JPH0534252U - コンクリート型枠組立用金具 - Google Patents

コンクリート型枠組立用金具

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JPH0534252U
JPH0534252U JP2531391U JP2531391U JPH0534252U JP H0534252 U JPH0534252 U JP H0534252U JP 2531391 U JP2531391 U JP 2531391U JP 2531391 U JP2531391 U JP 2531391U JP H0534252 U JPH0534252 U JP H0534252U
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JP
Japan
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wedge
washer
pair
wedge plate
plate
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JP2531391U
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English (en)
Inventor
澤央 前泉
新一 西村
Original Assignee
株式会社国元商会
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Abstract

(57)【要約】 【構成】バタ材に当接させる座金1に左右一対の平行長
孔13a,13bを設け、両脚部15に内側に折曲する
左右一対の楔係合部16a,16bを形成したコの字形
の板ばね材14の前記両脚部15を前記平行長孔13
a,13bに下側から嵌合させ、楔板2の左右両側面に
は、両端が閉じ且つ板厚方向には貫通しない左右一対の
凹溝17a,17bを楔打ち込み方向と平行に形成し、
当該両凹溝17a,17bに前記楔係合部16a,16
bを夫々嵌合させて成る。 【効果】楔板に板厚方向に貫通する長孔を設ける場合と
比較して楔板の強度低下を抑えることが出来る。しか
も、前記楔板を座金に結合する部品(コの字形の板ばね
材)は、座金側に溶接等により固着する必要がなく、組
立が簡単でコストダウンを図ることが出来る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バタ材に当接させる座金と楔板との組合せから成り、コンクリート 型枠板間の間隔保持用セパレーター等を介してコンクリート型枠板に結合された 型枠締付用棒状本体を利用して、コンクリート型枠板の外側に当てつけられたバ タ材を前記型枠板に締結してコンクリート型枠を組み立てる金具に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
この種のコンクリート型枠組立用金具の従来のものは、バタ材に当接させる座 金に楔板がチェン等により連結され、座金と楔板とが分離してしまわないように 構成されていた。しかしながら、多数個の金具をまとめて運搬したり保管する際 に前記チェン等が互いに絡み合って分離に手間取ったり、楔板打ち込みに際して 前記チェン等が邪魔になって作業能率が低下する等の不都合が生じていた。
【0003】 このような不都合を解消するために、例えば実開昭60−191634号公報 に記載されているように、座金をU形断面形状に形成して、その両側壁部間に遊 嵌する楔板と当該両側壁部とに楔打ち込み方向の長孔を形成し、これら長孔間を 貫通するピンにより、楔板が必要範囲内で前後摺動のみ可能なように当該楔板と 座金とを結合して成るコンクリート型枠組立用金具が考えられた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来のチェンレス結合方式金具では、楔板に設け られる長孔により楔板強度が著しく低下することになり、組み立てられたコンク リート型枠の安全性が低下する極めて重大な欠点があったため、実用に供し得な かった。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は上記のような従来の問題点を解決するために、バタ材に当接させる座 金と楔板との組合せから成り、前記座金に左右一対の平行長孔を設け、両脚部に 内側に折曲する左右一対の楔係合部を形成したコの字形の板ばね材の前記両脚部 を前記平行長孔に下側から嵌合させ、前記楔板の左右両側面には、両端が閉じ且 つ板厚方向には貫通しない左右一対の凹溝を楔打ち込み方向と平行に形成し、当 該両凹溝に前記板ばね材の左右一対の楔係合部を夫々嵌合させて成るコンクリー ト型枠組立用金具を提案するものである。