JPH05342588A - 光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク再生装置

Info

Publication number
JPH05342588A
JPH05342588A JP4150902A JP15090292A JPH05342588A JP H05342588 A JPH05342588 A JP H05342588A JP 4150902 A JP4150902 A JP 4150902A JP 15090292 A JP15090292 A JP 15090292A JP H05342588 A JPH05342588 A JP H05342588A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical disc
equalizer
optical disk
high frequency
correction amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4150902A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3089509B2 (ja
Inventor
Toshiro Morimoto
登志郎 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP04150902A priority Critical patent/JP3089509B2/ja
Publication of JPH05342588A publication Critical patent/JPH05342588A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3089509B2 publication Critical patent/JP3089509B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一定角速度で回転される光ディスクから読み
取られたRF信号に対して高周波成分の補正量を最適に
する。 【構成】 光ディスク1が一定角速度で動作されるCA
V光ディスク1Cであった場合には、イコライザー10
による高周波成分の補正量Cを光ディスク1Cの内周R
1 側から外周R2 側に向かって連続的に小さくなるよう
に変化させている。このため、MTFの変化が補正量C
の変化により補われ、内周R1 側から外周R2 側の全領
域において、最適な補正を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、一定角速度
(CAV)で動作される光ディスクと一定線速度(CL
V)で動作される光ディスクの両方の光ディスクを取り
扱うことの可能な光ディスク記録再生装置に適用して好
適な光ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、光ディスクに記録された情報
信号を読み取る際には、読み取り信号(一般には、RF
信号という)の高周波成分を上げて読み取りエラーが少
なくなるようにされている。この高周波成分を上げる、
すなわち補正する回路がイコライザーである。
【0003】高周波数成分を補正する理由は、光ディス
クとその光ディスクに記録されたピットを読み取る光学
系、すなわち光ピックアップとの相対速度などによって
決定されるMTF(Modulation Transfer Function)が空
間周波数が高くなると小さくなる特性を有しているから
である。
【0004】したがって、同一の回転数(rpm)で比較
した場合には、比較的に記録密度の高い光ディスク、例
えば、最短ピット長が0.5μmの光ディスク(以下、必
要に応じて、倍密度光ディスクという)に対して、比較
的に記録密度の低い光ディスク、例えば、最短ピット長
が1μmの光ディスク(以下、必要に応じて、単密度光
ディスクという)とでは、上記イコライザーによる補正
量を異なる値に設定する必要がある。
【0005】そこで、従来の技術による光ディスク装置
では、イコライザーの補正量切換用のスイッチを個別に
設けて、ユーザが光ディスクの記録密度に応じてそのス
イッチを切り換えることにより、倍密度光ディスクに対
しては、単密度の光ディスクに対するよりもより補正量
が大きくなるように設定していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術においては、例えば、一定角速度(以下、必要に応
じて、CAV(Constant Angular Velocity)という)で
動作される光ディスクに対して一定の補正量を与えるよ
うにしていた。
【0007】しかしながら、CAV光ディスクに対し
て、その内周側から外周側に渡って一定の補正量を与え
るようにした場合には、例えば、中央部で補正量が最適
値であっても、内周側では補正量不足、外周側では補正
