JPH05343575A - トランジスタの取付構造 - Google Patents

トランジスタの取付構造

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JPH05343575A
JPH05343575A JP15046892A JP15046892A JPH05343575A JP H05343575 A JPH05343575 A JP H05343575A JP 15046892 A JP15046892 A JP 15046892A JP 15046892 A JP15046892 A JP 15046892A JP H05343575 A JPH05343575 A JP H05343575A
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JP
Japan
Prior art keywords
screw
insulating sheet
transistor
hole
mounting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP15046892A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Tomohiro
敏 友弘
Masayuki Ishimaru
正行 石丸
Masahiko Shibamoto
雅彦 芝本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05343575A publication Critical patent/JPH05343575A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、トランジスタを放熱板に螺着する
際に発生する絶縁シートの巻き込みを防止する構造に関
し、簡便なる手段による絶縁シートの巻き込み防止、お
よび低コスト化が可能なトランジスタの取付構造の提供
を目的とする。 【構成】 ステム取付面42を露出してなるトランジスタ
4を、放熱板2のねじ孔21に絶縁シート3を介して締付
ねじ5により絶縁状態で螺着固定する構造において、前
記ステム取付面42に設けた取付孔43に対向する前記放熱
板2のねじ孔21の開口部に、座ぐり形状のくぼみ23を設
け、当該くぼみ23によって前記絶縁シート3の巻き込み
を防止するように構成する。また上記締付ねじ5は、螺
着固定時における前記締付ねじ5の前記取付孔43及び前
記絶縁シート3に対面する頸部の軸径bを、おねじの山
の径a以下に形成した首付ねじとすることも可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランジスタを放熱板
に取付ける構造に係り、特にトランジスタの螺着時に発
生する絶縁シートの巻き込みを防止する構造に関する。
【0002】近年、電子機器は電子部品の小型化に伴っ
て、装置自体も小型化が進められており、放熱を要する
トランジスタを使用するユニットでは、高密度実装化の
螺着手段が用いられている。ところで、放熱板とトラン
ジスタを絶縁状態で取付けする場合、そのトランジスタ
のステムと放熱板との間に介在させる絶縁シートの厚み
は、薄手になる程放熱効果が良くなるが、反面螺着の際
に障害が発生し易くなり、取付構造の改善が要望されて
いる。
【0003】
【従来の技術】図4は従来のトランジスタの取付構造を
説明するための図であって、(a)は側断面図、(b)
はトランジスタの取付部の拡大断面図を示す。なお、構
成,動作の説明を理解し易くするために全図を通じて同
一部分には同一符号を付してその重複説明を省略する。
【0004】両図において、1はガラスエポキシ樹脂等
からなるプリント板、2は固定金具22によってプリント
板1に固定された熱伝導の良好な金属、例えばアルミニ
ューム等からなる放熱板、3は放熱板2に設けられたね
じ孔21に合わせて位置決めした絶縁シートで放熱効果を
阻害しないように薄型のシートが用いられる。
【0005】4はトランジスタであって、ステム41が絶
縁シート3を介して放熱板2に対向する面、即ちステム
取付面42は放熱効果をよくするために金属面を露出し、
その他の表面は導出されたリード線45を除き絶縁被覆部
44で被覆されている。勿論、ステム41に設けられた取付
孔43の内壁面も絶縁被覆部44で被覆されているが、この
絶縁被覆部分は絶縁ブッシュを利用する場合もある。
【0006】5は締付ねじであって、通常の座金6,ば
ね座7を用い、トランジスタ4の取付孔43を通し、絶縁
シート3を介して放熱板2にトランジスタ4と絶縁状態
で螺着固定している。リード線45はプリント板1に設け
られたスルーホール11に挿通半田付けする構造である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
放熱板2に対するトランジスタ4の取付構造によれば、
実装時に絶縁シート3のねじ孔21に対する位置決めにず
れができると、締付ねじ5のねじ溝に絶縁シート3を巻
き込み、このために絶縁障害が発生する。この対策とし
て実装前の位置ずれチェック,トランジスタ4の放熱部
のフルモールド化が行われているが、コストアップが問
題点となる。
【0008】本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、簡便なる手段による絶縁シートの巻き込み防
