために肉厚部を大きくして質量を重くした質量部126bが形成される。グリップリング125は、ウエイト126を取り付けた際に、ウエイト126がグリップリング125の上側及び内周側に突出しないように、凹部125a、125bが形成される。グリップリング125の上側からは、グリップカバー127が取り付けられ、下部の4箇所の突起部分127dがロータカバー124の4箇所の嵌合穴124cに挿入され、ロータカバー124の下側から図示しないトメワを円周方向溝127cに嵌合させることによりグリップカバー127がロータカバー24から抜けないように固定される。グリップリング125の中心部には、ナットホルダ22に挿入できる中心穴127aがあり、中心穴127aはナットホルダ22を抵抗なく貫通できるように、ある程度の隙間を持たせた寸法となっている。以上のように構成したので、グリップリング125のついたロータカバー124は、片手でグリップカバー127の外周部を把持してロータボディ21の中心部のナットホルダ22に着脱可能となる。
次に、ロータカバー124を装着した際のグリップリング125及びウエイト126の状態を説明する。図8は図6のB−B部の断面であり、ロータの停止中の状態を示す。図8に示すようにロータの停止中は、ウエイト126には遠心力が全く働かないので、弾性部材たるウエイトリング125は、初期状態の形状である。本実施例では、ウエイトリング125の内形及び外形が、ほぼ真円になるように構成した。一方、グリップカバー127は真円でなくややウエイト126が位置する点を長軸とする楕円形状とした。このため、図8から理解できるように、矢印130の部分での隙間は大きいが、矢印131の部分の隙間が小さい。ウエイトリング125の内側にはナットホルダ22が位置するが、適度の隙間を有するようにし、ロータカバー124の着脱の際に過度の抵抗にならないようにしている。
図9は図6のB−B部の断面であり、ロータの回転中の状態を示す。ロータが回転することにより、このウエイト126には遠心力が加わり、ウエイト126が矢印132、133の方向にずれる。グリップリング125は変形し、ウエイト126の設置された回転位置とは90°ずれた2ヶ所で、矢印134、135のような力が発生する。その結果、2つの箇所136、137においてグリップリング125の内周部がナットホルダ22に強く当接されるため、回転中のロータカバー124の固定が可能となる。
本実施形態では、グリップリング125に対してウエイト126が変形を与えるため、一定以上の遠心力が加わるとグリップリング125の変形が大きくなりすぎる。そこで、グリップカバー127の内径部分を楕円形にし、ウエイト126が配置される側において矢印130の部分の隙間を大きして移動領域を確保するとともに、ある程度の範囲以上は変形しないようにグリップカバー127の内壁にストッパの役割を持たせた。そのため、グリップリング125の変形が大きくなっても図9の矢印138の部分が接触してそれ以上の変形を防止できる。更にナットホルダ22の外周側には、グリップリング125の内径と対応する部分に細径部22c(図2参照)が形成されているので、グリップリング125の内径部は細径部22cにおいて当接して、細径部22cの上側の太径部22b(図2参照)により上下方向への移動を防止できるので、固定と抜止めが確実に達成される。
第二の実施形態においてウエイト126は1個でもグリップリングを変形させて固定はできるが、1個の場合は一方向のみに遠心力を加えることになるため、回転体としてアンバランスになってしまう。特に、保持力を確保するためにはウエイト126を十分大きくする必要があり、回転時のアンバランスがさらに大きくなる傾向がある。本実施形態では小さめの遠心力でも対向する力で挟み込むことにより大きな保持力を確保できて回転時のバランスも崩さないように2個のウエイト126を回転軸に対して対称となる位置に配置した。もちろん3個以上にすることも可能であり、数を増やすことで、1ヶ所あたりの力を小さくできるが、ウエイトの数を増やすとグリップリング125が変形して保持する部分が少なくなってしまうので、2個又は3個程度が実用的である。
以上、本発明を示す実施形態に基づき説明したが、本発明は上述の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、ロータの突出部は、ロータボディに形成されたナットホルダで構成したが、必ずしもナットホルダを用いる必要はなく、ウエイトリングがロータボディの一部分に直接作用するような構成であっても良い。また、第2の実施形態のウエイトリング125は必ずしも円形である必要はなく、貫通部を有し、ウエイトを保持できるならば任意の形状でよい。
本発明の第一の実施形態に係る遠心分離機のロータとロータカバーの取り付け構造を示す部分断面図である。 図1のロータの突出部とロータカバーの取り付け部分の拡大断面図である。 ウエイトガイド27及びウエイトリング25、26の形状を示す斜視図である。 図2のA−A部の断面であり、停止時のウエイトリング25、26の位置を示す。 図2のA−A部の断面であり、回転時のウエイトリング25、26の位置を示す。 本発明の第二の実施形態に係る遠心分離機のロータとロータカバーの取り付け構造を示す部分断面図である。 図6のロータカバー124の組立体の各部の形状を示す斜視図である。 図6のB−B部の断面であり、ロータの停止中の状態を示す。 図6のB−B部の断面であり、ロータの回転中の状態を示す。 従来例における遠心分離機の斜視図である。
符号の説明
2 ロータボディ 10 モータ 11 回転軸
11a (回転軸の)細径部 11b (回転軸の)中径部