量過多になってしまい、内周側および外周側において、
読み取りエラーが多くなるという問題があった。内周側
で最適になるように設定した場合には、外周側では、相
当に補正量過多になってしまい、あるデータパターンを
有する読み取り信号では、特に読み取りエラーが大きく
なってしまうという問題があった。
【0008】また、記録密度の異なるCLV光ディスク
に対応して、個別に設けられた上記補正量切換スイッチ
を操作することも繁雑であり、かつ操作ミスを起こす場
合があるという問題もあった。
【0009】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、CAV光ディスクに対して補正量が最適に
なる光ディスク再生装置を提供することを目的とする。
【0010】また、本発明は、補正量の切り換えを光デ
ィスクの種類に応じて自動的に切り換えることを可能と
する光ディスク再生装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、例え
ば、図1および図3Cに示すように、光ディスク1から
読み取られた読み取り信号S1 の高周波成分を上げて読
み取りエラーが少なくなるようにされた光ディスク再生
装置において、上記高周波成分を変化させるイコライザ
ー10を有し、光ディスク1が一定角速度で動作される
光ディスク1Cであった場合には、イコライザー10に
よる高周波成分の補正量Cが光ディスク1Cの内周R1
側から外周R2 側に向かって小さくなるように設定(特
性63参照)されたものである。
【0012】また、第2の本発明は、図5に示すよう
に、イコライザー10が電圧制御可変抵抗素子29を有
するものである。
【0013】さらに、第3の本発明は、図1および図3
Cに示すように、光ディスク1から読み取られた読み取
り信号S1 の高周波成分を上げて読み取りエラーが少な
くなるようにされた光ディスク再生装置において、光デ
ィスク1の種類を判別する判別手段4と、上記高周波成
分を変化させるイコライザー10とを有し、判別手段4
によって、光ディスク1が一定角速度で動作される光デ
ィスク1Cであった場合には、イコライザー10による
高周波成分の補正量Cが光ディスク1Cの内周R1 側か
ら外周R2 側に向かって小さくなるように設定(特性6
3参照)され、光ディスク1が一定線速度で動作される
光ディスク1A,1Bであった場合には、イコライザー
10による高周波成分の補正量Cが光ディスク1A,1
Bの内周R1 側から外周R2 側の間で一定値(特性6
2,特性61参照)に設定されたものである。
【0014】さらにまた、第4の本発明は、図1および
図3Cに示すように、光ディスク1から読み取られた読
み取り信号S1 の高周波成分を上げて読み取りエラーが
少なくなるようにされた光ディスク再生装置において、
光ディスク1の種類と記録密度とを判別する判別手段4
と、上記高周波成分を変化させるイコライザー10とを
有し、判別手段4によって、光ディスク1が一定線速度
で動作される光ディスクであって、かつ記録密度が比較
的に高い光ディスク1Bであると判別された場合には、
イコライザー10による高周波成分の補正量が比較的に
大きい値に設定(特性61参照)され、光ディスク1が
一定線速度で動作される光ディスクであって、かつ記録
密度が比較的に低い光ディスク1Aであると判別された
場合には、イコライザー10による高周波成分の補正量
Cが比較的に小さい値に設定(特性62参照)されるよ
うにしたものである。
【0015】
【作用】第1の本発明によれば、光ディスク1が、一定
角速度で動作される光ディスク1Cであった場合には、
イコライザー10による高周波成分の補正量Cを光ディ
スク1Cの内周R1 側から外周R2 側に向かって小さく
なるように設定している。このため、MTFの変化が補
正量Cの変化により補われ、内周R1 側から外周R2
の全領域において、最適な補正を行うことができる。
【0016】第2の本発明によれば、イコライザー10
として電圧制御可変抵抗素子29を使用しているので、
その制御電圧VS を内周R1 側から外周R2 側にわたっ
て変化させるだけで補正量Cを変化させることが可能と
なり、いわゆるコールド制御(直流制御)が容易になる
ので、回路構成が簡単になる。
【0017】第3の本発明によれば、光ディスク1の種
類を判別する判別手段4によって、光ディスク1が一定
角速度で動作される光ディスク1Cであると判別された
場合には、イコライザー10による高周波成分の補正量
Cが光ディスク1Cの内周R 1 側から外周R2 側に向か
って小さくなるように設定され、一方、光ディスク1が
一定線速度で動作される光ディスク1A,1Bであると
判別された場合には、イコライザー10による高周波成
分の補正量Cが光ディスク1A,1Bの内周R 1 側から
外周R2 側の間で一定値に設定される。このため、光デ
ィスク1の種類に応じて自動的に最適な補正量を選択す
ることができる。
【0018】第4の本発明によれば、光ディスク1の種