止、および低コスト化が可能なトランジスタの取付構造
の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、図1に示すように請求項1の構成は、ステム取付面
42を露出してなるトランジスタ4を、放熱板2のねじ孔
21に絶縁シート3を介して締付ねじ5により絶縁状態で
螺着固定する構造において、前記ステム取付面42に設け
た取付孔43に対向する前記放熱板2のねじ孔21の開口部
に、座ぐり形状のくぼみ23を設け、当該くぼみ23によっ
て前記絶縁シート3の巻き込みを防止するように構成す
る。
【0010】また、図2に示すように請求項2の構成
は、前記螺着固定時における前記締付ねじ5の前記取付
孔43及び前記絶縁シート3に対面する頸部の軸径bを、
おねじの山の径a以下に形成した首付ねじとする。
【0011】更に図3に示すように請求項3の構成は、
前記放熱板2の前記トランジスタ4締着面に、少なくと
も2個の突起24,25を設けるとともに、前記絶縁シート
3に当該突起24,25とそれぞれ遊嵌する挿入孔32,33を
穿設し、前記トランジスタ4を前記放熱板2に締着する
際に前記ねじ孔21と、前記絶縁シート3の貫通孔31の位
置決めを行うように構成する。
【0012】
【作用】請求項1の構成は、ステム取付面42に設けた取
付孔43に対向する前記放熱板2のねじ孔21の開孔部に、
座ぐり形状のくぼみ23を設けることにより、絶縁シート
3に多少の位置ずれがあっても、締付ねじ5の先端部に
当接する絶縁シート3は、くぼみ23の空隙部に押し出さ
れて変形する自由度があるため、締付ねじ5の螺入の際
の巻き込みを防止する。
【0013】請求項2の構成は、締付ねじ5の取付孔43
及び絶縁シート3に対面する頸部の軸径bを、おねじの
山の径a以下に形成した首付ねじとすることにより、絶
縁シート3に締付力がかからない時点で、絶縁シート3
に対するおねじの山を通過させて非接触状態を維持し、
巻き込みを防止する。
【0014】請求項3の構成は、ねじ孔21と絶縁シート
3の貫通孔31の位置を合わせた状態で放熱板2のトラン
ジスタ4締着面に、少なくとも2個の位置決め用の突起
24,25を設け、かつ絶縁シート3に突起24,25とそれぞ
れ遊嵌する挿入孔32,33を穿設することにより、ねじ孔
21と絶縁シート3の貫通孔31の位置決めを確実に一致さ
せ、締付ねじ5を絶縁シート3に対し非接触として、こ
れにより巻き込みを防止することができる。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例を図面によって詳述す
る。図1は本発明の第1実施例の構造図であって、
(a)は放熱板肉厚の場合,(b)は放熱板肉薄の場合
を示し、共に締付ねじ5を螺着位置から抜き出した状態
を示している。
【0016】図1(a)が図4(b)と異なる点は、ス
テム取付面42に設けた取付孔43に対向する前記放熱板2
のねじ孔21の開口部に、座ぐり形状のくぼみ23を設けた
点にある。このくぼみ23を穿設することにより絶縁シー
ト3の貫通孔31の端縁部は、そのくぼみ23によってステ
ム取付面42との間に形成された空隙内で、くぼみ23の直
径より小さい範囲内が締付ねじ5の押し込み方向に自由
に曲折可能となる。
【0017】また、図1(b)に示すように放熱板2が
肉薄の場合は、座ぐり形状のくぼみ23を押出しねじ方式
を併用して形成することにより、同様の効果を得ること
ができる。
【0018】従って、図1(a),(b)共に、締付ね
じ5の螺入によってそのねじ先端部が絶縁シート3に当
接しても、絶縁シート3はねじ先端部の螺入に追従して
自由に曲折するから巻き込まれることはない。
【0019】図2は本発明の第2実施例の構造図であっ
て、(a)は締付時の断面図、(b)は図2(a)に示
した首付ねじの外観図を示す。両図において、図2
(a)が図4(b)と異なる点は、図4(b)における
締付ねじ5を図2(b)に示す首付ねじに置き換え、且
つそのねじ寸法を、締付ねじ5の取付孔43及び絶縁シー
ト3に対面する頸部の軸径bを、おねじの山の直径a以
下に形成するように特定した点にある。
【0020】即ち、寸法dは座金6とばね座7と絶縁被
覆部44を含むステム41と絶縁シート3の各厚みの合計よ
り若干長くした首付ねじ5の頸部寸法であって、首付ね
じ5を締着した際に、絶縁被覆部44を含むステム41と絶
縁シート3の各厚みの合計部分が必ずこの頸部寸法の部
分と対面するように設定している。
【0021】首付ねじ5により絶縁状態でステム41を絶
縁シート3を介して放熱板2に螺着固定するに際し、首
付ねじ5のねじ山部分(寸法c)が絶縁シート3を通過
するまでは、その絶縁シート3がねじ山部分に接触する
場合もあるが、締着力が未だ掛からない時点でその接触
部分の通過を完了すると、寸法的に接触しないから絶縁
シート3の接触による変形形状は元の形に戻る。従っ
て、絶縁シートの巻き込みを防止できる効果がある。
【0022】図3は本発明の第3実施例の構造図であっ
て、(a)は締付時の断面図、(b)は締付時の平面図
を示す。図3(a)が図4(a)と異なる点はプリント
板とリード線の記載を省略し、絶縁シート3を放熱板2
に位置決めする手段を追加した点にある。
【0023】両図において、24と25は放熱板2のトラン
ジスタ4締着面に少なくとも2個設けた位置決め用の突
起であって、この図では植設した状態を示している。32
と33は、絶縁シート3に穿設された挿入孔であって、放