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付の例示図に基づいて説明すると、図1〜図6に 於いて、1は座金であり、2は楔板である。座金1は、図1及び図5に示すよう に、一端にバタ材外れ止め折曲部3を有する座金本体部4の他端から、遊端に型 枠板当接部5を備えた脚部6を連設し、前記座金本体部4には型枠締付用棒状本 体貫通孔7を穿設し、更に、座金本体部4及び脚部6の左右両側辺全長にわたっ て外側に折曲突出する左右一対の補強用側壁8,9を一体形成したものである。
【0007】 図1及び図3に示すように前記左右一対の側壁8,9には、前記貫通孔7より 折曲部3側と脚部6側の2箇所に於いて、当該側壁8,9と略同一高さの左右対 を成すガイド用突出部10a,10b及び11a,11bが一体成形されている 。このガイド用突出部10a,10b及び11a,11bは、図3に仮想線で示 す前記座金本体部4と側壁8,9との間の直角出隅部12を内側に押圧変形させ て、図1に示すように平面形状が略三角形でその頂点部分が内側に向いて対向す るように形成したものであり、左右一対のガイド用突出部10a,10b間及び 11a,11b間に楔板2を座金長さ方向にのみ摺動可能に嵌合させ得る。
【0008】 前記座金本体部4のガイド用突出部10a,10bと貫通孔7との中間位置に は、図1及び図2に示すように左右一対の平行長孔13a,13bが形成されて いる。14は前記平行長孔13a,13bの長さより若干狭い巾の板ばねを折り 曲げて構成したコの字形の板ばね材であって、その両脚部15の先端を内側に折 曲して左右一対の楔係合部16a,16bを形成している。
【0009】 図4〜図6に示すように前記楔板2の底辺部左右両側面には、前記左右一対の 楔係合部16a,16bが嵌合する凹溝(板厚方向には貫通していない)17a ,17bを全長にわたって形成し、当該凹溝17a,17bの両端には、凹溝1 7a,17bの一側部にポンチを打つ等の方法で閉塞部18,19を形成してい る。この閉塞部18,19は、凹溝17a,17bの何れか一方にのみ形成して も良い。
【0010】 座金1と楔板2とは次のように結合される。即ち、図2及び図6に示すように 前記コの字形の板ばね材14の両脚部15を座金本体部4の平行長孔13a,1 3bに下側から嵌合させて、その左右一対の楔係合部16a,16bを両側壁8 ,9間に突出させる。係る状態で楔板2の底辺部を、前記両ガイド用突出部10 a,10b間及び11a,11b間に嵌合させながら、前記板ばね材14の両脚 部15間に当該両脚部15を弾性に抗して押し広げながら押し込み、左右一対の 楔係合部16a,16bを前記楔板2の左右両側の凹溝17a,17bに嵌合さ せる。
【0011】 上記のように楔板2を座金1に組み付けることにより、楔板2は、楔係合部1 6a,16bが凹溝17a,17b内で摺動出来る範囲内でのみ、座金1に対し て楔打ち込み方向前後にスライド可能に結合される。このとき、図5に示すよう に楔板先端側閉塞部18が楔係合部16a,16bに当接する後退限位置まで楔 板2を後退移動させたときに、座金1の貫通孔7の上に楔板2がかからないよう に構成しておく必要がある。
【0012】 以上のようにして組み立てられたコンクリート型枠締付用金具は、図7に示す ように使用することが出来る。即ち、コンクリート型枠板間の間隔保持用セパレ ーター等を介してコンクリート型枠板に結合された型枠締付用棒状本体20に貫 通孔7を利用して座金1を嵌合させ、この座金1の座金本体部4を、前記棒状本 体20の上側に隣接して配置されたバタ材21の外側に、折曲部3と棒状本体2 0との間で当接させると共に、脚部6の型枠板当接部5を型枠板の表面に当接さ せる。そして、図5に示すように後退限位置まで後退させていた楔板2を座金本 体部4の長さ方向に打ち込んで、当該楔板2を先端部から前記棒状本体20の楔 孔22に圧入させ、以て、座金本体部4をバタ材21側に押圧して、コンクリー ト型枠を組み立てる。このとき楔板2の底面(板厚面)は座金本体部4の表面に 圧接することが出来るように、凹溝17a,17bの巾と楔係合部16a,16 bの板厚との間に適当な余裕を与えている。