類と記録密度とを判別する判別手段4によって、光ディ
スク1が一定線速度で動作される光ディスクであって、
かつ記録密度が比較的に高い光ディスク1Bであると判
別された場合には、イコライザー10による高周波成分
の補正量Cが比較的に大きい値に設定(特性61参照)
され、光ディスクが一定線速度で動作される光ディスク
であって、かつ記録密度が比較的に低い光ディスク1A
であると判別された場合には、イコライザー10による
高周波成分の補正量Cが比較的に小さい値に設定(特性
62参照)されるようにしている。このため、一定線速
度で動作される光ディスク1A,1Bの記録密度に応じ
て補正量を自動的な最適な補正量に選択することができ
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明光ディスク再生装置の一実施例
について図面を参照して説明する。
【0020】図1は、本実施例による光ディスク再生装
置の構成を示している。なお、本発明は、光ディスク再
生専用装置に適用してもよく、光ディスク記録再生装置
に適用してもよい。
【0021】図1において、1は光ディスクであり、光
ディスク1は、回転軸2を通じてスピンドルモータ3に
よって回転される。スピンドルモータ3の回転は、制御
回路4によって制御される。
【0022】光ディスク1としては、一定線速度(CL
V)で回転される単密度の光ディスク(以下、CLV単
密度光ディスク1Aという)、倍密度の光ディスク(以
下、CLV倍密度光ディスク1Bという)または一定角
速度(CAV)で回転される光ディスク(以下、CAV
光ディスク1Cという)のいずれの光ディスクでもよ
い。
【0023】図2は、光ディスク1の記録面の構成を示
している。光ディスク1の最内周R 1 側にID領域1a
が形成され、そのID領域1aの外周側から最外周R2
側までに記録領域1bが形成されている。
【0024】ID領域1aには、上記した光ディスク1
の種類(CLV単密度光ディスク1A、CLV倍密度光
ディスク1BまたはCAV光ディスク1C)などのID
情報が予めエンボスで記録されている。したがって、電
源投入時、またはリセット時にID領域1aを読み出す
ことにより、装着された光ディスク1の種類を制御回路
4により判別することができる。
【0025】光ディスク1の記録面に対向して光ピック
アップ5が配されている。この光ピックアップ5は、軸
7上を半径R方向にリニアモータ6によって移動され
る。リニアモータ6の駆動、すなわち、光ピックアップ
5の移動は、制御回路4によって行われる。
【0026】光ピックアップ5によって読み取られた出
力信号であるRF信号S1 は、イコライザー10によっ
て、高周波成分が補正されたRF信号S2 に変換され
る。ここで、イコライザー10による補正量(等価量)
Cは、積分回路11の出力信号である直流制御信号S3
(制御電圧VS )に応じて決定される。また、積分回路
11には、制御回路4からパルスインターバル変調信号
4 が供給されている。このパルスインターバル変調信
号S4 の内容が上記した光ディスク1の種類によって異
なる内容とされている。
【0027】したがって、イコライザー10には、光デ
ィスク1の種類に応じて異なる補正量Cが設定される。
【0028】図3Cは、補正量Cの内容を表している。
【0029】特性63は、光ディスク1がCAV光ディ
スク1Cである場合の補正量Cを示している。特性63
から分かるように、補正量Cは、最内周R1 側(最内周
1側の補正量C=C1)から最外周R2 側(最外周R
2 側の補正量C=C2)に向かって連続的に徐徐に小さ
くなるようにされている。
【0030】CAV光ディスク1Cでは、外周側の線速
度が内周側より速いため、外周側では、MTFが高くな
るので、それに対応して、最内周R1 から最外周R2
で一定波形のRF信号S2 を得るために、補正量C1を
最内周R1 側で大きくし、最外周R2 側で小さくしてい
る。
【0031】図4は、CAV光ディスク1Cに対するイ
コライザー10による補正量Cの周波数特性を概略的に
示している。すなわち、矢印Q方向に示すように、最内
周R 1 側から最外周R2 側に向かって高周波領域におけ
る補正量Cが補正量C1から補正量C2へと徐徐に小さ
くなるようになっている。
【0032】光ディスク1がCAV光ディスク1Cでは
なくて、CLV単密度光ディスク1AおよびCLV倍密
度光ディスク1Bの場合には、補正量Cは、それぞれ、
特性62,61に示すように、最内周R1 側から最外周
2 側にわたって一定値に設定している。
【0033】一般に、CLV光ディスクでは、線速度が
一定であるので、半径R上の全ての点でMTFが一定に
なるからである。ただし、CLV倍密度光ディスク1B
は、CLV単密度光ディスク1Aに比較してMTFが小
さいので、補正量Cが比較的に高い値に設定(特性61
参照)されている。なお、倍密度光ディスクとは、例え
ば、最短ピット長が0.5μmの光ディスクをいい、単密