熱板2に設けた位置決め用の突起24,25とそれぞれ遊嵌
し、且つ、トランジスタ4を放熱板2に締着する際に放
熱板2のねじ孔21と、絶縁シート3の貫通孔31の各中心
を一致させた状態で穿設された挿入孔である。
【0024】この絶縁シート3の位置決め手段を用いる
ことにより、放熱板2のねじ孔21に対して絶縁シート3
の貫通孔31をずれ無く位置決めできるから締付ねじ5を
締着する際の絶縁シートの巻き込みを防止できる効果が
ある。
【0025】なお、実施例1〜3はいずれも相互間に併
用することにより、絶縁シートの巻き込み防止効果をよ
り一層向上させることができることは言うまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、簡便なる手段によって絶縁シートの巻き込み防
止、および低コスト化が実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の構造図
【図2】 本発明の第2実施例の構造図
【図3】 本発明の第3実施例の構造図
【図4】 従来のトランジスタの取付構造を説明するた
めの図
【符号の説明】
2 放熱板 3 絶縁シート 4 トランジスタ 5 締付ねじ 21 ねじ孔 23 くぼみ 24,25 突起 31 貫通孔 32,33 挿入孔 42 ステム取付面 43 取付孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステム取付面(42)を露出してなるトラン
    ジスタ(4)を、放熱板(2)のねじ孔(21)に絶縁シート
    (3)を介して締付ねじ(5)により絶縁状態で螺着固定す
    る構造において、 前記ステム取付面(42)に設けた取付孔(43)に対向する前
    記放熱板(2)のねじ孔(21)の開口部に、座ぐり形状のく
    ぼみ(23)を設け、当該くぼみ(23)によって前記絶縁シー
    ト(3)の巻き込みを防止するようにしたことを特徴とす
    るトランジスタの取付構造。
  2. 【請求項2】 上記締付ねじ(5)は、前記螺着固定時に
    おける前記締付ねじ(5)の前記取付孔(43)及び前記絶縁
    シート(3)に対面する頸部の軸径bを、おねじの山の径
    a以下に形成した首付ねじとしたことを特徴とする請求
    項1記載のトランジスタの取付構造。
  3. 【請求項3】 上記放熱板(2)の前記トランジスタ(4)
    締着面には少なくとも2個の突起(24,25)を設けるとと
    もに、前記絶縁シート(3)に当該突起(24,25)とそれぞ
    れ遊嵌する挿入孔(32,33) を穿設し、前記トランジスタ
    (4)を前記放熱板(2)に締着する際に前記ねじ孔(21)
    と、前記絶縁シート(3)の貫通孔(31)の位置決めを行う
    ように構成したことを特徴とする請求項1記載のトラン
    ジスタの取付構造。
JP15046892A 1992-06-10 1992-06-10 トランジスタの取付構造 Withdrawn JPH05343575A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15046892A JPH05343575A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 トランジスタの取付構造

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JP15046892A JPH05343575A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 トランジスタの取付構造

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Publication Number Publication Date
JPH05343575A true JPH05343575A (ja) 1993-12-24

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ID=15497575

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15046892A Withdrawn JPH05343575A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 トランジスタの取付構造

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JP (1) JPH05343575A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010171104A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Denso Corp 半導体装置の実装構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010171104A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Denso Corp 半導体装置の実装構造

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Effective date: 19990831