11c (回転軸の)テーパ部 11d (回転軸の)太径部
11e (回転軸の)ネジ山
21 ロータボディ 21a (ロータボディの)空間
21b (ロータボディの)開口部 21c (ロータボディの)中心穴
21d (ロータボディの)ネジ山
22 ナットホルダ 22a (ナットホルダの)テーパ部
22b、22d (ナットホルダの)太径部 22c (ナットホルダの)細径部
22e (ナットホルダの)ネジ山
23 ナット 23a (ナットの)六角穴 23b (ナットの)ネジ山
23c (ナットの)フランジ部
24 ロータカバー 25、26 ウエイトリング
25a、26a (ウエイトリングの)リング部
25b、26b (ウエイトリングの)径方向突出部
25c、26c (ウエイトリングの)軸方向突出部
25d、26d (ウエイトリングの)貫通穴
27 ウエイトガイド 27a (ウエイトガイドの)平面部
27b (ウエイトガイドの)円筒部 27c (ウエイトガイドの)貫通穴
27d (ウエイトガイドの)切り欠き部 30 サンプル穴
101 遠心分離機 102 ロータ 102 試料
104 ネジ部 105 ロータカバー 106 ネジ部
107 回転室 108 ドア
124 ロータカバー 124c (ロータカバーの)嵌合穴
125 グリップリング
125a、125b (グリップリングの)凹部
125c (グリップリングの) 125d (グリップリングの)
126 ウエイト 126a (ウエイトの)係止用突起
126a (ウエイトの)質量部
127 グリップカバー 127a (グリップカバーの)中心穴
127b (グリップカバーの)切り欠き
127c (グリップカバーの)円周方向溝
127d (グリップカバーの)突起部分

Claims (15)

  1. モータと、該モータによって回転され試料を保持するためのロータと、該ロータの開口部を覆うロータカバーと、前記ロータを収容する回転室を有する遠心分離機において、
    前記ロータは回転中心付近に上方向に突出する突出部を有し、
    回転中心付近に前記突出部を貫通させる貫通部を有し回転軸に対して対称でない重量配分を有する質量体を前記ロータカバーに複数設け、該質量体が前記ロータカバーに対して回転方向に回転しないようにガイド部材にて保持し、
    前記ロータが回転した際に遠心力によって前記質量体の重心が外周側に移動することによって前記貫通部と前記回転軸が当接することを特徴とする遠心分離機。
  2. 前記突出部は、前記ロータの本体中心部に取り付けられるナットホルダにより構成されることを特徴とする請求項1に記載の遠心分離機。
  3. 前記ロータが回転した際に前記複数の質量体に発生する遠心力は前記突出部の径方向において互いに打ち消す方向に作用することを特徴とする請求項1又は2に記載の遠心分離機。
  4. 前記質量体はリング状部材の一部にウエイト部が設けられたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の遠心分離機。
  5. 前記ウエイト部は、前記質量体のリング状部材の一部が半径方向に突出した部分により構成されることを特徴とする請求項4に記載の遠心分離機。
  6. 前記ウエイト部は、前記質量体のリング状部材の一部が軸方向に突出した部分により構成されることを特徴とする請求項4又は5に記載の遠心分離機。
  7. 2つの質量体のウエイト部の突出方向が互いに反対方向になるように同一形状の質量体が積層されることを特徴とする請求項6に記載の遠心分離機。
  8. 前記突出部には細径部が形成され、前記質量体の貫通部は細径部において当接することを特徴とする請求項7に記載の遠心分離機。
  9. 前記細径部の上方には、細径部よりも太い太径部が形成され、前記細径部から前記太径部への遷移領域にはテーパが形成されることを特徴とする請求項8に記載の遠心分離機。
  10. 前記突出部の上端面から前記太径部に至る遷移領域にはテーパ部が形成されることを特徴とする請求項9に記載の遠心分離機。
  11. モータと、該モータによって回転され試料を保持するためのロータと、該ロータの開口部を覆うロータカバーと、前記ロータを収容する回転室を有する遠心分離機において、
    前記ロータは回転中心付近に上方向に突出する突出部を有し、
    前記突出部を貫通させる貫通部を有する弾性部材を前記ロータカバーに設け、前記弾性部材の円周方向の複数箇所に質量体を配置し、
    前記ロータが回転した際に前記質量体の遠心力によって前記弾性部材が変形することによって前記貫通部と前記回転軸が当接することを特徴とする遠心分離機。
  12. 前記突出部は、前記ロータの本体中心部に取り付けられるナットホルダにより構成され、
    前記貫通部を有する弾性部材は、前記ナットホルダよりも大きいリング状の形状であることを特徴とする請求項11に記載の遠心分離機。
  13. 前記弾性部材には凹部が形成され、前記質量体は前記凹部に係止するための係止部が形成されることを特徴とする請求項11又は12に記載の遠心分離機。
  14. 前記弾性部材と前記質量体は、前記ロータカバーに固定されるグリップカバーに収容されることを特徴とする請求項13に記載の遠心分離機。
  15. 前記弾性部材の外形は円形であり、前記グリップカバーの内部形状は前記弾性部材を収容した際に、前記質量体の位置する付近で多めの空隙を生ずるような楕円形状であることを特徴とする請求項14に記載の遠心分離機。
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