度光ディスクとは、例えば、最短ピット長が1μmの光
ディスクをいう。
【0034】図5は、イコライザー10と積分回路11
の詳細な構成を示している。イコライザー10の入力端
子21には、光ピックアップ5により再生されたRF信
号S 1 が供給される。このRF信号S1 は、結合コンデ
ンサ22を通じてトランジスタ23と抵抗器24とから
構成されるエミッタフォロワに供給される。
【0035】エミッタフォロワの出力信号は、抵抗器2
5を通じてトランジスタ28のベースに供給されるとと
もに、遅延時間td =50nsの遅延回路26を通じてト
ランジスタ27のベースに供給される。トランジスタ2
7とトランジスタ28のエミッタ間には、電圧制御抵抗
可変素子29が挿入されている。電圧制御可変抵抗素子
29としては、例えば、ソニー製の型式「TX−429M
K」を使用することができる。
【0036】図3Aは、電圧制御可変抵抗素子29の特
性65を示している。特性65から分かるように、この
電圧制御可変抵抗素子29は、ゲートGD,GSに印加
される制御電圧VS が−2Vから−6Vまで変化したとき
に、ドレインDとソースS間の抵抗値Xが約200オーム
からメグオーム程度まで変化する特性を有している。な
お、図3A中、縦軸は、対数目盛である。
【0037】このような特性を有する電圧制御可変抵抗
素子29には、並列的にコンデンサ34とコンデンサ3
5とが接続されている。抵抗器31と抵抗器32は、ト
ランジスタ27,28にバイアス電流を供給する抵抗器
である。抵抗器36〜38は、積分回路11の負荷抵抗
の一部を形成している。
【0038】積分回路11は、演算増幅器41を有し、
その非反転入力端子には、入力端子50側から抵抗器4
3とコンデンサ44とによる積分回路および抵抗器45
とコンデンサ46とによる積分回路が直列に接続されて
いる。入力端子50には、制御回路4からパルスインタ
ーバル変調信号S4 が供給されている。
【0039】トランジスタ27のコレクタと電源電圧+
CC間には負荷抵抗器52が接続され、その負荷抵抗器
52には、トランジスタ53と抵抗器54とから構成さ
れるエミッタフォロワが接続されている。エミッタフォ
ロワの出力端子55には、高周波成分補正後のRF信号
2 が現れる。
【0040】図6は、電圧制御可変抵抗素子29を含む
部分の等価回路を示している。電圧制御可変抵抗素子2
9は、図3Aに示すように、制御電圧VS に応じて抵抗
値Xが変化する。この場合、制御電圧VS が−2V側で
は、抵抗値Xが比較的に小さいので、トランジスタ27
のコレクタに現れる出力信号の高周波成分の補正量Cが
大きくなる。また、制御電圧VS が−6V側では、抵抗
値Xが比較的に大きいので、トランジスタ27のコレク
タに現れる出力信号の高周波成分の補正量Cが小さくな
る。
【0041】図3Bは、光ディスク1の種類に応じた最
内周R1 側から最外周R2 側までの制御電圧VS の特性
を示している。
【0042】光ディスク1がCAV光ディスク1Cであ
る場合には、制御電圧VS を最内周R1 側で−2V、最
外周R2 側で−6Vになるような特性68にしている。
そうすると抵抗値Xが約200オームからメグオーム程度
まで変化するので、補正量Cは、図3に示した特性63
のように変化する。
【0043】また、光ディスク1が単密度光ディスク1
Aである場合には、制御電圧VS をVS =−6V一定値
に保ち、また、倍密度光ディスク1Bである場合には、
制御電圧VS がVS =−2Vの一定値になる特性66に
している。また、単密度光ディスク1Aである場合に
は、制御電圧VS がVS =−6Vの一定値になる特性6
7にしている。制御電圧VS =−6Vでは抵抗値Xがメ
グオーム程度であり、制御電圧VS がVS =−2Vでは
約200オームであるので、それぞれの補正量Cは特性6
1および特性62に示したようになる。
【0044】図7は、イコライザー10の入出力波形の
形状を示している。トランジスタ27のベースには、遅
延時間td のRF信号S1 が供給され、一方、トランジ
スタ28のベースには、無遅延のRF信号S1 (図7A
参照)と遅延時間2td のRF信号S1 とが供給される
ことになるので、トランジスタ27のコレクタ、したが
って、トランジスタ53のエミッタに現れる高周波補正
後のRF信号S2 は、図7Bに概念的に示すような波形
になる。図7Bに示す波形において、補正量Cは、アン
ダーシュートやオーバーシュートの量ΔYに比例する。
なお、実際には、RF信号S1 は、その立ち上がり部や
立ち下がり部においてなまっているので、イコライザー
10により補正されたときに、立ち上がり部や立ち下が
り部のなまりが補正された方形波になる。
【0045】制御電圧VS 、すなわち、直流制御信号S
3 は、パルスインターバル変調信号S4 の積分信号とし
て得られるが、このパルスインターバル変調信号S
4 は、光ディスク1がCAV光ディスク1Cである場合
には、半径Rに応じて、言い換えれば、スピンドルモー