【0013】 尚、上記実施例では、1本のバタ材21を押圧締結する脚付きタイプの座金1 を示したが、2本の並列バタ材を押圧締結するために、脚部6がなく、座金本体 部4の長さ方向中央位置に貫通孔7を設けたタイプの座金等にも本考案を実施す ることが出来る。又、左右一対のガイド用突出部10a〜11bの楔板ガイド部 分は、座金本体部4の長さ方向に適当長さを有する直線状平坦面に構成すること も出来る。更に、左右一対のガイド用突出部10a,10bと左右一対のガイド 用突出部11a,11bとの内、何れか一方、好ましくはガイド用突出部11a ,11bは、省くことも出来る。
【0014】 又、図8〜図10に示すように、前記コの字形の板ばね材14の巾を広げると 共に両脚部15を両側壁8,9と同一高さ程度まで高くし、楔係合部16a,1 6bを両脚部15の中間高さに切り起こしにより形成すると共に、両脚部15の 先端を内側に折曲して楔板挟持ガイド部23a,23bを形成することが出来る 。この構成によれば、ガイド用突出部10a〜11bを省いても、楔板2を良好 にガイドすることが出来る。勿論、この場合にも前記ガイド用突出部10a〜1 1bを併設することが出来る。又、板ばね材14の両脚部15の内側面全体で楔 板2を挟持ガイドするように構成することも出来る。
【0015】
【考案の作用及び効果】
上記実施例の如く本考案のコンクリート型枠締付用金具によれば、楔板は座金 に対し打ち込み方向前後に摺動のみ可能に結合されているので、チェン等により 楔板を座金に連結した従来の金具に於ける問題点を解消し得るのであるが、特に 本考案の構成によれば、楔板には、その左右両側面に、板厚方向に貫通しない凹 溝が形成されるだけであるから、楔板に板厚方向に貫通する長孔を設ける場合と 比較して楔板の強度低下を抑えることが出来る。しかも、前記楔板を座金に結合 する部品(コの字形の板ばね材)は、座金側に溶接等により固着する必要がなく 、組立が簡単でコストダウンを図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 座金の平面図である。
【図2】 図1のA−A線での拡大断面図である。
【図3】 図1のB−B線での拡大断面図である。
【図4】 座金に組み付ける前の楔板を示す側面図であ
る。
【図5】 座金に楔板を組み付けるときの状態を示す縦
断側面図である。
【図6】 座金と楔板との結合箇所を示す拡大縦断面図
である。
【図7】 使用状態を示す縦断側面図である。
【図8】 別の実施例を示す平面図である。
【図9】 図9のC−C線での拡大断面図である。
【図10】 図9の縦断側面図である。
【符号の説明】
1…座金、 2…楔板、 4…座金本体部、 6…脚部、 7…型枠締付用棒状本体貫通孔、 8,9…側壁、 10a〜11b…ガイド用突出部、 13a,13b…平行長孔、 14…コの字形の板ばね材、 15…両脚部、 16a,16b…楔係合部、 17a,17b…凹溝、 18,19…閉塞部、 20…型枠締付用棒状本体、 21…バタ材、 23a,23b…楔板挟持ガイド部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バタ材に当接させる座金と楔板との組合せ
    から成り、前記座金に左右一対の平行長孔を設け、両脚
    部に内側に折曲する左右一対の楔係合部を形成したコの
    字形の板ばね材の前記両脚部を前記平行長孔に下側から
    嵌合させ、前記楔板の左右両側面には、両端が閉じ且つ
    板厚方向には貫通しない左右一対の凹溝を楔打ち込み方
    向と平行に形成し、当該両凹溝に前記板ばね材の左右一
    対の楔係合部を夫々嵌合させて成るコンクリート型枠組
    立用金具。
  2. 【請求項2】前記座金に、前記楔板を楔打ち込み方向に
    のみ摺動可能に挟持する左右一対のガイド用突出部を設
    けて成る請求項1に記載のコンクリート型枠組立用金
    具。
  3. 【請求項3】前記板ばね材の両脚部の中間高さに前記楔
    係合部を切り起こしにより形成し、この楔係合部よりも
    上方に延出する両脚部で前記楔板を左右両側から挟むよ
    うに構成して成る請求項1又は2に記載のコンクリート
    型枠組立用金具。
JP2531391U 1991-03-23 1991-03-23 コンクリート型枠組立用金具 Pending JPH0534252U (ja)

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