タ3の回転数に応じてデューティが変化する信号であ
る。また、光ディスク1が、CLV単密度光ディスク1
AまたはCLV倍密度光ディスク1Cである場合には、
それぞれ、最外周R2 におけるデューティを有する一定
値のパルスインターバル変調信号S4 または最内周R1
におけるデューティを有する一定値のパルスインターバ
ル変調信号S4 が供給されることになる。
【0046】補正後のRF信号S2 は、スライサとして
動作する波形整形回路12で2値化されて2値信号S5
に変換されて制御回路4に供給される。制御回路4は、
この2値信号S5 からシンクを抽出しPLLでロックし
てデータクロックを形成する。このデータクロックに基
づいて2値信号S5 に含まれるデータが読み取られる。
【0047】このように上記した実施例によれば、光デ
ィスク1がCAV光ディスク1Cであった場合には、図
3Cに示すように、光ディスク1の最内周R1 側から最
外周R2 側に向かってイコライザー10による高周波成
分の補正量Cが特性63に示すように連続的に小さくな
るようにしている。このため、MTFの変化が補正量C
の変化により補われ、内周R1 側から外周R2 側の全領
域において最適な補正を行うことができる。したがっ
て、従来の技術の項で示したような特定のデータパター
ンにおいて読み取りエラーが大きくなるというような不
都合が発生しない。すなわち、いわゆる互換マージンが
広く取れるようになる。
【0048】また、イコライザー10として電圧制御可
変抵抗素子29を使用しているので、その制御電圧VS
を内周R1 側から外周R2 側にわたって変化させるだけ
で補正量Cを変化させることが可能となり、いわゆるコ
ールド制御(直流制御)が容易になるので、回路構成が
簡単になる。
【0049】さらに、光ディスク1の種類を判別する制
御回路4によって、光ディスク1がCAV光ディスク1
Cであると判別された場合には、イコライザー10によ
る高周波成分の補正量Cが光ディスク1の最内周R1
から最外周R2 側に向かって連続的に小さくなるように
設定され、一方、光ディスク1が単密度CLV光ディス
ク1A、または倍密度光ディスク1Cであると判別され
た場合には、イコライザー10による高周波成分の補正
量Cが一定値(それぞれ、特性62、特性61)に設定
される。このため、光ディスク1の種類に応じて自動的
に最適な補正量Cを選択することができる。その際、補
正量切換スイッチを個別に設ける必要がなくなるので、
操作ミスが皆無になる。
【0050】なお、本発明は上記の実施例に限らず本発
明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採り得ること
はもちろんである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、第1の本発明によ
れば、イコライザーによる高周波成分の補正量を、光デ
ィスクが一定角速度で動作される光ディスクであった場
合には、光ディスクの内周側から外周側に向かって小さ
くなるように設定している。このため、MTFの変化が
補正量の変化により補われ、内周側から外周側の全領域
において、最適な補正を行うことができるという効果が
得られる。
【0052】第2の本発明によれば、イコライザーとし
て電圧制御可変抵抗素子を使用しているので、その電圧
を内周側から外周側にわたって変化させるだけで補正量
を変化させることが可能となり、いわゆるコールド制御
(直流制御)が容易になるので、回路構成が簡単になる
という効果が得られる。
【0053】第3の本発明によれば、光ディスクの種類
を判別する判別手段によって、光ディスクが一定角速度
で動作される光ディスクであると判別された場合には、
上記イコライザーによる高周波成分の補正量が上記光デ
ィスクの内周側から外周側に向かって小さくなるように
設定され、一方、上記光ディスクが一定線速度で動作さ
れる光ディスクであると判別された場合には、上記イコ
ライザーによる高周波成分の補正量が上記光ディスクの
内周側から外周側の間で一定値に設定される。このた
め、光ディスクの種類に応じて自動的に最適な補正量を
選択することができるという効果が得られる。
【0054】第4の本発明によれば、光ディスクの種類
と記録密度とを判別する判別手段によって、上記光ディ
スクが一定線速度で動作される光ディスクであって、か
つ記録密度が比較的に高い光ディスクであると判別され
た場合には、イコライザーによる高周波成分の補正量が
比較的に大きい値に設定され、光ディスクが一定線速度
で動作される光ディスクであって、かつ記録密度が比較
的に低い光ディスクであると判別された場合には、上記
イコライザーによる高周波成分の補正量を比較的に小さ
い値に設定されるようにしている。このため、一定線速
度で動作される光ディスクの記録密度に応じて補正量を
自動的な最適な補正量に選択することができるという効
果が得られる。
【0055】第1〜第4の本発明によれば、光ディスク
に対する補正量がその内周側から外周側の全領域にわた
って最適になるので、いわゆる互換マージンが広くなる
という効果も得られる。そのうえ、補正量を切り換える
ための機械的なスイッチを必要としないので、操作の繁
雑さがなくなるとともに、誤操作が皆無になるという効
果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ディスク再生装置の一実施例の
構成を示す線図である。
【図2】光ディスクの構成を示す線図である。
【図3】Aは、図5に示すイコライザーを構成する電圧
制御可変抵抗素子の制御電圧対抵抗値特性を示す特性図
である。Bは、光ディスクの半径位置と制御電圧との関
係を光ディスクの種類に応じて示す特性図である。C
は、光ディスクの半径位置と補正量との関係を光ディス
クの種類に応じて示す特性図である。
【図4】CAV光ディスクに対する補正量の周波数特性
を示す特性図である。
【図5】図1例に示す光ディスク再生装置のうちイコラ
イザーと積分回路の詳細な構成を示す回路図である。
【図6】図5に示すイコライザーのうち電圧制御可変抵
抗素子を含む部分の等価回路を示す回路図である。
【図7】図5に示すイコライザーの入出力波形の例を示
す波形図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 1A CLV単密度光ディスク 1B CLV倍密度光ディスク 1C CAV光ディスク 10 イコライザー 11 積分回路 29 電圧制御可変抵抗素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクから読み取られた読み取り信
    号の高周波成分を上げて読み取りエラーが少なくなるよ
    うにされた光ディスク再生装置において、 上記高周波成分を変化させるイコライザーを有し、 上記光ディスクが一定角速度で動作される光ディスクで
    あった場合には、上記イコライザーによる高周波成分の
    補正量が上記光ディスクの内周側から外周側に向かって
    小さくなるように設定されたことを特徴とする光ディス
    ク再生装置。
  2. 【請求項2】 上記イコライザーが電圧制御可変抵抗素
    子を有することを特徴とする請求項1記載の光ディスク
    再生装置。
  3. 【請求項3】 光ディスクから読み取られた読み取り信
    号の高周波成分を上げて読み取りエラーが少なくなるよ
    うにされた光ディスク再生装置において、 上記光ディスクの種類を判別する判別手段と、 上記高周波成分を変化させるイコライザーとを有し、 上記判別手段によって、上記光ディスクが一定角速度で
    動作される光ディスクであった場合には、上記イコライ
    ザーによる高周波成分の補正量が上記光ディスクの内周
    側から外周側に向かって小さくなるように設定され、上
    記光ディスクが一定線速度で動作される光ディスクであ
    った場合には、上記イコライザーによる高周波成分の補
    正量が上記光ディスクの内周側から外周側の間で一定値
    に設定されたことを特徴とする光ディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 光ディスクから読み取られた読み取り信
    号の高周波成分を上げて読み取りエラーが少なくなるよ
    うにされた光ディスク再生装置において、 上記光ディスクの種類と記録密度とを判別する判別手段
    と、 上記高周波成分を変化させるイコライザーとを有し、 上記判別手段によって、上記光ディスクが一定線速度で
    動作される光ディスクであって、かつ記録密度が比較的
    に高い光ディスクであると判別された場合には、上記イ
    コライザーによる高周波成分の補正量が比較的に大きい
    値に設定され、上記光ディスクが一定線速度で動作され
    る光ディスクであって、かつ記録密度が比較的に低い光
    ディスクであると判別された場合には、上記イコライザ
    ーによる高周波成分の補正量が比較的に小さい値に設定
    されるようにしたことを特徴とする光ディスク再生装
    置。
JP04150902A 1992-06-10 1992-06-10 光ディスク再生装置 Expired - Fee Related JP3089509B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04150902A JP3089509B2 (ja) 1992-06-10 1992-06-10 光ディスク再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04150902A JP3089509B2 (ja) 1992-06-10 1992-06-10 光ディスク再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05342588A true JPH05342588A (ja) 1993-12-24
JP3089509B2 JP3089509B2 (ja) 2000-09-18

Family

ID=15506887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04150902A Expired - Fee Related JP3089509B2 (ja) 1992-06-10 1992-06-10 光ディスク再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3089509B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5703852A (en) * 1995-04-06 1997-12-30 Sony Corporation Optical disk reproducing apparatus having a cosine equalizer with boosted frequency characteristics
WO2006059273A1 (en) * 2004-12-03 2006-06-08 Arima Devices Corporation Self-adaptive filter circuit

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5703852A (en) * 1995-04-06 1997-12-30 Sony Corporation Optical disk reproducing apparatus having a cosine equalizer with boosted frequency characteristics
WO2006059273A1 (en) * 2004-12-03 2006-06-08 Arima Devices Corporation Self-adaptive filter circuit

Also Published As

Publication number Publication date
JP3089509B2 (ja) 2000-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5416646A (en) Data recording and reproducing apparatus having read/write circuit with programmable parameter means
EP0178657B1 (en) Apparatus for recording and/or reproducing data signal on or from disk sharped recording medium
EP0485234B2 (en) Information recording and reproducing device
US6097678A (en) Information recording apparatus
JPH09274770A (ja) 光ディスク再生装置及び再生方法
JPS6276061A (ja) デイスク再生装置
US20030142598A1 (en) Optical pickup tilt control module and method for correcting and adjusting the tilt of an optical pickup
JP3089509B2 (ja) 光ディスク再生装置
JPH0619836B2 (ja) 閾値レベル自動制御回路
JPH05250804A (ja) ディスク再生装置
JP3978577B2 (ja) 光ディスク再生装置
JPS58208973A (ja) 信号再生装置のサ−ボ回路
JPH11149638A (ja) 光ディスク装置
KR100282940B1 (ko) 씨디롬 배속별 최적의 알피엠설정방법
JPS6360464B2 (ja)
KR100360680B1 (ko) 광디스크 구동장치의 등화특성 제어장치 및 제어방법
JPH0244566A (ja) 光ディスクプレーヤのサーボ回路
KR100454654B1 (ko) 광디스크의 선택적 기록방법
JPH021948Y2 (ja)
US6337551B1 (en) Control method of dynamically correcting stabilized error of a spindle motor in an optic storage device
JP2950542B2 (ja) ディスク再生システムの特性切換装置
JPS6156584B2 (ja)
JPH0773590A (ja) ディスク装置
KR20010051802A (ko) 디스크 재생 방법 및 디스크 재생 장치
JP2599826Y2 (ja) ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees